慶應スポーツ新聞会

【女子ソッカー】壮絶な打ち合いを制して、一回戦突破!/関東女子サッカーリーグ入れ替えトーナメントvs河内SCジュベニール

後半ロスタイムでの勝ち越しゴール

第18回関東女子サッカーリーグ入れ替えトーナメント大会 一回戦

1月14日 15:00k.o @早大東伏見グラウンド

慶應義塾大学5-4河内SCジュベニール

得点者(慶大):須藤、中山4

念願の都リーグ優勝を果たし、関東リーグへの挑戦権を得た慶大イレブン。しかし、昇格を勝ち取るには関東各県リーグを制した強豪ぞろいの予選トーナメントで勝ちあがらなくてはならない。さらに連戦が続くなど日程上の厳しさもあり、まさに総力戦となることは必至。一回戦の河内SCジュベニール戦はそれを物語るかのような激戦となった。

チーム一丸となって戦う開始早々、慶大は思わぬ形で先制する。2分、右サイドに開いてボールを受けた須藤(商2)が上げたセンタリングは相手キーパーの頭上を越え、そのままゴールへ。その後はボールを支配しゴール前まで攻めるも追加点には至らず。逆に中盤でボールを失う機会が目立ち始めると、最終ラインの裏を取られる形で立て続けに失点し1-2と逆転を許してしまう。ここでチームを救ったのはエース・中山(環3)。相手ディフェンスラインの裏に出たボールをフィジカルの強さを生かして奪うと、そのまま倒れこみながら左足でシュートを放つ。ボールはGKの指先をかすめゴールネットを揺らした。「前半チャンスがあったのに外し続けていた」と悔しさをにじませていたエースの”名誉挽回”となる一撃で2-2の同点に追いつき、前半を折り返す。

しかし、後半開始早々またもディフェンス面での課題が浮き彫りとなる。カウンターを受けると数的有利を作られ、あっさりと勝ち越しを許してしまう。しかし慶大もすかさず反撃。石原(環2)の精度抜群の浮玉スルーパスを受けた中山が、今度は右足を一閃。今季チームの攻撃を牽引し続けた二人の活躍で相手に流れを渡さない。その後はMF佐野主将(環4)を中心に攻撃を組み立てるもただ時間だけが過ぎていく厳しい展開に。ディフェンスではGK小牧(経4)がファインセーブを連発し、一進一退の攻防が続く。ここで岩崎監督が勝負に出る。取ったのは、足がつった影響で運動量が落ちていた石原を下げ、児島(法1)を投入、佐野のポジションを一つ前線に上げて勝ち越しを狙う作戦。攻撃にアクセントを加えるドリブルとパス、高いキープ力を持つ石原を下げるという勝負に出るとそれが結果に結びつく。

攻守に貢献した佐野主将

後半33分、左からのパスを中央で受けた中山が抜群のトラップで相手をかわして得たGKとの一対一を冷静に決め、勝ち越しに成功する。この時点で4-3、残り時間はわずか。このまま逃げ切りかと思われたが、まさかの展開が待っていた。副審がロスタイム3分の掲示した直後、相手に素晴らしいミドルシュ-ト決められ、4-4の同点とされてしまう。掴みかけていた勝利の二文字が一気に遠くなり、膝をついて落ち込む選手もいたほどだった。しかし、決して最後まで諦めないのが慶大の底力である。

4得点と大活躍したエース・中山

歓喜をもたらしたのはまたしても中山だった。左サイドバック原(環1)のヘディングパスを胸トラップでコントロールすると相手を振り切り、そのまま左サイドのドリブル突破。独力で中に切り込み、振りぬいた左足から放たれたシュートはここしかないという右サイドネットに突き刺さるスーパーゴールとなった。中山のこの日4点目で5-4と勝ち越しに成功、終了のホイッスルが鳴ったのはそのあとすぐだった。

4失点という課題・修正点も浮き彫りになった試合だったが、その中で勝利した喜びに浸っていられる時間は全くないと言っても過言ではない。翌日15日には二回戦があるが、「今日勝ったのは明日勝つためなので、明日勝たないと意味がない」(中山)と選手たちに慢心はない。負けたら4年生は引退、Team2011の解散が決定する。今まで慶大女子ソッカー部の歴史を築き上げてきた4年生と少しでも多く試合をするために。来年関東リーグで強豪と戦う権利を得るために。慶大イレブンの勝利に期待したい。

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