【應援指導部】音楽と演技で彩る真夏の祭典 初のサマーコンサートで日吉記念館が一体に

應援指導部

日吉記念館で應援指導部吹奏楽団による初のサマーコンサートが8月8日に開催された。ポップス、シンフォニック、ドリルの3部構成で、華やかな演奏と一糸乱れぬパフォーマンスを披露。アンコールや応援曲では観客も手拍子と声援で応え、会場は神宮球場さながらの熱気に包まれた。應援指導部のさらなる進化を予感させる夏のステージとなった。

 

第1部は「ポップスステージ」。今年度のサマーコンサートのために作られた桃色のTシャツに身を包んだ部員たちが入場。『コンフィデンスマンJP』のメインテーマ、「We Are Confidence Man」の演奏でコンサートは華やかにスタートした。

名曲中の名曲、「銀河鉄道999」は疾走感あるイントロから始まり、キラキラと輝く銀河が思い浮かぶような美しい音色が響く。長い間練習をともにした部員たちだからこそ作ることができる、軽快なサウンド。観客を夜空の旅へと誘った。

大流行中のM!LKの楽曲「好きすぎて滅!」では、男女部員10名によるダンスも披露された。マーチング衣装をアイドル風にアレンジした衣装で登場した部員に、観客の心拍数はみるみる上昇した。

「A Disneyland Celebration」では、部員全員がディズニーのカチューシャを着用。新歓ステージで演奏されたものにアルトサックスソロ、トランペットソロが加わり、よりパワーアップした夢の世界が広がった。

第1部と第2部を繋ぐのは、2年生部員6名によるアンサンブル曲「白の焔」。少ない人数だからこそより個々の音が聴こえやすくなるが、6名の心の通った息遣いで音色はひとつにまとまり、観客の心に幻想的な焔を灯らせた。

第2部は題して「SYMPHONIC STAGE」。この「SYMPHONIC STAGE」では、吹奏楽の魅力を存分に感じさせる大曲が披露された。「星条旗よ永遠なれ」は、アメリカを代表する行進曲として知られ、日本でも運動会などで耳にする機会の多い名曲。軽快なリズムに乗せた華やかな演奏は、應援指導部らしい明るさと力強さを引き出した。終盤ではピッコロの旋律が響き渡り、楽曲を鮮やかに締めくくった。

続く「吹奏楽のための第一組曲」は、吹奏楽を代表する名曲の一つ。全3楽章からなる大曲に部員全員で挑み、曲調を丁寧に表現した。名曲だからこそ求められる高い演奏力と表現力を発揮し、「SYMPHONIC STAGE」のメインにふさわしい重厚な演奏を届けた。

本コンサートで盛り上がりを見せたのが、第2部のアンコールだ。曲調が一転し、『マツケンサンバⅡ』が流れると、坪井代表が「マツケン」に扮してちょんまげの金ぴか衣装で登場。キレのあるダンスと熱唱を披露し、会場を大いに沸かせた。観客からも手拍子や声援が送られ、会場は一体となって盛り上がりを見せた。

幕間企画では、部員が作曲した『ファンファーレ光』や神宮球場ではおなじみの『朱雀』『ダッシュケイオウ』が披露された。さらに「ワセダを倒せ!」という掛け声も響き、会場はまるで野球応援さながらの熱気に包まれた。

第3部は、華やかさに満ちた「ドリルステージ」を披露した。まず演奏が行われたのは、「Karn Evil 9」。疾走感溢れるメロディーに乗せて、一体感のある演技を繰り広げた。続く「You Can’t Stop the Beat」はダイナミックなcollege styleを披露し、観客を魅了させた。「Omens of Love」ではカラーガードが登場し、色鮮やかなフラッグを使い大胆かつ華麗な動きでステージを彩った。

そしてクライマックスを飾ったのは「Queen Selection」。誰もが知るQueenの名曲に合わせながら、隊形を次々と変化させキレのあるパフォーマンスを披露した。誰一人として乱れることのない足捌きと疾走感溢れる演技で、観客を釘付けにした。

最後に披露したのは慶大が誇るお馴染みのチャンスパターンメドレー。『朱雀』『突撃のテーマ』『ダッシュケイオウ』などを演奏した。ドリルステージでチャンスパターンメドレーを披露するのはこのサマーコンサートが史上初。この演奏には、客席のチアリーディング部も思わず声を張り上げ、神宮球場を彷彿とさせるような熱気が会場を包み込み、このコンサートの盛り上がりは最高潮に達した。

最後は、『若き血』を演奏しこのステージは終わりを告げた。今回初の試みとなるサマーコンサート。多くの慶大ファンが詰めかけ、盛り上がりをみせた。應援指導部は今回のステージで得た経験を糧に、夏合宿などを通じ、秋季リーグ戦に向けて更なる進化を目指す。リーグ戦連覇、そして春には届かなかった日本一に向けて、應援指導部は歩み続けていく。

 

(取材、記事:梅木陽咲、小林由奈、神谷直樹 取材:根本佳奈、日比野優、小野寺叶翔)