河村剛士(商1)
「(背番号17を)受け継いだ限りは、相川選手のような選手になりたいですしさらにそれを超えて、慶應の17番をさらにすごいものにしたいです。」
―河村選手の経歴について聞かせてください。
「去年の6 月に慶應NY高を卒業して、去年半年間慶應大学の男子ラクロス部で練習をしてきました。なので、4月に入学する1年生ですね。」
―自身のプレースタイルについて教えてください。
「グラウンドボールが自分の中では一番うまいのかなと思っていますね。ボールが落とされたり、落ちていたらその一球一球を救って前線まで持っていて、得点につなげるというのが自分の仕事ですね。」
―相川、廣田とDFの柱である2 人が抜けてしまいましたが、今年はどういったことを念頭に置いてDFを構築していきたいですか。
「相川さん、廣田さんととても偉大で強い人が抜けてしまったのは、とても大きいとは思うんですけど、個人としてはあの二人に追いつけるように練習していきたいですね。その中で、やはり、個人で勝つのではなくチームとして勝つということを意識して戦っていきたいです。」
―大学ラクロスについての印象はどうでしたか。
「楽しいですね。高校では味わえなかったことを多く学ぶことができました。日本のラクロスは初めてだったので。
―本場アメリカのラクロスと、日本のラクロスを比較して異なるところはありますか。
「基本が違いますね。日本は頭脳派というか、細かいところをやってくるんですけど、アメリカのラクロスはシンプルですね。何も考えることなしに、技術とフィジカルで点を取るという形だったので。フィジカル面で負けてしまったらそこで終わりでした。日本では、フィジカル面で負けても頭でプレーすれば守り切ることもできるので、その点では違いましたね。」
―どちらのラクロスの方がやりやすいですか。
「やりやすいのはアメリカですね。何も考えなくてよかったので。今のところはアメリカの方が長いので、アメリカの方が簡単ですね。」
―ラクロスを始めたのはいつからでしょう。
「慶應NY高に入ってからですね。」
―慶應NY高のラクロス部はいかがですか。
「体育会というよりは、サークルに近かったですね。一人一人のやる気から全く違いますね。ラクロスに対するやる気が大学とは本当に違いますね。」
―大学に入ってからもラクロスをやろうというのは決めていたんですか。
「はい決めていましたね。アメリカでトーナメント形式の試合はあったんですけど、良い成績を残して終わることができませんでした。なのでここで、ラクロスを終えるのは嫌だなと。日本一というような何かを残していきたいなと思いました。」
―去年大学ラクロスを一年間見てきていかがでしたか。
「そうですね。プレッシャーにはなりましたね。最後FALCONSに負けてしまって、この人たちを超えないと日本一にはなれないということでプレッシャーは感じました。」
―河村選手の目標にしている選手はいますか。
「去年の主将の相川さんですね。」
―どういった所ですか。
「そうですね。常にフィールド全体を見渡しているところですね。なおかつ、フィールドではすごく熱いんですけど、練習では色々と教えてくれる尊敬していた先輩でした。」
―相川さんが背負っていた17番を河村さんが受け継ぎましたね。
「受け継いだ限りは、相川選手のような選手になりたいですしさらにそれを超えて、慶應の17番をさらにすごいものにしたいです。」
―プレッシャーなどは無いですか。
「もちろんありますよ。ただ、そのプレッシャーに打ち勝ってこそ更なる高みへ行くことができると思っているので。プレッシャーというよりは、17番を背負ったきっかけでさらに上手くなりたいです。」
―春期間どういった所で成長していきたいですか。
「一人一人のやる気を高めたいですね。早慶戦のことを考えるのもいいんですけど、やはり早慶戦は単なる練習試合なので、チームとして目指すのはもっと高みであるべきかなと。やる気を高めていけば、個人のレベルアップにもつながると思うので。」
―去年のチームを見ていて課題点として何か気付いたことはありますか。
「活躍していたメンバーが決まっていたということですかね。層が薄かったのかなと。4年生への依存度が大きすぎましたね。少人数で勝つのでは無く、ベンチに入っていないメンバ―も試合に出て活躍できるそというチームを作っていきたいですね。」
―全日本選手権までは、学生相手の試合が続くことになります。
「そういったチームに勝つことは大前提ですね。勝つのは当たり前として、グラボであったり、1on1であったりと、ピッチ上で起きたすべてのプレーで勝って慶應の強さを証明したいです。」
―今後4年間ラクロスを続けていく上で、個人の目標はありますか。
「大それたことを言うようですが、日本一のディフェンダーになりたいですね。自分が日本一のディフェンダーになれば、チームも日本一にぐっと違づくことができると思うので、目標は日本一のディフェンダーですね。」
(取材・石塚大樹)
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