【バスケ】リーグ戦が決着!最終戦も勝利で締めくくる vs神大

試合後、笑顔を浮かべる慶大バスケ部の選手達

試合後、笑顔を浮かべる慶大バスケ部の選手達

2013年度リーグ最終戦の日を遂に迎えた。相手は入替戦回避のために、勝利を絶対条件とする神大。前回の対戦では、慶大が2Qに突き離し、勝利を収めた形となったが、 今回は「全力で当たってきて、本当にきつい試合」(伊藤)となった。慶大と似たスタイルのチームに少し手を焼いたものの、最終的にチーム一丸となって勝利を掴みとることができたことは大きい。入替戦前、最後の公式戦となるこの一戦を「いい所と悪い所半々」(権田)と振り返り、今後はその課題の修正に取り組むことになるだろう。

2013/10/27()@日本体育大学世田谷キャンパス
89回関東大学バスケットボールリーグ戦2部 最終日 vs神大
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 19 27 26 38 110
神大 20 30 28 22 100
慶大スターティングメンバー
PG #16 伊藤良太(3・洛南高)
SG #21 西戸良(1・洛南高)
SF #14 大元孝文(2・洛南高)
PF #4 蛯名涼主将(4・洛南高)
C #23 黒木亮(2・延岡学園高)
主要選手スタッツ(背番号/選手名/成績)
#14 大元孝文:21得点、12アシスト、4スティール#16 伊藤良太:26得点#23 黒木亮:20得点#10 矢嶋瞭:20得点

得点とアシストでダブルダブルを達成した大元。得意のスティールも、要所で効果的に機能した。

得点とアシストでダブルダブルを達成した大元。得意のスティールも、要所で効果的に機能した。

1Qは序盤から#7古橋を中心とした相手の勢いを止めることができず、簡単に得点を許してしまう。慶大は、蛯名のレイアップや大元のジャンパーで食らいつくも、試合の主導権を握ることができず、追いかける幕開けとなった。相手に詰め寄りたいところだったが、慶大はここでイージーミスを連発。速攻を決めきることができず、不用意なパスミスも見られた。この歯痒い状況を打開する起点となったのは伊藤。伊藤のオフェンスリバウンドがファールを誘えば、大元が黒木のゴール下をお膳立てする。矢嶋、黒木も確実にネットを揺らし、権田隆人(政3・慶應高)のバスカンなどで、チームはいい流れを生み出す。しかし、相手にドライブかけられて、ピッチパスでリング下やられてしまう」(佐々木HC)プレーを止めることができず、19-20で1Qを終える。伊藤の1on1から始まった2Qは、相手の高確率なシュートに慶大が苦しめられる展開に。相手は正確無比なジャンパーやゴール付近での確実な得点で、一歩抜け出すのを尻目に、慶大はなかなかシュートを沈めることができず、イージーミスを立て続きに犯してしまう。このような苦しい時間帯が続いた中、チーム一丸となって積極的に攻めて、ディフェンスも頑張って、走れた」(伊藤)ことが息を吹き返す契機となった。一時は10点も離されたものの、ここから頼れるスコアラー・矢嶋瞭(総4・福大大濠高)の活躍を中心に反撃の狼煙を上げる。昨日の試合から好調な矢嶋はミドルを2連続で沈め、更には3ポイントでチームを鼓舞する。また若きスコアラー・大元も1対1でバスカンをもらい、頼もしい活躍を見せる。2Q残り僅か、矢嶋がディフェンスリバウンドで敵に囲まれながらも渾身のパスを出し、最終的に黒木のブザービーターへと繋げ、会場を大いに沸かせた。このいい流れを後半で維持できるのか。46-50で後半の戦いへと向かう。

得点とスティールの2冠を達成した伊藤。このリーグ戦で、エースとして完全覚醒を果たした。

得点とスティールの2冠を達成した伊藤。このリーグ戦で、エースとして完全覚醒を果たした。

3Q開始早々、矢嶋のミドルや大元の3ポイントで同点に追いつくと、その後は拮抗した展開が続いた。神大#7古橋の内外での活躍に為す術がない慶大であったが、激しいディフェンスから2連続で速攻が飛び出し、残り7分で55-55とする。一気に慶大ペースへと持ち込みたいところだったが、慶大のファールがかさみ始め、オフェンスのチャンスも失ってしまう。そのような状況の中で、福元直人(環2・福大大濠高)が着実にシュートを沈めて繋ぐと、伊藤も3ポイントで応戦。ディフェンスでもバックコートからプレッシャーをかけるなど、粘り強い姿勢で、相手の背中を追い続けた。残り1分30秒からは、大元が蛯名・黒木のゴール下をアシストすれば、自らも速攻やジャンパーで得点を稼ぐなど、猛攻を仕掛ける。しかし中盤に開いた点差を埋めることはできず、72-78で最終Qに望みを託す。蛯名のフリースローで始まった4Q。慶大は激しいディフェンスで神大の5秒バイオレーションを誘発すると、大元、矢嶋の連続得点で勢いづく。「意識して点を取りにいった」(矢嶋)と語るように、矢嶋の攻守における積極的な姿勢がチームを救った。その後、伊藤のフェイドアウェイや大元の3ポイントが神大にダメージを与えるかと思いきや、神大も離されまいと必死に食らいつく。試合は最後までどちらが勝つかわからない大混戦になる模様だった。残り5分30秒で、大元から黒木へのホットラインが効果的に機能した。3連続で黒木のゴール下を大元がアシストし、ここで神大はたまらずタイムアウトを要求。ペースを掴んだ慶大は、点差を詰められても、冷静に自分達のプレーに集中した。伊藤の速攻が連続で決まるなど、最後まで相手を寄せ付けず。相手の勢いがあっても我慢してついていくこと」(福元)をし続け、勝負所で踏ん張ることができた慶大に軍配が上がった。

18試合、チームを盛り上げた応援席の選手達。

18試合、チームを盛り上げた応援席の選手達。

「来年は伊藤たちを1部でプレーさせてあげたい」と、入替戦に向けて闘志を燃やす主将の蛯名。

「来年は伊藤たちを1部でプレーさせてあげたい」と、入替戦に向けて闘志を燃やす主将の蛯名。

18試合の中で17個もの勝ち星を積み重ねてきた慶大は、もちろん2部リーグ堂々第1位。全勝優勝を飾ることはできなかったものの、昨季の6勝12敗に比べ、大躍進の年となった。「運が良かった」と蛯名主将が語るように、慶大の追い風となるような要素はいくつか存在していたかもしれない。だが、「運も実力のうち」と言うように、慶大には確実に実力が備わっていることをその後の連勝記録で証明していった。ボールマンディフェンスが頑張れるようになった」(佐々木HC)、「接戦に競り勝つことができるようになった」(吉川)と、今季の慶大は攻守において、粘り強さと決定力を兼ね備えた。また、「4年生がしっかりとチームをまとめてくれている」(黒木)と、チームの結束力の強さも今季、好調の要因であろう。慶大らしい堅守速攻で勝ちきる試合が見られることが多く、好成績でリーグ戦の終幕を迎えた。また、伊藤が得点王とスティール王に輝くなど、個人としてもチームとしても充実した2ヶ月になったに違いない。ただ、最終戦は、チーム一丸となり粘って勝つことができたが、少し不安材料も残る試合となった。失点の多さが如実に物語るように、ディフェンスの修正が必要のようだ。チーム全体としてはいい部分もあり悪い部分もあり」(蛯名)、入替戦に向けて今一度、気を引き締めることができただろう。次なる戦いは、1部昇格をかけた中大との入替戦である。2部リーグで優勝しても、入替戦で勝利を収めなければ、ここまでの努力が水の泡になってしまう。できてないところをどれだけ詰めるか」(蛯名)が、カギになりそうだ。入れ替え戦の独特な空気感に惑わされず、慶大らしいバスケをコート上で体現している姿を期待するばかりだ。

(記事: 丸山由鶴)

◆試合後コメント◆

佐々木三男HC

全体的に失点が多すぎますね。去年の悪い時みたいにリングに向かって、直線的に破られるというのは。ドライブかけられて、ピッチパスでリング下やられるということは、慶應がやらなければいけないのに、やられてしまっています。相当修正しないといけないかなと思います。(前半で相手に押された要因)入り方がいいなと思うと、ああいう風に自分達で気が緩むのが力になっていないと思います。(練習で修正していくのか)やっぱりいい練習をしないといけないんですよね。いい練習というのは、充実感をもってミスを少なくして、もしミスが起きたら、ミスをした人が1番に次の流れを作れるように元気を出してやらないといけないと思うんですけど、どうしてもミスをした人がシュンとなって、周りも影響されてしまうんですよ。そこらへんを練習で修正しないといけないという風に思います。味方がミスしても同調してしまうというか、それに対してなにかを言う人もいないし、それで自分も同じようなミスをしてしまうんですよね。(国士舘戦との違い) 結局、相手に対するダメージはリング下で拾って入れていくというのが大きいんですね。国士舘戦ではそれを入れきれなかった。リング下を入れることができれば、今日のような試合を勝ちにいけると思います。できなければ、国士舘戦のようなゲームになってしまいますね。(リーグ戦全体を通じての収穫と課題)オフェンスもディフェンスも単純にわかりやすくしたのがよかったかな、と。ボールマンディフェンスが頑張れるようになりましたね。あとはずっと言い続けているんですが、オフェンスリバウンドをもっととらないといけない。ディフェンスリバウンドをとるのは当たり前なので、ここをもっと強調していきたいなと思います。早めにヘルプをして、パスをインターセプトできるようにもう一回やり直しですね。(成長した選手)西戸が18試合崩れなかったというのは大きいですね。実際には10点くらいしか稼いでないんだけど、オフェンス・ディフェンスを忠実にやっていて、今日も試合で助けてくれました。黒木のリング下、ペイント内のリバウンドとシュートは、成長したと思いますね。伊藤がコンスタントに20点とれるようになったのも、慶應にとっては大きいです。大元はエンジンがかかるのが遅いので、そこが早くなったら、成長したと言えるかなと思います。(入替戦に向けて)上にのしあがるためには、30点くらい離す力がないと、だめだね。それぐらい意欲的なプレーができないといけないと思っていますから、それのための練習をもう一回やろうと思っています。

[G]蛯名涼(法4・洛南高)

個人的に振り返るとミスばっかりで周りに助けてもらったなって感じの試合でチーム全体としてはいい部分もあり悪い部分もあり、でも勝ち切れたのはいちおう次につながり、課題が見えたのであとはそこをつぶして行くだけだなと思います。(先週の国士舘戦とよく似た展開になったが)よくなかったのがリバウンドだけだったので、そこを押さえればこっちのリズムになるかなということで、そこだけは徹底しようと。伊藤もそこらへんは分かっていたので、あとは分かっているだけじゃなくて徹底できるかということを詰めていきたいなと思っています。(リーグ戦を振り返って)本当に運が良かったなっていうふうには思っていて、確かにある程度実力が備わらないと勝てないんですが、それ以上に運が良くて最初の1戦目東洋から入って江戸川、日体とどんどん相手が強くなっていく間にディフェンスが機能するようになって、たぶん組み合わせが違ったりして最初に国士舘とかでバーンとやられたらこんな結果になってなかったんじゃないかなとも思ってます。逆に運が良かっただけじゃなくて夏からずっとやってきたものもあったので、それが積み重ねられたというのもいい経験になったと思うし、チームスタイルも確立されたので、あとは入替戦とインカレまで徹底するだけです。(個人としては)点はとってくれる人がたくさんいるので、僕も点をとらないといけないんですが、それ以上にやることは春から変わってなくて。点をとらせるようなプレイをしたり落ちたボールを拾ったりリバウンドに行ったりと、4年生としての役目もそういうところに尽きると思うので、流れを引き寄せられるプレイをどんどんやっていきたいなと思います。入れ替えではそういうのが大事になってくるので。(入替戦に向けて調整したい部分は)これ以上急激にうまくなるということはなくて、できてないところをどれだけ詰めるかだと思うので、ディフェンスとリバウンドをもう一回頑張って詰めていきたいにと思います。(入替戦に向けての意気込み)2年ぶりに1部に上がるための入替戦で、代々洛南のキャプテンは入替戦を経験して1部に上がっているので。その姿を見て僕も本当に1部に入りたいという気持ちが強いので、それを気持ちだけでなくコートで表現できるようにして、そうすればみんなもついてきてくれると思うので、ぜひ1部に上がって来年は伊藤たちを1部でプレーさせてあげたいなと思ってます。

[C]本橋祐典(環4・佼成学園高)

今日は集中してる相手にみんなで勝ち切れたっていうのがとてもいいことで、入れ替え戦に行く前に今週の2連戦を勝利で終えられたのは良かったです。先週の国士舘戦では相手のほうが集中力が高くて負けてしまったので、集中力が高い相手は入れ替え戦に似た雰囲気で試合できるので、改めて今日勝てたのは良かったです。(リーグを終えて)チームの流れは今までにないくらい良いと思います。この勢いを入替戦でそのままぶつけられるかっていうのがポイントになってくると思います。(自身のプレーに関して)個人的には今日は思うようにいかなくて、もらえてるプレータイムでしっかり自分の役割を果たさないといけないなと感じました。ディフェンスであったり、リバウンドを1本取るであったり、そういうところでスコア伸ばさないといけないと思いました。(入替戦に向けての課題)個人的にはプレータイムもらってるなかで、少ないですけど、その中でどれだけ仕事をするかっていうところと、もう一回自分がやるべきことは何なのかっていうのを自分の中ではっきりさせないといけないと思います。チーム的には、このリーグ戦でやってきたこと、ディフェンスから自分たちの展開に持って行ってみんなでリバウンドとってみんなで走って「勝つ」という流れを入れ替え戦という特殊な場面で出せるのかっていうところに尽きると思うので、そういうところみんなで意識すれば乗り越えられると思います。

[F]矢嶋瞭(総4・福大大濠高)

リーグ最終戦ということで、今日は勝ちで入れ替え戦に繋げたいという思いがあったので、しっかり最後勝ちきれて終われたのですごく良かったと思います。(オフェンス面で意識したこと)自分の持ち味である得点を取るということを体現するために、ボールを呼んだり、動いてノーマークになったりというような動きをして、それでボールをもらえたのでたくさん得点を取ることが出来たのかなと思います。(4Qの逆転、その後の接戦について)最後に試合の流れが来ると思っていたので、逆転されても得点差が離れても、落ち着いて我慢して最後の最後に1点でも多く取れば勝つという思いがあったので、そこは慌てずに試合を運べたのが良かったのかなと思います。(リーグ戦を通して、個人の成長点とチームの成長点は)個人の成長点としては、最後の2試合だけだったかもしれないですけれど、得点を取るという自分の役割が体現出来たことが、リーグ戦の初めの頃よりは成長出来たことだと思います。チームとしては、去年出来なかった接戦というところでしっかり最後の最後まで集中して勝ちきれるというところがリーグ戦を通してすごく成長出来た点だと思います。(入替戦に向けて)入替戦で勝たなければ、このリーグ戦で優勝した意味がないと思うので、今週しっかり練習して必ず一部復帰するようにしっかりやっていきたいと思います。

[G]伊藤良太(環3・洛南高)

神大も後がないということで、全力で当たってきて本当にきつい試合だったんですけど、チーム全員でその集中した相手に立ち向かって、跳ね返して勝てたことは、本当にチームとしてこの18試合の積み重ねで今日勝てたと思いました。(リーグ戦を通しての感想)一昨年と去年は本当にリーグ戦でまったく勝つことができず、きつかったんですけど、本当に今年は、春から4年生の方々が中心となって引っ張っていただいて、そこに3年生以下の下級生がしっかりとついて行けました。そして1つ1つの重ねていった練習が本当にこのリーグ戦で発揮でき、また1試合目から18試合目まで本当に成長できて18試合中17勝1敗という結果になったことはとてもうれしくかったです。(第2Qで10点差まで広げられたが、逆転するために心がけたこと)点が入らないという、僕自身もとても苦しい時間帯だったんですけど、本当に周りのメンバーが積極的に攻めてくれて、またディフェンスも頑張って、あと走れたっていうのがすごく良かったと思います。でも、まだまだ1本決めた後にそのあとに続けて点を取るっていうところがまだまだ全然できてなかったので、流れがいい時にやっぱりみんながそういう理解をもって、「今だ」っていうところをしっかり理解して進めないと今後勝ち進められないかなと思いました。(第4Qでの得点シーンに対する自身の感想)得点をとることがやはりチームで求められていることだと思うのでそこを意識して点を取りに行きましたし、でもまだまだシュートセレクションがうまくいかなかった場面も多くて、外してしまうところも多かったのでしっかりディフェンスを見て、シュートを本当にいいセレクションでうてるように練習から意識していきたいと思います。(入替戦にかける意気込み)前を向いて練習に取り組んで、勝つしかないと思っているので練習からチームでいろいろ盛り上げて、本当にこの勝った勢いのまま、中央大を絶対に倒して、本当に1部昇格したいと思っているので、そのために今まで頑張ってきたので絶対に昇格してインカレにつなげたいと思います。

[F]権田隆人(政3・慶應高)

前回のインタビューを読ませていただいて、先生の方から僕はシューターについて背の高いやつを守れと言われて、今日は7番についてたんですけど、ファールを3つしてしまい、早々に引っ込められてしまいました。入替戦やインカレで戦ったりする中で、ああいう役割を求められることも多々あると思うので、反省しなければならないと思っています。(110得点について)試合の入りから相手に点を取られていたので、なんとかしてうちも点を取らなければ勝てなかったですし、最終的に110点になったのは良かったと思うんですけど、100点取れられたので、いい所と悪い所半々だったかなと思います。(リーグ戦を振り返って)僕自身スタメンにこだわりたいという気持ちは強かったんですけど、1試合もスタメンで出ることが出来ず、悔しいシーズンでした。チームとしては17勝で優勝して入替戦といういい雰囲気でやっていけたのはよかったと思います。そこに自分がどれだけ関われていたのかは分からないですけど、もっと多くのプレータイムを得るためには僕が上手くならないといけないですし、個人的にはもっと頑張れたシーズンだったと思います。(成長した点について)細かいデータについては覚えていないんですけど、去年と比べて平均失点数がかなり減っているということなので、2部という同じステージの中で失点を減らせたのは今までやってきたディフェンスが効果的になっている証拠なのかなとは思います。また個人的には、2Qであったり4Qであったりに結構出場時間をもらって、体力面でも集中力の面でも他の人より残っている部分はあったので、4Qのみんなが疲れている時だったり、2Qの入りでみんなが崩してくれてちょっとキツい部分で出てきた時にかき回したり、嫌な所でシュート決めたり、ディフェンスをがんばったりというのは上手く出来た部分ではあったかなと思います。(入替戦に向けて)18試合やってきて積み上げてきた部分はあると思うので、そこに関してはこれからも継続してやっていこうと思います。でも今まで勝ったことに満足してたら中央大にはやられてしまうと思います。過去2年間とも入替戦に行ってるので、入替戦がすごく難しい試合であることはしっかりわかっているつもりなので、僕だけに言えることじゃないと思うんですが、緊迫した雰囲気で今週1週間の練習に臨んで、入替戦につなげられればいいのかなと思います。

[G]吉川治瑛(環3・世田谷学園高)

向こうのチームは調子よかったと思うんですけど、それで前半結構リードされてしまって、でも僕らがやってきたディフェンスやリバウンドから走るというチームルールを徹底することができて、最後は離すことができたのかなと思います。(入替戦前最後の試合だったが)入替戦に向けて弾みをつけなきゃいけない試合だったと思うので、昨日は勝って、先週も土曜日勝って日曜日負けてしまったので、今週は日曜日もしっかり勝って、入替戦に向けて頑張ろうと心掛けました。(リーグ戦全体を振り返って)去年に比べてプレー時間も結構増えて、出させてもらえるようになったので、試合感覚が戻ってきたというか、掴めてきたなという感じはあったんですけど、まだミスが多かったりとか、途中から出て自分の役割ができない試合も多くあったので、それを直さなきゃいけないのかなと思います。(優勝の決め手はどこにあったか)やっぱり去年に比べて接戦に競り勝つことができるようになったのが、一番の要因かなと思っていて、ディフェンスから走るという慶應のバスケットのスタイルを、一貫してみんなが徹底できるようになったのが大きいと思います。(入替戦に向けての意気込み)自分たちの代で1部でやりたいという思いが強いので、自分が出たら自分の役割をしっかりとやって、そのためにも練習中からいい雰囲気を作っていけるように頑張っていきたいです。

[G]大元孝文(環2・洛南高)

春トーナメントで延長で負けた神奈川大が相手で、リーグ戦の最後勝って終わろうということで、1週間、練習があまりいい雰囲気ではなかったのですが、ああいう形で最後慶應らしい粘り勝ちというバスケができて純粋に嬉しいです。(前半の流れを変えるために意識したこと)佐々木先生からはバックコートでダブルチームで行くということを指示されていました。あまり行くことはできなかったのですが、僕の長所であるスティールという部分でチームを救うことができた場面も結構あったので、後はシュート確率を上げていくことが今後の課題だと思っています。(黒木選手との合わせについて)先生からの指示でドライブをしていくようにと言われていて、それをしていった結果、黒木が合わせてくれました。黒木とは練習中でも合わせのプレーで息が合っているので、今日の試合でそれが多く決まったというのはお互いの良い部分が出せた結果だと思います。(リーグ戦全体を振り返って)国士舘戦は慶應のバスケットができない結果負けてしまったのですが、ギリギリまで競った中でディフェンスから速攻という場面が多々あった試合は慶應らしいバスケットで勝ち切ることができていると思います。優勝したということは自分たちの経験として心に留めておいて、1部に昇格するということが目標なので、そこに向かって1週間練習を頑張っていきたいと思います。(入替戦で果たしたい役割)去年下の入替戦を経験して、代々木の入替戦の雰囲気を味わっているので、まずはチームが勝つことを目標にして、それに対して自分がディフェンスであったり、ランニングプレーであったりシュートであったりという自分の長所をいかしつつ、勝利に貢献できるように頑張りたいです。

[C]黒木亮(環2・延岡学園高)

競りましたね。神大なんですけどもともと爆発力のあるチームで、結構僕らと似てトランジションの速い展開だったりとか、すごく勢いのあるチームというのを意識して試合には臨みました。前半とかは相手のペースに乗せられてしまって、あのペースに昨年の僕たちだったら多分結構飲み込まれてやられちゃったというのが多かったんですけど、今年違うのはああいう勝負所でディフェンスを全員で頑張って誰かが決めてという、個人個人の活躍とチームの中の一体感が合わさった感じで勝利できたので、それはすごくよかったです。(リーグ戦を通して)チーム全体的にはもちろん優勝を目指してやってきて、国士舘に1敗しちゃったんですけど、国士舘戦で負けたことによって自分たちの意識の変化だったり考えさせられたりもあって、その負けだけですけど結果としてはすごくよかったです。昨年には全然ないチームで、4年生がしっかりとチームをまとめてくれているので本当に信頼していますし、僕らも続こうという感じでやってきました。個人的には今年は結構ずっとスタートという形で使わせてもらっていて、もちろんやることは自分のできるディフェンスとリバウンドという持ち味を出すことなので、それを毎試合毎試合続けてやっていくことの難しさを実感できたというのもありますし、少し昨年よりは幅広いプレーというのを頭に置いておきながらやってきて、まだまだですけどある程度までそういう1プレー1プレーの幅が広がっていったというのがやはり自分にとってプラスになるリーグ戦でした。 (国士舘戦と同じような展開だったが)国士舘戦は一時は逆転して、前半で点差を開いたとしても後半で取り返して勝つというのがこれまでの慶應の流れだったと思うんですけど、国士舘の本気で来る気迫というか、もちろん今日の神大もそうだったんですけど、国士舘戦は勝負所で決められなかったというのが大きくて、逆に今日は決まったので違いはそこかなと思います。(大元選手との連携が見られたが)昨年とか春もそうだったんですけど、大元との連携の話では結構ミスが続いていたりとかしていて、お互い話し合ったりもしたんですけど、このリーグ戦の何試合かやっていくにつれて、お互いどこでパスが来るとかアイコンタクトで連携していくプレーの回数が増えてきたので、そこは本当に収穫だと思います。今後を見据えて、やはり同期なのでそこの連携はものすごい重視していて、最近すごくいいパスをくれるので嬉しいですし、大元自身も点取り屋なので自由にやらせた上での合わせのプレーというのは出てくるといいと思います。(入替戦に向けて)昨年は2部の下の方と3部の上の方の入替戦で、僕は1年として2試合やってきたんですけど、やはり全然リーグ戦の試合とは違った雰囲気ですし、相手も会場とかも違う雰囲気でやるので、そこで自分のプレーができなかったりすると悪い流れになってしまいますし、でも考えすぎもよくないので、いつも通り自分はやることをやろうと意識しながら、まだあと1週間あるのでその1週間で残り少ない4年生とどういう練習をしていくかが鍵となってくると思います。絶対1部に上がりたいと思います。

[G]福元直人(環2・福大大濠高)

相手の勢いが凄くて、自分たちのやりたいことが3Qの途中まで出来てなかったと思います。ですが最後まで粘ってやれたので、それが4Qに出たのかなと思います。(お互いに100点超えたが)似たスタイルというのもあると思うんですけど、春も同じような戦いだったと思うのですが、相手の得点を取る選手をなかなか止められなかったことが100点も取られた原因だと思います。そこは修正したいです。中央にもそういう選手はいると思うので、課題になるんじゃないかと思います。(110得点について)相手の勢いがあっても我慢してついていくこととか、練習中もそういうシチュエーションが多くあって、それが試合にちゃんと出た結果かなと思います。(リーグ戦を振り返って)個人的には全然ダメだったので、もっと気持ち入れ替えて自分の課題を挙げて、入替戦やインカレに向けてやっていかないといけません。チームとしては上向きで、1敗はしちゃったんですけど、その中でもいい試合はいい試合で、自分たちの課題を見つけつつ、試合中に課題を潰すというのができました。そして練習ではさらにさらに良くしていこうという風潮があったので、よかったんじゃないかなと思います。(入替戦に向けて)とりあえず2部優勝は成し遂げましたが僕たちの目標が1部昇格なので、まだ成し遂げていないというつもりで1つ1つ厳しい姿勢で練習に臨まないといけないと思いますし、しっかり入れ替え戦は勝って終わらないといけないので、そこに向けてもう一度がんばりたいと思います。

[G]西戸良(総1・洛南高)

リーグ戦最後ということで、次の入替戦に向けていい試合をしなきゃいけないという気持ちがあったんですけど、チーム全体で見たらいい試合ができて、僕個人的にも長いリーグ戦が終わってほっとした気持ちでした。(前半二桁差まで開いたが何か指示はあったか)相手にオフェンスリバウンドをたくさん取られてしまって、ゴール下で簡単なシュートを決められるシーンが多かったので、そこのリバウンドに飛び込むというのを、意識しろという指示はありました。(4Q逆転のきっかけは)やっぱり前線からディフェンスでプレッシャーを与えて、ボール運びをうまくさせないで、簡単なスティールとかから得点できたのが、要因だったと思います。(リーグ戦全体を振り返って)個人的にはやっぱり波があって、自分の思っているプレーを出せる時と出せない時があったので、それを入れ替え戦をはじめとした今後の試合で、修正できるようにしていくことと、チーム的には、今17勝1敗でいい流れで来てるので、この流れを練習で切らないように、頑張っていきたいと思います。(入替戦に向けての意気込み)4年生はこの試合のために今まで練習してきたので、それをサポートできるように、自分らしいプレーで勝利に貢献できるように、頑張りたいです。  

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