【バスケ】刻まれた勝利の時!悲願の1部復帰を達成! vs中大

 

試合後、喜びを爆発させた部員達

試合後、喜びを爆発させた部員達

悲願である1部復帰を成し遂げることができるのか、はたまた2部残留への可能性を残すことになるのか。迎えた入替戦第2戦は、文字通りの天王山。受け継がれてきた伝統を、味わってきた苦難を、そして今までの努力を胸に。慶大は持てるすべての力を賭けて戦いに挑んだ。試合は、後がない中大も残留への思いのこもったプレーを見せ、拮抗した展開が続いた。しかし、慶大はリーグ戦で培ってきた後半での強さを見せつける。3Qだけで19点差をつける猛攻。中大を圧倒した。そして迎えた最終Q、悲願達成を告げるブザーが代々木第二体育館に鳴り響き、慶大は歓喜の渦に包まれた。 

2013/11/06(水)@国立代々木競技場第二体育館
第89回関東大学バスケットボールリーグ戦   入替戦第2戦 vs中大
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 15 20 29 31 95
中大 19 16 10 25 70
◆慶大スターティングメンバー◆
PG #16 伊藤良太(環3・洛南高)
SG #21 西戸良(総1・洛南高)
SF #14 大元孝文(環2・洛南高)
PF #4 蛯名涼主将(法4・洛南高)
C #23 黒木亮(環2・延岡学園高)
◆主要選手スタッツ(背番号/選手名/成績)◆
#16 伊藤良太:23得点、#14 大元孝文:21得点、#10 矢嶋瞭:21得点、#23 黒木亮:16得点
 

エースとして、最上級生として、果敢に戦った矢嶋。強い想いが21得点を生んだ。

エースとして、最上級生として、果敢に戦った矢嶋。強い想いが21得点を生んだ。

第1戦の勝利の勢いを生かして試合を展開したい慶大は、スタメンに手を加えず大一番に挑む。緊張感が高まる中、蛯名主将のジャンプシュートで戦いの火蓋が切られた。1Q序盤、主導権を握ったのは中大であった。オフェンスリバウンドを軸にゴール下での得点を決められ、残り3分を残して8点差をつけられてしまう。しかしその後、福元直人(環2・福大大濠高)のスティールから矢嶋瞭(総4・福大大濠高)がレイアップを沈める、福大大濠高ホットラインのプレーで中大に流れを完全には渡さない。シュート確率がなかなか上がらない中、ディフェンスで粘り、フリースローで点数をつないだ。そして残り数秒、慶大は激しいダブルチームから相手のトラベリングを誘発する。そして手にしたラストポゼッションで黒木がゴール下を沈め、15-19と点差を4点にまで縮め、1Qを終了した。迎えた第2Q、「何が何でもとにかくボールに飛びつこうという感じでした」と語る黒木が1Qに引き続き活躍を見せる。相手のシュートを封じ込める豪快なブロックを決めると、その後は自ら奪ったオフェンスリバウンドをそのままゴールへ押し込み、インサイドでの存在感を見せつけた。対する中大も、外角から2本の3ポイントなどで得点を重ね、なかなか慶大にリードを奪わせない。しかし慶大の激しいディフェンスは健在。対する中大もインバウンドパスでのミスを誘うなど、大量失点は許さなかった。シーソーゲームが続く中、矢嶋がゴール下、フローター、ミドルシュートと多彩なオフェンスを繰り出し、このQだけで8得点を奪う活躍。最高学年としてこの試合に懸ける意地を見せつけた。更に、ややシュートタッチに苦しむ大元も3アシストを記録し、チームの同点への追い上げの一助となった。一進一退の試合は35-35というタイスコアで後半へと突入する。

内外問わずの活躍ぶりで21得点を挙げた大元

連日の活躍をみせた大元は21得点

そして、運命の第3Qが始まった。後半のファーストプレーで権田のキックアウトパスから、大元がこの日チーム初となる3ポイントを沈める。このプレーをきっかけに、慶大の猛攻が始まった。伊藤がドライブからのゴール下やフリースローで確実に得点を稼いでいくと、今季のリーグ戦で飛躍したルーキーの西戸は、スティールから相手ディフェンスをかわしレイアップを決めた。更に、慶大のディフェンスが前半以上に効果的に機能。オールコートでプレッシャーをかけ、相手に自由を許さなかった激しいディフェンスは、3Q開始4分間で中大に得点を許さなかった。その後中大に初得点を許した後も、伊藤がすかさず3ポイントを沈め、流れは決して切らさず。点差は一気に2桁まで広がり、試合は完全に慶大ペースとなった。伊藤はさらにスティールからの速攻も決め、リーグ戦得点王、スティール王の名に恥じぬ活躍を披露する。そして3Q終盤は「リングだけに集中することができた」と語る大元の独壇場に。「最初からあれくらいの力を持っている」と佐々木HCも太鼓判を押す2年生スコアラーは、ミドルシュート、3ポイント、自らのスティールからのレイアップと3連続得点で7点を積み重ね、このQだけで12得点と大車輪の活躍。慶大はこの10分間で点差を19点にまで広げ、試合の流れを決定付けた。

試合終了と同時に、安堵の笑みを浮かべた蛯名主将

試合終了と同時に、安堵の笑みを浮かべた蛯名主将

最終Qも、最早手の付けられない大元のミドルシュートから始まった。中大もインサイドでのバスケットカウントなど必死の抵抗を見せる。だが、主将である蛯名が落ち着いたプレーで試合を支配する慶大の牙城を崩すことが出来ない。矢嶋のミドルシュートや権田のインサイドでの得点をアシストでお膳立てすれば、自らもフィジカルを生かしたオフェンスリバウンドからゴール下を沈め、中大に流れを決して渡さず。伊藤も3連続得点を決めるなど、最後まで攻撃の手を緩めることはなかった。前がかりになって攻めてくる相手に対しオフェンスファウルを矢嶋が誘うなど、ディフェンス面でも危なげない試合運びを慶大は続ける。そして4Q残りわずかの時間帯で、佐々木HCは今までチームを支え続けてきた4年生、蛯名、大木峻介(経4・慶應志木高)、本橋祐典(環4・佼成学園高)、平石健斗(環4・慶應高)、矢嶋をコートに送り出し、慶大ベンチ、応援団の盛り上がりは最高潮に。最後は矢嶋が3ポイントを沈め、95-70で試合終了。ブザーと同時に選手たちは互いに抱き合い、1部復帰の喜びを分かち合った。

試合後、肩を組み合い高らかに若き血を歌い上げた選手達

試合後、肩を組み合い高らかに若き血を歌い上げた選手達

悲願の1部昇格を決め、最高の笑顔を浮かべた

悲願の1部昇格を決め、最高の笑顔を浮かべた

「本当にうれしい、ただそれだけですね」と1部昇格を決めた心境を矢嶋は語ったが、ここまでの道は決して平坦なものではなかった。2年前に2部降格を味わい、その翌年には3部との入れ替え戦も経験。慶大にとって苦しい時期が続いていたのは明らかだった。しかし、「懸ける想いは強かった」と福元が語るように、選手たちは強い信念を持って戦ってきた。幾多の試合を重ねる内に、「全員で戦うという共通理解」(伊藤)も次第に深まり、チーム一丸となって1部昇格に向けて努力し続けた。その集大成を入れ替え戦という大舞台で選手たちは体現したのだ。この勝利と体育館にこだました「若き血」の歌声は、慶大バスケ部に関わる全ての人の胸に深く刻まれたに違いない。

(記事: 岩田亮)

◆試合後コメント◆

佐々木三男HC佐々木三男HC

1部に昇格できたので良かったですね。今年の最大の目標でしたので。(2年間を振り返って)1部の時から、僕があまり経験したことないくらい沢山負けてしまったので。こういう風にまた1部まで戻れるというのも、もしかしたらないのではと思うこともあったんですが、今年はプレーをシンプルにしたのが良かったのかも知れません。(2部生活での成長は)その時々で、成長したなと思う子はいるんですが、それが次の年に繋がっていなかったですね。それが2部に落ちてからも余計に2部生活をしなければならなかった原因かと思います。いつも弱いチームになると、チームの中がごたごたしてしまうんですが、やはりそういうことがあって、相当手を加えたんですが、中々復調が出来ないということは私にとっても初めての経験で、大変苦労しました。(リバウンド面で苦戦していたが)相手が放ったシュートに対して頭を越されていましたが、小さいチームが頭を越されるということは最悪なので。リバウンドの練習はしているのですが、点数差もありましたし、それが少し緩慢になっていたのかなと思います。そこは少し不満ですね。フルコートのパッシングダウンも出来ていませんでしたし。そこは課題です。(3Qで相手を突き放したが)第2戦目は、本当はスタートのところで大きく離せば相手は諦めるだろう、と思っていたんですが、上手く行きませんでした。ただ、リーグ戦でもそうだったんですが、前半は競っても後半にディフェンスを頑張って、イージーバスケットで流れを掴むというパターンだったので。どこかでああいった流れになるだろう、とは思っていたんですが、18試合の中で培ったものが最後に出たな、という感じです。(今年は厳しい時間帯に粘ることが出来ていたが)大元や西戸がああやって難しいシュートを入れたり、伊藤が点を取ってきたり、というのがあるからディフェンスも有効になっていました。ああいう個人技で点数を積み重ねて来ないと、ディフェンスだったりリバウンドだったりが繋がらないんです。ディフェンスがいいと言いますが、その前の段階できちんとシュートを入れてくる、ということが今年は大きかったですね。(選手の個の成長が大きかったということか)大元は最初からあれくらいの力を持っているので、やっと自分の力を出せたかなという印象です。伊藤は、高校の時に1番じゃなくて2番をやっていましたが、慶應に来てずっと1番をやらせてやっと定着したかな、と。西戸は韓国から帰って来て、練習の中で勝ち残ったんで。勝ち残った人を行かせるよ、という話をしていたことが結果に出たかなと。1年生ですし、普通はあそこまで頑張れないんですよ。ところが、彼は額面通りの結果を出したので、それがチームに大きな力を与えたと思います。(選手間の競争力が今年は高かった、ということか)そうですね。競争力があったおかげで伸びていく選手がいたので、チームとしての結束が出来ていました。今までだったら、スターターに権田や矢嶋を使うというオーソドックスなやり方を取ってたと思うんですが、韓国から帰って来て色々と反省すると、チーム内で競争しろと言いながら、その場面を提供していなかったかなと。それから、競争して成果が出た者についても、固定概念のせいで試合で使っていなかった、ということがあったような気がしています。もし去年のチームでそういうことをしていたら違っていたのかなと、今は少し反省しています。(インカレに向けて)チームの目標としては、1部昇格とインカレ優勝なので、当たり所は悪いんですが、1回戦で当たっても決勝で当たっても、勝ちは勝ちですし負けは負けなので。準優勝も1回戦負けも、負けは負けなんですよ。早く当たっても構わないですし、一番強いチームとやれる訳ですので、そこを突破したいと思います。学生がその気にならないと出来ませんがね。東海大が強いと思ったらダメですが、崩せると思って臨めば戦えると思います。

蛯名涼[G]蛯名涼(4・洛南高)

勝てば1部ということで、昨日から凄く緊張しました。それが悪い方ばかり出てしまって…でも、後輩にすごく助けられて全員で勝てて良かったです。あまり試合は振り返れないです。(試合前のチームの雰囲気は)昨日は若干の堅さがありましたが、今日は僕以外は緊張していなかったです。(自身のプレーを振り返って)点数をつけるとしたら30点以下ですし、何にもできませんでした。ファウルは多いし、リバウンドは取れてないし、点数は取れてないし…でも勝てたのが何よりも嬉しくて。中々結果が出ない期間もあった中でここまでチームの大きな目標を1つ達成できで嬉しかったです(最後コートに入った時の心境)4つファウルした時に下げられて、ここでまた使ってくださると思いました。入るときに先生から絶対にファウルはするなと言われました。(昇格を決めた瞬間は)正直余裕はありませんでしたが、大木や田中が泣いてるのを見て自然と4年間のものが込み上げてきました。最後ボールを持っていたのに上げられないのは本当に持ってないです(笑)。(インカレに向けて)やっぱり個人的な感情でやるものなのではないですが、この代の主将をやれて本当に良かったと思います。最後インカレに臨めることは非常に幸せなことで、あとこのチームでバスケができるのもあと少しなので、打倒東海を果たしたいです。

矢嶋瞭[F] 矢嶋瞭(4・福大大濠高)

本当にうれしい、ただそれだけですね。(今日の試合を振り返って)前半は同点だったんですが、自分たちがリーグ戦で培ってきた前半きつくても後半ディフェンス頑張って走る、っていうのが出来てきたので焦ることなく、チーム一丸となって出来たので後半に離せて勝てたのかなと思います。(最後は四年生が5人出場していたが)本当にただただ嬉しいというか、これで後輩のために1部復帰できたな、というのが込み上げてきて、うれしい気持ちで一杯でした。(リーグ戦を総括して)リーグが始まる前はどうなるか分からなかったんですが、やっぱり一戦一戦戦っていくごとに、接戦が多かったんですが勝ちきれることがどんどん強みになっていきました。それが最終的に、ああいう17勝1敗という形でどんどん強くなっていって、1部入れ替え戦にもしっかり勝てて1部に復帰出来たのかなと思います。(次のインカレへの意気込み)東海大学が山になると思うんですけど、その前にリーグ戦で培った一戦一戦頑張るというのをもう一回みんなで共通理解を持って初戦から一つ一つ積み重ねて勝っていきたいかなと思います。

伊藤良太[G] 伊藤良太(3・洛南高)

最初に出てくる言葉としては「嬉しい」です。本当に嬉しくて、これまで2部に落ちた日からこの日を目標にしてバスケットをやってきたので、バスケ人生の中でもナンバーワンくらい嬉しい試合でしたね。(今季スコアラーとして活躍してきたことを振り返って)ポイントガードっていう自分の役割は、ガードなんですけど得点を取ることを先生から求められていて、その部分でプレッシャーをかけられていたんですが、そのプレッシャーに対してやっぱり引くんじゃなくて、自分の攻め気のプレーっていうものをこの1年間通したっていうことは、自分にとって自信になりました。そういう自分のプレーを崩してしまうとチームに迷惑をかけてしまうので、攻める姿勢っていうのはこの1年間、シーズンを通して意識したことではあります。(去年のリーグ戦とは何が違ったか)簡単に言ってしまえば、去年はチームとしてまとまりきれなかったっていう部分がありましたし、その原因としては怪我人が出てしまったことや、まとまりきれなかった部分が一番の勝てなかった原因だと思います。この1年は今まで出来なかったことを全部やって練習を頑張ってきたので、本当に、チームとしてまとまれたことが勝てた一番の要因だと思います。(今季ここまでの総括)勝てた原因としては、蛯名さんがよく言っているんですけど、「運が良かった」っていうこともあると思うんですけど、チームがまとまった部分もありますし、今まで自分たちがやってきたディフェンスで、前からプレッシャーを与えて自分たちの流れを作って速攻につなげるっていうことを続けた結果が17勝1敗という結果になったんだと思います。去年は僕が結構攻めてしまって、1人で自分の中で辛い時期もあったんですけど、本当に今日も含めてリーグ戦を通して「全員で戦う」っていう共通理解があったことが良い結果に繋がったんだと思っています。(インカレが控えているが)1部に昇格したっていうことを良い意味で、まあ切り替えることも大事なんですけど、この勢いを保ちつつ、インカレ優勝っていうのが絶対にブレてはいけない目標なので。残りの練習をしっかりやって、トーナメントの一戦一戦を大切にして、4年生を良い形で引退させたいと思うので頑張りたいです。

権田隆人[F] 権田隆人(3・慶應高)

個人的に全然だめだったんですけど、チームが勝てて、1部昇格できたので、最高です。(1部昇格について)1年生のときに1部で戦って、それで全然勝てずに2部に落ちて、去年も8位で下の入替戦にまわり、本当に慶應はだめなのかなって風に思ってしまって暗い時期もあったんですけど。こういう風に勝てて、本当に嬉しいです。なんと言っていいかわからないくらい嬉しいです。(今シーズンの総括)1試合を通して活躍できなかったので、プレータイムや集中力も含めて、しょうがなかったので、インカレという凄くいい機会もありますし、来年 1部で戦うという素晴らしい機会を4年生に用意してもらったので、ここから更にレベルアップできるチャンスもありますし、今季は個人的に良くないシーズンだったんですけど、チーム全体としては1部昇格で、いい舞台で戦うことができるので、個人的にもいい方向に向けていきたいと思います。(インカレに向けて)一回一回自分達がやらなければいけないことを再確認して、京産大にしても東海大にしても全く戦えない相手ではないので、3週間ぐらいの練習に集中して取り組みたいと思います。

大元孝文[G] 大元孝文(2・洛南高)

もう本当にうれしいですね。ずっと夢見てきた舞台なので、来年からその舞台に立てるということはすごく光栄なことだと思います。(今日の試合を振り返って)接戦だったのですが、後半、特に3Qでディフェンスが機能して離すってことができたので、今までのバスケットが間違ってなかったということを証明できた試合だったと思います。(3Qから流れが大きく変わったが)僕自身は前半はどうしても力んでしまった部分があって、ディフェンスから頑張って流れを作ろうということで心がけた結果、やはりああいうふうにシュートもうまくいきましたし、相手を拮抗させない点差で抑えたというのが、4Qまで流れが続いた結果だと思います。(3連続得点など、3Qでの得点シーンが印象的だったが)やはり1本目のシュートが入ったということで、結構波に乗れてその勢いで、あとリングだけに集中することができたので、そのことが大きな要因ではないかなと思います。(インカレに向けての意気込み)まず目標である1部昇格ということを果たしたので、次はインカレにむけてまたディフェンスを作り直して上位進出を目指したいと思います。

黒木亮[C] 黒木亮(2・延岡学園高)

とにかく嬉しいです。もう言葉にならないですね。4年生が春からちゃんと、1部昇格とインカレ優勝っていうのを目標に定めて頑張ってやっていこうと決めて、本当に厳しい練習だったりとか、結果が出なくてすごく悩んだりとかそういう時もこの1年であったんですけど、1部昇格できたので感無量です。(どのような気持ちで臨んだか)どうかわからないですけど、結構昨日の勝ちでみんな「よしいけるっしょ」というような雰囲気があった感じはしたので、そこで一度引き締めないと、今日負けてしまっては意味がないので。自分自身はそういう時こそ引き締めてやっていこうという感じで意識していました。(最後は4年生が出ていたのが印象的だったが今日の試合を振り返って)とにかく4年生を出したくて、点差を広げて最後4年生につなげたいという思いがすごくあって、最終的に残り2分くらいで全員じゃないですけど5人が4年生になったという時間があったので、それを見届けられたということが僕自身すごく幸せでした。(12Qでのリバウンドについて)この試合で決めようという思いがすごく強くて、何が何でもとにかくボールに飛びつこうという感じでした。(インカレに向けて)初戦は京産大で次がインカレチャンピオンの東海なんですけど、東海とは春もやって結構いい試合ができたので、負けちゃったんですけど手応えというものを感じていて、でも東海も春のままではないと思いますし、そこはしっかりと対策をしてここで何とかチームの雰囲気的に天狗にならずに、もう一度引き締めてまたインカレに臨んで、4年生をいい形で送りたいです。

福元直人[G] 福元直人(2・福大大濠高)

去年下の入替戦を経験していたので、今年は1部に昇格することができて本当に嬉しいです。(去年との違いは)そんなに違いは無かったと思うんですけど、去年よりももっと懸ける想いは強かったと思います。(試合内容について)(伊藤)良太さんの所に、ディフェンスの当たりが強かったんですけど、3Qにはコントロールを任せられてて、まだまだ課題はありますが、それなりにコントロールしながらできたかなと思います。個人的にはシュートが決められていないので、そこの課題の克服と、途中から出ていってどういうプレーをするのかということをもっと心がけたいです。今日はオフェンスリバウンドに飛び込めたりしたので、良かった部分は継続していければ思います。(中大の印象について)5番の選手が中心となってるのが目に見えて分かるので、そこを全員で抑えようというのと、外のシュートが多いので、そこが落ちた時もリバウンドをしっかり取るというのがこの入替戦のテーマだったので、そこが印象として残ってます。(入替戦までの練習について)相手がブレイクの中で外からシュートを打ってくるので、ピックアップを早くして、ブレイクの中でもシュートを打たれないようにワンアームでしっかり詰めるだったり、打たれた後の、ボックスして弾いたボールを外の人が取るという意識付けで練習してました。(良かった点は)去年は負けてばかりで辛い時期とか続いたんですけど、信じてやってきたんで、それが報われた瞬間っていうのがすごい嬉しくて。本当に久しぶりに勝って泣いたという感じです。4年生の頑張りだったり、去年までの2年間といったものを忘れずに、伝統を引き継いでいきたいと思います。去年の1年間で勝つことの難しさをすごく実感しました。なんで勝てないんだろうと自問自答したり、チームとしてもモヤモヤしていました。それを考えると今回の結果は本当に嬉しいです。(チームの状態について)個人的に見てもすごく良い雰囲気だったと思います。課題に挙げている部分を徹底しながらできたし、リーグ戦最終週よりも今週1週間の方が良かったです。たぶん全員が感じながら練習に取り組んでいたので、それがいい結果につながったと思います。(インカレに向けて)東海大も勝ち進めば当たると思うんですけど、まずは京産大との試合、目先の試合に勝つことを考えながら、3週間しかないという気持ちで、チームとしても個人としても気を引き締めてやっていきたいと思います。

西戸良[G] 西戸良(1・洛南高)

まだ実感がわきませんが、勝った瞬間に先輩たちが泣いてる姿を見て、自分も嬉しさが抑えられないという感じで…最高です。(試合を振り返って)昨日いいペースで試合を運べたので、こちらとしてもこういう試合をすれば勝てるというのは分かっていて、今日も昨日と同じように中大の嫌がる所を突くことが出来たので、スムーズに勝つことができました。(3Qのスティールからのレイアップシュートが印象的だったが)自分は今日はあまり活躍することが出来なかったので、一つでも先輩たちに貢献したいなという想いからあのシュートを決めました。自分としても納得できるプレイだったと思います。(終盤意識したことは)自分の持ち味はディフェンスだと思っているので、先生から期待されていることを最低限やろうという意識でプレイしました。(インカレに向けて)1回戦から近畿の強豪と当たるので、気が抜けない試合になると思うのですが、とりあえず今はしっかり休んで、またその1回戦にしっかりと焦点を合わせて練習に取り組んでいきたいと思います。

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