慶應スポーツ新聞会

【相撲】結果のこった!7年ぶりのインカレ団体戦3回戦進出!

今年度最後の大舞台に臨んだTEAM2014

今年度最後の大舞台に臨んだTEAM2014

2日間にかけて行われる全日本学生相撲選手権大会の2日目。この日は団体戦トーナメントが行われた。前日の個人戦トーナメントでは、体格差により思うような相撲ができなかった場面も見えた慶大力士たち。しかし、その悔しさを晴らすかのように団体戦では持ち前のチームワークを発揮。見事関西の軽量級の強豪校・関学大を3-2で破り、7年ぶりの3回戦進出を決めた。

 

全日本学生相撲選手権大会

 

2014年11月9日(日)

 

@両国国技館

 

<慶大スタメン>

 
名前
学部学年
段位
身長・体重
出身高校
先鋒
樋口貴仁
環2

180・85
明大中野
二陣
嶋田翔太
政3

175・95
立教新座
中堅
飯塚大河
総4

185・100
明大中野
副将
平野皓大
商1

180・95
慶應義塾
大将
時田王右
環1

165・80
愛工大名電
 

布陣を部員みんなで考え抜いて臨んだインカレBクラス団体トーナメント。5人チームで戦うこの団体戦では、個人の強さはもちろん、チームとしての結束力の強さも大きなポイントとなる。前日の個人戦トーナメントでは体格差により自分の相撲が取れなかった場面も見られたが、今回の団体戦は同じBクラス同士での対戦。悔しさを晴らすにはうってつけの最高の舞台だ。

この舞台に立ったのは、昨日の個人戦にも出場した5名。なかでも主将・飯塚(総4)にとっては、この団

有終の美を飾った飯塚(写真中央)

2勝を挙げ有終の美を飾った飯塚(写真中央)

体戦トーナメントが相撲人生最後の取組となった。

 

迎えた初戦。相手校はCクラストーナメントで上位4校まで勝ち上がった埼玉大。初戦から熱戦となった。前日に自らのことを「キーマン」という言葉に現した先鋒・樋口(環2)がお互いに一歩も引かない接戦に至るも、ものにできず寄り倒しで敗れる。中堅・飯塚が引き落としで勝ち星を得るも、大将・時田(環1)が力を発揮しきれずに敗戦。相手校の2名の棄権に助けられる形で、3-2で勝利を収めた。

続く2回戦。相手は「正直勝てない相手だった」(飯塚主将)という軽量級の強豪校で知られる関学大。この戦いも、意地と意地がぶつかり合うものとなった。先鋒・樋口が接戦をものにし、上手投げで勝利をつかむと一気に流れは慶大ペースに。続く二陣・嶋田(政3)が迫力のある当たりで相手に食らいつき、上手投げを決める。そして迎えた中堅・飯塚。ここは相撲の長年の競技経験を生かした貫禄のある技術力で寄り倒しを決め、3人連続の勝利を挙げた。この時点で慶大の3回戦進出は決まった。続く副将・平野(商1)は持ち前の体を生かして接戦に持ち込み、形勢逆転に成功したものの、あと一歩届かず押し出しに倒れる。そして、大将・時田は柔軟な動きが持ち味の宇良(関学大)に圧倒される形で下手出し投げにて敗れた。しかしながら、この慶大の3回戦進出は7年ぶりの快挙であり、素晴らしい成績を残すことができた。

 

宣言通り、この日のキーマンとなった樋口(右)

宣言通り、この日のキーマンとなった樋口(右)

このまま記録を伸ばしていきたいところだが、3回戦の相手は平均体重100kgを優に超える強豪・朝日大。物怖じせず当たっていったものの、体格差を埋めきれず、全敗に終わった。

 

今回のインカレで7年ぶりの3回戦進出という近年最高の成績を残すことができた慶大相撲部。この結果を残すに至るには、今大会で引退の飯塚主将の功績が大きい。主将として普段から部員たちとのコミュニケーションを欠かさずに取り、試合中は声で部員を鼓舞する。そして自分は常に強くあり続ける。相撲部の勝ち頭として、まとめ役として、この4年間取り組んできた成果が表れた大会であった。

 

現在、「Aクラス昇進」を目指す慶大相撲部。飯塚主将が叶えられなかったこの目標を、次の世代の選手、すなわち後輩たちに託すことになる。「飯塚イズム」を継承した彼らならきっとその目標は叶えられるはず。日々の地道な、でもとても重要な稽古に取り組み、強敵相手にも自分の相撲に持ち込むことができるようになれば、Aクラス昇進もそう遠くはない。

(記事 堀越ゆかり 写真 石井博己 取材 平島将大)

 

<試合結果詳細>

この1年間で急成長を見せた嶋田(右)

この1年間で急成長を見せた嶋田(右)

1回戦 vs埼玉大

●樋口(寄り倒し)金子

○嶋田(不戦勝)宮岡

○飯塚(引き落とし)中谷

○平野(不戦勝)関

●時田(押し出し)庄司

 

1年生にとっていい経験になったはずだ

1年生にとっていい経験になったはずだ

2回戦 vs関学大

○樋口(上手投げ)渋谷

○嶋田(上手投げ)田中

○飯塚(寄り倒し)京谷

●平野(押し出し)古川

●時田(下手出し投げ)宇良

 

以下、選手コメント

 

飯塚大河主将(総4)

(今日を振り返って)今日は7年ぶりに2回戦突破したんですよ。関学大って普段、毎年一緒に稽古していて、正直勝てない相手だったので、難しいかなって思っていたのですが、樋口と嶋田が良く勝ってくれたので、自分も危なかったですけど勝てたので、今日は良かったかなと思います。(今日のためにやって来たこと)相手がどうこうとかではなくて、自分たちのチームのチームワークを良くしようということで、僕は主将として1人1人と向き合って話したりとかして、みんなのモチベーションを上げるということをやってきました。(4年間の思いは)僕が最初入った時は(部員が)4人しかいなくて、各代1人ずつで、慶應の中でも相撲部の地位がすごく低かったと思っていて、全然応援とか他の部の人たちが来てくれるということがあまりなかったんですけど、今回はいろんな部の人が応援に来てくれたり、応援指導部も来てくれて、こうやって途中からケイスポも来てくれて、色んな人が応援してくれる部になったということが、僕としては嬉しいことで、最後結果を残せたというのも、すごく相撲自体の成長も出来たなと思っていて、この4年間で部としてかなりの成長をしたなと思います。(後輩に伝えたいこと)今後、1人1人が自覚を持って、自分が点数を取るという気持ちを持つことと、周りのことも良く見て、周りを支えて支えあって、良いチームを作ってほしいなと思います。

 

藤原治樹(経4)

(今日の3試合を一番間近から観て)慶應相撲部の良さというか、ずっと考えてきたことは「チームで勝つこと」なんですね。7年間ずっと2回戦突破することができていなくて、それを達成することを目標にずっとやっていました。本当は関学大には負けてしまうかもしれないと思っていましたが、そうではなくて、最後まで自分の相撲を取りきって、先輩が後輩に肩をたたいて「チームで頑張って勝っていこうね」という言葉をかけて、チーム一丸となって、うまく相乗効果となって今日の関学大戦では勝てたかなと思います。初戦は埼玉大とやらせていただいて、5-0で勝ちたかったですが、3-2という結果になって、そこに納得はいかないのですね。で、関学大と戦って、朝日大に土をつけることができたら100点満点だったのではないかな、という風に思っています。なので彼らは今後、大きい人をどう崩すかをおそらく課題として掲げられることなのではないかなと思います。今後の活躍に期待したいです。(4年間を終えて、思うこと)最後、自分も相撲に出たかったな、というのはありますね。そこで、監督とか、主将とかと話して、自分の悔いのない結果でこのインカレに臨んでいるのですが、最後一緒になって出たかったというのはあるのですが、やっぱり何が大切かと言うと、チームがどう勝てるかということが大事なので、そこで僕は貢献できたのではないかなと思います。(後輩に伝えたいこと)結果を出さないといけないということは體育會の難しいことなのですが、そこで結果を出すことだけに固執するのではなくて、自分は何で慶應で相撲を取れているのか、何で土俵で相撲を取れているのか、レギュラーじゃない人もいるし、じゃあ何で自分がレギュラーで出れているのか、今まで何で自分が強くなれたのか、今まで自分と戦ってくれた何十人、何百人いる人たちがいてこそ自分が強くなっている、ということを自覚してほしいとともに、自分が4年間相撲を終えた時、インカレ終わった時に、自分を振り返ってみて、悔いがなかったと思えるほど、自分の悔いを残さないということを大事にして4年間やってほしいと思っています。

 

時田王右(環1)

(取り組みを振り返って)結果として三番戦ってすべて負けてしまったということで、内容もあまり良くありませんでした。悔しいところもあります。(今日にかけた思いは)4年生の引退試合ということで、勝ちたかったです。(来年度に向けて)最下級生ではなくなるということで、自分がチームの中心になるんだというくらいの意気込みを持って、稽古に精進していきたいと思います。

 

平野皓大(商1)

(今日の反省)今日の試合では、副将という重要な役割を任せていただいたにも関わらず、全くチームに貢献することが出来ませんでした。先輩方が素晴らしい相撲を取っている中、自分は一番も勝つことが出来ず、非常に悔しい結果となりました。(ドーピング検査について)初めてでしたが、良い経験になったと思います。(来年へ向けて)今回の悔しい思いを忘れずに来年へ向け、しっかりと稽古を積んで参りたいと思います。そして来年までには先輩方のように、チームに勝利をもたらせるような相撲を取りたいです。

 

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