【ボクシング】強豪相手に結果残せず‐第68回関東大学リーグ戦VS中大戦

5月9日、慶大ボクシング部はリーグ戦の初戦を迎えた。相手の中大は昨年無念の1部降格。今年は1部復帰を目指す強豪だ。ボクシングの聖地、後楽園ホールで慶大ボクシング部は自らの力を発揮できるかがポイントだった。しかし選手ひとりひとりが力を発揮しきれず、無念の全階級敗北という苦渋を味わう結果となった。

 

 

慶應の先陣を飾った和田

慶應の先陣を飾った和田

 

最初のライトフライ級に登場したのは和田龍之介(理4)だった。1ラウンド目から和田は自分のボクシングをさせてもらえない苦しい展開を迎える。2ラウンド目の最初に左フックを相手に浴びせるものの、クリーンヒットせず、またもや防戦一方に。そして開始1分30秒後に強烈な左ストレートを浴びダウンを奪われる。そのまま立て直すことができず、30秒後には2度目のダウン。TKO負けを喫する。

 

 

 

 

 

フライ級松井

フライ級松井

 

続いてフライ級には松井祐樹(政4)が登場。1ラウンド目序盤に松井のガードが甘くなったところを相手の強烈な右フックが襲う。その後も何度か強襲を受けるも松井は必死に耐える。2ラウンド目は一進一退の攻防が続き、迎えた3ラウンド目。徹底的に中に入ってこようとする相手の攻めに対して松井は距離を取りつつ応戦。しかしガードが甘くなったところを的確に相手に攻め込まれる。3-0で判定負けとなってしまう。

 

 

 

 

 

どうにか流れを変えたい慶大。バンタム級には折敷出陸(法2)が出場した。1ラウンド序盤は相手との距離を取り、少しづつ攻めにつなげていく。残り1分のところで一気に攻めに出た折敷であったが、相手の急所をとらえることができない。何度か受けたカウンターにはうまく対処した。2ラウンドも折敷が攻めに出る場面が多く見られた。3ラウンドは一進一退の攻防であった。しかし1ラウンドに何度が相手の攻撃が的確に折敷をとらえていたのが響いたのか、2-1で無念の判定負けを喫してしまった。

終始攻めの姿勢を見せる続けた折敷

終始攻めの姿勢を見せる続けた折敷

 

 

宮本は悔しい試合結果となった

宮本は悔しい試合結果となった

 

ライト級1人目の宮本典明(法4)はコーナーに追い込まれ、1ラウンド1分29秒という早さで無念のTKO負け。なかなか慶大は流れを引き寄せることができない。

 

 

 

 

 

ライト級2人目で登場した大原

ライト級2人目で登場した大原

 

ライト級2人目では大原拓也(政4)が登場。1ラウンド1分4秒でダウンを奪われる苦しい展開に。しかしここから立て直し、少しづつ攻めに転じていく。2ラウンドではボディを攻められるも的確に応戦していく大原。何度か激しい打ち合いが見られた。そして3ラウンド、最後の力を振り絞り大原は前に出ていく。右、左とストレートを打ち込んでいくが、相手にクリーンヒットを浴びせることはできない。そのまま試合は終了し、3-0で判定負けとなってしまった。

 

 

 

 

 

ライトウェルター級には木村優志(理3)が出場。1、2ラウンドは冷静に相手の攻撃に対応していく。しかし相手の華麗なフットワークに自らのペースをつかめない。3ラウンド、相手は序盤からエンジン全開で木村に襲いかかる。そのまま攻めに転じることができない木村は3-0で判定負けを喫する。

ライトウェルター級木村

ライトウェルター級木村

 

 

最後のウェルター級には梅津志門(商3)が登場。1ラウンドから相手のスピードのある攻撃に苦戦する。しかし終了間際に強烈な左フックを浴びせることに成功。しかし2,3ラウンドは自分のボクシングをさせてもらえず、3ラウンド残り1分20秒にダウンを奪われ、その後も強烈なワンツーで防御を崩された。そのまま試合は終わり、3-0の悔しい判定負けだった。

最後のウェルター級に登場したのは梅津

最後のウェルター級に登場したのは梅津

 

 

慶大にとっては初めての2部の舞台。主将の宮本も「緊張した」と素直な感想を試合後に話してくれた。初めての舞台ということでとまどいが非常に大きかっただろう。次の日体大戦では選手ひとりひとりが自らの力を最大限発揮し、全力で勝利をもぎ取りに行ってほしい。2015年慶大ボクシング部の戦いはまだ始まったばかりだ。                                             

                                                         (記事:河合佳祐)

 

 

宮本典明(法4・大教大天王寺高)

(今日の試合を振り返って)僕個人で言うと、1ラウンドでKOされてしまって何もできませんでしたが、チーム全体として特に下級生が頑張ってくれたので次につながる試合だったと思います。(2部の舞台について)照明も明るくて、緊張しましたね。(中大の印象)去年まで1部で、スパーリングなんかもけっこうさせてもらってて、いつも練習している相手なので、そういった面ではやりやすかったですね。(見つかった課題は?)こうやって一度後楽園の舞台でやれたので、次からはもっとリラックスして普段の力を出せれば勝てると思います。(次の試合に向けて)必ず勝ちます!

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