慶應スポーツ新聞会

【ソッカー男子】第21節 波に乗れずに課題浮き彫り 法大戦

 

集合

3連勝をかけて戦いに挑む

 今季初の3連勝をかけて望んだ今節。前半は早い時間で幸先良く先制し、慶大らしいサッカーを展開。勝利を手元まで引き寄せたように見えたものの、後半、追いつかれると、そこから悪い流れを修正できずに大量失点。最終節を残し、「残念」(李監督)な悔いの残る試合内容となってしまった。

 

第84回関東サッカーリーグ戦【後期】1部リーグ 第21節

2010/11/13(水)11:30 KO@川口市青木町公園総合運動場

慶應義塾大学2-4法政大

{得点者}前半5分 風間(慶大)、後半8分 浅田大樹(法大)、後16分 真野亮二(法大)、後27分 深町健太(法大)、後38分 オウンゴール(法大)、 後45分山浦(慶大)

加美

前線にボールを送る加美

 慶大は立ち上がりから積極的な攻撃を見せる。5分、中央で藤田(政2)が出したパスが相手に当たり、こぼれたボールがゴール前へ。そこに後期リーグ戦初先発の風間(商3)が走りこみGKと1対1。冷静にシュートし、先制に成功する。その後の試合は慶大ペース。法大に反撃らしい反撃をさせぬまま、慶大はサイドからのクロスとセットプレーでチャンスを量産。9分には河井(政3)のFKに風間が走りこむが合わず、34分にも河井が好クロスを上げるものの中央の選手がミート出来ず、などゴールまであと一歩まで迫る。ゴールのにおいを感じさせ、追加点は時間の問題だと思われる中、前半の試合を折り返す。

田中

持ち味の縦への突破を見せる田中

後半も立ち上がりは慶大がペースを握っていたものの、53分、法大のグラウンダーのCKが慶大のDFブロックのエアポケットに入り込み、足が出ず、浅田に合わせられ同点に。「良い流れでないときに修正できない」(李監督)慶大はここから一気に苦しい展開を強いられる。61分、裏に抜け出た法大真野がシュートを放ち、一度はポストに阻まれるものの、こぼれを拾って再度シュート。これを決められ逆転を許す。前半のいい流れを引き戻したい慶大だったが、セカンドボールを拾われ、ボールがなかなか納まらず、パスが回らずに反撃に出られない。一方の法大は細かいパス回しから裏へのパスを出して慶大DFを苦しませ、その流れから慶大は、72分、深町にクロスを合わせられ失点。83分にも相手のクロスボールからオウンゴールを献上してしまう。終了間際の90分には、途中出場の山浦(商2)が横川(総4)のクロスに合わせ一矢報いるも試合終了。「サッカーの難しさ」(李監督)を感じさせる試合となってしまった。

次節はリーグ戦最終節。慶大はインカレ出場の道は既に断たれており、勝敗に関わらず、4年生は最後の公式戦となる。4年生が有終の美を飾るためにも、来年以降に繋げる為にも、次節は勝利が必要となる。

By Hiroki Sugimoto

 

李監督

(今日の試合を振り返って)残念。サッカーはこういうもの。良いと思ったらやられる。サッカーの難しさ、人生と同じ。良いときは良いし、ダメなときはダメ。今年のチームはこういうチーム。(後半は一転して難しい試合になってしまったが)プレッシャー甘い、動きが少ない、失点した後の切り替えが出来てない。そこを乗り換えられる力が今年はなかった。良い流れでないとき修正できない。極端すぎる。今年のチームは中で修正できない。力不足。私を含めて反省しなければならない。(交代の意図)両サイド起点作るため。あとは速い選手でシンプルに裏を狙う。(今年のチームは)3連勝がない。例えば今日だと前半である程度出来るとそれで良いと思ってしまう。相手が必死になって、あっ、と思うとやられてる。(チャンスは多かったが)セットプレーもたくさんあった。今年のチームはここだというとこで決めきれない。今年は勝った負けたより来年に繋がる試合しないと。3年生以下の選手がどういうチーム作るか考えていかないと。ああいう流れでは来年も上には行けない。つらいときも踏ん張らないと。(次節は)連敗しない。連勝は出来なかったが、連敗しないで終わりたい。

三上主将

(試合を振り返って)甘さが出た。これがインカレに出られなかった今年のチーム。(後半は一転して難しい試合になったが)前半は思い通り出来た。後半、相手が反撃来ることはわかっていた。そこでふんばれない。やられて当然。(ゴールチャンスは多かったが)3、4点取る機会はあり、取れてれば試合は終わってた。(法大の前線は技術のある選手多かったが)技術がしっかりしてる選手がいることはわかってた。甘くなればやはりやられてしまう。(次節に向けて)来週は最終節だし、個人的にも最後の試合。これからサッカーを続ける事もないですし。本当に今まで支えてくれた人に感謝の気持ちを持ってやりたい。チームとしても意地を見せたい。

深澤

(今日の試合を振り返って)非常に悔しい。悔いの残る試合内容だった。(自身のプレーについて)前半は前にボールを受けてドリブルできていたが、後半はチームの流れが悪くなって自分もそれにのまれてしまい、流れを止めるようなミスをしてしまった。(攻撃面全体では)前半はサイドで自分や、反対側の加美選手がいいかたちでボールを受けることができて、サイドチェンジもうまく機能していたし、オーバーラップした選手をうまく使って流れをつくれたが、やはりシュートまで持っていってもそこで決めきれなかったことが、後半痛手となった。(法大の印象は)個々の選手の能力がとても高いチームだと感じた。後半法大の時間帯になったときのラストパスの精度や勢いをもった攻撃には力があった。(苦戦した点は)前半も押しているように見えてセカンドボールを相手に拾われがちだったりと、攻めているときにもう一歩早く予測する動きが課題になった。(前節から1週間、どんな準備をしましたか)リーグ戦の間ずっとやってきたチームの練習は変わらなかったが、その上で法大の左サイドが強いという特徴を警戒して、それに対して対策をすることに重点を置いた。(モチベーションの維持という点では)自分は小学生の頃からずっとサッカーをやってきたので、確かにインカレや残留といった目標を意識する必要はもうなくなったが、これまでの集大成として100%の力を出し切ろうという意識は変わらずに持っていた。(次節が大学生活最後の公式戦となりますが、意気込みは)まずは結果よりも自分の持ち味や慶應で学んだことを100%発揮するということ、そしてプレーではなく仕事や応援という面で支えてくれている4年生たちのことを考えて、やるべきことをやっていきたい。

横川

(敗戦の原因は)前半の、法政が悪かった時間帯に1点しか取れなかったことと、その時間帯に押し込めたことでどこかで「このままでいい」という意識があったことです。自分たちが良かったわけでなく、相手が悪かったのにその状態を維持しようとしてしまった。だから、相手が修正して良くなったときに対応できず、この結果になってしまったと思う。(具体的にはどうすれば良かったか)ボランチが引きすぎてしまったことで、FWまでずるずると下がらせてしまった。それと、ボール回しにこだわりすぎてゴール前に人数をかけられなかった。いいボールが入ってきたのに決めきれないところであったりとかを修正できればよかったと思う。(久しぶりのサイドバックは)前半は縦の運動量があったので良かったかなと思いますが、後半に関しては自分の再度から失点してしまったことが良くなかったと。失点してしまったということに、集中が切れていた部分もあると思うし(残り一節、このままでは終われないところだと思いますが)何が懸かっているかと聞かれたら、プライドであるとか、ここまでどんな気持ちでサッカーに取り組んできたかまでが問われると思っている。その、「どんな気持ちで」という部分が伝わるような試合にしたいと思う。

中川

(キーパーから見て今日の試合は)追加点を取らなきゃいけない試合だったのに、早い段階で得点を取ったことで、満足してしまったように感じた。きれいに決めようという意識が強かったせいか、身体ごとゴール前に飛びこんでいくだとか、気持ちの入ったプレーがゴール前で出来ていなかった。気持ちの面だから次の戦いまでに変えていかないといけない。(後半の連想失点は集中が切れたのか)前からのプレスがかからなくなって、DFラインがずるずる下がってしまった。それが要因で相手にバイタルエリアを使われて失点を重ねてしまった。修正しなきゃいけないのにそれができなかった。(来季につなげる戦いが求められるが、何が必要になるか)ここまでの戦いを振り返ると大量得点もあるが、今日のような大量失点の試合もあって、良し悪しがはっきりしている印象がある。それは上にいくために、やってはいけないこと。1、2点取られたときにチームの流れを変える選手がいない。そういった意味でも次は悪い流れを立ちきってやらないといけない。(最終節に向けて)プライドをかけて戦いたい。最後勝って終わらせるかどうかで、雰囲気も変わってくる。しっかり勝ち点3を取ってリーグ戦を終えたいです。

風間

(今日の試合を振り返って)前半のうちに点を取れなかったのが敗因だと思うので、もっと点を取りたかったです。(意識していたこと)最近Jr.リーグに出ていて上でもやれるという自信はあって、出たら頑張ろうという気持ちはありました。自分はFWなのでとにかく点を取ることを意識してやっていました。(前半と後半で変わってしまったこと)前半いいペースで出来てはいたんですけど、アプローチの部分とかであんまりいけていなかったので、後半変えていこうという話をしていて、相手もビハインドで攻めてくるのに、そのままの感じで入ってしまったのが良くなかったと思います。(自身の課題は)今日久しぶりにスタメンで出て最初は動けたんですけど、前半で結構疲れて、結局足つってしまったんで、試合慣れして体力的にももっと上げていきたいと思います。(神大戦に向けて)出るかわかんないですけど、ちょっとでも出たらFWとして点を取りたいと思います。

藤田

(振り返って)前半はいい形で入れたんですけど、内容というよりも結果を重視していたので…残り2戦勝って去年の勝ち点と並ぶのを目標としていたり4年生をしっかり送り出すっていうのを目標にしていたので悔しいです。(前半と後半とではなぜ変わってしまったのですか)甘さが出たと監督には言われました。(ご自身でプレーしていて感じたことは)1点取られてガクッときてしまった部分があって。佳貴さん(三上)が声出して盛り上げでくれてたんですけど、チームとして答えることができなかったです。(ロングボールを多用し続けた点について)ショートパスで回していくのが自分らのサッカーなので、そのサッカーができていなかったのが良くなかったのと、中盤で相手にスペースが空いてしまってそこを回されてしまったので、もっとコンパクトにやれたら良かったと思います。後半は全然プレスに行けなかったのでそこで(相手の中盤の選手に)自由にやらせてしまいました。(そうなってしまった要因は)慶應の選手と選手の距離が結構空いて、ボランチが相手を2人見ちゃうようなすごい広いエリアを守っていたので今日は厳しかったです。サイドの全然が絞ったり、もっとディフェンスラインを上げたりとかコンパクトにやったらもう少し良かったかなと思います。(最終節に向けて)コンディショニングの調整をしっかりやって勝ちにこだわって頑張りたいです。

慶大出場選手

GK 中川翔太(環3)

DF 横川達郎(総4)

DF 三上佳貴(政4)

DF 笠松亮太(総3)

DF 田中奏一(環3)

MF 藤田息吹(政2)

MF 日高慶太(総3)→79分川久保理(理2)

MF 深澤良(理4)→67分山浦公裕(商2)

MF 加美義人(環4)→67分森田達見(経2)

FW 河井陽介(政3)

FW 風間荘志(商3)

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