【バスケ】 強豪相手に打ち合いの死闘を演じるも、わずかに及ばず。 vs拓殖大

 

この日の相手は拓殖大。前日の専修大戦で手堅く勝利をものにした勢いそのままに、強豪校に対し好ゲームを繰り広げた。#23バンバに大量得点を許すも、慶大も大元、西戸を中心に高確度でシュートを決める。1Q、2Qともに同点で終え、ハイスコアなシーソーゲームとなった。4Qで一時リードを奪うも、終盤の要所で着実に得点する相手に一歩及ばず。93-105で敗戦を喫した。

 

2015/10/25(日) @明治大学和泉キャンパス

第91回関東大学バスケットボールリーグ戦 16日目 vs拓殖大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

28

30

19

16

93

拓殖大

28

30

23

24

105

スターティングメンバー

PG

#13 西戸良(総3・洛南高)

SG

#21 鳥羽陽介(環1・福大大濠高)

SF

#5 大元孝文(環4・洛南高)

PF

#4 福元直人(環4・福大大濠高)

#7 黒木亮(環4・延岡学園高)

主要選手スタッツ(背番号/選手名/成績)

#5 大元孝文 44得点   #13西戸良 21得点

 

44得点という常人離れの記録を残した大元。得点ランクでも2位に浮上した。

44得点という常人離れの記録を残した大元。得点ランクでも2位に浮上した。

 

前日と同じスタメンで試合に臨んだ慶大。試合開始直後、拓殖大のエース、バンバに先制点を決められるも、慶大もすかさず反撃。第1Qで活躍を見せたのは大元だった。福元のアシストによるシュートや3ポイントが高確率で決まり、拓殖大に劣ることなく得点を獲得した。しかし、拓殖大も負けておらずバンバを中心に得点を量産。トランジションの速い得点合戦となった。慶大は攻守の切り替えの早さで、得点差を広げられることなく同点で第1ピリオドを終えることに。

第2Q、序盤と同様、一進一退の攻防が続いた。バンバに得点を決められるも、福元、サワ(環2・國學院久我山高)が得点を重ねオフェンス面では好スタートとなった。開始5分後、5点のビハインドだったが、西戸のアシストからの黒木のシュートにより慶大の流れになる。第2Q残り3分で活躍したのも大元だった。拓殖大に連続で点を許したが、大元が3ポイント、フリースローを確実に決めた。第2Qはチーム全員がバランスよく点を取り、攻守の切り替えができていた慶大、またしても同点で第3Qを迎えることに。

 

 

安定したオフェンスを見せ続けた西戸。FG%は5割を超えた。

安定したオフェンスを見せ続けた西戸。FG%は5割を超えた。

第3Qを同点で迎えなんとか自分たちの流れに持っていきたいところだが、拓殖大のオフェンスも依然好調。慶大はリバウンドをとるがなかなかシュートが決まらず、開始5分で12点差と差が広がってしまう。大元が3連続得点で反撃するもなかなか点差を縮めることができない。しかし残り3分、拓殖大に点数を許すことなくサワ、西戸がリバウンドからのシュート、フリースローを連続で決め、4点差まで縮め最終ピリオドへと向かった。

第4Q、息が詰まるような怒涛のシーソーゲームが展開された。4点ビハインドで始まり、西戸、鳥羽が決めれば拓殖大もそれに対抗するように得点する。慶大は拓殖大を追う展開だったが、残り3分で福元、西戸の連続3ポイントが決まり2点リードとなった。しかし、すぐにバンバにシュートを決められ同点に。このシュートにより拓殖大に流れをもっていかれてしまった。ここから慶大はファールゲームをすることに。ファールで慶大ボールになるも、なかなかシュートはきまらず、一気に拓殖大に攻められた。拓殖大に与えたフリースローは確実に決められ93-105という悔しい結果となった。

 

ハーフタイムを同点で終えるなどリーグ戦上位チームと互角に戦っていたため、最後相手の攻め気にやられてしまったのは残念だ。第4Qでのリバウンドが少なかったことと、最後までディフェンスでしっかり守り切れなかったのが今回の課題であるだろう。リーグ戦終盤に近づいて選手に疲れが見え始める頃だが、気持ちを切り替えて残り2戦を確実に勝つことに期待したい。  (記事:中塚悠希)

 

 

阪口HC

来週頑張りましょう。ちょっとお互い疲れているね。でも筑波も東海も拓殖も届きそうだから、インカレで一発勝負をかけますのでぜひ応援してください。(接戦だったが勝敗を分けたのは)バンバがドリブルをついちゃったときだね。あのときにもうちょっと二人で行くなりできればね、それもインカレのお楽しみということで。一番大事なのは、選手が勝てそうだと思うこと、しかも一部に残るということだね。今日勝てれば確定だったんだけど。他力本願で法政次第だから、今日勝っていればすっきりできたんだけどそううまくはいかなかったね。(残り試合に向けて)2勝するということです。頑張ります。

 

福元直人(環4・福大大濠高)

全体としては相手に合わせてしまったのが反省です。しっかりとメリハリのあるプレーをしなければならなかったと思います。(今日のゲームプラン)抑えるポイントは分かりやすく、バンバと成田と赤石というのは分かっていたので、そこをどう守るかというところと、自分達はディフェンスからオフェンスに繋げないといけないし、早い展開をすればしっかり戦える相手ということも分かっていたので、ディフェンスからオフェンスでしっかり走るということは話していました。(自身の調子)僕は今日、絶不調だったと思います。僕があれだけシュートを落としてしまうとみんなの足を引っ張るし、その分をリバウンドやルーズボールで挽回しょうとしたんですけど、フォローしきれなかったなというところです。(来週でリーグ戦も終わりだが)このチームで出来るのがリーグ戦、後1週間しかないし、インカレを含めても本当に少なくなってきているので、まずはこのメンバーでバスケットを楽しむということを忘れずにやりたいです。そして、来週も2戦、負ける相手じゃないと思うので、しっかり2勝した上で、順位を上げるだけ上げて、インカレにいい流れを持っていきたいと思います。

 

大元孝文(環4・洛南高)

僕らには珍しく点を取り合うような展開で、一人一人が気持ち良くプレーしていたので、今日は今日で良い試合だったと思います。(3ポイントシュートを打つシーンが連発していましたが)相手がアップの時から昨日の敗戦を引きずっている雰囲気が有ったので、チームでも話し合って、僕は先陣切ってやろうと思いました。(現在2位の拓殖大が相手でしたが)昨日の専修戦のような試合展開をしようと思ってやったんですけど、どうしてもバンバくんが押さえられなくて…と言った感じですね。(個人的にはどんな意気込みがありましたか)とにかく点を取ることに集中してプレーしようということで、自分でやりすぎちゃったプレーもありましたが、それは自分の役目だと思っていたので、40分間貫き通すことが出来たと思います。(最後に来週でリーグ戦が終わりですが何か)来週2戦も落とせない試合なので、ここまで混戦してしまった分、終わり方を大事にしたいと思うので、明日から1週間しっかり練習して土日連勝して終わりたいと思います。

 

西戸良(総3・洛南高)

序盤からハイスコアのゲームになって、ディフェンスを頑張らなくてはいけない試合ではあったんですけど、それが最後まで出来なくてああいう展開になってしまったのだと思います。シュートは好不調があると思うんですけど、ディフェンスの部分は徹底すればどの試合も共通したプレーが出来ると思うので、そこをもっと詰められればよりいい試合になったのかなと思います。(拓殖大に対する対策は)チームとしてというよりは個人個人の力が強いチームなので、ひとりひとりにスポットを当てて対策を練っていました。一周目の試合はバンバがあまり外のシュートが入らず外してくれたのでリバウンドをとって、という流れで出来たんですけど、今回は入れられてしまったので、予定通りにプレーができませんでした。インカレで当たる事もあると思うので、もう一度練り直してしっかり対策をしていきたいです。(今日のご自身のプレーに点をつけるとしたら)70点くらいです。勝負所で攻めるところとか、ディフェンスでバンバが中でプレーしてるときにもっとヘルプにいってチームディフェンスを機能させるとかもっと気を使ったプレーが出来たと思うのでそこがのこりの30点かなと思います。(残り2戦への意気込みは)あと2勝すれば上位に上がれる可能性が出てくると思うので、最後まで上をみて、試合を戦い切れるように明日からの練習をしっかり頑張ります。

 

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