【野球】打っては7得点、守っては先発・衛藤が完封で見事、新人戦初戦突破!! 春季新人戦

完封の衛藤

完封の衛藤

新人戦初戦の1戦目は、7-0で東大に快勝した。打線は初回に1点を先制し、3回にも4点を追加するなど順調に得点し、7得点を挙げた。先発を託された衛藤航(法二)は、リズムよく投球し、3安打95球で見事完封勝利した。次の相手は、宿敵早大となった。

 

 

5月31日(火)東京六大学野球春季新人戦 東大戦

 

 

慶大

東大

 

慶大:○衛藤 ―三枝

東大:●竹中、濵崎、三鍋、小林―岩田

 

◆慶大出場選手

 

ポジション

選手名(学部学年・出身高校)

[8]

河合大樹(総2・関西学院)

 

山崎隼人(商1・慶応義塾)

[4]

亀川泰輝(商1・慶応義塾)

 

46

宮田晧(商1・慶應義塾)

[5]

内田蓮(総2・三重)

 

渡辺悠太郎(法2・慶應志木)

[7]

名幸大成(総2・慶応義塾)

 

大川慎太郎(商2・慶應志木)

[9]

高橋亮吾(総1・慶應湘南藤沢)

 

R9

中村健人(環1・中京大中京)

[3]

吉田将大(商2・慶応義塾)

 

H

長谷川晴哉(政2・八代)

 

橋本昂樹(商1・慶応義塾)

[2]

三枝遼太郎(商2・慶応義塾)

[6]

大平亮(環2・鎌倉学園)

 

H

大久保貴裕(商2・慶応義塾)

 

平田健晋(政2・慶応義塾)

[1]

衛藤航(法2・慶應志木)

 

 

初回のチャンスでしっかりランナーを還した内田

初回のチャンスでしっかりランナーを還した内田

昨年の新人戦は無念の一回戦敗退を喫したため、今大会はなんとしても一回戦を突破したい。

 

慶大の先攻で始まったこの試合。東大の先発は2年生の竹中良太。まずは先制点を取りたい慶大は、初回フォアボールとワイルドピッチにより1死三塁とチャンスを作り、内田蓮(総2)のセンター前ヒットで1点を先制した。

 

一方、慶大の先発は衛藤航(法2)。その衛藤。先頭の田畑に四球を出すものの、続く岩田のバント失敗を誘い、併殺に仕留めた。その後、3番宇佐見をセカンドゴロに打ち取り、上々の立ち上がりをみせた。

 

猛打賞の吉田将

猛打賞の吉田将

2回も慶大は吉田将大(商2)のレフト前ヒットと盗塁で1死二塁と追加点のチャンスを作ったが、後続が続かずこの回無得点。続く3回はビッグイニングとなった。河合を1塁に置くと、続く亀川が四球、3番内田がこの日二本目となるヒットを放ち満塁。打席には4番名幸大成(総2)。その名幸が放った打球はサード真正面のゴロだったが、東大のサード田畑が本塁へ悪送球。その間にランナー二人還り2点が追加された。なおも1死二、三塁とし、打者は5番高橋亮吾(総1)。フルカウントからの六球目を見事センターオーバーの2塁打とし、さらに2点を追加した。

 

初回に引き続き、衛藤はテンポよく打たせて取るピッチングを続けた。4回には四球とヒットから2死二、三塁のピンチを作ったが6番竹中を初球ショートゴロに打ち取り、この回も無失点に抑えた。4回以降、衛藤は東大打線を1安打無四球に抑えた。結局、9回を95球、3安打無失点で完封勝利を飾った。

 

隅谷新人監督

隅谷新人監督

試合後半になっても慶大打線は抜け目なく攻撃した。6回には相手のミスと四球で走者を溜め、2番宮田の犠飛で1点を追加。7回には無死一、二塁から7番三枝遼太郎(商2)がバントを決め、8番大平亮(環2)のセンター前ヒットでさらに1点を追加した。

 

今回の試合は攻守両面で非常に良いできであったと見受けられる。先発衛藤が完封できたことの大きな要因に味方のミスが少なかったことが挙げられるだろう。次戦でもこのような投打がかみ合い、ミスの少ないゲームを期待したい。

記事:内田 貴啓

 

◆打撃成績

 

 

[8]

河合

四球

 

三ゴロ

三飛

 

投安

二ゴロ

 

 

山崎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[4]

亀川

空三振

 

四球

左飛

 

 

 

 

 

46

宮田

 

 

 

 

 

左飛①

 

遊失

 

[5]

内田

中安①

 

中安

 

四球

二ゴロ

 

二併殺

 

渡辺悠

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[7]

名幸

遊併殺

 

三失

 

空三振

右飛

 

遊ゴロ

 

大川

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[9]

高橋亮

 

二ゴロ

中2②

 

中安

 

四球

 

 

R9

中村

 

 

 

 

 

 

 

 

左飛

[3]

吉田将

 

中安

三飛

 

左安

 

中安

 

 

H

長谷川

 

 

 

 

 

 

 

 

右飛

橋本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[2]

三枝

 

右飛

遊ゴロ

 

右飛

 

一犠打

 

四球

[6]

大平

 

見三振

 

右飛

 

四球

中安①

 

 

H

大久保

 

 

 

 

 

 

 

 

空三振

平田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[1]

衛藤

 

 

三安

中安

 

四球

一ゴロ

 

 

 

◆投手成績

 

投球回数

打者数

球数

安打

三振

四死球

失点

自責

衛藤

30

95

 

 

◆監督・選手コメント

隅谷卓弥新人監督

今日の試合は選手のいいところがよく出ていたと思う。継投も考えていたが、今日は衛藤の調子が良かったのでそのままいかせた。試合前に、高めのまっすぐのストライク・ボールの見極めをしっかりするように選手達に言ったが、よくできていたと思う。明日対戦する早稲田が1番強敵だと思っているから、なんとか勝って大久保監督を安心させたいと思う。

 

内田蓮(総2)

相手は東大とはいえ、最近は力の差を詰めてきていて、絶対に舐めたらいけないとチームで確認した。自分たちの野球をやろうと試合に臨んだ。終始自分たちのペースで試合を進められて、よかった。今季は1回だけだが、リーグ戦に出させてもらって、リーグ戦の雰囲気を味わえて、神宮の打席に立つことで少し自分の中で自信が出てきた。今日も結果的に2本ヒットが出て、かなり調子がよい。リーグ戦の1打席が今の自分につながっていると思う。課題としては、まだまだパッティングの精度が低いし、守備走塁においても全ての面において、リーグ戦でレギュラーで出るレベルではないと思っているので、秋のリーグまでに自分の課題の練習をしっかりやっていきたい。(明日の)相手は早稲田で、新人戦ではあっても慶早戦なので、絶対に勝利する。それだけです

 

衛藤航(法2)

低めにコントロールできて、どんどん打たせていけて試合の流れを作ることができたのが完封勝利につながった。初の神宮だったが、今まで通りやればできると思ったのでそこまで緊張はしなかった。今日はテンポ良く投げることを意識した。球は早くないのでその分コントロールやテンポで試合が作っていけるのが持ち味だと思っている。バッティングは好きだが全然練習はしていないので2安打はまぐれ。新人戦だけでなくリーグ戦で投げれるようなピッチャーになれるように頑張る。

 

吉田将大(商2)

僕自身調子が良かったわけではないが、試合になってみるとみんなの盛り上がりにも助けられて自分も打てたし、チームも勝てた。スタメンであることは今日の昼に知った。神宮でプレーすることを目標にしてきたので緊張した。全力疾走、攻守間は全力とチームで言われていた。言われているだけでできないチームもあると思うが、僕たちはそこをしっかりやっていたので、そういうところからムードを作っていった。チームのみんなの力で勝てたと思う。明日は今日みたいに相手から崩れていくことはないと思うので、今日よりも引き締めてがんばる。

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