“優勝”を目標に掲げ昇進を誓った照屋
春は4位だったが、秋には2位と飛躍を見せた年となった昨年。黄金世代の山本泰寛(現・読売ジャイアンツ)が抜けた後、内野の要を受け継いだのが新主将に選ばれた照屋塁(環・新4)だった。1年春からベンチ入りを果たし、下級生時から公式戦で出場経験が一番多かった彼の創るラストイヤーに期待が高まる。今までの主将経験はなく、客観的に主将という存在を見てきた照屋に己の思い描くチームの未来・抱負を伺った。
−主将就任の経緯を教えてください。
監督から、幹部は全部自分たちで決めろと言われていました。秋のリーグ戦が始まったあたりから3年生全員で話し合いを行って
−主将に選ばれる自信はありましたか。
あまりなかったのです。でも、話し合いが始まったあたりから候補に挙がり、何人かから話をされていたので自分が主将になることもあるのかなと考えてはいました。
−なぜ主将に選ばれたのだと思いますか。
1年の時からリーグ戦に出ていたという経験が大きいと思います。
−重田清一(環4)前主将から学んだことはありますか。
あの代は何かを変えることが多かった中で、
−主将に就任することが決まってから、
はい。主将について詳しくは話しませんでしたが、「とにかく頑張れ」と言われました。
−新チームが始動して約2ヶ月経ちました。
今のチームはまだ始まったばかりなので、来シーズンに向けてチームの形を整えているという段階です。
−理想のチーム像は
全員が同じ方向を向いているチームです。4年生全員が、
−秋季リーグを振り返っていかがですか。
春はリーグ4位で、
−来季に向けての課題は見つかりましたか。
課題だらけだと思います。エースだった加藤さんが抜けて、
−そんな加藤さんという絶対的エースが抜けたことで不安などはありますか
ピッチャー陣が1番それをわかっていて危機感を持っていると思うので、全体的なピッチャー陣のレベルとしてはこれからも上がっていける
−オープン戦6戦を振り返って、
この時期のオープン戦はそれぞれが色々な意図を持ってやっていた
−新チームの注目選手はいらっしゃいますか。
今は誰が出てきてもおかしくない状況なので、
−主将という目線から試合に出てみて新しく見えたことはありますか
今までは自分がどうやってチームに貢献できるかという目線でした。主将になってからは常にチームがどうやって動いているのかを考え
−今までに主将の経験はありますか。
ないです。
−初めて主将という役職に就く難しさはありますか。
今はあまり感じません。
−その「優勝」に必要なことは何だと思いますか。
理想のチーム像でも言ったように、チーム全員が同じ方向を向いてそれに向けて取り組んでいくことです。
−先日、甲子園準優勝投手の大西健斗選手(北海高校)の合格が発表されました。
まだお会いしたことはないのですが、チームとしては嬉しいことですし、もちろん期待もしています。大西君の入部によって、みんなが切磋琢磨し、良い競争ができたらなと思っています。
−この1年の目標を教えてください。
リーグ戦優勝、ワセダに勝つ。です。
華麗な守備でチームを牽引する照屋
−最後に、
全員で戦っているという姿勢を、
−お忙しい中、大変ありがとうございました!
(取材・鈴木優子、写真・千綿加華)