【ソッカー(女子)】関東リーグ前期第3節 またもや松木の決勝ゴールで2連勝! 国士大戦

前節の日本航空高戦ではカテゴリーが異なる相手の極端な守備に苦しむも、松木里緒(環2・常盤木学園高)の劇的なゴールで今季リーグ初勝利を飾った慶大。今節はホームの下田グラウンドで国士大と対戦した。前半はワイドな相手の攻撃に苦しむも、38分に前線で相手DFをワンタッチでかわした松木が直接ゴールを決め、先制に成功する。後半こそ相手の反撃が増したものの、集中力を切らさず積極的な守備で応戦。松木のゴールを守り切った慶大が2連勝を飾ると同時に、ホームでの今季初勝利を挙げた。

第23回関東女子サッカー2部リーグ 前期第3節

 

2017/4/30(日)15:30KO@慶應義塾下田グラウンド

 

慶應義塾大学1-0国士舘大学

 

【得点者(アシスト者)】

〔慶〕38分 松木里緒(山本華乃)

 

◇慶大出場選手

GK野村智美(総4・作陽高)

DF佐藤幸恵(総1・十文字高)

DF奥本くるみ(環2・浦和レッズレディースユース)

DF熊谷明奈(総1・十文字高)

DF加藤楓琳(総2・常盤木学園高)→81分 鈴村萌花(総3・村田女子高)

MF松木里緒(環2・常盤木学園高)

MF中島菜々子(総3・十文字高)

MF工藤真子(総2・日テレ・メニーナ)→82分 足立智佳(環1・大阪桐蔭高)

MF山本華乃(理1・山手学院高)→59分 勝木日南子(総2・大和高)

FW志鎌奈津美(環3・常盤木学園高)→35分 小川愛(総1・神村学園高)

FW鈴木紗理(総1・十文字高)→90+1分 高見澤るり(政4・慶應女子高)

 

 

前節の日本航空高戦では待望の関東リーグ初勝利を挙げた慶大。今節の相手、国士大は昨季の2部リーグで2位という結果を残している。今季同じく「1部昇格」を目指す相手との対戦ということで、是が非でも勝利が欲しいホームでの一戦となった。

 

序盤は相手のサイドを広く使った運動量の多い攻撃に苦しんだ。何度も同じ形で左サイドの裏を取られゴールを脅かされるシーンが目立つ。一方、攻撃では決定機こそ量産することはできないが、中島菜々子(総3・十文字高)と工藤真子(総2・日テレ・メニーナ)を起点にコンパクトにパスをつなぎゴールへの糸口を探っていく。両者ともに譲らない一進一退の攻防が続く中、35分に伊藤洋平監督は志鎌奈津美(環3・常盤木学園高)に代えて小川愛(総1・神村学園高)を投入。直後の38分、均衡を破ったのは前節でも決勝点を決めた松木だった。PA付近でワンタッチで相手DFをかわし、「ニアに思い切って蹴ろうと思った」(松木)ボールが鋭くゴールの隅を突き先制。45分にはDFの連携ミスからゴール近くで相手にFKを与えてしまい、ひやりとするシーンも見られたが、GK野村智美(総4・作陽高)がきっちり抑え、慶大が一歩リードする形で前半を終えた。

 

後半になると慶大の勢いはさらに増す。57分の中島のミドルシュートをはじめ、新戦力である鈴木紗理(総1・十文字高)と小川のコンビネーションを中心に、何度も良い形で前線までボールを運びチャンスを作り出していく。いずれも追加点にはつながらなかったが、前線の選手は積極的にインターセプトを狙い、バックラインの選手は高い位置で仕掛けるなど、ポジションに捉われない臨機応変な攻守でゴールへの貪欲な姿勢を見せた。終盤には相手のセットプレーに苦しむ時間帯もあったが、野村や奥本くるみ(環2・浦和レッズレディースユース)ら守備陣が集中力を切らさず、リードを守りきったまま試合は終了。昨季は達成することができなかった念願の「連勝」をマークすることに成功した。

 

連続で勝利を積み重ねたことは、チームにとってさらなる大きな自信へとつながったはずだ。「喜びのために次も頑張ろうと全員が思えている」と主将の野村が話すように、勝利の喜びは精神的に非常に強みになる。しかし、「1部昇格」を目指すうえで難しいことは、勝利を積み重ねながらもいかに課題と謙虚に向き合えるかである。次節の相手はMITO EIKO FC 茨城レディース。カテゴリーが異なる相手に対しても「勝利して当たり前」というプライドを持ちつつ、チャレンジャー精神を忘れず着実に勝ち点を積み重ねていって欲しい。

 

(記事 髙橋春乃)

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試合後コメント

 

伊藤洋平監督

(試合を振り返って)勝ったということはまず一番大きいかなというところです。(前半で志鎌選手に代えて小川選手を投入したが)単純にちょっとハマってなかったというのと、思ったよりもスペースがなかったので狭いスペースでプレーができる小川選手を入れました。(国士大は昨季2部で2位の相手だったが手応えは)今日の試合と大学リーグの試合は全く別物だと思ってますし、逆に今日勝ったことで選手に油断だったり慢心というのが生まれてしまうかもしれないけど、そういう意味ではもう一回気を引き締めないといけないなと思います。(3連勝に向けて必要なことは)今日の(MITO EIKO FC茨城レディースの)結果は知らないんですけど現在首位のチームなので、まずはチャレンジャーという謙虚な姿勢をもう一回植え付けるのと、今年はコミュニケーションというのをテーマにやってきていて、そこに関してはまだまだ満足はできていないので、MITO EIKO FCに勝つためにも積み重ねていきたいなと思います。(次節に向けて)3連勝目指して頑張ります。

 

野村智美(総4・作陽高)主将

 (試合を振り返って)今日は大学リーグ2部でも当たる国士舘が相手で、絶対に負けられないし、でもそこをあまり意識しすぎずに今の自分たちの力を結果で示そうと。あとホーム初勝利を挙げようということで全員で気持ち入れて戦いました。それを結果につなげられて良かったなと思います。(2試合連続で無失点に抑えたが、守備の手応えは)本当に全員が体を張って守ってくれているのを実感しますし、全員の勝ちたいっていう気持ちが無失点だったり1点を取りきるところにつながっているなと試合ごとに感じています。(守備陣が昨季と大幅に入れ替わったが)ピッチの上でやることは全然変わらないです。全員が共通の認識の中で動くこととか、味方のミスをただのミスで終わらせず全員でカバーしようとすることとか、一つ一つの積み重ねが強みになってるかなと思います。(昨季はこのように連勝するということがなかったが、今のチームの雰囲気は)1点入るごとに全員で喜びあっているし、私も得点したところに駆け寄るくらい気持ちが入っていて、1点、1勝利に全員で喜びあえているなと。それはすごく良いことだと思うし、その喜びのために次も頑張ろうと全員が思えていると思います。(次節に向けて)次は遠方での試合になるんですけど、応援の数が多いのもうちの強みになってるので、応援に来てくださっている方と一緒に喜び合える試合を次もしたいと思います。

 

松木里緒(総2・常盤木学園高)

(試合を振り返って)大学リーグでも戦う相手なので、そんなに意識はしていなかったですけど、やっぱり次のことも考えて勝ちきりたいというのをすごく考えていたので、勝ちきれたのはすごく良かったと思います。(ゴールシーンを振り返って)あんまり覚えてないんですけど、結構うまく転がってきたボールをワンタッチで相手の前に入れて、ニアに思い切って蹴ろうと思って、結果入ったので嬉しかったです。(2戦連続でのゴールとなったが)出ている以上はやっぱり結果で表さないといけないと思っていて、そういう面で1試合で必ず1点は取りたいと自分の中では思っているので、これからも取っていきたいなと思います。(3連勝に向けて必要なことは)良い形でゴールまで行ってるんですけど結果的に1点しか取れていないので、そこをしっかり点を取って勝ちきれるようにっていうのを意識して、もっと攻撃面で加勢ができるように全員でやっていきたいです。(次節に向けて)次の相手は大学生っていうわけではなくて結構いろんなカテゴリーの選手がいると思うので、リサーチもなく行くんですけど、自分たちができることをしっかりやって勝ちきりたいと思います。

 

鈴木紗理(総1・十文字高)

(試合を振り返って)チームとして勝ちきれたことが一番大きかったと思います。個人としては、シュートを打てるところでパスを出しちゃったり、他人を頼ってしまう場面が何回もあったので、次はもっと積極的にシュートを狙いに行って、FWとしての仕事を果たしたいなと思います。(1年生ながら開幕から3試合連続でスタメン起用されているが)スタメンとして出していただいていることで責任はとても感じていますし、まだそれに応えられているかというと応えられていないと思うので、やっぱりFWとして点を決めることだったり、1年生とか関係なく4年生に対してももっと積極的に自分からアクションを起こしていかなきゃなと思います。(自身のプレースタイルは)私の長所は味方をうまく使いながら足元でビルドアップしたりゴールに迫るといったプレーです。(点を取ることも自分の仕事だと考えているか)はい。私の本来のポジションはボランチなんですけど、慶應に来てFWで出させていただいている以上、点を決めるのが仕事かなと毎試合思っています。決めきれないシーンが多いので、もっと練習して、自分の得点でチームを勝利に導けるように精進していきたいと思います。(チームとしても3試合全てで得点を記録しているが、攻撃の手応えは)初戦からだんだん前線のコミュニケーションが取れてきていると思うので、次節に向けてもっと前線の連携を深めたいです。あと、守備からのビルドアップをもっと丁寧にやればもっと点が入るかなと思います。(課題は)チームとしての課題は守備だと思います。まず前線からの守備の際、守備陣から前線に向けてもっと指示の声を出して、全員がコンパクトになって守備が出来るようになれば、もっと高い位置でボールが奪えるようになると思います。個人としては、やっぱり決めきるところと、あとはまだ他の選手とコミュニケーションが取り切れてはいないと思うので、意思疎通をもっと増やしていきたいなと思います。(次節に向けて)2連勝できているので次も必ず勝ちたいです。次の相手はクラブチームで、十文字高校時代にも戦ったことがあって、大人のチームなので身体能力とかも高いんですけど、大学生だからと言って物怖じせずに果敢に攻めたいと思います。あと点決めたいです!

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