慶應スポーツ新聞会

【ホッケー(女子)】GK大野ファインセーブ連発! SO戦制し、春季リーグ最終戦を勝利で飾る/関東学生ホッケー春季リーグ 5-6位決定戦 立大戦

先制ゴールを決めた三宅

春季リーグ最終戦となった5-6位決定戦は両者一歩も譲らない接戦となった。慶大は、前半5分に三宅美紅(経3)のフィールドゴールで幸先よく先制。しかし、前半26分に相手のパスでディフェンスを崩され失点し、同点とされた。後半、慶大は何度もチャンスを作ったが得点には結びつかず。終盤は立大の猛攻をなんとか凌ぎきった。SO戦では、大野結花(商4)が好セーブを連発。一度も立大にゴールを許さず2-0で勝利し、慶大は春季リーグを5位で終えた。

 

 

平成29年関東学生ホッケー春季リーグ 5-6位決定戦

 

5/28(日) 11:15試合開始 @早稲田大学東伏見グラウンド

 

 

前半

後半

合計

慶大

立大

 

SO戦

立大

×

×

×

×

慶大

○高橋

○山崎

×石田

 

 

スタメン

GK 大野結花(商4)

DF 茂木みな美(経4)、花島夏紀(文4)、皆川真裕子(文4)、今田あかり(法4)

MF 三宅美紅(経3)、荒川理佳子(経3)、児島沙也佳(経2)

FW 山崎ほのか(商3)、高橋夏苗(文4)、石田怜子(文4)

 

 

攻撃面で課題の残った学習院大戦から一週間。課題を修正し、集大成としたい春季リーグ最終戦の5-6位決定戦は立大との対戦となった。

 

攻撃でも起点となった茂木

試合開始早々に仕掛けたのは慶大。FW陣の仕掛けや中盤の選手たちとの連携でリズムを作る。すると、前半5分、左サイドで三宅がボールを受けると、三宅はそのまま中央へドリブルで突破しサークル内へ。相手守備陣の隙を見逃さず、そこからシュートを放つとボールはゴールへ吸い込まれた。前の試合ではなかなか奪うことができなかった得点を、あっという間に奪った。大量得点を予感させたが、その後はチャンスをつくるものの得点に結びつかない苦しい時間が続く。10分にはPCを獲得するも茂木みな美(経4)のシュートは枠外へ。23分にもPCを獲得したがここも決められず。追加点を奪えない慶大は、徐々に立大にペースを奪われる。すると、26分、立大の果敢な右サイドからの攻めでディフェンスを崩され、フィールドゴールを許し同点とされた。勝ち越して前半を終えたい慶大だったが、以降も得点はならず。1-1で前半を折り返した。

 

相手と競り合う児島

ゴールを奪いたい慶大だったが、後半も苦しい展開。チャンスは作るものの、立大のディフェンスが立ちはだかる。高橋夏苗(文4)や児島沙也佳(経2)などを中心にパスやドリブルで好機を演出するが、あと一本が出ない。19分にはPCを獲得し、PCから茂木がシュートを放つもここも枠外。終盤に差し掛かると、慶大は立大の猛攻を受ける。ボールを支配される時間が増え、何度もゴールに迫られる。しかし、GK大野のファインセーブや相手のミスもあり、なんとか勝ち越しは許さなかった。後半は互いに得点できず、同点で終了。決着はSO戦へ持ち込まれた。

 

迎えたSO戦。ピンチを救ってきた大野がさらなる輝きを見せた。「自分が止めてリズムを作ろうと考えていた」という言葉通り、大野は立大の1人目、2人目、3人目と、前に出る積極的なプレーでゴールを死守。慶大も1人目の髙橋がうまく体を反転させて相手キーパーを交わしシュートを決めると、2人目の山崎ほのか(商3)もボールをうまくコントロールしキーパーを交わしてゴールを決めた。3人目の石田怜子(文4)が惜しくも外すも、止めれば勝利となる立大の4人目。大野は落ち着きながらも、体を張ったセービング。4連続セーブでチームを勝利に導いた。

GK大野はSO戦で一度もゴールを許さなかった

大野おらずして勝利は無かった、そう言っても過言ではないだろう。SO戦での4連続セーブは圧巻。主将としての意地も垣間見えたプレーだった。しかし、チームとしては「目指しているところとは違う」と吉貴監督が語るように、勝利したもののまだ課題は残されている。体力の落ちてくる終盤では、相手に主導権を握られなんとか守り切った形。終盤になっても相手陣でボールを回すことや、組織的なディフェンスを継続させることを可能にしていかなければならない。

 

この試合の結果、慶大は春季リーグを5位で終えた。目標としていたリーグ上位には届かなったが、試合を重ねるごとにチームとしてのまとまりは強くなった。大野や高橋などの4年だけでなく、三宅、山崎、児島など2年3年も存在感を見せ、チーム力はリーグ戦を通じて向上。今季こそリーグ上位チームには敗戦を喫したものの、さらなるチーム力の向上があれば目標とする1部リーグ上位も見えてくるだろう。次に控える王座決定戦までは、約1か月。この期間をどのように使い、何を目指すのかを明確にしていくことが重要だ。今季見つかった課題と収穫から、全国の舞台でさらに成長した姿を見せたい。

 

 

(記事:重川航太朗、写真:新井賀南子)

 

 

以下、コメント

 

吉貴奈津子監督

 

(今日の試合を振り返って)ほぼ負け試合だったねという感じで、たまたまシュートが外れてくれたり、大野は頑張ってくれてたんですけど、たまたま引き分けまで持ちこんで、SOでは練習の成果は出ましたが、正直目指しているところとはだいぶ違うという感じです。(ディフェンス面について)連動性がないというか、一発で消えている上級生もいたし、ちゃんとこの人ケアしなきゃいけないよねと自分たちで分析していたことを自分たちでミスしてしまっているので、しっかりやらなきゃいけないですね。それと、個々の判断がまだまだかなと思うので、今後もどんな選択をするべきなのかをブラッシュアップしてほしいです。(SO戦の前に関して)監督としてSO戦をやるのは初めてだったんで緊張しました。固定メンバーもいたんですけど、登場はしなかった2年生もいたので、フレッシュな感じで良かったと思います。大野は強いのでいつも通りやってくれればという風に話して、最初の二人が決めてくれたので良かったなと思います。(春季リーグ5試合を振り返って)最初の2試合でコテンパンにやられた後、大量得点できてこのままいこうという感じだったのに、その後の試合が微妙という感じだったので、後味は良くないです。王座が控えていて全国の舞台で練習の成果を見せられる場所があるので、そこまでにしっかり調整をして、本来目指している姿にもっていきたいなと思います。(王座に向けてどんな練習をつんでいくか)ディフェンス面がまだまだなので、守るところもだし、ビルドアップで攻めにつなぐという選択なども、場を読むというところをやっていってほしいなと思います。長いボールでつなぐのか短いボールでつなぐのかといったところをチームで共有できるようにしていきたいです。どういう練習を積んでいくかはまだわからないですが、しっかり習得できるような練習をしていきたいと思います。

 

大野結花(商4・田園調布学園)

 

(試合を振り返って)厳しい戦いになることは予想していたのですけども、思いの外最後も技術というよりは気持ちの勝負になってしまい、女子のチームとしてはもう少し技術面でできていたら、ここまで苦しい展開にはならなかったと思います。自分たちの力を出し切れなかったという面では、まだ課題の残る試合でした。(後半の守備について)守備の一番後ろなので、仲間のフォローをするのは当たり前のことなのですが、最後の方で守備の後ろの方がバタついてしまうというピンチをたくさん招いてしまったのが反省点です。その反面、しっかりとフォローできたのはよかったことだと思います。SO戦で自身の活躍について)SO戦では勝つしかないと思っていたので、自分から後攻を選択して、自分が止めてリズムを作ろうと考えていました。その結果、無失点に抑えられ、勝利を決められたのは良かったです。(春季リーグ5試合を終えて)格上に対しての攻撃は歯が立っていないという状況なので、格上に対しての攻撃が課題であると思います。また1ヶ月後には王座決定戦もあるので、格上に対してどういった攻撃をするのかということは今後も考えていきたいです。(1年生がたくさん入っての育成について)今年の1年はプレイヤーが18人いて、岡崎コーチが基本的に1年の指導をやってくださっています。今はチームのプレーで貢献するというよりは雑用や声出しでチームに貢献してくれていて、今日のSO戦でもベンチから1年が応援してくれ、また日々ホッケーを上手くなろうという姿勢を見せてくれ、チームの底上げとなってくれているので、1年も戦力となっています。(1ヶ月後の王座決定戦に向けて)守備は正直、格上に対してまだ通用していない部分があるので、しっかり厳しく練習中から安定したアウトレットや、技術のあるプレイヤーに対ししっかりついていくことが課題です。攻撃は、しっかりとカウンターをものにするということを意識しながらプレーをしたいと思います。

 

 

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