【バスケ】終盤の接戦に敗れ、開幕戦を落とす VS駒澤大

待ちに待った秋のリーグ戦が開幕した。今季から2部でプレーする慶大の初戦の相手は、去年2部8位の駒澤大。序盤から両校譲らぬ接戦が繰り広げられたが、試合終盤に点差をつけられ惜敗。リーグ戦初戦を勝ちで飾ることは叶わなかった。

2017/9/2(土)@日本体育大学世田谷キャンパス

第93回関東大学バスケットボールリーグ戦 駒澤大戦

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

19

15

22

15

71

駒澤大

15

17

20

26

78

◆慶大スターティングメンバ―◆

PG

#9原匠(環3・近大付高)

SG

#13山﨑純(総2・土浦日大高)

SF

#9 鳥羽陽介(環3・福大大濠高)

PF

#5 高橋晃史郎(政4・慶應義塾高)

#11 木村能生(環4・東山高)

 

第1Q、まずは木村がオフェンスリバウンドからのシュートを決め幸先よく先制する。さらに、鳥羽、原の速攻からの3ポイントシュートが決まり、アウトサイドからの得点も好調。一方ディフェンスは、2ブロックした木村の活躍を中心に、ゴール下から相手に簡単にシュートを打たせない。16-15で迎えた1Qラストのオフェンスでは、原がショットクロック残り僅かの時間から3ポイントシュートを決め、好調を維持したまま1Qを終える。

3ポイントシュートを量産した原

 

第2Qが始まると3ポイントシュートや速攻からの得点を許し、開始30秒で逆転されてしまう。その後も、シュートを決めきれない苦しい展開が続いたが、鳥羽の3ポイントシュートでようやくこのQ初得点を挙げる。その後も高橋、鳥羽、原を中心としたオフェンスでテンポ良く得点を重ねていく。さらにルーキーの甲谷勇平(環1・東山高)も初得点を挙げ、相手ディフェンスに的を絞らせない。前半を34-32の2点リードで折り返した。

リーグ戦初出場となった甲谷

 

第3Qは序盤こそ得点が入らなかったものの、開始3分に華麗なパス回しから原の3ポイントシュートが決まる。この得点を皮切りに、高橋のスティールからのワンマン速攻、堂本阿斗ディーン(商4・慶應義塾高)と木村のミドルシュート、鳥羽の3ポイントシュートが決まり、開始5分には8点リードとした。このまま差を広げたい慶大だったが、駒澤大の反撃を受け結局差を2点まで詰められてしまう。

得点にからむ活躍が多い鳥羽

 

第4Qに入ると、両校共になかなか得点が決まらず緊迫した試合展開となる。残り時間5分、粘り強いディフェンスを展開していた慶大だったが、遂に駒澤大に均衡を破られる。連続でゴール下からのシュートを決められ、差を7点とされてしまう。なんとか追いつきたい慶大だったが、反撃及ばず。終盤に離された差を埋めることは出来ず7点差で惜しくも開幕戦勝利とはならなかった。

チームのまとめ役を果たす高橋

 

第4Q中盤までは互角の展開だっただけに、悔しい結果となってしまった。しかし、鳥羽、原の3ポイントシュートが好調なことは今後に向け頼もしい。今日のような終盤に追う展開でも3ポイントシュートでの逆転を狙えるということが、相手ディフェンスに対して大きなプレッシャーになるだろう。 ディフェンス面では、惜しくもシュートを止められずという場面が多かったように感じた。初戦は残念ながら負けてしまったが、まだまだリーグ戦は始まったばかり。今後のバスケ部の修正に期待したい。

 

(記事 内田貴啓)

 

 

原匠選手(環3・近大付高)

(試合を振り返って)初戦ということもあって絶対に落としたくない試合だったんですけど、終始相手のゾーンに悩まされたというか、攻め手を作れないままでした。前半の間はシュートが入っていたから良かったのですが、後半落ちだした時にもうちょっと対応したかったなと思います。(リードを奪っていた時間が長かったが、上手く攻められていたわけではなかったということか)そうですね。1回7、8点くらい開いた時に一気に2桁くらいに差を広げたかったのですが、その後崩れてすぐに同点くらいまで持っていかれたりして、試合運び的にも良くなかったというか、離せるところで離せなかったから最後相手に走られてしまったという感じです。(リーグ開幕に向けてどのように準備をしてきたか)春はインサイド主体の攻めを意識してチーム練習をしてきたのですが、今回の秋はアウトサイドからのシュート主体で攻めている中で、確率はそれほど高くなかったと思いますし、外主体でやっていくからには1人1人のシュートの確率をもう少し上げないと戦っていけないかなと思います。(外からそれなりに点は取れていた様に見えたが)もう少し欲しかったです。他の2部の上位チームはあれぐらいコンスタントに決めてくると思うので。(次節に向けて)明日の神奈川大学は結構強くて、1対1能力の高いチームなので、相手のペースに飲まれずに自分達のペースでやれるように頑張りたいと思います。

 

鳥羽陽介(環3・福大大濠高)

(今日の試合振り返って)やはりリーグ戦1試合目ということもあって、出だしが硬くなってしまったという点と、シュートが力んでしまったということもあったのですが、やっぱり決め切れることができなくて、結果的にはそこの差かなと思います。3ポイントシュートを多く決めたが)シューティングは結構夏は力を入れてのですが、やっぱりまだまだ個人もチームも、特にアウトサイドのシュートの確率が上がんないと苦しいと思うので、確率を上げていきたいと思います。(最後の方押され気味だったが)今年のチームの目標はあくまで一部昇格であって、必ず勝ち星が必要になってくるのでまたチームとしてどんな状況でもやはり勝つってことを信じ続けてやっていかなきゃいけないので、苦しい場面もあったんですけど、絶対勝つという気持ちを忘れずにプレーしていました。(秋リーグ始まって意気込み)やはり一部昇格が目標ということで、混戦になる可能性も考えられるので、最後まで粘り強い気持ちでどんな状況でも最後自分たちが上がるんだという強い気持ちを忘れずにやっていきたいなと思います。(明日に向けて)今日は負けてしまったのですが、そんなことは関係ないので、とりあえず明日はどれだけベストの状態で臨めるかなので、それだけを考えてあした臨みたいと思います。

 

甲谷勇平(環1・東山高)

(試合を振り返って)僕自身の出来としては、もっと得点が取れたのかなと思うのと、チーム全体を見ていると、後半のリバウンドのところで相手に取られて相手に流れが行ってしまったと思っていて、正直取れるゲームだったとは思っています。(リーグ戦初出場の感想は)すごく緊張したのですが、もっとできたんじゃないかと思います。とりあえず緊張を解こうと思って積極的に行ったのですが、シュートを決めきることができなかったので、そういった部分を今後の課題にしていきたいと思います。(新人戦と違うことは)高さも体の強さも全然違って、中に切り込んでいってもフィジカルの面で負けていたりしたので、一年生だからという言い訳はしたくないですが、今後フィジカルの強化はしていきたいと思います。(リーグ戦での目標は)フィジカルの強化とシュートを決めきる力の二つを伸ばすことです。あとは、今年は小さいチームだと言われていて、外の僕たちの出来がそのまま試合を左右することになると思うので、一年生らしくチームに貢献できればと思っています。(次戦に向けて)今日の敗戦を引きずることなく、切り替えて勝利に貢献できるように一つ一つのプレーを丁寧にやっていきたいと思います。

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