慶應スポーツ新聞会

【アメフト】秋季リーグ第7節 終盤の粘り強さに課題を残す最終戦 早大戦

9月より約2ヶ月に渡って行われてきた秋季リーグ戦がついに最終戦を迎えた。ここまで慶大は2勝4敗と苦い試合が続いてきた。最終戦の相手は昨季王者の早大。1Qでは先制点を奪われるも、2QではQB三輪忠暉(理1)からのパスを受けたSB加藤航太郎(商3)やSB松岡巧希(法3)がタッチダウンを決め、追い上げる。3Qでは RB田矢祐樹(経4)のランのおかげで一時逆転するが、最後まで踏ん張りきることができず、追加点を許してしまい、敗戦を喫した。

多くの観客が慶大ユニコーンズへ声援を送った

 

関東学生アメリカンフットボールリーグ戦 第7節vs早大

11月26日(日)@横浜スタジアム 16:45KO

 

慶大

 

早大

0

1Q

7

14

2Q

10

7

3Q

0

0

4Q

7

21

TOTAL

24

 

 早大のキックオフで試合開始。出だしは順調、2度目のシリーズで自陣11ヤードからスタートした慶大は、QB小田裕太(商4)からのパスをWR関戸隆一郎(経3)やWR柴田源太(商4)が見事に受け取り、フレッシュを3回獲得。敵陣27ヤードまで迫り4thダウンを迎える。ここでフィールドゴールを選択するも、惜しくも失敗。早大の攻撃を素早く抑え、自陣4ヤードからプレーを始めたが、ここでRB田矢祐樹(経4)がボールをファンブルし、早大が確保してしまう。エンドゾーン目前で攻撃権を得た早大にタッチダウンを許すこととなった。

タッチダウンに貢献したQB三輪(理1)

 2Qの序盤は、ディフェンス陣の技が輝る。DB井本健一朗(経4)とLB染矢優生(商4)のタックルやDL有藤直哉(政4)のボールカットで早大のゲインを最小限に抑える。4thダウンを迎え、パントで慶大に攻撃権が移るはずだったが、慶大はリターナーボールを取りこぼし、早大が敵陣15ヤードで攻撃権を維持。またしてもエンドゾーンを目の前にタッチダウンのチャンスを与えてしまった。しかし、その後慶大は怒濤の追い上げを見せ、敵陣10ヤードまできたところでQB三輪忠暉(理1)からのパスを受けたSB加藤航太郎(商3)がタッチダウンを決める。攻守交代で早大がフィールドゴールを成功させるが、慶大も負けじとパスを受けたSB松岡巧希(法3)がタッチダウンを決め、14-17の僅差で試合を折り返す。

 

 

RB田矢(経4)は一気にエンドラインまで突き進んだ

慶大のキックオフで3Qが始まると、慶大は我慢の時を迎える。自陣25ヤードからスタートした早大が着実にフレッシュを獲得し、敵陣10ヤードまで迫る。早大のフィールドゴールは失敗し、慶大が攻撃権を得たが、反則が相次ぎ思うようにプレーできないままシリーズを終える。ところが、次のシリーズで自陣16ヤードからの攻撃となった慶大は、RB田矢(経4)が相手を振り切り一気にエンドラインまで走り、見事逆転に成功。我慢の時を打破するプレーをみせ、21-17で4Qへ突入した。

しかし4Q開始直後、慶大は敵陣34ヤードから始まった早大の攻撃をタックルで阻止するも、ランで大きく前進され、タッチダウンを許してしまう。21-24と再度追いかける展開となった慶大は、残り6分のところでファンブルフォースに成功し、攻撃のチャンスを作る。しかし、両者一歩も譲らない状況のなか攻め込むことができず、最後は早大にインターセプトをされ、試合は21-24で終了した。

 

21-24という僅差で惜しくも敗戦を喫した慶大。一時逆転しミスを取り返したものの、あと3点を埋めることができなかった。結果、慶大は2勝5敗でリーグ戦を6位で終え、「ハングリーさとか泥臭さみたいなものがもっとあればよかったのかな」と染矢優生主将(商4)は悔しさをにじませながら今季を振り返った。4年はこのリーグ戦で引退となる。この悔しさを下級生が背負い、来年度成長した慶大ユニコーンズが長年の目標である「日本一」を獲得する瞬間をこの目で見たい。

(記事 佐野ちあき)

 

染矢優生(商4)

(今日の試合を終えて)やっぱり最後まで上手くいかなかったなと思います。悔しいです。(大学最後の試合が早慶戦となったが)そうですね。良い舞台が整って、どこが相手でも今日の試合は学生生活の全てをかけて臨もうと思っていたんですけど、早慶戦ということで余計に、自然にみんな気合が入って、良い舞台でした。(今季を振り返って)やっぱり2勝5敗という、近年でも一番成績が悪いし不甲斐ない結果で、悔しい思いばかりだったんですけど、その中でも途中の中央大学戦と立教大学戦の2勝利とかはチームで勝ち取ったものが凄く嬉しくて、そういう瞬間はやっていて良かったなと思いました。(4年間を振り返って)長いようで短かったです。1年生の頃から本当に日本一になりたいと思ってこのチームに来たんですけど、ずっとあと一歩届かなくて、でもなんだかんだ3年生までは上位校には食い込める様な状態にあって、そういうところの慢心が少なからずあったのかなと思って、今年は下位校にも負けてしまって、結局リーグ戦6位という結果に終わってしまって、そういうハングリーさとか泥臭さみたいなものがもっとあればよかったのかなと思います。(その中で学んだことは)今負けた後でしんどいシーズンが終わったところなので、思いつくのは人生は上手くいかないなということしか浮かばないんですけど、でも努力したら自然とついてくる結果があるとか、一人で何かやっているわけじゃなくてめちゃくちゃいろんな人達に支えられてやっているということを学んだのは大きいですね。(これまで応援してくれた人たちにメッセージを)ただただありがとうございましたと、心から言いたいです。

 

三輪忠暉(理1)

(今日の試合を振り返って)急に出場することが決まり、途中交代で出場したんですが、早稲田戦で気持ちが入っていたのでいいプレーができたんですが、最後の最後で悪いプレーが出て、試合を終えることになってしまったので悔しいです。(今日はパスで2度のタッチダウンに貢献しましたが)得点が決まったときはまわりの4年生がすごく盛り立ててくれたので、とても気持ちの良い瞬間でした。(今日の試合に向けての準備は)勉強との兼ね合いでなかなか準備はできなかったんですけど、それでも相手チームのビデオを見て研究してきました。早稲田は戦略的で複雑なプレーをしてくるので、それにきちんと対応できるように意識していました。(今季を振り返って)夏に右手の人差し指を骨折してしまい、ずっとチームに貢献できずにいたんですけど、リハビリをしてリーグ戦終盤で調子を持ってくることができたので、よかったです。(プレーに関しては)まだまだ至らない部分が多かったです。出場して結果を出せた部分はあるんですけど、それ以上に失敗が多かったのできちんと修正して、来年につなげられるようにしたいです。(来年に向けての課題は)身体の大きさです。トレーニングなどで身体の厚みを作ったんですが、まだまだ細いので、ウエイトなどでサイズアップを図りたいです。また戦略的な面が未熟なので、コーチや先輩からいろいろ聞いて勉強していきたいです。(来年の目標は)もちろん日本一になれるように自分からチームを引っ張っていけるようにしたいです。

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