【バレーボール】ついに掴んだ初勝利! vs日大戦

バレー戦評

喜びあう選手たち

 

3週目を迎えた春季リーグ。ここまで白星のない慶大バレー部は、同じく全敗の日大との試合に臨んだ。先週の試合後に課題に挙げられていた、ミスの多さやサーブレシーブで改善が見られ、終始大崩れすることなく試合を進めた慶大。見事に今季初勝利を収めた。

 

 

4月21日(土)春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦第5戦 慶大×日大

@ウイング・ハット春日部

得点

 

 

慶大

セット

日大

25

22

20

25

26

24

25

17

慶大の司令塔・吉田

 

先週まで4試合連続で落としてしまっている第1セット。立ち上がり、前に落ちるサーブでサービスエースをとられてしまうが、直後に富澤太凱(経3・慶應)がストレートスパイクを決め、悪い流れをすぐに断ち切った。7-6の場面から、吉田祝太郎(政2・慶應)の強烈なサーブで崩して相手に満足な攻撃をさせず3連続得点を挙げた。1周ローテーションが回って再び吉田のサーブ。ここでも、ブロックに跳んだ富澤がもう一度ジャンプしてダイレクトで得点を決めるなどして3連続得点。その後もサイドアウトをしっかり1本で切った慶大。25-22で鬼門の第1セットをものにした。

 

慶大の武器であるブロック

第2セットは、開始直後に相手のブロード攻撃、さらにはブロックで連続得点を許した。この差を詰めたかったが、なかなか連続得点を奪えない。逆に、ネット際までいったボールをダイレクトで打ち込まれるなど小さなミスが響き、少しずつ点差が広がっていった。13-17の場面から連続でブロックポイントが決まったほか、マルキナシム(総3・川越東)が強烈なスパイクを決めて必死に食らいついたものの、最後まで点差は埋められず。20-25でこのセットを落とした。

 

安定した守備を見せた永田

第3セット、開始早々に富澤が連続でノータッチサービスエースを奪い、チームを盛り上げた。そこからは互いにサイドアウトの応酬に。清水柊吾(総2・広島城北)と樫村大仁(環2・茨城高専)のクイックが効果的に決まったほか、リベロ永田将吾(総1・高松)も得意のスパイクレシーブで好守備を見せ、慶大が少しのリードを守りながら試合を進める。しかし、21-19の場面から2本連続でブロックを浴び、同点に追いつかれてしまう。それでもマルキのバックアタックなどで冷静に得点を重ね、このセットも奪取。初勝利に王手をかけた。

 

スタメンで活躍する小出

取り切りたい第4セット。小出捺暉(環1・駿台学園)がスパイクを決め、そのままサーブの番に。ここから慶大は、相手のクイックをブロックに引っ掛けてつなぎ、最後は富澤が押し切るなど、理想的な形で4連続得点を挙げた。9-7の場面から、3枚ブロックでのブロックポイント、セッター吉田のスパイクなどで4連続得点。中盤以降も安定したサーブレシーブから多彩な攻撃を組み立て、相手に連続得点を許さなかった。最後は相手ミスで25-17として試合終了。今リーグ初勝利を手にした。

 

「試合運びが作戦通りはまっていた」と清水が話すように、終始大崩れすることのなかった慶大。途中、相手のスパイクに触って確実に繋ぐ場面が何度も見受けられたうえ、先週よりも安定したサーブレシーブを起点に、幅広い攻撃パターンを展開できていた。明日の相手は全日本インカレ3位の中大。「このまま自分たちのパフォーマンスを上げていけるように(小出)」――強豪相手でも自分たちらしいプレーを貫いて連勝を飾り、リーグ後半戦に向けて弾みをつけてもらいたい。

 

 

(記事:藤澤薫 写真:尾崎崚登)

 

 

以下、コメント

 

 

宗雲監督

 

――今日の試合を振り返って

内容に関しては、日本大学さんも慶應も決して1部のレベルの試合じゃなかったですね。向こうもエース1枚変えてるし、慶應はもっともっといいバレーができるのに、ちょっとドタバタしていますね。

 

――先週課題に挙がったサーブ効果について

今日はもう一回、自分たちのスタイルをしっかり貫いた方がいいだろう、とキャプテンもそういうことを言って、ジャンプサーブはしっかり攻めるっていうのを、まあたまに出る爆発的な慶應の「らしさ」はないですけど、今までの中では一番、ジャンプサーブの良いところが出たんじゃないかなと思います。

 

――サーブレシーブのレベルアップが必要ということだったが

サーブレシーブってメンタルも必要だったり、すごく技術が必要なので、1週間ですぐ上手くなるわけないんだけど、でもやれることはやったり、それからアドバイスを頼んだり、あと今日はちょっとフォーメーションを変えてたり。そんなことで、少しでもサーブレシーブの成功率が1%でも改善するようなことはしてきました。

 

――宮川郁真選手の起用法について

ピンチブロッカーでした。あの子、ブロックがすごく良くて、多分チームでも1、2番くらいの良いブロッカーなんですね。それで狙ったんですけどね。アタックを打たせたのは、点差が離れていたので、あの子が決めてくれればあの子自身の自信になるかなと思ったんですけど、ちょっとアップしていなかったので跳ばなかったですね。本来は慶應の中でも一番高い選手なので、ちょっともったいなかったですね。

 

――明日に向けて

明日はまた強敵なので、今日以上に慶應の力が出ないといけないと思うので、吹っ切れてやってもらいたいと思います。

 

 

吉田祝太郎(政2・慶應)

 

――初勝利ですが要因は

富澤太凱が頑張ってくれました(笑)途中、サーブで一気に流れを持ってきてくれました。

 

――今日に向けて気をつけたことは

その前の合宿では去年よりチームが出来上がっているようなイメージがあって、僕らとして自信があったんですけど、1、2週目がダメで落ち込んでしまいました。ですが上位と当たったからだ、とポジティブに考えて気分を落とさずに臨みました。

 

――今日のプレーを振り返って

サイドのトスは悪くなかったですが、クイックでのトスが低くなってしまったのが反省です。

 

――サーブの面は

入れるところ入れて、攻めるところは攻められて、ミスも少なかったので、しっかり役割を果たせたかなと思います。

 

――初勝利の感想は

単純に嬉しいですね(笑)久々に勝ったなと思います。いくら頑張っても負けてしまって気分が落ちていたんですけど、これでまた自信をもって明日から試合に臨めると思います。

 

――チームの雰囲気は

良いんじゃないですかね。チーム全体で喜べていると思います。

 

――明日に向けて

去年勝っている相手で、日大・中大の週は去年も勝ったので、今年も勝てるように頑張ります。

 

 

清水柊吾(総2・広島城北)

 

――今日の試合を振り返って

自分のプレーに関してはクイックがしっかり決まっていたんですけど、ブロックとかレシーブとか課題は自分にもあります。チームとしては今までみたいに大崩れすることなく、試合運びが作戦通りはまっていたので、良かったと思います。

 

――この1週間どんな取り組みを

サイドアウトもやっていたんですけど、ブレイクに重きを置いて、しっかりブロック引っ掛けたのを後ろで拾って、それを攻撃につなげるっていう練習と、相手の対策をやっていました。

 

――作戦通り?

そうですね。サーブでしっかり狙って、崩して、ブロックでワンタッチとって。しっかりはまっていたと思います。

 

――クイックについては

シャットが1本だけであとは結構上で相手が見えたので、かわしたり、後出ししたりって自分のやりたいことができていたのかなと思います。

 

――明日の中大戦に向けて

中大は高さもあるしレシーブの安定感もすごいので、拾い負けずに、ブロックもしっかりついて、今日より自分の仕事ができればいいなと思います。

 

 

小出捺暉(環1・駿台学園)

 

――初勝利の感想は

連続で勝ててなかったので、嬉しいです。

 

――今日のプレーで良かった点は

まだまだなんですが、サーブカットがしっかり返って攻撃に繋げられたかなと思います。

 

――明日に向けての意気込みを

ここで一勝できたので、このまま自分たちのパフォーマンスを上げていけるように、明日も勝ってリーグを通して強いチームになっていけるようにしたいです。

 

 

永田将吾(総1・高松)

 

――試合を終えて

リーグ戦今まで勝てていなくて初めて勝てたので、良かったです。

 

――チームの雰囲気は

全体的に明るくやれてて、今までやってきたことを出そうという雰囲気があったので良かったと思います。

 

――サーブレシーブが安定していた

先週からキャッチのフォーメーションを変えたので、それが今回は上手くいったのかなと思います。

 

――第2セットは落としてしまったが

第2セットは、サーブ入れにいったところのミスだったり、あとは緩いボール、チャンスボールとかサーブもそうなんですけど、全部セッターに付けれなかったので、そこが痛いなって思います。

 

――明日の中大戦に向けて

中大はスター揃いで、全体的に高いので、もう一回チャレンジする気持ちでやりたいと思います。

 

 

サイド

小出捺暉(環1・駿台学園)

センター

樫村大仁(環2・茨城高専)

オポジット

富澤太凱(経3・慶應)

サイド

マルキナシム(総3・川越東)

センター

清水柊吾(総2・広島城北)

セッター

吉田祝太郎(政2・慶應)

リベロ

永田将吾(総1・高松)

途中出場

谷舜介(環1・徳島城東)

 

加藤靖丈(商1・慶應)

 

宮川郁真(総1・松本県ヶ丘)

 

片波見和輝(文3・成田)

 

順位表(4月21日終了時点)

 

大学

勝利数

セット率

1位

早大

15

2位

日体大

3

3位

中大

1.25

4位

筑波大

3

5位

明大

1.5

6位

順大

1.375

7位

東海大

0.9

8位

国士館大

0.4615

9位

慶大

0.3846

10位

駒大

0.3571

11位

日大

0.2667

12位

学芸大

0.1333

◇順位の決め方◇

勝利数が同じ場合、セット率(総得セット数/総失セット数)の高い方が上位となる。

セット率も同じ場合、得点率(総得点/総失点)の高い方が上位となる。

タイトルとURLをコピーしました