1分1敗で迎えたプール最終戦は法大との一戦。序盤は慶大がペースを握り、果敢にゴールを狙うも得点できない。1Q13分にPCから先制点を与えるとそこからは追う展開に。中盤は、互いに攻め手を欠いたが、最終4QにまたもPCで失点し、万事休す。慶大は最後までゴールを奪えず、結果的に0-2で落としBプールを3位で終えた。
平成30年関東学生ホッケー春季リーグ Bプール
4/29(日・祝) 14:45試合開始 @早大東伏見グラウンド
  | 1Q  | 2Q  | 3Q  | 4Q  | 合計  | 
慶大  | 0  | 0  | 0  | 0  | 0  | 
法大  | 1  | 0  | 0  | 1  | 2  | 
スタメン
GK 小川修平(政4・慶應)
DF 河本倫太郎(法4・慶應)、竹内佑太(政3・慶應)、望月慎之介(経2・慶應)、片岡賢治朗(経2・慶應)
MF 金田翼(政4・慶應)、吉川大地(政3・慶應)、中山正楎(経1・慶應)
FW 大久保遼(政4・慶應)、大橋俊介(政4・慶應)、永野裕太(政4・慶應)
上位進出へ、勝利するしかない慶大ホッケー部男子。プール最終戦は、昨季0-1で惜敗を喫した法大と相まみえた。
第1Q。先制を狙う慶大は、試合開始早々から法大ゴールへと詰め寄る。1分、中山正楎(経1・慶應)から大橋俊介(政4・慶應)へボールが渡り、シュートを放つもここは阻まれる。そのこぼれ球に竹内佑太(政3・慶應)が反応し、ゴールを狙ったがここも決められず。8分には吉川大地(政3・慶應)が個人技でサークル内へと侵入しシュートを放ったが、惜しくも枠外へ。もどかしい時間が序盤から続く。すると13分、法大に一瞬の隙を突かれ、サークル内への侵入からPCを献上。相手のストップミスで難を逃れたかと思いきや、そこから上手く立て直され、正面からフリーの選手にゴールを許した。慶大は追う展開を強いられる。
早めに追いつきたい慶大は、2Qも果敢に敵陣へ攻める。FWの大久保遼(政4・慶應)、永野裕太(政4・慶應)などを中心に、右サイドを起点とした攻撃を仕掛ける。サークル内へ入る場面を作ることはできるも、あと一本を打たせてもらえない。9分には、カウンターで中山、大久保、前多亮佑(経2・慶應)とパスを繋ぐ。しかし、ここもシュートまでは至れず。一方、このQで2度PCを与えたが、追加点は与えず。1点ビハインドのまま、前半2Qを終える。
3Qからは、徐々に慶大のペースが落ち始める。前半に比べ、自陣ゴール前まで詰め寄られるシーンが増え、我慢の時間が続く。5分には、GK小川修平(政4・慶應)が体を張ったセーブ。9分には、この試合で初めてのPCを獲得し、大久保がシュートを放つがゴールとはならず。12分には、相手のゴール前へのセンタリングを望月慎之介(経2・慶應)が飛び込んでクリア。危ないシーンをなんとか凌ぎつつ、好機を見出したい慶大だったが、それ以降は決定的なチャンスは作れず。
迎えた最終Q。2分、中山が俊足を生かして、中央からサークル内へ切り込みシュートを放つがゴールとはならず。5分にはPCを獲得し、またも同点のチャンスを迎えたが、ゴールネットは揺らせず。すると、終盤は流れが法大へ傾く。サークル内へ何度も侵入を許し、10分にPCを献上。このピンチで試合を決めるダメ押しの追加点を許した。残り時間で2点を追いつくことはできず。0-2でプール最終戦を落とした。
「これが今の自分達の力」(金田翼=政4・慶應)。序盤から積極的に攻め込んでチャンスを作ったものの、この試合でも結局得点を奪うことができなかった。プール3試合でわずかにPSでの1得点。シュートを数多く放ちながらも、その決定力不足に悩んでいる。ディフェンス面では、難敵を相手に悪くない結果を残しているだけに、一層得点が求められる。この試合では、相手DF陣を上手く崩した攻撃も見られた。攻撃のレベルをもう一段階上げ、これ以降の試合できれいにゴールネットを揺らすことができるか。2年連続の王座出場へ向けて、チーム力の結集が必要だ。
(記事:重川航太朗/写真:津田侑奈、新池航平、田口智大)
次戦 5/6(日) 順位決定予選 VS東農大
9:30 試合開始 @慶大日吉グラウンド
◎関東学生ホッケー春季リーグ Bプール 星取表
  | 慶大  | 法大  | 山学大  | 駿河台大  | 勝ち点  | 得失点差  | 
慶大  | ×  | ●0−2  | ●1−3  | △0−0  | 1  | −4  | 
法大  | ◯2−0  | ×  | ●1−2  | ◯3−1  | 6  | 3  | 
山学大  | ◯3−1  | ◯2−1  | ×  | ◯8−0  | 9  | 11  | 
駿河台大  | △0−0  | ●1−3  | ●0−8  | ×  | 1  | −10  | 
以下、コメント
金田翼主将(政4・慶應)
――今日の試合を振り返って一言お願いします
とても悔しかったですが、同時にこれが今の自分達の力だと思いました。
――先週はトラップミスなどでパスが繋がらない場面もありましたが、今日のパス面の調子はどうでしたか
パスに関しては、まだまだ成長が必要なのは間違いないです。とても大事な能力である事は間違いないので、これからも重点的に鍛えて行きたいです。
――チャンスを得点に繋げることができなかったことは、どう考えていますか
今のチームの何よりの問題はそこだと考えています。流れを引き寄せられない原因はそこですね。
――試合後どのようなお話をされましたか
下を向かずに、みんなでまた頑張っていこうと話しました。
――次戦に向けて一言お願いします
応援してくださる皆様の為にも絶対勝ちたいです。

  
  
  
  




