慶應スポーツ新聞会

【バスケ(男子)】3Qの失速響き無念の敗戦、勝率をタイに戻せず/早慶戦男子戦

7月7日、ついに迎えた第76回早慶バスケットボール定期戦。昨年の対戦で敗戦を喫し通算成績を37勝38敗とされたため、今年はなんとしても星をタイに戻したいところだ。宿敵打破に向け”凌峨”のスローガンの下、部員一丸となって勝利を目指した。

2018/7/7(土)@大田区総合体育館

第76回早慶バスケットボール定期戦男子戦

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

18

12

7

21

58

早大

14

22

29

19

84

◆慶大スターティングメンバ―

 

#4 鳥羽陽介 (環4・福大大濠)

 

#5 原匠(環4・近大付属)

 

#7 澤近智也(環4・高知学芸)

 

#9 山﨑純(総・土浦日大)

 

#10 髙田淳貴(環3・城東)

早大がジャンプボールを制し、早大ボールで1Qはスタート。先制点を許したものの、澤近がオフェンスリバウンドからゴール下を決め、インサイドでの力強さを見せる。さらに続くポゼッションで山﨑がトップから1on1を制すと、髙田もカットインからバスケットカウントを成功。残り3分には、山﨑がドライブからノールックのビハインドザバックパスでゴール下の澤近にパスを通すスーパープレーも飛び出し、慶大側応援席のボルテージは最高潮に。その後、髙田のベースラインからのレイアップで勝ち越しに成功すると、鳥羽のステップバックジャンパーで点差を広げる。最後は、髙田がディフェンスの激しいチェックを受けながらブザービーターでレイアップを沈め、18-14で1Qを終えた。

2Q、原がフリースローを3本決め点差をさらに広げる。しかし残り4分になると、早大が伝家の宝刀であるオールコートプレスを展開し、不意をつかれた慶大は連続ターンオーバー。この間に逆転に成功されてしまう。なんとか追いつきたい慶大は、山﨑がジャブステップからこの日慶大初の3ポイントを沈めると、残り1分にもコーナーで髙田からパスを受けると、シュートフェイクから3ポイントを決め同点に追いつく。しかし、残り時間わずかで3ポイントのバスケットカウントを決められ、30-36と6点ビハインドで前半終了となった。前半では、身長差に苦しめられながらもリバウンドの確保には成功しており、ここまで2本しか決まっていない3ポイントが入り始めれば勝機はあるだろう。

3Q、原がチャージングを奪い早大の最初のポゼッションをつぶすことに成功。しかし、ここから一気に早大に流れが傾く。オールコートプレスを中心とした速い展開に慶大は圧倒され、みるみるリードを広げられていく。ターンオーバーから早大の速攻が決まり30-44とされた時点で慶大はタイムアウトを取ったが、流れは変わらず。髙田がフィジカルで攻めフリースローを獲得するなど必死に追いすがるも、この10分間のみで7-29とされ37-65でこのQを終えた。

点差を大きく広げられ迎えた最終Q。澤近がミドルを決め良いスタートを切ったが、その後はオフェンスが停滞し残り5分まで得点を奪えず。さらにディフェンスで奮闘を見せた原が5つ目のファウルを宣告されファウルアウト。しかし、代わって出場した小原陸(政4・慶應義塾志木)はコーナーからミドルを決めると、残り1分にはスティールからの速攻で3ポイントを成功するなどこのQだけで9得点を挙げ、4年生の意地を見せる。小原を中心に必死の追い上げを見せたが、3Qで作った点差を埋められず。最終スコアは58-84、通算成績をタイに戻すことはかなわなかった。

前半は1部の早大を相手に互角の戦いをできていただけに、やはり後半の入りが今後の課題と言えるだろう。後半の入りの悪さは、選手層の薄さに起因する。吉敷秀太(政4・慶應義塾志木)が言うように「ベンチから出ていって、流れを変える、繋げる選手が必要」なのだ。スタメンだけでなくセカンドユニットでも慶大らしいバスケを展開できれば、1部の相手とも互角に戦うことができるはず。今回の定期戦で見えた課題を克服し、秋のリーグ戦では目標である1部リーグ昇格を果たしてほしい。

 

(記事:内田貴啓、写真:徳吉勇斗・船田千紗)

 

 

鳥羽陽介(環4・福大大濠)

――試合を振り返って

素直に勝てなかったことが悔しいです。全員で諦めずに戦ったことは次につながるかなと思います。

――自身最後の早慶戦だったが

思うようにプレーできなかったなというのが素直な感想です。

――後半に失速した要因は

ディフェンスで継続していたことが崩れてしまったことと、プレスされた時にボール運びが乱れてしまったことが敗因だと思います。

――前半上手く戦えた要因は

ディフェンスが機能していたことと、オフェンスでそれぞれが伸び伸びとプレーできていたと感じています。

――早大対策は

プレスに対するボール運びと、ディフェンスでピックやハンドオフから崩してくるところを中心に対策していました。

――昨年の主将も応援に駆けつけていたが

昨年の主将も含めて、たくさんのOBの方が来てくださって僕たちの力になりました。

――秋に向けて

春はなかなか結果を出せなかったですが、秋はやらなきゃいけないと思うので、リーグ戦今年は22試合で長いですが、チーム一丸となって1部昇格を目指したいと思います。

 

原匠(環4・近大付属)

――試合を振り返って

1Qまではしっかりとリードしていて、インサイドのメンバーが大きな相手をよく止めてくれて、うちの運びたい流れ通りだったと思います。でも個人的には決めないといけないシュートを決められなかったのが、悔しい部分でした。

――早大対策は

相手のアップテンポな展開にあまり合わせないように、なるべくうちのリズムで、ということを意識していました。2Q途中まではそれが体現できていたけれど、3Q以降は昨年と同じように相手に走られてしまったので、そこが一番の反省点だと思います。

――昨年と同じ展開になってしまった原因は

早稲田の方が流れの持っていき方をわかっていた気がします。そこが強いチームとの違いなのかなと思っていて、3Q踏ん張って相手についていければ戦える状況だったと思いますが、昨年から成長しきれなかったところだと感じましたね。

――収穫はあったか

前半のように、格上の相手にも戦えることは証明できたことです。でもバスケは4Qまであるので、前半だけ戦えても後半でああなってしまうと意味がないと思います。リーグ戦までにどれだけ1試合通して戦えるチームにするかというのが、課題になってくると思いました。

――秋のリーグへ向けて

このチームが始まる時に、一部昇格を一番の目標にしているので、それに向けてチーム一丸となって準備していきたいです。リーグ戦は22試合もあって、スターティングメンバーだけでは絶対戦っていけないと思うので、後から出てくるメンバーの成長が必要だし、スタメンはスタメンで頑張っていきたいです。

 

澤近智也(環4・高知学芸)

――試合を振り返って

勝ちたかったので本当に悔しいです。最後の代ということで本当に勝ちたかったし、これほどまでに盛り上がる試合というのも早慶戦ぐらいだと思いますし。来年からこのような環境で試合ができないと思うと、やはり勝ちたかったの一言に尽きます。

――慶大のディフェンスはいつも以上に激しかったが

僕たちは見るからにみんなミスマッチでしたけど、アウトサイド陣はそれでも全然守れていて、自分のポジションでディフェンスを頑張ったら良い試合になると思っていたので、最初からタイトにディフェンスについていけたのはよかったと思います。ただ、前半に比べたら疎かになった部分があったので、試合を通してできる体力やフィジカルを秋に向けてつけていかないととは思います。

――後半は体力的に厳しかったか

40分間出続けていたので、さすがに前半と同じように後半も、って考えると厳しいものはありました。体力やフィジカルがあるのに越したことはないですけど、今できる自分の体力を考えた上でどうやったら1試合戦っていけるかということを考えて、後半も前半同様に戦い続けることを考えないといけないと思います。早慶戦もそうですし、秋のリーグ戦も22試合あるので、考えながらやっていけたらと思っています。

――先週の竹内公輔選手とのマッチアップは活かせたか

今日の相手には竹内さんのような2mの人はいなかったのですが、フィジカルの部分では自分より高い選手をどのように守るかというところで、相手の嫌なポジションでボールを回す、1対1ではなく周りの力を借りつつのディフェンスというところで、活きていたと思います。

――試合終了間際にボールが回ってきた場面は

鳥羽と原が退場していたので、自分が最後までやらなければいけないという気持ちをすごく持っていました。なので正直自分にボールをくれという思いがあって、それを決めきることはできなかったのですが、最後になっても決めきれる力はつけていかないとなという思いはあります。

――秋のリーグに向けて

目標は1部昇格なので。春の目標の早慶戦優勝が達成できなかった分、やはり夏もう一度レベルアップをして、秋のリーグ戦は必ず1部昇格をしたいと思います。

 

小原陸(政4・慶應義塾志木)

――試合を振り返って

3Qのところで相手の流れを止めきれなくて一気に点差が離れてしまって、本当にこの早慶戦のためだけに春シーズン準備してきたので、ただただ悔しいです。

――自身にとって最後の早慶戦となったが

今年が自分自身初めての出場で、高校時代から7年間積もってきた思いというか、本当に夢のような舞台だなと思ったので、自分と同じような内部生にもこれを夢見て頑張ってほしいなと思いました。

――途中出場で9得点の活躍、プレーで意識したことは

原の代わりということで自分自身は思いきりプレーするだけだったので、自分にできることを100%頑張ることと、泥臭い部分を意識してやろうとした結果です。なので9点はたまたまというか、本当に思いの部分で入ってくれたのかなと思います。

――秋リーグに向けて

今季はなかなか人数もいない中で1部昇格というところで、自分達含めたシックスマン以降の人たちがどれだけ頑張れるかでチームの結果は変わってくると思うので、チーム全員で1部昇格を目指して頑張っていきたいと思います。

 

吉敷秀太(政4・慶應義塾志木)

――試合を振り返って

第3ピリオドで離されてしまったのが全てでした。早稲田が試合運びが上手かったのはもちろんだし、自分たちは人数が少ない中で、良くないときに自分が出ていって流れを変えられなかったというのが、チームとして、そして個人としての反省点です。前半に関しては自分たちのやりたいことがきっちりと出て、1部の早稲田大学にも戦えていたので、そこは自信を持ちつつ、負けてしまった事実はしっかりと受け止めて、次に進みたいと思います。

――意識したことは

相手の一人一人にフォーカスして、この選手はこういう風に守ろうという風にしていて、前半はしっかりディフェンスできていたと思います。後半に流れを持っていかれたのはプレスの部分だと思っていて、練習では自分たちが相手になっていたけれど、今日はスターティングメンバーの選手の想像を超えていたように思います。リーグでもこういったチームはあると思うので、まだまだ対策していかないといけないと思います。

――チームに足りないものは

ベンチから出ていって、流れを変える、繋げる選手が必要だなと思っています。同期の小原は出ていって、最初はあたふたしたところもあったけど、終盤は激しいディフェンスを見せて得点も取れていたので、あいつは自分に出来る仕事をやり遂げたと思っています。自分は出ていったところで失点したり、仕事であるリバウンドが全うしきれなかったので、そこは情けなかったです。スタメンの5人は体力があるうちは良いプレーをできていたので、それに代わって出てくる6人目、7人目が必要だと思います。

――秋のリーグへ向けて

スタメン以外の選手に足りないのが“自信”だと思っていて、実際小原も試合に慣れて固さが取れてからは十分通用していました。自分や小原、工藤に必要なのは自信と、それを裏付ける練習だと思っているので、リバウンドやディフェンス、シュートなどチームに求められていることにもっと打ち込みたいです。それができれば今日の小原のように活躍できると思うので、自分に出来ることを追求していきたいです。

 

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