【ホッケー(女子)】雨に苦しみ大量失点。後半の立て直しも及ばず/関東学生ホッケー秋季リーグ VS駿河台大

女子ホッケー

試合後客席に挨拶する選手たち

プール2戦目となった駿河台大との試合は、雨が降りしきる中での難しい試合となった。コンディションにも苦しむ立ち上がりを攻め込まれ、第1Qで5失点を喫し大差を追う展開。その後は、格上を相手に苦しみながらも徐々に上手くクリアする場面を増やし、失点を減らした。しかし実力差は大きく、終わってみれば11失点。後半にかけて立て直しはしたものの、大敗を喫することとなった。

 

平成30年関東学生ホッケー秋季リーグ Bプール

 

9/29(土) 13:00試合開始 @駿河台大学ホッケー場

 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

駿河台大

11

 

スタメン

GK 杉山留菜(経4・慶應女子)

DF 冨田里沙(政4・東洋英和女学院)、三宅美紅(経4・慶應湘南藤沢)、西本明日美(政3・慶應湘南藤沢)、木崎渚早(経4・日比谷)

MF 森田真衣(経2・慶應女子)、荒川理佳子(経4・慶應女子)、花田ともみ(政2・慶應湘南藤沢)

FW 雑賀水紀(経4・慶應女子)、内藤梓(政3・立川)、山崎ほのか(商4・慶應女子)

 

横浜市立大との開幕戦を痛恨のドローで終えた慶大。後がない中で迎えた駿河台大とのプール2戦目は、雨が降りしきる中での試合となった。

 

第1Q。グラウンドのところどころに雨が溜まり、厳しいコンディションでのプレーを強いられる。相手も同じ状況に変わりはないが、格上の駿河台大が先に仕掛ける。3分、いきなりサークル内への侵入を許すと、PCを献上。GK杉山留菜(経4・慶應女子)が一度は体を張ったセーブを見せるも、こぼれ球を押し込まれて先制を許した。その後もグラウンドコンディションに苦しむ慶大は、相手攻撃陣に攻め込まれる時間が続く。6分にディフェンスを整える間もなく失点をすると、後手後手の対応に。最初の15分で、まさかの5失点を喫した。

 

雨の溜まるグラウンドに苦しんだ

立て直しを図りたい慶大は、第2Qから徐々にグラウンドへの対応を見せる。依然として劣勢は変わらないものの、相手の攻撃に必死で食らいつく。自陣での時間は続くが、サークル内へ持ち込まれる前にクリア。ゴール前での守備を徹底し、第2Qでの失点を3にとどめた。

 

 

 

 

サイドを駆け上がる木崎

後半に入っても、雨は降り続く。第3Qは開始早々にPCを与え、密集でクリアしきれずに失点する立ち上がり。4分にもう1点を追加されるも、その後は自陣でなんとか凌ぐ。右サイドを再三攻め込まれるも、主将の三宅美紅(経4・慶應湘南藤沢)を中心に徹底してクリア。このQを2失点に凌いだ。

 

 

 

 

迎えた最終Q。2分にPCから直接決められ、11点の差をつけられる。前の試合で引き分けた横浜市立大は、駿河台大に11点差をつけられて敗戦しているため、これ以上の失点は許されない状態。残りの時間も相手の猛攻は続くが、DF陣とGK杉山を中心に、なんとかゴールを守り抜く。そのまま得点は動かず、試合は終了。終盤に入って、粘りのディフェンスを見せたものの、0-11での敗戦となった。

今季も期待の選手と名前が挙がる西本

格上の相手との対戦で厳しい展開が予想されたが、それ以上に雨で水を含んだグラウンドに苦しめられた。ボールがグラウンド上を滑らず、クリアしたボールも勢いが衰えて完全に弾き返せない場面が多く見られた。さらに、降り続く雨は選手たちの体力を消耗。後半に入り、失点の数こそ減少したが、慶大らしい“走り切る”ホッケーを出し切ることができなかった。しかし、最初のクオーターでの5失点から徐々に立て直せたことも事実。次戦では、序盤から粘りのディフェンスを見せ、守備からチャンスを演出していきたいところだ。

 

プール最終戦となる次の東京農業大戦は、慶大にとって非常に重要な意味を持つ。勝利すればチーム目標である「リーグ上位」への進出が決まる一方で、敗戦すれば得失点差によってはプール最下位もありうる。運命の一戦、万全の準備をして臨みたい。

 

(記事:重川航太朗/写真:津田侑奈)

 

 

次戦 10/7(日) VS東京農業大

 

14:45 試合開始 @慶大日吉ホッケー場

 

◎関東学生ホッケー秋季リーグ Bプール 星取表・日程表(9月29日時点)

 

 

慶大

駿河台大

横浜市立大

東京農業大

勝ち点

得失点差

慶大

×

●0-11

△1-1

10/7

-11

駿河台大

○11-0

×

○11-0

○4-1

+25

横浜市立大

△1-1

●0-11

×

●0-5

-16

東京農業大

10/7

●1-4

○5-0

×

+2

 

 

以下、コメント

 

手嶋聖奈監督

――今日の試合を振り返って

 

駿河台は格上の相手なのですが、しっかりと前へ攻めていくということでやっていきました。ですが、最初のクオーターで5点取られてしまって、最後の詰めでマークが外れてしまって失点が重なってしまいました。こんなに失点してしまったのはとても悔しいです。

 

――雨の影響などはどう見ていましたか

 

逆に雨で自分たちに有利かなと思っていて、相手は強いボールを打てたり、プレーの精度も高いチームなので、上手く攻められないところを自分たちがしっかりと走って、天気を味方にできるかなとは思いましたが、そこは上手くいきませんでした。

 

――試合中での立て直しという部分ではいかがでしょうか

 

マークが甘いというのが失点の要因だったので、そこをクオーターの合間に修正して、徐々に良くはなっていったかなと思います。

 

――次戦に向けて

 

得失点で横市と並んでしまったので、自分たちは勝つしかないと思いますし、今日の試合も決して悪いわけではなくて、やりたいこともしっかりとできていたと思うので、ここから1週間で課題を洗い出して修正していきたいと思います。

 

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