慶應スポーツ新聞会

【競走】慶大は9位、多くの記録生まれる/関東インカレ

関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)の2週目が、5月21日~22日に国立競技場で開催された。慶大は男子1部で45点を獲得し慶大歴代最高得点で9位だった。多くの観衆が集まる中、この週は新たな歴史を作る記録が多く生まれた。

第90回関東学生陸上競技対校選手権大会@国立競技場

2011/05/21~22

四継

表彰台で笑顔を見せる四継チーム

【4×100mリレー】

4×100mリレーでは新たな歴史が作られた。予選と同じ本橋‐谷口‐寺尾‐山縣の4人で挑んだ慶大は序盤から好レースを展開。1走の本橋はスタートダッシュで一気にトップスピードに入ると、良いバトンの受け渡しで2走・谷口へつなぐ。2走・谷口、3走・寺尾は自己ベストのタイムこそ周りに選手と比べてやや遅れをとるが、中位で最終走者・山縣へとバトンを渡す。山縣は予選に続く好走で強豪・早大を抜くと、2位でフィニッシュ。39秒63の慶大新記録を樹立した。

慶大新記録での2位は「後輩たちの成長」の結果によるもの。アンカーを務めた山縣に加えて、本橋や谷口といった付属校出身の選手たちも実力をつけて、結果を残した。だが、「バトンがもうちょっとできる」(本橋)とこの結果にも慢心はない。次は全日本インカレで打倒・中大、表彰台のてっぺんを目指して頂上を目指す。

【200m】

男子200m決勝では、またしても山縣が見せた。山縣はいいスタートを切ると、後半の伸びも冴え20秒62という好記録でフィニッシュ。順位は3位だったものの、自身が打ち立てた慶大新記録、さらには自己ベストを更新するという快走だった。

【4×400mリレー】

男子4×400mは、予選と1走を変え、大野‐茅田‐古賀‐廣瀬の4人が出場。大野‐茅田‐古賀がいい位置でバトンを繋ぎ、4位でアンカーの廣瀬にバトンを渡す。そこから廣瀬が怒涛のごぼう抜きを見せ、慶大は見事1位でゴールした。悪天候の影響で3分12秒09とタイムこそ伸びなかったが、実に58年ぶりの関東インカレ男子マイルリレー優勝となった。

また、女子は3分50秒04で5位入賞を果たした。

【棒高跳】

フィールド競技では、棒高跳で川島が練習でけがをするアクシデントに見舞われるも、意地の跳躍。自身が持つ慶大記録と自己ベストを更新する5m20で2位となり、1年生ながらその実力をしかと見せ付けた。

慶大は男子1部対校得点で45点を記録。これは法政大に次ぎ16校中9位だった。惜しくも入賞こそ逃したものの、慶大競走部としては歴代最高得点をマーク。六大学対抗陸上大会で得た自信は、確信に変わった。有望新人の入学や、上級生の成長などで強くなった慶大競走部に注目だ。

慶大選手の記録

種目 選手 記録 結果
4×100m男子 本橋-谷口-寺尾-山縣 39秒63 2位
200m男子 山縣亮太 20秒62 3位
4×400m女子 原-志比-町野-中村 3分12秒09 5位
4×400m男子 大野-茅田-古賀-廣瀬 3分50秒04 1位
棒高跳 川島優 5m20 2位
 

By Nao Hara

選手のコメント

寺尾

(レースを振り返って)やっぱり優勝狙っていました。そこは悔しいです。でも今年はこれで終わり、と言うわけではなく、さらに(今日の結果は)塾新記録であり2位でメダルを取れたということで、良い通過点にはなったのかな、という感じです。(六大学対抗戦よりタイムも1秒以上縮まったが)今は1,2,3、4年一人ずつ入ったチームで走っていたんですが、後輩たちがすごく伸びていて、一番足を引っ張っているのは4年の自分なんじゃないかな、と思うくらいでした(笑)。本当に後輩たちの成長がめまぐるしいです。だからこそまだまだいけるんじゃないかな、と思います。(自身の走りは)頭が真っ白になっていました(笑)。ただ悪くはなかったと思っています。自分は(決勝で戦った他大の)3走の中でみても、タイムが後ろから数えた方が早いレベルだったと思うんです。その中でそれなりに戦えたのかな、とは思っています。これからまたつなげていきたいです。(今後の抱負)関東インカレは4年生として一番狙っていた試合ではありました。でもまだシーズン始めなので、全日本インカレや日本選手権リレーだったりがあるので、そちらで「しっかりと」結果を残していきたいです。

本橋

(4継リレーを振り返って)優勝を狙っていたんですけど2位で、悔しい部分はあります。塾新で2位は最低限の目標だったので、それが達成できて良かったと思います。(六大戦で敗れた早大に勝ったが)六大の時は山縣が走っていませんでしたし、早稲田も本メンバーではなくて、プレ大会ですし、そんなに気にせずって感じですかね。でも、関カレで勝てたのは良かったです。(自分が走ったところを振り返ると)優勝が懸かった決勝だったので、本当に緊張しました。1‐2走のバトンも凄くうまくいったので、良かったと思います。(個人の100mでは目標の決勝進出を果たしたが)個人は最低決勝で、そこから順位をどこまであげられるかでした。決勝には行けましたけど、決勝で0秒01、0秒02差で競り負けて7位という結果だったので、悔しい部分があります。(リレーでの課題は)バトンがもうちょっとできると思います。そこを磨いていきたいですね。(今後の目標)リレーでは打倒・中大で表彰台のてっぺんを狙いたいと思います。個人は全カレの決勝進出が最大の目標なので、それを目指して頑張りたいです。

川島

(今日の跳躍を振り返って)練習跳躍で怪我をしてしまったので、それが心残りですが、後半は良い跳躍ができました。(怪我の状態は)ボックスに落ちて足をぶつけたんですけど、正直痛かったですが気合いで乗り切れました。(自己新と塾新を更新したが)やっぱり気持ちの問題で跳べるんだなというのを改めて感じました。(1年生にして関カレ2位)今回の目標が、優勝と5メートル30っていう記録で、目標はひとつも達成できなかったので、満足は全然してないです。まだまだです。(今後の目標)インカレで上位入賞したいです。

山縣

(今日のレースを振り返って)今日は準決勝と決勝の2本だったんですけど、準決勝で前半からあまりいけなかったので、決勝ではラスト1本だと思って最初から全部出し切るつもりで決勝は走りました。結果は200メートルより悪くて3位だったんですけど、自己ベストも出ましたし、スッキリしてます。(塾内記録を更新したが)静岡のレースよりも、納得いくレースが今回できました。本当関東インカレという場でベストを出せたのが凄く嬉しくて、塾新の喜びも2倍くらいあります。 (既に2種目で2位、どのような気持ちで今日臨んだのか)今日は凄く疲れていて、最後しんどかったんですけど、すぐ横で川島くんがアクシデントあっても自己ベスト出して2位に入っていて、刺激をもらったので、自分も疲れたなんて言ってられないなと思いました。ラスト1本だし、しっかり走ろうと決めて走ったんで、疲れていましたが、走り終わってスッキリしています。 (今後の目標は)今回関東インカレで、自分の身体の疲労とか、大会の雰囲気とか凄く衝撃的な経験を積ませてもらったので、自分の身体とも向き合って、自分の走りができるようにしたいです。

廣瀬

(今日のレースを振り返って)僕の位置で3位、4位でバトンが回ってきたら、もう優勝が狙えるので、最高の位置で持ってきてくれたなと思っています。(天候の影響は)タイムを見ると、あまり良くないので、天候の影響はありました。それでもみんなしっかりまとめて走ってくれて、自分自身もこの天候の中でしっかり走れたと思っています。(マイルの優勝は昭和28年ぶりだが)そうですね、僕らが歴史を作れたってことで、僕も4年生として最後の仕事はできたかなと思っています。(プレッシャーはあったか)予選からトップだったので、しかもフルメンバーというわけでなく、もう一人強いメンバーの替えがいる状態での予選トップだったので、僕は凄く楽な気持ちで決勝に臨めました。(自身のコンディションは)最後の関東インカレということで、全然調子が悪いところもなかったですし、後はしっかり走るだけだという感じでした。実際走りも良かったかなと思います。(今後の目標)全日本インカレでも勝って、あと僕個人として日本代表としてもリレーで走りたいと思っていますので、それも含めてリレーで勝っていきたいなと思います。

大野

(今日のレースを振り返って)コンディションが風と雨が強くて、タイムはついてこなかったんですけど、ああいった接戦で勝てたというのは凄く大きなことだと思います。(プレッシャーはあったか)周りから、優勝、優勝とは言われていましたけど、そんなプレッシャーにはならずに、期待を良い具合に受け止めて練習と本番も臨めたかなと思います。(自身のコンディションは)関東インカレの前にも自己ベストは出ていたので調子は良かったです。(今後の目標は)関東インカレでは個人の成績が振るわなかったので、もっと個人で活躍したいです。あと、全日本インカレや日本選手権リレーと、もっと大きな大会はこれからあるので、そこでのマイルも優勝できたらなと思います。

茅田

(今日のレースを振り返って)今日は雨で寒かったんですけど、先輩達に上位でバトンを渡せれば勝てると思ったので、がんばりました。(天候の影響は)条件はみんな一緒なので、結果的にタイムは悪くなりましたけど、勝負に勝つことが大事だったので、あまりそこは関係ないので。(プレッシャーは)そうですね、昨日もちょっと寝られなくて。緊張しすぎちゃったんですけど。でもサポートの先輩方にも色々声をかけていただいて前向きな気持ちで試合に臨めました。(コンディションは)塾記録も狙いたかったんですけど、今日は雨で寒かったのでタイムはついてこなかったんですけど、でも塾記録を出せるメンバーではあると思うので、これからまた狙っていきたいと思います。(レース前の気持ち)アップ中はすごく緊張してたんですけど、実際にトラックに入るとアドレナリンが出て、負けたくないっていう気持ちだけで走りました。(マイルは昭和28年ぶりの優勝)知らなかったです。実感がわかないくらい昔なので。これからまた新しい歴史を作っていきたいです。(今後の目標)廣瀬さんに勝ちます。

Tagged as: , ,

Leave a Response

Please note: comment moderation is enabled and may delay your comment. There is no need to resubmit your comment.