慶應スポーツ新聞会

【ボクシング】安定したプレーで立大破り、2部Aクラス入り目前に/第72回関東大学ボクシングリーグ戦 VS立大

北岡の白星で慶大の勝利が決まった

前回の法大戦での敗戦から2週間。残すところ2回となったリーグ戦の第4戦を、現在2部4位の立大と戦った。初戦は出場した全ての試合で勝利する古山皓介(環3・新潟江南)が安定したプレーで先制し、その後も各階級で激闘すると、3−2の場面でウェルター級の北岡秀石(経2・清風)が白星を挙げ、慶大の勝利が確定した。今リーグ3度目の勝利をつかみ現在2部3位と、このままの成績であれば目標である2部Aクラス(3位以上)入り達成となる。

第72回関東大学ボクシングリーグ戦 第4節 vs立大

 

 

6月22日(土) 10:30試合開始 @後楽園ホール

 

 

階級

勝敗

慶大選手名

 

相手選手名

LF

古山皓介(環3・新潟江南)

3−2(29-28,28-29,30-27,30-27,28-29)

田嶋柊太

桑満隆生(文3・慶應)

0−5(27-30,28-29,28-29,27-30,28-29)

増田陸

井上慈元(総4・広陵)

ABD2R0’30

杉浦友馬

松木健太(総1・鎌倉学園)

5−0(30-26,29-28,30-27,30-27,30-27)

中村慶起

LW

松村和弥(総1・浅野)

0−5(28-29,27-30,27-30,27-30,26-30)

木戸口謙辰

 北岡秀石(経2・清風)

3−2(30-27,29-28,29-28,27-30,28-29)

松永麟太郎

武智琉馬(環2・新田)

5−0(30-27,30-26,30-26,30-26,30-25)

高野陸

 

全勝中の古山はまたしても勝利をつかんだ

第一試合のライトフライ級は古山皓介(環3・新潟江南)が登場。体格で勝る古山は右ストレートやボディを繰り出しながら接近戦を戦うと、2R以降はボディを試みるも低姿勢を貫く相手に苦戦。相手に顔面を狙われるなど危険な場面も散見したが、なんとか3−2で勝利し、慶大が先制点をもぎ取った。

 

強敵にも臆せず戦い抜いた桑満

 

 

第二試合のフライ級に出場したのは桑満隆生(文3・慶應)だ。相手は2018年全日本シニアフライ級6位の選手と強敵。1Rは素速い攻撃を放つ相手に圧倒されつつアウトボクシングを披露すると、2Rから相手の強烈なワンツーとアッパーのコンビネーションに翻弄される。攻撃の手は止めなかったものの、結果0−5での敗戦を喫した。

 

圧倒的なパワーで相手攻撃をねじ伏せた井上主将

第三試合、バンタム級を戦うのは井上慈元主将(総4・広陵)。右拳を痛めていることから左拳でのリードを練習していたという井上。1R開始直後から練習の成果を感じさせる左ボディが冴え渡り、相手にダメージを蓄積させていく。2Rからはフックやボディ、アッパーなど複数のパンチを織り交ぜながら攻撃すると、たまらず2R0:50に相手セコンドからタオルが投げ込まれ、ABDでの勝利を飾った。

 

終始攻めの姿勢を崩さなかった松木

 

第四試合のライト級を任されたのは松木健太(総1・鎌倉学園)だ。互いに様子見しながらも、隙を見つけた松木が左ストレートやボディを繰り出す。2Rからは相手もスピード感あるワンツーで応戦するが、松木が左ストレートで徹底的に攻め続け、最後は体力勝負に。疲労感を漂わす相手に容赦なく攻撃を加えると、5−0で危なげなくこの試合を勝利。慶大勝利まであと1勝となった。

相手攻撃を華麗にかわす姿が印象的だった松村

 

第五試合ライトウェルター級に出場したのは松村和弥(総1・浅野)だった。1年生ながら対戦相手は、2018年全日本シニアライトウェルター級7位の選手。そんな相手の攻撃をするするとかわしていく様子が印象的であったが、接近時や隙を作った途端に相手に攻め込まれてしまう。終始左右フックを積極的に打ってはいたものの、結果0−5で敗戦という結果に終わった。

 

体力が消耗している中でも全力で戦った北岡

勝っておきたい第六試合のウェルター級は、北岡秀石(経2・清風)が出場した。相手は昨年対戦した際には勝利している相手ではあったが、「強い相手だということはわかっていた」と気を抜かない北岡。1Rから左ストレートで攻撃的な姿勢を見せると、2Rからは両者が激しく絡み合う接近戦へと展開する。互いに攻撃を加えあうと、3Rは消耗した体力を振り絞るのみ。右ストレートを繰り出し、最後の最後まで戦い抜いた北岡は3−2でこの試合を制し、この試合で慶大は見事勝利まで漕ぎ着けた。

 

大学リーグ初勝利を飾った武智

第七試合、今季一度も選手を出していなかったミドル級はこれまでライトウェルター級で戦っていた武智琉馬(環2・新田)が登場。2階級上げての出場ではあったが「一番良い状態で試合ができた」と語り、プレーにも余裕があった。開始からリーチを生かしたボディが効果的に決まっていくと、その後も左右フックやボディのコンビネーションなどを連続で決めていき、優位に試合を進める。手数で圧倒し、攻撃を与える一方であった武智は、見事5−0で大学リーグ初となる勝利を挙げた。

 

 

今季リーグをここまで3勝1敗と好調に進める慶大。今回の試合の後、井上主将が「もう(2部)Aクラスと言わず準優勝くらいは出来るチームだと思っている」と述べたように、慶大の実力は目標以上の領域に来ているのかもしれない。第3節までミドル級不在というハンデを背負いながらもこの位置につけているのは、目標達成への執念と努力の賜物である。次戦はいよいよリーグ最終戦。最後まで慶大らしいボクシングを貫き、意地とプライドで栄光をつかめ。

 

(記事:津田侑奈/写真:川下侑美、國本葉月)

 

以下、コメント

 

井上慈元主将(総4・広陵)

──今日までに準備してきたことは

ちょっと右拳を痛めちゃったので、左のリードの練習をしてきました。

 

──今日のプレープランは

最初から左で圧倒する気で、もう左で倒すというのをプランとして考えていました。

 

──実際のプレーは

左は突けてたと思うんですけど、本能的に右が出ちゃったのでそこは課題ですね。

 

──今日の試合はどのような位置付けでしたか

7-0で完全勝利を狙うというのがチームとしての位置付けでした。

 

──2部Aクラス入りへの手応えは

もう(2部)Aクラスと言わず準優勝くらいは出来るチームだと思っているので最終戦、気を抜かずに頑張っていきたいです。

 

──最終戦に向けて

一生懸命頑張るので、みなさん応援よろしくお願いします。

 

 

北岡秀石(経2・清風)

──今日のために準備してきたことは

1回対戦した相手だったので、向こうも僕の左ストレートと右フックのコンビネーションを警戒していたと思います。なので、それ以外にもジャブ・右フック・左ストレートだったり、ジャブ・左ボディー・右フックだったりと、前回とは違ったコンビネーションを試そうとは思っていました。あまり思うようにはできなかったですが、結果は出たので良かったです。

 

──チームの勝利がかかった試合でした

そうですね。日体大戦も昨年の立大戦でも勝利のかかった試合だったのですが、その時はとても緊張してしまっていました。なので今回は「個人戦だ」と思ってプレッシャーをあまり感じないようにしていました。

 

──試合後にはガッツポーズも飛び出しました

前回の対戦でも勝つことはできていましたが、強い相手だということはわかっていたので、もう一度勝てて嬉しかったです。

 

──次の専大戦に向けて意気込みを

大体の相手は予想できているので、次こそはしっかりと対策を生かしていきたいと思います。

 

 

武智琉馬(環2・新田)

──前回出場していた際と2段階階級を上げての出場でしたが

減量も増量もなかったので、一番良い状態で試合ができたかなと思います。

 

──今日のプレープランは

自分が今まで戦ってきた階級より上なのですが、自分のスタイルは貫いて、自分のやりたいことをしようというプランで臨んだら、結構良い感じにはまったので、そこから勝利をつかめたのかなと思います。

 

──チームとして勝利した後の試合でしたが

初めて慶應の最後の試合を任されたということだったので、もし同点で回って来たらどうしようという思いはあったのですが、先輩の北岡(秀石)さんがしっかり勝利を決めてくれたので、のびのびと自分の試合をすることができました。

 

──目標としている2部Aクラス入りへの手応えは

今日の試合を観ていたら全員調子が良いので、この調子で最終戦も戦ったら絶対に2部Aクラスに入ると思っています。あと3週間ありますが、この調子を崩さずに戦っていこうと思います。

 

──次戦、リーグ最終戦となる専大戦に向けて意気込みを

去年から試合に出させてもらって、初の勝利を得ることができたので、次の試合でもちゃんと勝てたらいいなと思っています。

 

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