慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(男子)】終了間際に失点を許し、8年ぶりの悲願ならず 第70回早慶サッカー定期戦 VS早大

あとひとつ」が足らなかった。試合を通して慶大ペースで得点機も多く演出した。しかしゴールネットを揺らすことはできず、スコアレスで迎えた後半アディショナルタイムに一瞬の隙を突かれて劇的なゴールを許しそのまま試合終了。無念の敗戦となった。

2019/07/12(金)18:30 K.O @等々力陸上競技場

【スコア】
慶應義塾大学 0-1 早稲田大学

【得点者】
0-1 90+1分 加藤拓己(早稲田大学)

◇慶大出場選手
GK田原智司(環3・静岡学園)
DF沼崎和弥(商4・暁星)
DF酒井綜一郎(政2・慶應義塾)
DF野村京平(総4・國學院久我山) →79分 井上大輔(政3・桐蔭学園)
MF八田和己(総4・桐蔭学園)
MF落合祥也(商4・横浜FCユース)
MF多嶋田雅司(商4・國學院久我山)
MF橋本健人(総2・横浜FCユース)
MF福本拓海(環4・済美)→77分 江本優貴(総4・大宮アルディージャユース)
MF山田盛央(総4・藤枝東)→70分 杉本崇太朗(政3・名古屋グランパスユース)
FW 松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)→55分 ピーダーセン世隠(経4・FCトリプレッタ)

試合に臨む荒鷲軍団

チームをベンチから支える佐藤主将(写真中央)

早慶双方の学生が集まり、熱気に包まれた等々力陸上競技場。勝利を目指す荒鷲軍団のスターティングメンバーは1トップに松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)を起用した。ケガで欠場の主将・佐藤海徳(政4・桐光学園)がベンチから見守る中、負けられない一戦の火ぶたが切られた。

八田がキャプテンマークを付けた

試合が始まると、慶大の選手はいつも通りのハードワークで優勢に進めていく。3分には左サイドの橋本健人(総2・横浜FCユース)からのボールを受けた八田和己(総4・桐蔭学園)がチーム初シュートを放つもキーパーに弾かれゴールならず。

橋本が左サイドを支配した

その後は早大による攻撃の時間が続く。しかしリーグ最少失点を誇る慶大の守備は健在だ。相手FWが抜け出そうとすると、キーパー田原智司(環3・静岡学園)の飛び出し、さらにはDFの野村京平(総4・國學院久我山)、沼崎和弥(商4・暁星)そして早慶戦初出場の酒井綜一郎(政2・慶應義塾)からなる”ゴリラズ”を中心とした守備で相手の攻撃を断ち切る。12分、PA付近でファールを取られてしまい絶好の位置でのFKを献上してしまう。セットプレーからの失点が多い慶大にとっては大きなピンチを迎える。そして壁下を通すパスで意表を突かれるも相手プレイヤーが決め切れず難を逃れた。

連携の取れた守備で試合を支配した

その後は慶大が左サイドの橋本を基点として山田盛央(総4・藤枝東)ら前線にボールを供給し好機を作り出す。そして33分には左サイドからのCKで八田の頭でゴールを狙うも、ボールは枠の上を通過しネットを揺らすことはできない。そして前半が終わろうとした41分、ボールに反応し飛び出した田原が相手選手に振り切られピンチを迎えるが、体を張った守備でなんとか守りきる。そのまま前半が終了し、内容の濃い前半戦をスコアレスで折り返す。

ハードワークで攻撃をふさいだ

ハーフタイムショーにはファンキー加藤が出演した。派手な演出で登場し、観客のボルテージをあげた。そしてファンキー・モンキー・ベイビーズ時代の名曲「あとひとつ」では会場全体が一つとなり早慶戦の熱気は冷めぬまま後半へと向かう。

会場を盛り上げたファンキー加藤

後半が始まっても慶大の勢いは止まらない。サイドからの攻撃を中心にゴールを積極的に狙う。そして51分に決定機が生まれる。右サイドを走る多嶋田雅司(商4・國學院久我山)が出したライナー性のクロスはゴール前でフリーとなった福本拓海(環4・済美)に渡ったが、福本が合わせられず得点ならず。そして55分にはエースストライカーのピーダーセン世隠(経4・FCトリプレッタ)を投入し得点を狙う。

途中から投入されたピーダーセン

守備では前半に比べて攻め込まれるシーンが増えたものの個人守備、そして連携で攻撃の芽を摘んでいく。74分には中盤からのFKをゴール前に走る沼崎がゴール左から頭で押し込もうとするが、これは惜しくもキーパー正面。終盤の87分、ピーダーセンとのコンビネーションで抜け出した橋本がシュート性のクロスを出すも相手GKが決死のタッチ、さらに八田も合わせられず最後までゴールネットが遠い。アディショナルタイムに差し掛かったその時、右サイドを崩されゴール前に送られたクロスボールを相手アタッカーがダイビングヘッド。キーパーの田原がタッチするもボールは無情にもゴールに吸い込まれ痛恨の失点。そのままホイッスルが鳴り試合終了。無念の敗戦となった。

試合終了後、早大が歓喜に包まれる中、慶大の多くの選手が呆然としていた。

ゴールを奪われうなだれる田原

シュート数やコーナーキックなどで早大を圧倒したものの押し込めず、最後の一瞬の隙を突かれ、またしても雪辱を果たすことはできなかった。今回の主力メンバーは最後の早慶定期戦である4年が多かっただけに悔しさは計り知れない。しかし1部でプレーする相手に持ち前のハードワークを発揮し躍動する荒鷲軍団には勝ちへの執念が感じられた。この経験がこれからのリーグ戦、そして1部昇格に繋がるはずだ。早慶戦への思いは後輩たちに託し、荒鷲軍団は再び勝利に向けて進み始める。

この経験を糧に前に歩みだす

 

(記事:室留裕介 写真:東修司、榎本大輝、柴田航太郎)

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