【ソッカー(男子)】決め手に欠きスコアレスドローで勝ち点1にとどまる 第16節 vs産能大

ソッカー男子

台風19号の影響で10月14日に行われた第16節。産能大と対戦した慶大は相手の徹底したプレーに苦しみ中々得点することができない。その中で松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)、橋本健人(総2・横浜FCユース)らを中心としたドリブルと佐藤海徳(政4・桐光学園)を起点とするセットプレーから好機を作ろうとするがゴールネットを揺らすことはできない。一方守備では酒井綜一郎(政2・慶應義塾)、沼崎和弥(商4・暁星)、野村京平(総4・國學院久我山)の最終ラインを中心とした守備で決定機を与えない。両チームが拮抗した展開続いたこのゲームは両者ともにゴールを守りきりスコアレスドローで勝ち点1を獲得した。

2019/10/14(月)14:00ko @産業能率大学グラウンド

【スコア】

慶應義塾大学 0-0 産業能率大学

 

◇慶大出場選手
GK田原智司(環3・静岡学園)

DF酒井綜一郎(政2・慶應義塾)
DF沼崎和弥(商4・暁星)

DF野村京平(総4・國學院久我山)
MF八田和己(総4・桐蔭学園)
MF落合祥也(商4・横浜FCユース)
MF松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)59分山田盛央(総4・藤枝東)
MF橋本健人(総2・横浜FCユース)
MF佐藤海徳(政4・桐光学園)

MF福本拓海(環4・済美)→77分田村祐二朗(環1・藤枝東)

FW多嶋田雅司(商4・國學院久我山)→88分馬場啓輔(法3・桐蔭学園)

雨で足元が悪い中始まった前半は、両者得点を許さず、拮抗した試合展開となった。7分には松岡が単独で上がりその後橋本から福本拓海(環4・済美)にボールが渡るもシュートは打たせてもらえず、12分にはインターセプトした八田和己(総4・桐蔭学園)から細かくパスをつなぎゴール前まで来るも得点に繋がらない。足元が悪い中でも球際の強さを見せ、粘り強くその後もチャンスメイクを試みるが相手DFに阻まれ思うように攻撃できない。一方で、24分には自陣ゴール付近での相手FKでピンチを招くが、野村の守備が光り、ブロックしたこぼれ球を再び打たれるも負けじと再ブロックして危機を回避したり、ロングボールを競る空中戦では度々沼崎が存在感を見せたりと、ディフェンス陣がチームを救う場面が多く見られた。

先制点が欲しい慶大は、35分には橋本から福本にパスが渡り、シュートを試みるも相手キーパーに阻まれ惜しくもゴールネットを揺らすことができない。前半終了間際の45分には多嶋田雅司(商4・國學院久我山)がヘディングでシュートを試みるもゴール上に外れてしまい、前半は0-0で終了した。

 

スコアレスで開始した後半、まずは一点を取りに行きたい慶大は、持ち味である安定感ある守備を崩さずに攻撃の好機を窺う。56分、相手のゴールキックを空中戦で制した沼崎から松岡にボールが渡り、そのまま松岡得意のドリブルでゴール前に上がりシュートを放つも、わずかにゴールから外れ得点とならなかった。その後61分には、FKで佐藤がボールを放ち、野村がヘディングで押し込もうとするがこちらも惜しくも外れてしまった。

セットプレーでチャンスを作る佐藤

直後62分には松岡と交代したばかりのに山田盛央(総4・藤枝東)の上げたクロスが上がるが、タイミングが合わずゴールとはならなかった。後半はセットプレーが多く見られたが、なかなか得点に絡めることが出来なかった。一方で、相手に得点機会を与えない強固な守備を崩されることなく0-0のまま試合は終了した。

得点チャンスを作り出せない中、失点を許さずに引き分けという結果に終わったが、無失点で確実に勝ち点を積み上げることができたのは今後の順位を争う上で非常に価値のあることだろう。淺海監督が’うちを研究されてる’というように今後対戦するチームはどこも首位である慶大を研究して試合に臨むはずだ。そういう点でもどの試合も簡単なものはないだろう。そのような中で監督は’自分たちの突き詰めてきたものを準備していきたい’と話した。これからの6試合それぞれが突き詰めた戦いに臨むことに期待したい。

(記事:菅原千尋、室留裕介 写真:室留裕介)

淺海友峰監督

--悪天候で日程がずれたことについて

うちは学生が色々工夫してくれて、うまく練習できる環境を整えてくれたので、土日も休まずに練習出来ました。想定より一日長くなって調整の部分では色々ありましたけど、しっかり練習出来たと言う意味では良い準備が出来たと思います。

--本日の試合を振り返って

相手(産能大)もすごいうちを研究されてるなという印象で、うちのストロングを消されたなというところがあります。

--前半0-0で終了しましたが、ハーフタイムにはどのようなことを話されましたか

結構足元足元になってる部分があったので、優先順位をしっかり持って臨もうという話はしました。

--次節に向けて

今のこの立ち位置で固くなってるなというところもあったので、もう一回サッカーを楽しむ気持ちだったりとか、応援してくれている方のために走るとか、そういう自分たちが突き詰めてきたものをもう一回しっかり準備していきたいなと思います。

 

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