慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(男子)】苦しみながらも、価値ある勝ち点1! 第7節 Vs桐蔭横浜大

前期リーグ戦も折り返し地点を迎えた第7節。ここまで5試合を消化し、6位と好位置につける慶大は前年度インカレ準優勝校である強豪・桐蔭横浜大と対戦した。前半から桐蔭横浜大の細かいパス回しに翻弄され、押し込まれる時間が多いなか、冷静な対応と相手側のミスにも助けられスコアレスで前半を折り返す。後半も桐蔭横浜大が試合の主導権を握り、決定機を何度か迎えるもの凌ぎ切って粘りの「勝ち点1」を獲得した。

 

2020/8/15(土)15:00ko @流通経済大学龍ケ崎フィールド

【スコア】
慶應義塾大学 0-0 桐蔭横浜大学

【得点者】
なし

◇慶大出場選手
GK田原智司(環4・静岡学園)
DF日川優太(商3・高崎)
DF東山航大(総4・柏レイソルユース)
DF谷本竜一(総3・FCトリプレッタユース)
MF石原大暉(文4・杉並学院)
MF勝俣昴亮(商4・清水東)→50分 中畝楓流(法4・桐蔭学園)
MF内桶峻(政4・國學院久我山)→66分 酒井綜一郎(政3・慶應義塾)
MF松本雄太(商3・國學院久我山)→90+4分 山本献(商1・國學院久我山)
MF橋本健人(総3・横浜FCユース)
FW古川紘平(政2・学習院)→ 65分 松岡瑠夢(総4・FC東京ユース)
FW宮本稜大(商2・國學院久我山)→54分 杉本崇太朗(政4・名古屋グランパスユース)

前節、セットプレーの失点が響き大敗を喫した慶大。この試合ではこれまでのワントップから「対決できる2人を置いてカウンターで得点を」という淺海監督意図からツートップを採用した。また今日は終戦の日で、戦争で亡くなられたソッカー部OBの方が6名いらっしゃることもあり、特別な想いを胸に慶大はこの試合に臨んだ。

最高気温35度を超え、灼熱の太陽がグラウンドを照りつける中、試合開始の笛が鳴った。試合序盤から細かくボールをつなぎ、アーリークロスや逆サイドへの展開から好機を演出する桐蔭横浜大に対して、苦しい時間を強いられる慶大。細かい連携に翻弄されながらも、相手のミスにも助けられ得点は与えない。セットプレーでは前半6本のCKを許すものの、前回の反省を生かし、188cmの大型FW相手に常に身体を寄せる守備でシュートを打たせず。攻撃では6分に 橋本健人(総3・横浜FCユース)からボールを受けた古川紘平(政2・学習院)が切り返しからシュートを放った後、沈黙が続く。前半終了間際の45分、セットプレーからサインプレーで 松本雄太(商3・國學院久我山)がPA内でボールを受け、放ったシュートは相手GKのファインセーブに阻まれ先制点ならず、そのまま前半を終えた。

松本は橋本との連携が目立った

後半も桐蔭横浜大がボールを回す展開が続き、前半同様に我慢の時間が続く慶大。セットプレーが続く中、集中力を切らさずシュートは打たせない。反撃に出たい慶大だが、ボールポゼッションが少なく、好機を作れない。79分・88分とPA内で決定機を作られるもGK田原智司(環4・静岡学園)が相手のシュートを冷静にボールを収める。このまま試合終了かと思われた89分、右CKからセカンドボールを拾った松本がクロスを上げ、松岡瑠夢(総4・FC東京ユース)がドンピシャで合わせるも惜しくもGK正面。最後までDF陣がゴールネットを揺らせず、苦戦が予想された試合で大きな勝ち点1を獲得した。

守備陣が最後まで失点を許さなかった。

試合後、「僕たちがチャレンジする上での勝ち点1は非常に大事なので評価したいですが、攻撃の精度・迫力をもっと上げていく必要があります」と監督は語った。シュート本数は試合を通じて3本に終わり、攻撃面での課題が残る試合となった。また、球際やフィジカルの面で押し込まれる場面が多く、そこが支配率の低さに直結した。トップリーグのチームと戦う上でハードワークを強いられる試合は今後も多くなることが予想されるが、苦しい状況からいかに試合を打開するかは大きな課題となってくる。次節は王者明治戦。「失うものは何もないので、チャレンジャ精神を持って戦います」(淺海監督)「今日以上に押し込まれる可能性が考えられますが、スキは必ず生み出せると思うのでそのスキを突きたいです」(田原副将)と意気込みを聞かせてくれた。次節、荒鷲軍団がジャイアントキリングを起こしてくれることを期待したい。

高さへの対応が今後の鍵だ

(記事:小林由和、写真:室留裕介)

淺海友峰監督


--本日はこれまでのワントップとは異なるツートップを採用しましたがどのようなゲームプランでしたか
ボールを持たれる時間が(桐蔭)横浜さんだと多くなってしまうかなと。そこで重量級といいますか、対決できる2人を置いてカウンターで前半のうちに1点リード、もしくは同点で戻ってきて欲しいというゲームプランがありました。

--結果としてはスコアレスドローで勝ち点1を獲得しました
大学のトップリーグなので、僕たちがチャレンジする上での勝ち点1は非常に大事だと思っているので評価しています。ただ攻撃の精度だったり迫力をもっと上げていかないと押し込まれる時間帯ばかりになってしまうので、ボールを持ったところと切り替えをもっとやっていかないと行けないと思いました。

--前節はCKから2ゴールを許しましたが、今回の相手セットプレー時の守りはいかがでしたか
GKコーチの髙橋さんがしっかりと修正してくれたのと、あとはサッカーなのでラフプレーがある。その中でうちは絶対にラフプレーはしないし、ラフプレーがあったとしても相手は基本的にわざとではないので、それに対してうちはフェアプレーで負けないにしようという入りをしました。

--最後に次節は首位の明治戦です
明治さんはちょっと頭が抜けているというか飛び抜けていると思います。逆にいうと私たちに失うものがないので、しっかりとチャレンジャー精神を持っていきたいです。あと今日は終戦の日で、ソッカー部OBでも戦争で亡くなられた方が6人いらっしゃって、だからこそ今日くらいは戦争で亡くなった方々を追悼して、その方々に恥じないようなゲームをしようという話をしました。そして終戦の日にかかわらず続けていって欲しいし、そのようなものをベースにしたいと思います。

 

 

田原智司副将(環4・静岡学園)

ーー前回の敗戦からDF陣とどのような立て直しを
前回の試合で駒澤さんの特徴であるロングボールや高さを中心に4失点してしまったので、今日の試合も守備のセットプレーは多かったのですがその部分の改善であったり。桐蔭横浜さんは駒澤さんと違って結構(ボールを)繋いでくるチームにも関わらず、相手FWに大きい選手を入れてきて自分たちの弱みを突いてきた部分もあったので、そこに対して僕からは常にDF陣に声を掛けて「高さ」に対してしっかり身体を寄せる守備をしてもらうように今週の練習でもそうですしこの試合も声かけしていました。

ーー相手が支配する時間帯が続く中で、無失点で凌ぎ切りました
相手に押し込まれる時間が多いなかで、0ー0で勝ち点1を取れたという結果はポジティブに捉えたいです。ただ、今後リーグ戦を戦っていく上でこれ以上に強い相手がもちろん出てきて、その相手に現段階だとやはり勝てないので、今後の練習で勝てるように。今日の0ー0というスコアポジティブに捉えつつも、後期でもう一度桐蔭横浜さんと戦うときには守りながらもしっかり点をとって勝てるようにしていきたいと思います。

ーー今日の試合に点数をつけると
8点くらいですね。勝てば10点だったのですが。自分が守備の選手というのもあるのですが、0ー0で抑えられたポジティブな面があるのでそこはそれなりに評価しています。攻撃の選手にとっては点を取れなかったという後悔の残る試合になると思うのですが、僕の立場から言うと8点くらいはつけていいのかなと思います。

ーー今節で6試合を消化しました。実際に戦って手応えは
2部ももちろん良いチームが多かったですけど、1部はより個の能力が高くて1人で局面を打開できるような選手が相手に揃っているので、その分やはり1部の方が相手は強いですし、やりがいも感じているので。守備の時間も多くなることもあるのですが、その中でもちろん2部に降格しないこともそうですし、今年インカレに出場するという目標を掲げているのでそれを達成するためにもこういった泥臭い勝ち点1もそうですし、今後勝ち点を積み上げてインカレという目標を達成できるように頑張っていきたいなというふうに思います。

ーー次節に向けて
今日の試合以上に押し込まれる可能性が考えられるのでそこを粘り強くチームで守りながらも、スキは必ず生み出せると思うのでそのスキを突いて、1点取って試合に勝てるように。ますは失点しないこと、今節それができたので、来節もそれができるように。1週間空くのですが、その1週間でしっかり詰めて頑張っていきたいなと思います。

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