【バレーボール】バレー部の屋台骨 能美亜衣×岩本枝里子×小野寺知里 マネージャー対談

左から岩本さん、能美さん、小野寺さん

早慶戦直前特集を彩るのはバレー部が誇る豪華マネージャー対談。試合では見られないあの選手の裏側、チームへの思い。普段表には出られないマネージャーの皆さんに語っていただきました。

―まずはひとりひとり自己紹介をお願いします

能美 理工学部4年渉外・主務の能美亜衣です。

岩本 理工学部2年渉外・副務をやっております岩本枝里子といいます。

小野寺 総合政策学部1年の小野寺知里といいます。

―それぞれ今の役職を志した理由について教えてください。

能美 私は中高6年間バレーをやっていて、とりあえずバレーに関わりたいって思っていました。まあ自分を成長させるいい機会だし、マネージャーっていうのもすごく興味もあったので、自分の好きなことだし、さらに自分を成長させられる機会でもあるなって思って。で一回見学行ったときにお、良いなと思ってやりたいって思いました。

岩本 私も高校のとき女子バレー部に所属していて、高校2年生の時に、佐賀の高校だったので佐賀総体の補助員を得点板でやらせていただいたんです。そのときに男子バレーの全国区はやばいなと思って、そこから男バレにも興味を持って大学では男バレに入部しました。

小野寺 私は高校生の時も男子バレー部でマネージャーをしていたんですけれどその関係で慶応のバレー部のOBの方とかともお知り合いになれて、その方たちの話を通して慶応バレー部の皆さんっていいチームだなと思って、また高校と同じように選手のために、チームのために4年間頑張ってもいいかなって思ったので入りました。

―では今のお仕事について簡単に教えていただけますか

能美 渉外を女子マネージャーはやっているんですけれど、まずはOBの方々との交流やホームページの管理などのほかの外部の方とのかかわりとして、部とのパイプ役を私たちが担っています。とりあえずOBの方々とあと保護者の方々にも今メーリングリストなどを配信して試合情報や練習日程、練習風景などを伝えているのと、2か月に一度はバレー部新聞みたいなのを作っていて、試合だけじゃなく、イベントなど、こういうところに行ってきましたっていう普段の私たちの生活がわかるようなことを載せています。

岩本 あとは男子部員だけじゃ気付けないこと、女の子だから気付くこととかをやって、スムーズに部活動が進むようになればいいなと思っています。

―特に1番大変なことはどんなことですか

能美 大変なこと、まあやっぱり男の子たちなのでやっぱり…。

岩本 性別の壁(笑)

能美 うん。私たちの感覚では普通なことが普通じゃないっていうのはよくあります。

―例えばどんなことですか

岩本 ほんと普段のことで言うと「全然汚くても平気」とか(笑)

能美 そうね、関係ないっていうかね。あとは選手のモチベーションを私たちなりにあげてあげるかっていうのを常に考えてやっています。

岩本 試合が近いぞっていうことを部室で行ったりとか。

能美 あとはやる気なさそうな子にもちょっと声をかけてあげたり、声出しなよって言ってあげたりしてます。

―お互いの働きぶりについてはどうですか

能美 いやあもう「有難うございます」っていう感じですね。助かってます。一応渉外としては岩本さんと二人でやっているんですけど、1年間一緒にやってきてほとんど私の言ったことも全部覚えてくれて、もういつでも引退していいかなっていう感じでもあるし(笑)今小野寺さんにはフロアの仕事を中心にやってもらっているんですけれど、ここ2か月とかでほんと成長してくれて私たちがやってほしいなっていうこともわかってきてくれているのでこれからも任せられるかなっていう感じです。

岩本 私は亜衣さんについてしゃべらせていただくと、入部した時から同じ学部ということで勉強面もみてもらっていたので、あとOBの方々にもちゃんとできるマネージャーだから自分も亜衣さんについていって同じように出来るようになれって言われていたので。そのプレッシャーはあるんですけれど、あと1年も亜衣さんが部にいられないということで、自分もしっかりしようという感じで奮い立たせてます。

小野寺 私は入ってまだ2か月なんですけど、先輩二人とも声もたくさん出すし、よく気が付くし、わたしも先輩二人みたいになれるのかなっていうのが今不安なところなんですけれど、でも良い刺激をもらって二人のようになりたいなっていう風に思ってやっています。

―最近「もし高校生の女子マネージャーがドラッがーのマネジメントを読んだら」を読まれたそうですね

能美 3人とも読んだよね。どうだろうな。私は組織としてよく考えるようになりました。具体的に何かって言われると難しいけど、やっぱり「もしドラ」の単語単語は「イノベーション」とかひっかかるようになりました。

岩本 私はもっと部のことを広く見渡さなきゃいけないポジションにいるんだなって言うのを再確認したかんじでした。

小野寺 マネージャーはやっぱり雑用だけじゃなくてチームを変えたりマネジメントとしてやってくことも出来るんだなって思って。自分も出来たらいいなとは思いました。

―話は変わりますが、今年の慶大バレー部はここまで六大学優勝からスタートし良い形で着ていると思うのですが、その要因はどこにあるのでしょうか

能美 私は身内を褒める感じになってしまってあれなんですけれど、4年生が頑張ってくれているというか、マネージャーと4年生っていう枠で動いてきてチームが始まるっていうときもけっこう意見がぶつかったりもしたんですけれど、まあ渋谷を筆頭にみんな自分の役割をわかってやってくれているので、何もやってない人がいないっていうのがすごい見ててもわかります。ひとりひとりがそれぞれの役割を果たしてくれているからあとは私もそこで足りない部分を補えば良いかなぐらいになっているのでそこが去年との違いかなと思います。

岩本 渋谷さんは本当だったら言いたくないだろうなっていうことも言ってくださる方で、主将らしい人だなって思うのと、あとは3年生を中心にスタメンの意識の向上というか、自分たちがやらなきゃという姿勢は去年より強く感じて頼もしいです。

小野寺 私も亜衣さんが言うように4年生が皆さん自分の役割を自覚していて、チームとして動けているのでそこが大きいかなと思います。

―マネージャーさんしかしらない部の裏側はありますか

能美 流行にはやい!

岩本 流行先取りですね。

能美 基本的に早い物好きというか、少女時代とかKポップも流行りだす前ぐらいから好きで見たいな。

岩本 AKBのときもむしろ流行り始める前に飽きる(笑)みんな主流になってきたらポイ。あとはうちはほとんどがスマートフォンユーザーですね。びっくりしました。

―ムードメーカーの選手はどなたですか

岩本 村上(法3)さん!

能美 村上かねえ。

岩本 あと締める役割は(間宮)秀太(政3)さん。

能美 でも声を出すのはけっこう(七條)真理(環2)とか、布ちん(布川・文2)とかが出してくれてるなあっていうのはあるね。けっこうサポート役の子が声を出してくれているので。

岩本 今年は応援席がすごく楽しいですよね。

能美 やっぱりサポートが頑張ってくれるからスタメンも頑張るって言うのが成り立ってるかなっていうのがあるかな。応援席とかもめっちゃ楽しそうに応援してるんで。

―ストイックな選手は

能美 渋谷(環4)。ミスターストイックって言われてたけど実際どうなんだろう?

小野寺 村上さんだと思います。

能美 そうだね。あと(山本)悠登(環3)とかもストイックだね。村上は地味にストイック。意外と筋トレもやってるし。一応今年のコンセプト的にストイックというか、自分に厳しくみたいなのはあるんで。けっこうそれは去年に比べて全体的にもストイックになったかなっていうのはあります。

―今年の1年生の印象はどうですか

能美 いや私は1年生っていうか3つも下なんで「かわいい」です(笑)単純にかわいい。みんな良い子だなって普通に感じますね。

岩本 そうですね。準備とか片付けも嫌がらずに積極的にやってくれてます。

小野寺 みんなしっかりしてるんで私のほうがちゃんとしなきゃって思いますね。

能美 1年生はけっこうしっかりしてるよね。

―最近で伸びてきた選手などはどうですか

岩本 伸びは2年生の岡田(商2)と星谷(理2)。頼もしくなりました。

能美 やっぱり1年生らしさが抜けて、岡田とかはほんとにスパイクふかさなくなったし。今までは「あー危ない」っていうのがあったけど、今なら岡ちゃんに上げれば大丈夫っていう安心があるし。星谷もスパイクもやっとあうようになってきて打数も増えてきたし。あと(前田)優介(環3)もキャッチを頑張ってくれてます。

―では話を今度の早慶戦に移して、マネージャーとして運営面で苦労も多いと思うのですが

能美 けっこう最近早稲田と関わりが多かったんで、仲良くなったっていうのもあるのでスムーズです。試合では敵なんですけど、マネージャー陣的にはすごく仲がいいので、仲良くやってます。

―早慶戦はOBの方々もたくさんいらっしゃいますね

能美 そうですね。早慶戦だけしか来られない方もいらっしゃるので、けっこうやっぱり早慶戦はそういうイベントなんだなっていうのは実感できる場面でもあるかなと思います。

―早慶戦はやはり特別な思い入れがありますか

能美 勝ちたいですね。

岩本 六大学交流戦でも早慶明定期戦でも勝ってるので、ここにきて負けたくない。

能美 2年連続で勝つのがかなり久しぶりらしいので、去年に引き続きストレートで勝ちたいです。

―では最後にホームページの読者、OBの方々、ファンの皆さんに向け一言ずつお願いします

岩本 バレーボールはマイナーですけど、面白いので会場にぜひ足を運んでもらいたいなと思います。ホームページなど部員全員でやってるのでぜひそちらのほうも気にかけていただけたらなと思います。

小野寺 私もたくさんの人に見に来てもらってもっといろんな人が慶應のファンになってほしいなと思います。

能美 私たち女子マネージャーのことは嫌いになっても、慶應バレー部のことは嫌いにならないでください!

岩本 小野寺 (笑)

能美 っていうのは置いといて、でも本当にやっと最近力もついてきたと思うんで、ぜひ見に来ててもらったらすごさもわかると思うので、秋季リーグも、東日本も良いクジを引いたので1位を目指して頑張るのでぜひ応援をよろしくお願いします。

―能美さん、岩本さん、小野寺さんお忙しい中有難うございました

By Kenji Okamoto

今回の特集にご協力くださったバレー部関係者の皆さん、お忙しい中有難うございました。第75回早慶バレーボール定期戦は6月19日(日)早稲田大学記念会堂にて行われます。皆さんぜひ足を運んで慶大バレー部を応援しよう!

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