【バスケ】王者東海大を前に連勝ストップ。 vs東海大

 

東海大の固いディフェンスの前に慶大は突破口を見いだせなかった。

東海大の固いディフェンスの前に慶大は突破口を見いだせなかった。

開幕2連勝を果たした慶大の3戦目の相手は王者東海大。春のトーナメント戦では悲願の初優勝を果たし、今シーズンも圧倒的な強さで白星を重ねている相手だ。昨年のインカレで対決した際には敗北はしたものの、慶大は一進一退のシーソーゲームを展開し大健闘を見せた。今回もそのような善戦が期待されたが、東海大のフィジカルを生かした激しいディフェンスを前に攻めあぐね、なかなか自分たちのプレーが出来ない。チーム総員で奮闘するも終始劣勢が続き最終的には49点差の大敗を喫した。

2014/09/10() @大田区総合体育館
90回関東大学バスケットボールリーグ戦 第3日目 vs東海大
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 9 12 8 12 41
東海大 19 27 22 22 90
スターティングメンバー
  選手名(#背番号・学部・学年・出身校)
PG #4 伊藤良太(4・洛南高)
SG #19 西戸良(2・洛南高)
SF #10 大元孝文(3・洛南高)
PF #6 権田隆人(4・慶應高)
C #7 黒木亮(3・延岡学園高)
 

最上級生として、落ち着いたプレーでチームを支える権田。

最上級生として、落ち着いたプレーでチームを支える権田。

1Q、慶大のスタメンは過去2試合と変わらず。序盤に伊藤のアシストから権田がミドルを沈めるシーンもあったが、安定したシューティングを見せる東海大に対し、慶大はシュート確度が上がらず不安定な立ち上がりを見せる。オールコートディフェンスを展開する東海大の前にターンオーバーも目立ち、なかなかオフェンスのリズムをつかむことが出来ない。中盤には西戸に代わり控えの後藤(環2・藤枝明誠高)がコートに送られた。その後、伊藤のドライブからバスケットカウントを得るも、流れを引き戻すには至らず。9-19の10点のビハインドでこのQを終えた。

2Q、東海大は開始からスリーポイントを連取し、その後もアウトサイドから着実に得点を重ねる。一方の慶大は1Qからの悪い流れを引きずり、思い通りのプレーが出来ない。中盤からは中島(総3・高崎高)や後藤、木村(環1・東山高)ら控えメンバーを中心に果敢に挑むも東海大主導の試合展開を変えることはできず、21-46と大差をつけられ前半を終えた。

多くの出場時間を与えられた後藤。この経験は大きな財産となるだろう。

多くの出場時間を与えられた後藤。この経験は大きな財産となるだろう。

3Q、慶応のゾーンディフェンスにも揺らがず、東海大はリバウンドやターンオーバーからの速攻で点差をさらに広げていく。2Qからの控えメンバーに加え、中村(理4・慶応高)、山崎哲(環3・秋田高)が奮闘するが流れは変わらず。29-68で3Qを終えた。

最終Q、中村、真木、中島、後藤、山崎哲がコートに送り出される。中盤には清家(経3・慶応高)、堂本(商1・慶応高)が出場し、それぞれ得点を決めた。慶大はタフショットが目立ち、ファールもかさんだことで全体的に助長なプレイングとなった。東海大は最後まで攻撃の手を緩めることなく、最終的に41-90で試合を終えた。

レギュラーメンバーがコート上にいたのはほぼ前半までであり、後半は控えメンバーを中心に試合を展開した慶大。チャンピオンの強さというのを、練習でいつもやっている選手にも感じてほしかったと語る阪口HCのねらい通り、この試合での経験が今後1部リーグを戦い抜くための糧となることに期待したい。14日に待ち受けるのは国士舘大戦。昨年慶大と共に1部リーグに昇格し、春のトーナメント戦では惨敗した相手だ。ここでの内容次第で、慶大は1部リーグでの今後の活路を見出すことが出来るだろう。開幕2連勝を果たした際の勘を取り戻し、確実にものにしてもらいたい一戦だ。

(記事:藤井祐未)

阪口HC

相手が強かったね。まあ負けは想定していました。(2Qからの交代も想定内科)今日はみんなが東海大学の強さというのを、チャンピオンの強さというのを、練習でいつもやっている選手にも感じてほしかったし、とにかくぶつかっていくことをベンチでは言っていました。現状はあんな感じですね。(東海大との差はどこにあったか)やっぱり一番は体の当たりの強さだね。チャンピオンになるところはちゃんとトレーニングしてるし、一試合ずっと走るし、そこだよね。(選手たちには良い経験になったか)それはそうだろうね。後藤とか中島もやった感じはあるし。(福元選手がベンチ外だったが状態は)大丈夫。国士舘戦には間に合います。(次戦に向けての意気込み)大きい試合だよね。国士舘は本当に勝負になると思います。

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