【競走】跳躍種目表彰台独占&歴代最高得点で2年ぶり早慶戦勝利/第93回早慶対抗陸上競技会

9/17(日)早慶対抗陸上競技会 @慶應義塾大学日吉グラウンド

 

9月17日(日)、早慶対抗陸上競技会が慶應義塾大学日吉グラウンドで行われ、慶大が40-17で早大を下し、2年ぶりの勝利を収めた。慶大がマークした40点は、本大会での慶大史上最高得点だった。

互いの健闘をたたえ合う小池(左)と山田穂(右)

種目

順位

選手名

タイム

風速

対抗男子100m

1位

小池祐貴(総4・立命館慶祥)

10”49

+0.6

 

2位

永田駿斗(総3・諫早)

10”62

 
 

5位

内田貴一(環4・暁星)

10”81

 

対抗男子400m

4位

前山陽軌(環3・成田)

48”77

 
 

5位

大谷尚文(理2・桑名)

50”70

 
 

6位

塩津和輝(環4・柏陽)

51”30

 

対抗男子1500m

1位

中谷浩崇(理4・藤嶺藤沢)

3’49”86

 
 

3位

野村直己(政メM1・山口大)

3’57”47

 
 

6位

田島直人(総3・八千代松陰)

4’14”10

 

対抗男子4×200mR

1位

慶大(永田-小池-和田佑太(理M1・慶應)-山田穂高(薬4・稲毛)

1’23”77

 

対抗男子110mH

3位

上野佑太(環4・西南学院)

14”33

-0.1

 

4位

富岡達人(環1・三国丘)

14”62

 
 

5位

山田龍(政3・慶應)

14”83

 

対抗男子走幅跳

1位

三上良英(環4・筑紫)

7m33

+0.1

 

2位

伊藤丈晃(総3・福島)

7m11

+0.6

 

3位

鈴木喜成(商4・湘南)

7m10

+0.7

対抗男子走高跳

1位

石川遼(環2・桐朋)

2m00

 
 

2位

山室光平(政2・慶應湘南藤沢)

1m90

 
 

3位

森慶太(政4・慶應)

1m80

 

対抗男子棒高跳

1位

奥平拓海(環2・桐朋)

4m00

 
 

2位

川端一輝(経2・共愛学園)

3m60

 
 

3位

小島信一郎(総1・関西創価)

3m20

 

対抗男子円盤投

2位

内藤健太(経3・慶應)

31m61

 
 

3位

佐藤孝紀(政2・慶應)

31m39

 
 

4位

加賀見康晴(法4・慶應)

24m95

 

対抗男子やり投

1位

安部広太郎(商2・芝)

49m10

 
 

2位

掛村将寛(商3・薬園台)

46m91

 
 

3位

中野敬太(政1・慶應)

46m11

 

 

男子1500mで3連覇を果たした中谷

トラック種目は、男子対抗100mで先日の全日本インカレ200mを制した小池祐貴(総4・立命館慶祥)が10秒49で貫禄の優勝。主将として挑む最後の試合を花で添えた。対抗男子1500mは、好調が伝えられていた中谷浩崇(理4・藤嶺藤沢)が3分49秒86の好記録をマークし、大会3連覇の偉業を達成した。最終種目の対抗男子4×200mRも上級生の巧みなバトンリレーで、早大を最後まで寄せ付けなかった。

男子走幅跳を制した三上副将

フィールド種目は5種目中4種目で表彰台を独占するなど、慶大の独壇場だった。対抗男子走高跳は、石川遼(総2・桐朋)が2m00で優勝。優勝決定後は、記録の2m13に果敢に挑戦した。対抗男子走幅跳は三上良英(環4・筑紫)が7m33(+0.1)を記録し、2連覇を達成した。対抗男子棒高跳で奥平拓海(環2・桐朋)が、対抗男子やり投で安倍広太郎(商2・芝)が49m10の記録で初優勝を収めた。対抗男子円盤投は内藤健太(経3・慶應)が慶大勢トップの2位に入った。

 

以下、コメント

小池祐貴(総4・立命館慶祥)

 

——慶大が獲得した40点は歴代最高得点ということでしたが

後から知りました。取るべきところを取ったと言いますか、陸上競技は元々の実力差が(結果に)出るものですが、僕が3年生までは取りこぼしが多かったのですが、今年は取るべきところをみんながきっちり取っていました。逆転するようなところはあまり無かったんですけど、本当に下馬評通りにミスなく取ってきてくれて、それでこの結果になったのではないかと思います。

——出場された4×100mR100mでは見事優勝されました

身体の調子自体はすごく良かったので、天候さえ良ければ、優勝だけでなくて自己ベストの更新も見えるなと思っていたんですけど、あいにくの天候でした。ただ、100mに関しては次の主将の永田が僕の後ろの2着できっちり入ってくれたので、ある程度不安を残すことなく終われて良かったなと思います。

——今大会をもって4年生は引退となりますが、慶應で過ごした大学4年間を振り返って

スポーツをやっている期間の中で、一番辛い4年間だったなという風に思いますね。今までこんなにスランプに陥ることが無かったというか、2、3年のときはちょっとスランプに陥ったんですけど、それを脱するまで本当に時間がかかって、自分一人の力でなんとかできなかったという経験が本当に無かったもので、最後に先週の全日本インカレで結果が出せて、逆に他のところに行っていたらスランプになっていたかどうかわからないんですけれど、ここに来たから全カレで優勝できたんだろうなというのはありますし、最後に早慶戦、身内の勝負ですけど、みんなで「勝ったぞ」と言って終われたというのは、良かったと思います。個人的には辛かったことも多かったんですけど、過ごしてきた日々を振り返ってみると一言楽しかったと思いましたね。

——スランプになったというのは、怪我がやはり多かったことも影響していたのでしょうか

そうですね。基本的にコーチの方がいないので、オーバートレーニングで壊れてしまうというのが多くて、それの繰り返しでしたね。

——とりわけ主将を務めた最終学年については

一番大変でしたね。個人的な事情もあったんですけど、私生活も含めて忙しい時期で、競技的にも一番結果を出さないといけない時期でしたので、今後がないような一年だったので、プレッシャーも大きくて、でも主将という立場上、みんなにしてあげなければならないこともたくさんあったので、その折り合いをつけるのがものすごく難しくて、今終わってみれば、これ以上辛いことってなかなか無いと思うので、良い経験というか勉強になったと思いますね。

——改めて全カレ200m優勝おめでとうございます。全国タイトルを獲得して思うことは

やっぱり勝つって大事だな、と思いましたね。陸上競技は一番以外全員負けなので、勝つということ、先頭でゴールするというのはこういうことなんだなと本当に久々で、大学1年でカテゴリ別の、同世代の日本一を勝ち取ってからは、一回も(全国タイトルを)穫れていなかったので久々に勝って、この勝ちっていうのを経験したくて陸上競技をやっているんだなあ、と改めて思いましたね。

——卒業後も競技は継続される予定ですか

はい。一応アスリート枠で内定をいただいています。

——後輩たちに伝えたいメッセージはありますか

人の振り見て我が振り直せ、ってことですね。結果的に綺麗に終わったので、すべてが良く見えているのかもしれないですけど、僕らは僕らですごく苦労したこともありましたし、課題もたくさんあったので、そういうところは僕らの失敗をたくさん見て、みんなに大変な思いをさせないようにしてほしいですね。幹部が崩れると他の部員も大変な思いをするので、しっかり僕らから学んでいってほしいと思います。

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