7月12日(金)、等々力陸上競技場にて”第70回サッカー早慶定期戦―早慶クラシコ―”が行われる。意地と意地がぶつかり合う熱き一戦、今回ケイスポでは意気込みをうかがうべく、ソッカー部の選手と監督に取材を行った。
第8弾は左サイドを駆け抜ける快速レフティー、橋本健人(総2・横浜FCユース)だ。今季の活躍、前回出場できなかった早慶戦について振り返ってもらった。
(取材日:6月26日)
――今季8試合5アシストでリーグトップのアシスト数。多くの慶大の得点に絡むことができているが、振り返ってみてどうか
アシストに関しては自分の結果というよりは、仲間が決めてくれてやっとアシストがつくものだし、クロスからの得点を取ろうとシーズン前から話している中で、ピーダー君(ピーダーセン世穏=経4・FCトリプレッタ)とか拓君(福本拓海=環4・済美)とか盛央君(山田盛央=総4・藤枝東)とか中にいる選手達が必死にゴール前に走ってくれているおかげで生まれている得点でもあるので、そこは感謝したいです。ただ、自分がシーズン前に思っていた以上の結果は残せていると思います。
――チームとしての結果は
最低限の目標はクリアできたかなと思っていて、シーズン前に8試合中3試合以上無失点で3位以内にいることっていう目標をチームで掲げた中で、3試合無失点勝利をして且つ1位にいるっていう状態は良いとは思いますけど、まだ8試合しか終わってないんで、下との勝ち点も詰まっていますし、結局2回負けてしまったので、そこはもっと結果を求めていく必要はあるかなと思います。
――今季結果を残せている要因は
昨季前期で苦しんで、後期自分たちで守備を見直してっていう去年の積み重ねがあってこその今年の結果だとまずは思っていて、去年積み上げてきた守備のところや、最後の部分の精度とかそういう積み重ねが今年に入って結果が残せている要因でもあるので、去年を決して無駄にしないように今年は頑張っています。
――今季印象に残っている試合は
雨の中の日体大戦です。
――その理由は
始まって早々に自分のファールでFKを与えて、そのFKを入れられてしまったっていうところから始まった試合で、そこから結果的には2アシストして逆転して勝てたっていう試合だったんですけど、そこで去年までの自分だったら切り替えができずにそのままずるずる引きずってという感じになっていたと思うんですけど、その失点で良い意味で前向きになれて、結果的にアシストできて勝てたっていうのは、去年とは違う自分を見せられたかなと思いました。
――監督から求められていることは
まず、左サイドの守備。ノム君(野村京平=総4・國學院久我山)が後ろを守ってくれているんですけど、ノム君と自分で協力して左サイドからやらせないこと、あとは攻撃の部分で最後いいボールを届けることや攻撃を作っていくことは求められていることだと思いますし、そこが自分のプレースタイルの特徴とか、今まで通用してきた部分、強みでもあるのでサイドからの攻撃、得点に直結するプレーは自分の特徴だと思っています。
――現在の課題は
守備の部分ですね。あとはフィジカルの部分もそうですけど体も大きくないのと、あとは、日体大戦の時のように自分の方のサイドを狙われて押し込まれて攻撃に繋げられないっていうようにされると、自分の強みが出せなくなるので、対人守備のところとかフィジカルの部分は自分の課題だと思っています。
――先日の明大戦での1部との差は何を感じたか
正直言って、質の部分や球際のところとかはワンランク違うなっていうように感じました。それは1部首位っていうのもあったし、全然通用しないことはないんですけど、ちょっとずつの差で結局3点入って負けてしまうって感じだったので、自分たちがやっていることはさほど変わらないんですけど、一人一人の個の能力とか球際の部分とか、一個一個のパスの質とかは多少自分たちと差を感じたので、来年に向けてもその基準でできるように突き詰めていけたらなと思います。
――昨年の早慶定期戦の印象は
去年は順位が自分たちは7位とかで下の方、早稲田は1部1位で、どんな試合になるんだろうと思っていたんですけど、自分はメンバーには入れなくて外から見ていた印象になんですけど、先輩達はとてもがんばってとても良い試合をしているなと思って、みんな早慶戦にかける思いは違うなと思いましたし、途中点が入って勝てるかなという感じだったんですけどセットプレーでやられてしまって、リーグ戦での勢いが結局は出てしまったかなと。でも慶應の方々は頑張っていたなという印象です。
――今どういうモチベーションか
去年もケイスポの取材を受けさせてもらって結局出場できなくてっていうのがあったので、今は出て何をするというよりは、出るための最大の準備をしようというモチベーションで体調管理にしろパフォーマンスを保つことにしろ、早慶戦までの準備を怠らないことを一番にして、あとは早慶戦に出たら全力でやるだけだし、最高の舞台なんでいつも通り全力で戦おうと思います。
――早大に勝つために必要なことは
あの大観衆の中で声が通らないとかそういうのもあると思うんですけど、どれだけいつも通りのことをやれるかっていうのが一番大事だと思っていますし、あとは、試合に入るまでの準備、セットプレーにせよ守り方にせよ、そこに対しての準備である程度勝敗が決まるのかなと思っています。
――等々力のピッチでどのようなプレーを見せたいか
出場したら、相手の右サイドを攻守共に圧倒するので、サイド攻撃の部分とか最後のクロスの部分とか得点に関わるようなプレーを見てくれたら嬉しいです。
――最後に早慶定期戦に向けて意気込みと応援してくださる方々にメッセージをお願いします
早慶戦に見に来て頂いた方々を楽しませられるようなプレーを自分はしたいと思っているので、是非応援に来てください。
ありがとうございました!
(取材:東修司 写真:室留裕介)
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