先日の立教大戦でストレート勝利を飾り、そのまま勢いに乗りたい慶大は亜細亜大との一戦に臨んだ。第1セットは序盤から苦しい立ち上がりとなったが、副将のOH・野口真幸(商4・慶應)の投入をきっかけに選手たちが躍動。終盤は主将のOH・山口快人(経4・慶應)が安定したプレーをみせ、逆転でセットを先取した。第2セットは互いに譲らぬ展開の中、リードを奪いながらも連続失点で流れを手放し、デュースの末に惜しくもセットを落とす。第3セットではOH・山口が体調不良で途中退場するアクシデントに見舞われるも、OH・清水悠斗(総3・習志野)や、リーグ戦初出場の期待のルーキー、OH・江原修平(経1・慶應)らが奮闘し、終盤に逆転。デュースを制して流れを引き戻した。第4セットも白熱した競り合いとなったが、MB・中島昊(経2・慶應)の速攻を軸に攻撃のリズムをつかみ、L・今田匠海(政3・慶應)の安定した守備とともに全員でボールをつなぐ。最後まで集中力を切らさず勝利をつかみ、苦しい局面でも崩れない粘りとしぶとさを体現した一戦となった。
2026年4月18日(土)
2026春季リーグ @亜細亜大学武蔵野キャンパス
慶大×亜細亜大
得点 | ||
慶大 | セット | 亜細亜大 |
25 | 1 | 23 |
24 | 2 | 26 |
28 | 3 | 26 |
29 | 4 | 27 |
出場選手 | ||
ポジション | 背番号 | 名前(学部学年・出身校) |
MB | 22 | 稲井正太郎(法3・慶應) |
OH | 7 | 中村玲央(総2・福大附大濠) |
OH | 1 | 山口快人(経4・慶應) |
MB | 8 | 中島昊(経2・慶應) |
S | 13 | 松田悠冬(商2・慶應) |
OH | 2 | 清水悠斗(総3・習志野) |
L | 4 | 今田匠海(政3・慶應) |
途中出場 | ||
OH | 10 | 野口真幸(商4・慶應) |
L | 3 | 緒方哲平(総3・日向学院) |
OH | 33 | 江原修平(経1・慶應) |
第1セットは立ち上がりから苦戦し、タイムアウトを挟むもコンビが噛み合わない場面がみられ、なかなか慶大らしいリズムをつかむことができない。序盤から4ー10とリードを許す苦しい展開となった。停滞した流れを断ち切ったのは副将のOH・野口真幸(商4・慶應)。野口の得点を皮切りにS・松田悠冬(商2・慶應)のサービスエースやOH・中村玲央(総2・福大附大濠)のブロックが続き、一気に5連続得点に成功。野口の投入を機にメンバーが躍動し、9ー10まで差を縮めることに成功した。その後もMB・稲井正太郎(法3・慶應)のクイックなどで得点を重ねるが相手も譲らず、点差を縮めることができないまま20点台へ。それでも最後は主将のOH・山口が意地を見せ、23ー22と逆転に成功。そのままOH・山口が決め切り、25ー23で第1セットを先取した。

第2セットは序盤から闘志がぶつかり合い、互いに譲らぬ展開となった。OH・山口のスパイクやMB・中島のクイックで点数を重ねるも、なかなか点差は広がらない。それでも相手のミスを逃さず、10ー6とリードを奪う。しかし、相手も徐々に調子を上げ、サービスエースを機に流れが一変。15ー17と逆転を許した。それでも、S・松田とMB・稲井のブロックが機能し、20点台を目前に同点へ。両者一歩も譲らない攻防が続き、そのままデュースにもつれ込んだ。OH・中村のスパイクやMB・稲井のクイックが炸裂し、L・今田も粘り強い守備で応戦するも、ラリーを制すことができず失点。慶大は24ー26でセットを落とした。

MB・稲井、OH・江原
第3セットはOH・野口のサーブからスタート。S・松田がツーアタックを決め、得点するもブロックで苦戦し、思うように主導権を握ることができない。相手のフェイントなどの攻撃に翻弄され、4連続失点。9ー13と差を広げられ、慶大はすかさずタイムアウトを要求。ここで主将・山口が体調不良により途中退場。代わってOH・清水がコートに立つ。15ー17の場面ではロングラリーが展開されるも、一歩及ばず失点。それでもS・松田のサーブをきっかけにチームは勢いを取り戻し、OH・清水や、江原が鋭いスパイクを相手コートに叩き込み、得点。苦しんでいたブロックも機能し始め、3枚ブロックで相手の攻撃をシャットアウト。ついに21ー20と逆転し、そのままデュースに。最後はOH・中村のスパイクが決まり、28ー26でセットを奪い返した。

OH・清水
慶大として絶対に取りたい第4セット。コート上では白熱した攻防が続き、緊張感のある立ち上がりに。均衡を破ったのはMB・中島。鋭い速攻で流れを引き寄せると、ブロックやスパイクで得点を重ねる。慶大は7連続ブレイクに成功し、18ー11と一気に突き放した。しかし、相手も積極的な攻めの姿勢でスパイクを繰り返し、21ー19と点差を詰め、わずかなミスが流れを左右する展開に。それでも、L・今田が安定したレシーブでつなぎ、守備の要としてチームを支える。終盤は再び一進一退の攻防となり、第4セットもデュースにもつれこむ展開に。25ー26の場面ではOH・野口がストレートを決め、得点を奪う。慶大はしぶとさを見せ、29ー27でセットを奪取。春リーグ2勝目となる白星をあげた。

(取材:根本佳奈、奈須龍成、神谷直樹)
▼以下、コメント
宗雲監督
ーー試合内容を振り返って
山口が体調不良で調子悪かったので、学生スタッフからも山口はこれ以上、上がらないから代えましょうとか、清水も最初良くなかったけれど、その分、野口や江原が入ってくれてそれがうまく回ったんじゃないかなと思います。
ーー野口選手の活躍が目立っているように感じましたが、どのようにご覧になっていましたか
野口は残念ながらスタメンではないんです。でも野口には力があるし、チームが落ち込んでいる時に入って、そこから鼓舞して、チームの雰囲気を打破するっていう役割です。 だからある意味勝ってる時には必要のない選手で、チームの雰囲気をガラッと変える選手なので。この試合ではそのまんま仕事をしてくれました。褒めてやってください。
ーー勝因はどこにあったとお考えですか
最後までブロックに苦しんでいましたけど、最後の最後にブロックを捕まえたことかな。中盤も粘っていてラッキーなプレーもあり、相手のミスも多かったですし。でも慶大の選手が離されないように粘って粘って、今年のしぶとくプレーするっていうのを体現したのが勝因だと思います。
ーー次戦は3部から昇格した平成国際大学との試合ですが、どのような印象を持たれていますか
少ししか見ていないですけど、しっかり力のあるチームなので、向かっていかないといけないと思います。
副将/OH・野口真幸選手(商4・慶應)
――今日の試合を振り返って
勝ち切れてよかったなというのと、立ち上がりの弱さというのが課題かなと思います。
――今日の試合で意識したこと
自分がずっとリーグ戦を通して意識しているのは、監督にも言われてるのですけど「縁の下の力持ち」というところで。チームが良い時は自分は外で見てればいいし、チームが悪い時に流れを変える、チームを引っ張って勝ちに導く選手になれと言われています。自分もそれを自覚していて、どんなポジション、タイミングでも自分のパフォーマンスを発揮できるように準備するということはリーグ戦を通して意識していることです。
――次の試合の目標
自分の役割は変わらず、良かったら支えるだけだし、悪かったら流れを変えることなので、自分がいることでチーム全体が安心して全力でプレイできる雰囲気作りと、もちろん勝利することは絶対条件だと思うのでそこに向けて頑張りたいなと思います。

