前節の東京国際大戦に続き勝ち点3を奪い、前期を勝利で締めくくりたい慶大。最終節はアウェイの地で流通経済大戦に臨んだ。前半はコーナーキックからの相手の猛攻をしのぐ展開が続いたが、30分に藤井漱介(商4・静岡学園)がペナルティキックを獲得すると、32分に三浦大其(経3・慶應)がこれを冷静に沈め先制点。後半も相手の攻撃を受ける展開が続くと、53分にロングボールから失点。さらに69分には自陣でのパスミスから失点し逆転を許す。オノノジュ慶吏(政2・前橋育英)らを立て続けに投入し反撃に出るが、1点が遠かった。1-2での敗戦となり前期最終節を白星で飾ることはできなかった。
2026/6/7(日)14:00キックオフ@AIメカテックフィールド龍ケ崎
【スコア】
慶應義塾大学1-2流通経済大学
【得点者】
32分 慶大 三浦大其
53分 流経大 澤井烈士(笠木優寿)
69分 流経大 粕谷悠
【慶大出場選手】 | |
ポジション | 背番号 選手名(学部学年・出身高校) |
GK | 21 福井大次郎(経3・慶應/横浜F・マリノスユース) |
DF | 2 三浦成貴(商4・浜松開誠館) |
| 4 秋元心太(法3・駒大高) |
| 5 田形昂生(政4・慶應) |
| 16 霜田晟那(理2・都立八王子東/FC町田ゼルビアユース) |
MF | 30 堀ノ口瑛太(総1・神村学園) |
| → 81分 18 川名駿佑(総4・興國) |
| 10 藤井漱介(商4・静岡学園) |
| → 76分 9 オノノジュ慶吏(政2・前橋育英) |
| 13 三浦大其(経3・慶應) |
| 26 鈴木義仁(政3・帝京長岡) |
| → 68分 8 小野翔大(経3・慶應) |
| 23 山本凉(法2・桐蔭学園) |
FW | 28 米田壮志(商3・都立青山高/横河武蔵野FC U-18) |
| → 88分 7 朔浩太朗(理4・学習院高等科) |
前節の東京国際大戦は3試合ぶりの勝利を挙げた慶大。流経大との昨季の対戦成績は1勝1分。今季も勝利を掴み取りたい。前半は相手の好機が続く。前半4分、左サイドを攻め込まれペナルティエリアに侵入されるもここは三浦成貴(商4・浜松開誠館)が対応する。前半12分には相手のデザインされたCKを藤井漱介(商4・静岡学園)が決死のクリア。流経大の猛攻を無失点に抑える。30分、慶大にようやく好機が訪れる。左サイドでの山本凉(法2・桐蔭学園)の縦パスをもらった藤井が縦に仕掛けるとファウルをもらいPKを獲得。これを三浦大其(経3・慶應)が冷静に決め先制点を奪う。

上手く倒されPKを獲得

三浦大はしっかり決めきる
リズムを掴み始めた慶大はその後相手陣地でプレーできる時間が増えたが追加点は奪えず1-0で前半が終了。
ハーフタイムでの選手交代はなし。後半も相手の攻撃を受ける展開となり、53分にロングボールから自陣左サイドに押し込まれると、バイタルエリアからのショートフライパスが通り、フリーの相手選手に押し込まれて同点に追いつかれる。勝ち越し弾を奪いたい慶大はフリーキックからチャンスを作るも、シュートまでは至らない、66分には三浦大が右サイドから得意のカットインで中央へ侵入し。左足でクロスを上げる。これに山本凉(法2・桐蔭学園)が反応するもジャストミートせず枠を捉えきれない。68分には鈴木義仁(政3・帝京長岡)に代え大型ボランチ、小野翔大(経3・慶應)を投入。

小野は積極的に攻撃に絡む
しかし直後の69分、自陣ペナルティエリア内でゴールキックから相手にパスが渡ってしまい、そのまま流し込まれて逆転を許す。このままでは終われない慶大は、76分に藤井に代えてオノノジュ慶吏(政2・前橋育英)を投入。強烈なドリブルから突破口を作る。さらに、81分には堀ノ口瑛太(総1・神村学園)に代えて川名駿佑(総4・興國)を、88分には米田壮志(商3・都立青山高/横河武蔵野FC U-18)に代えて朔浩太朗(理4・学習院高等科)を投入した。

突破からチャンスメイク
サイドハーフが本職の朔だが、この日はセンターフォワードでの起用となった。なかなかチャンスを作れなかった中で88分、左サイドでロングボールを受けたオノノジュが一気に相手陣内へ侵入、華麗なルーレットで相手ディフェンダー数人を躱したところで霜田晟那(理2・都立八王子東/FC町田ゼルビアユース)へラストパス。霜田はダイレクトでミドルシュートを放つが惜しくもゴール右へと外れた。さらに攻めかかる慶大は90+3分、朔が巧みな動き出しで相手ディフェンダーの裏を取ると、後ろから倒され右サイド深い位置でフリーキックを獲得。この流れから波状攻撃を見せるも相手の堅いディフェンスを崩せず、タイムアップ。1-2での悔しい敗戦となった。
(取材、記事:甲大悟、柄澤晃希、稲垣遥河)
【選手インタビュー】
◇三浦大其(経3・慶應)
――試合を振り返って
前期最終節で、勝ったらアミノにも後期の開幕戦にもいい流れでいけると意気込んで臨みました。前半は内容が良くない中でなんとか先制点を挙げることができて、いけるかなと思ったんですけど、後半は一個一個の精度や強度のところで少しずつ足りなくて、結果的に1−2にひっくり返されてしまった試合でした。
――後半から試合内容が良くなった
前半は向こうはだいぶ前からプレッシング来ていて、後半になったら流経は(足が)攣っていたようにだいぶハードな戦術をしてたので、(相手の)運動量が落ちてきて、ちょっとずつ自分たちがやりたいサッカーができていたかなという印象です。
――前期が終わったが、個人とチームそれぞれを振り返って
個人としては前期10点取るのを目標にしていたんですけど、(7点に終わり)叶わなかったので、後期13点取って(シーズン)20点に乗せたいです。チームとしては勝たないといけない試合で勝てなかったり、引き分けかなという試合で負けになっちゃったり、実力的に足りないのはもちろんなんですけど取りこぼしが多かったと思うので、後期にその分を全部取り返せばいいかなと思います。
――アミノバイタルカップに向けて
入部してからアミノは毎回総理大臣杯まで行っていて、今年はリーグ戦でいい結果が続いていなくて厳しい戦いになるとは思うんですけど、アミノは連戦というのもあってチーム全員で同じ方向を向いてやれば勝てると思うので、今日の悔しさも全部アミノにぶつけられたらと思います。
◇三浦成貴(商4・浜松開誠館)
――今日の試合を振り返って
もったいないゲームだったかなと思います。前半ビルドアップの部分でうまくいかないシーンがあって、相手の前線の圧力が単独、単純で来ているのでそんなに驚くことなくフリーのサイドの方に展開するイメージをもってやるべきことをやっておけば剥がせたシーンも、相手の勢いにやられてしまってロックダウンしてしまったのが自分含めてあって、少しずつ相手に流れが行ってしまったなというのがあります。ただ、PKでのラッキーな1点もあってそこまで悪い印象もなく後半に入って、2失点はしてしまったが、個人的に感じたのは相手がラン人愚を繰り返してゴール前に湧き出るように人が出てくるということで、1失点目も自分的にも対応できたかなと思ったらこぼれ球にもう1人入ってきてその選手に決められてしまいました。ゴール前のランニングを増やすところは相手を見習う部分があったのかなと思っていて、クロスで中に入るとかゴール前に走りこむとかが欠けたことで後半得点につながらないことが多々あってそれが課題かなと思います。
――前半コーナーキックを耐える時間があったが、中でどんな声をかけていたか
今は耐える時間と割り切って、ここは耐えようという風に声をかけていたのと、試合前からデータとして相手はホームでのコーナーキックの本数が多いという分析があって、被コーナーキックが増えるのは分かっていたのでチームとして焦ることはなかったです。
――劣勢の中、どのようにチームを鼓舞したか
とにかく1点とりにいくために勝ち点3以外必要ないということは伝えていました。
――前半戦を振り返って
遺憾だなという風には思いました。成績としてはもともと1部奪還を掲げていて、そういう意味では前期後期で勝ち点20ずつは欲しいというのがあってその意味で13で折り返すのか16で折り返すのかというところで今日の敗戦は悔やまれるかなというのとチームの戦術的な部分や技術的な部分では十分通用するし慶應の攻撃は相手に脅威となっているが、あともう一つ細かいところ、ゴール前に走るとかディフェンスラインがこまめにあげるとかそれぞれが強度、判断、クオリティの部分でレベルを上げていけばまだ1部奪還は目指せる位置にいるのでひとつずつ積み重ねていきたいなと思います。


