【バレーボール】返り咲いた1部の舞台 宿敵との初戦は黒星発進/秋季関東大学バレーボール男子1部リーグ戦第1日vs早稲田大

バレー戦評

ついに開幕した秋季リーグ戦。1部昇格後最初の相手は宿敵・早稲田大学。第1セットはルーキー・江原修平(経1・慶應)や主将・山口快人(経4・慶應)のスパイク、L・今田匠海(政3・慶應)の好守備を中心に勢いづき、第1セットを先取。しかし第2セット、セット終盤に逆転を許しデュースの末に落とすと、第3、4セットも早大の猛攻に流れを作られ、セットカウント1-3で初戦を落とした。

 

9月5日(土)関東大学バレーボール秋季1部リーグ戦vs早稲田大学@慶応義塾大学日吉記念館

慶大

セット

早大

25

22

29

31

21

25

20

25

 

出場選手

 

 

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

MB

22

稲井正太郎(法3・慶應)

OH

清水悠斗(総3・習志野)

OH

山口快人(経4・慶應)

MB

中島昊(経2・慶應)

S

13

松田悠冬(商2・慶應)

OP

33

江原修平(経1・慶應)

L

今田匠海(政3・慶應)

途中出場

 

 

L

緒方哲平(総3・日向学院)

L

12

重枝良政(経2・慶應湘南藤沢)

MB

松山鼓太郎(商4・慶應)

OH

10

野口真幸(商4・慶應)

 

第1セット、先制点を相手に許し試合が動き出すもMB・中島昊(経2・慶應)のクイックや、ブロックが決まり春季リーグ王者の早稲田に食らいつく慶應。5-5の場面ではOP・江原修平(経1・慶應)がブロックアウトを狙い、技ありのプレーを見せる。その後もOH・清水悠斗(総3・習志野)のスパイクが相手コートに突き刺さり、得点。ブレイクを積み重ねリードを奪う。また、L・今田匠海(政3・慶應)の好レシーブを起点にOH・山口快人(経4・慶應)が得点しさらに勢いづく。セット終盤ではリリーフサーバーとしてL・緒方哲平(総3・日向学院)が投入された。最後はOH・江原のスパイクが決まり、終始主導権を握ったまま第1セットを先取する。

試合前に円陣を組む

第2セット、連取したい慶大はMB・稲井正太郎(法3・慶應)のクイックで先制。その後互いのブロックが効果的に決まり、サイドアウトの取り合いが続くも、慶大がリードする形で試合が進む。8-5の場面、サーブミスからブレイクを奪われ、8-8とされるも、OH・清水のスパイクでサイドアウトを取り、9-8。セット中盤は、慶大が夏に鍛えてきた、ディグを起点とするポジション間での好連携が多く見られ、徐々にリズムを取り戻していく。13-12の場面では、ルーキー・江原が強烈なスパイクを打ち込み、会場はどよめいた。しかしセット後半、22-19から3連続失点すると、互いに一歩も譲らず、このセットはデュースに突入する。24-24から、クイックを中心に攻撃を仕掛ける早大に3度のマッチポイントを許すも、OP・江原が連続で得点し、慶大のマッチポイント。しかし、再びサイドアウトの取り合いとなり、最後は3連続失点。29-31で惜しくも第2セットを落とす。

第3セット、何としてでもこの悪い流れを切りたい慶大は、1-1の場面からOH・山口、MB・中島のブロックなどで4連続得点、5-1とするが、ここから早大の反撃にあう。5-4の場面ではこの日攻守で活躍を見せていたMB・中島が負傷交代となるなど、悪い流れを断ち切ることができず、慶大は6連続得点を許す苦しい展開となる。しかし、試合の主導権をこのまま渡したくない慶大は、中島の代わりに投入されたMB・松山鼓太郎(商4・慶應)が素晴らしい活躍を見せる。8-10の場面ではサービスエースを決め、13-16の場面ではクイックから軟打でフロアディフェンスの前に落とす技あり打を見せる。さらに14-17の場面では長いラリーの中でMB・松山の完璧なブロック。ここぞという所でドシャットを決め、相手に行きかけた流れをすぐに取り戻す。しかし、早大の強力な攻撃を前になかなか試合をつくれず、21-25で第3セットを落とす。

主将/OH・山口快人(経4・慶應)

後がなくなった第4セット、序盤は主将・山口のスパイクで得点。しかしMB・松山のクイック、OP・江原のアタックが早大の堅い守備に阻まれ、一気に3-10と点差を広げられる。ここで、江原に代わり副将/OH・野口真幸(商4・慶應)が投入され、コート上でメンバーを鼓舞。S・松田悠冬(商2・慶應)のスパイクやサービスエースで得点を重ねるも、なかなか追いつけないままセット後半へ。出場経験の豊富なOH・山口、清水を中心にスパイクを決めるが、5点差を埋めることができずに20-25でゲームセット。セットカウント1-3で開幕戦は黒星に終わり、6月の早慶定期戦後、早くも再び対峙した両校だったが、今回の対戦では早大にリベンジを許すこととなった。

ピンチサーバーとして出場した緒方哲平(総3・日向学院)

以下、インタビュー
主将/OH・山口快人選手(経4・慶應)
ーー今日は1部リーグの初戦
1部の初戦で、いつも練習している記念館が会場ということで、いい気持ちで高揚感を持って臨むことができました。
ーー個人として試合を振り返って
早稲田はブロックが高い分見やすいので、それに対してコースを選択して打った結果、決まった回数が多かったのかなと思います。
ーールーキー・江原選手の活躍も
すごく頑張っていると思います。自分が後ろにいるときに対角なので、頼りになりましたし、1セット目を取れたのも彼のおかげなので、今後も二人で対角として頑張っていきたいと思います。
ーー夏に練習してきたブロック・ディグの連携について
ブロックとディグの連携はずっと意識してきていて、分かりきったところからのブロックとディグの連携はすごくよくなっていると思います。1対1のシチュエーションは、まだまだ課題だと思うので、改善の余地があるかなと思います。
OP・江原修平選手(経1・慶應)

ーー初めての1部リーグの舞台は

すごく楽しくプレーさせてもらいました。

ーー試合を振り返って

2セット目の終盤まではいい感じでできたんですけど、そこでスパイクを浮かせちゃったり、それでゲームを壊しちゃったのかなと思うので、反省していきたいと思います。

ーー早大相手に序盤は攻める展開が多かった

僕がだめでもベンチに真幸(=野口真幸)さんが控えてたので、もう思いっきりやってダメだったらあとは真幸さんに託そうかなっていうふうに、結構他責だと思うんですけど、ある意味思いっきりできたので、それはよかったです。

ーー早大のオフェンスは

オフェンスはびっくりするくらい早かったので、本当に人間の反応速度じゃ反応できないようなスパイクが飛んでくるので、当たったらラッキーだなっていうふうに思いながら見ていました。

ーー今後に向けて

チームとして5勝したら絶対に残留できるだろうっていうので、5勝するのを目標に掲げているので、5勝できるように一戦一戦しっかりやっていきたいなと思います。

(取材:梅木陽咲、根本佳奈、山内悠暉)