1年生の新人記者を中心に、1年生の選手たちにインタビューをするこの企画。第21回はバレーボール(男子)・江原修平(経1・慶應)選手、清水周(政1・東京学芸大学付属)です!(このインタビューは9月9日に対面で実施しました。)
ーー自己紹介をお願いします
江原:江原修平です。慶應義塾高校出身で、バレーボールは小学校2年生の時からやってます。
清水:清水周です。東京学芸大学附属高校出身で、バレーボールは中学校1年生からやっています。
ーー戦績を教えてください
江原:高校2年生の時の国体でベスト8でした。あとは2年と3年の時にはインターハイと国体と春高には全部出場しました。
清水:強豪校出身じゃないので、目立った戦績はないです。
ーー競技を始めたきっかけは
江原:僕は覚えてないです。
清水:僕は中学校から始めたんですけど、同期の勝又(勝吾、経1・慶應)に誘ってもらって。そんなタイミングで始めました。高校は離れちゃったんですけど、中学校で一緒にバレーして、大学でまた再会して。また一緒にやらせてもらっています。
ーー高校までのバレーボール生活を振り返って
江原:高校までは、春高バレーっていう大会があって。そこでバレーしたいなっていう風に思って続けてきました。その大会に最終的に出れて良かったのかなっていう風に思います。
清水:僕は中高とバレーボールを強いところでやっていたわけではないので。高校の時は、個人で試合をしてたというか。周りとの熱量の差じゃないですけど。それで苦しんでいたところもあって。勉強で入っても、体育会でバレーボールができるっていう慶應を選びました。なので、中高の不完全燃焼が体育会の門を叩いたきっかけではあるかなと思います。
ーー慶應を選んだ理由は
江原:僕は春高バレーが1月にあるので、大学の付属とかに入らないと最後までやるかやらないかとか、色々勉強の選択肢もあると思うんで。 そういうところで、塾高(=慶應義塾高等学校)に入った方が大学のことももう先に決められるので、自分の中で決め手になったのかなという風に思います。
清水:さっきから内容的には被るんですけど。高校が、高いレベルの大学への進学を目指すような環境で。高いレベルで学業とバレーボールをするっていうのを自分の中の条件として進路を考えていました。その条件に適しているのが慶應だったので。むしろ慶應以外なかったっていう感じが正しいかな。 それが決め手でした。
ーー清水選手は、慶應に入学したらバレー部に入るのは既に決めていた?
清水:そうですね、受験勉強のモチベーションにもなりました。決めてはいたんですけど、いざ練習を体験した時とかは、そのレベルの高さに驚いて。一瞬躊躇はしたんですけど。そのために慶應を選んだので。入るしかないなと思って入部しました。
ーー大学での競技生活について
江原:僕、入部したのがちょっと遅くて。4月の2週目、3週目ぐらいに入部して。その期間がちょうど春のリーグ期間だったんですけど。なので大会期間があって、そのあと東日本インカレがあって、夏休み入ってって感じで。大会が続いたので、一瞬だったなっていう感じです。もうすぐ、秋リーグまで来たなっていう感じです。
清水:僕は入ったのが4月の頭くらいで。最初は大学と高校のレベル差に結構びっくりしました。あと、周りも慶應義塾高校とか強豪出身の子ばっかりだったので。プレーの当たり前とか、競技以外の、1年生としての当たり前とか。そういう当たり前をすり合わせるじゃないですけど。そういうことを認識するのにも苦労しました。あとは難しい時間もあるんですけど、先輩とか同期とかに助けてもらいながら。選手としてはまだまだなんですけど、自分のプレーとかを成長させていけたら良いなと思います。
ーー高校との違いは
江原:大学生になると、高校生よりも全員ジャンプ力がついたりだとか、身長が高い選手が多かったりするので、スパイクを打つ時に相手ブロックが高いなって感じます。あとは全体的にレベルが高いのでボールが全然落ちないなっていう風に大学に入って思いました。

スパイクを打つ江原
清水:似たような内容にはなるんですけど、高さはもちろん、1つ1つのプレーの質が高いというか。高校で落ちるようなボールは大学では絶対落ちないなと見ていて感じます。
ーー同じOHですが、先輩から学ぶことは
江原:僕はサーブキャッチが高校時代そんなに上手じゃなくて。今も別に上手いわけではないんですけど。4年生の野口真幸(商4・慶應)さんの取り方が、自分がこれまで考えてきた取り方とまた違う感じで、自分にはできない取り方をしてたので。そこを見て学んで、自分の中で少し上手くなったなっていう風に思います。
清水:似ているんですけど、サイズ的にも戦い方的にも、僕の理想系が真幸さんで。サイズで言えば、関東1部全体で見れば多分1番小さいと思いますし。その中でも、自分の戦い方を見つけて、守備で切り返して、自分のやり方でボールをさばくみたいな。普段、このプレーどうしたら上手くいくんだろうとか、色々試行錯誤するタイミングでは真幸さんを参考にすることが多いです。
ーー自分の持ち味は
江原:OHはMBに比べたら身長が低い選手が多いポジションだと思うんですけど。自分はその中でも意外と背が高い方なので。その高さを生かしたスパイクっていうのは1つ武器なのかなって思います。
清水:僕はアウトサイドの中でも小柄な方なので。修平とかに比べたらプレーの幅は狭まっちゃうんですけど、守備で切り返して、速さで勝負する。トスをちょっと速くしてもらったりして工夫しながら戦いたいなと思います。
ーー参考にしてる選手は
江原:誰か1人を参考にするっていう感じではないんですけど、その選手その選手に良いところがあると思うので。例えばキャッチの取り方だったら、先ほど挙げた真幸さんとかも良い取り方しますし。あとは、クイック打ってる中島昊(経2・慶應)さんとか。そういう打ち方を真似したりだとか。自分に足りないところとか、こういう打ち方は自分はしてないなっていうのを色々な選手を見ながら気づいています。
清水:楠本岳(東レアローズ静岡)選手を目指しています。サイズ的にも180cmないんですけど、自分のバネと、空中でのボールをさばく力とか、そういう姿勢を参考にしています。レシーブからスパイクに入る時の動き方とか、あとはスピード感とか。そういうところは動画とかを観ながら参考にしています。
ーー入学から成長を感じる瞬間
江原:気持ち的に高校までだと、次が最後の大会だとか、次が高校生活最後の〇〇みたいなのが多かったので結構それがプレッシャーで。自分でどんどん自分を追い込んじゃってるみたいな感じのものがあったけど、大学ではそういうのが全然なくて。4年生が背負うものは背負ってくれてる感じがあるので、のびのびと自由にやらせてもらってると思います。成長なのかはわかんないですけど、気楽にできているのは4年生のおかげかはわからないですけど、ちょっと変わったところかなっていう風に思います。
清水:僕はバレーボールの見方が1つ変わったような気がします。スパイクにおいてもそうだし、1つ1つの手順が明瞭になったというか。高校だったらなんとなく打ってるようなスパイクでも、今はここがダメだったんだなっていう、エラーの根っこの部分が特定できるようになったので、見え方が変わったかなと思います。
ーー1年生としてチームにもたらしたいもの
江原:自分は春リーグの1、2戦目はスタメンで出させてもらって、そこは1年生としてと言うよりも学年関係なしに、秋リーグで5勝するっていうのを目標にしてるんで。その勝ちにどれだけ貢献できるのかっていうのをプレー中は考えていきたいし、点数をどうやって取れるのかっていうのを考えています。あとは、練習でやってきたものをどれだけ出せるのかっていうのは試合中に意識しています。もう1つは、部を回す上で1年生がサポートとかやらなくちゃいけない仕事はあると思うので。それをしっかりこなすだけじゃなくて、色々自分たちで考えながら、足りない部分を補って下の方で回すっていうのは大事かなと思います。そこがないとちょっと先輩たちが苦労しちゃうと思うので。そこで先輩たちにそういう心配をさせないようにやるっていうのは意識しています。
清水:今、修平が言ってくれたみたいに、部が上手く回るための根っこの部分、下の仕事っていうのは、もちろん1年生としてしています。最近、秋リーグで思ったことなんですけど、1年生は修平以外はベンチメンバーで、チームのサポートに回ってる状況なんですけど。その中でもやれること、もちろん、応援とかワイプとか色々あるんですけど。特に、先週あった早稲田戦と駒澤戦は、春リーグまで怪我で応援席にいた松山鼓太郎(商4・慶應)さんがベンチに入られていたんですけど。松山鼓太郎さんは応援席でも、場所を選ばないというか。どこにいても自分の強みを発揮してる。声も大きくてユーモアもある人なんですけど。その姿勢がすごく良いなと思って。僕は置かれた場所で咲くじゃないですけど、今はそれを胸にしまって我慢の時期なのかなと。もちろんコートに立ちたいけど、今の自分の場所は応援席だから、鼓太郎さんがいなくなった分の盛り上がりをしっかり自分が作る気持ちで。応援も最初のリードもやりたいし、1つ盛り上げ番長みたいな部分でも今回のリーグでは貢献したいなって思います。
ーー12年ぶりに優勝した早慶戦を振り返って
江原:すごいなって思いました。
清水:僕もすごいなと思ったんですけど、12年ぶりに早慶戦で勝って関東1部に上がって。多分すごいタイミングで入っちゃって、今一気に殻を破った時期なので。この殻破りを破っただけで終わりたくないというか。関東1部に定着して、ここまでの躍進を奇跡の躍進では終わらせたくないという風に思います。僕たちの代までもしっかり1部にいられるように、それぞれが与えられた場所で頑張れたらなと思います。
ーー1部の試合を肌で感じてみていかがですか
江原:春リーグも2部でちょっと試合に出させてもらったりしたんですけど、やっぱり1部の方が熱量があるというか。ワンプレー、ワンプレーが見られてるというか、ちょっと視線があるっていうか。会場に熱がこもっている感じがしました。
清水:修平が言ってくれたみたいに人の視線があるので2部とはまた違った大舞台だなっていう風に思います。あとはやっぱりバレーボール界のスターたちがひしめき合ってる。目の前のコート見たら、あの選手いるみたいな。ドリームを感じます(笑)。フィクションを見てるみたいな感じです。
ーーバレー以外の趣味は
江原:バレー以外だと僕は中学校の頃から友達が1人いて。その子と一緒に浅草に行って、ちょっとそこであることをするっていうのにハマっているんですけど。メダルゲームなんですけど。そこでどれだけ勝負勘を養えるのかっていう。勝ったり負けたりすると思うんですけど、スポーツも同じなので。「今、今だ!」っていう、勝負勘を養って、バレーに生かしてます。勝負するって時にメダルゲームで培った、もう今しかないっていう瞬間を探してます。
清水:僕は大学に入ると高校の同級生とかとは会わなくなっちゃうので。そのオフとかに合わせてもらって、一緒にご飯食べたり、温泉行ったりして。友達と会って楽しみながらちょっと体をケアするみたいな。あとは、アサイーにハマってます。食べても罪悪感がないというか。ビタミンとか色々あるから。各地のアサイーを食べ歩いています。

清水(左)と江原(右)
ーー他競技で仲が良い選手は
江原:塾高で僕は知り合いがいるんですけど、1番仲良いのは、競走部にいる赤澤正龍(法1・慶應)ですかね。僕、野球を見るのがすごく好きで。彼も野球を見るのが好きって感じで。2年生の時のクラスメイトで仲が良いです。
清水:水上スキー部の内村太一くんと石井悠介くんの2人で。高校が同じで。同じ慶應入って、同じ体育会で今活動してるっていう意味では、一緒にトレーニング行きたい話したりして仲良くしてもらってます。
ーールーキーヤーで達成したい目標は
江原:別に個人としてというよりかはチームとして掲げてる目標が達成できたら良いのかなって思うので。1部で5勝するのと、全カレでベスト8入るのが今年の目標で残っているのでそこが達成できればなと思います。
清水:その目標を達成するために、応援を頑張りたいです。ちょっと慶應の応援なに?ってドン引きされるぐらいの会場を巻き込みたいです。ちょっと引かれるぐらい、会場とコートを慶應ワールドに染めたいです。個人としては、ミスをしない選手になりたいなと思っていて。こいつにあげとけば安心だとかなんとかしてくれるなって思われるような選手になりたいです。
ーー大学4年間で達成したい目標は
江原:僕まだ1年で、今回が初めての1部リーグなので。先週の試合から負け負けと続いているので。(本インタビューは秋リーグ早稲田、駒澤戦後に実施)4年間で1回ぐらいは1部リーグで勝ってみたいなっていう風に思います。
清水:個人としては、さっき言ったように高校が非強豪校でも、大学でもうちょっとバレー頑張ってみたいと思ってる子たちって多分僕以外にも今の高校3年生でいると思うので。そういう子たちに夢を与えられる選手になりたいというか。ここからの努力次第でまだ自分の好きなところで輝けるんだよっていう、そういうことを体現できるプレーヤーになりたいなと思います。
ーー最後に、この記事を読んでくださるケイスポの読者に向けて一言お願いします
清水・江原:慶應のバレーボールは見ていて、絶対楽しいと思うので、見に来てほしいです!

清水(左)と江原(右)
(取材:奥秋柚生、根本佳奈、山内悠暉)

