慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】関東リーグ前期第5節 大量5得点をあげるも…守備崩壊で今季5敗目 浦和レッズレディースユース戦

今節、リーグ戦8位の慶大は同6位の浦和レッズレディースユースと対戦した。勝ち点3差の相手に是が非でも勝利が欲しい慶大だったが、前半はミスも重なり4点のビハインドを負ってしまう。攻撃に出た後半は得点を重ね、一時は1点差まで詰め寄るもレッズの攻撃陣を抑えることができず、結果5-8で今季5敗目となった。 

第24回関東女子サッカーリーグ 前期第5節 vs浦和レッズレディースユース

2018/05/19(土)10:00KO @浦和駒場スタジアム

【スコア】

慶應義塾大学5-8浦和レッズレディースユース

【得点者】

0-1 6分 島田芽依(浦和レッズレディースユース)

0-2 11分 島田芽依(浦和レッズレディースユース)

0-3 17分 井戸ケイト(浦和レッズレディースユース)

0-4 30分 三浦春香(浦和レッズレディースユース)

1-4 54分 山本華乃(慶應義塾大学)

1-5 55分 大西若菜(浦和レッズレディースユース)

2-5 60分 山本華乃(慶應義塾大学)

3-5 61分 勝木日南子(慶應義塾大学)

4-5 72分 中島菜々子(慶應義塾大学)

4-6 74分 島田芽依(浦和レッズレディースユース)

4-7 76分 島田芽依(浦和レッズレディースユース)

4-8 80分 島田芽依(浦和レッズレディースユース)

5-8 86分 勝木日南子(慶應義塾大学)

◇慶大出場選手

GK志鎌奈津美(環4・常盤木学園)

DF佐藤幸恵(総2・十文字)

DF加藤楓琳(総3・常盤木学園)

DF足立智佳(環2・大阪桐蔭)

DF奥本くるみ(環3・浦和レッズレディースユース)→46分 勝木日南子(総3・大和)

MF小川愛(総2・神村学園)

MF工藤真子(総3・日テレ・メニーナ)

MF中島菜々子(総4・十文字)

MF松木里緒(環3・常盤木学園)→75分 平田朋(環1・日ノ本学園)

FW鈴木紗理(総2・十文字)→84分 庄司夏穂(総3・聖和学園)

FW山本華乃(理2・山手学院)

 

前節、神奈川大学に0-1で惜しくも敗れた慶大は今季リーグ戦初勝利を目指して浦和レッズレディースユースとの試合に臨んだ。前節終了時点での8位慶大と6位レッズの勝ち点差は3。これ以上差を広げられたくない慶大は何としてでも勝利が欲しいところだ。スターティングメンバーは前節と同様、GKにはこの日も志鎌奈津美(環4・常盤木学園)が選ばれた。

 

総失点23は現時点でリーグワースト

 

しかし試合は前半から苦しい展開となる。まずは6分、ゴールキックを直接相手FWに拾われそのまま先制を許すと、11分にも失点。いきなり2点差とされてしまう。反撃に出たい慶大は、しかしながら相手の強力なツートップに手を焼きなかなかペースを握れない。すると17分にはゴールキックからの繋ぎの場面でボールをカットされ失点。30分にも同様の形で得点を与えてしまう。「本質で問題」と伊藤監督が振り返るように、チームの根幹であるビルドアップの部分で相手にチャンスを与えてしまった慶大。結局前半はそのまま得点をすることができず、0-4の大差をつけられ試合を折り返す。

 

勝木の投入は攻撃陣に勢いをもたらした

後半、攻撃的に出ざるを得なくなった慶大は開始と同時に勝木日南子(総3・大和)を投入。するとこの交代が功を奏する。54分、右CKを山本華乃(理2・山手学院)が頭で逸らして1点を返すと、直後の55分に失点するも60分には2点目を決める。左サイドで勝木→佐藤幸恵(総2・十文字)と繋ぎそのまま右サイドの足立智佳(環2・大阪桐蔭)へ展開すると、最後はクロスに山本が合わせゴール。山本の今季2点目で勢いに乗ると直後の61分、裏に抜け出した山本が体を張ってボールをキープするとフォローに入った足立が右サイドからグラウンダーのクロス。最後はゴール前に詰めていた勝木が今季初ゴールを決め3点目。さらに72分には中央でボールを持った鈴木紗理(総2・十文字)がディフェンスラインの裏に浮き球のスルーパスを出すと上手く抜け出した中島菜々子(総4・十文字)がGKとの1対1を冷静に沈め、遂に1点差にまで詰め寄ることに成功。しかし直後の74分に6失点目を喫すると76、80分と立て続けに失点。終了間際の86分にはまたも右サイドからのクロスに勝木が合わせゴール。ここからの反撃を試みるも既に残された時間は少なく、試合はそのまま終了。5-8という大味な試合になったが、結果開幕から5連続での黒星となった。

次節はホーム・下田で同じく未勝利の関東学園大と対戦する

開幕5連敗。慶大はいまだに昨季2部の舞台で魅せていた本来の姿を見せられないでいる。簡単な戦いにはならないと誰もが分かってはいたものの、しかしながら予想以上に苦しんでいることは明らか。前期第5節終了時点で8得点と、1試合に1点以上の攻撃力がある反面、23失点と守備の不安定さが今の課題なのだろう。伊藤監督も「大事な部分が失われてしまっている」と言うように、もう一度チームの基本に立ち返る必要があるのかもしれない。気づけば前期もあと残すところ2試合。内容は悪くないだけに自信を失うことなく、その上で後期以降の戦いを見据えて少しでも浮上のきっかけを掴みたいところだ。

(記事:岩見拓哉 写真:高橋春乃、柴田航太郎)

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以下、試合後コメント

伊藤洋平監督

――試合を振り返って

ちょっとサッカーとしてはあり得ないスコアになった試合だと思います。

――前半に繋ぎの部分などで4失点してしまった

そうですね。シンプルにやれば全く問題のないシーンだったんですけど、ポジショニングを正しく取っている人が正しくボールホルダーを助けなかったというのが本質で問題かなと思います。

――後半は得点を重ね一時は1点差まで詰め寄ったが、攻撃の部分での手応えは

あっちのツートップがずっと残っていたので8枚のブロックを8人で崩せたという話で、やっぱりリスク管理をしなくちゃいけなかったなと、ツートップを戻させるようにボランチが展開したりとかセンターバックが相手が守備をせざるを得ない状況にしなきゃいけなかったと思います。だから一概に5得点を喜んじゃいけないと思います。

――今日はサイド攻撃からの得点が多かったが練習はしていたか

今週はアタッキングサードの崩しを特に重点的にやったんですけど、そういう意味では練習の成果は出ているのかなとは思います。でも楽観視はしてはいけないと思います。

――現時点で最も改善すべきところはどこか

ちょっとやっぱり立ち返らなくちゃいけないかなと思います。積み上げてきたんですけど、ちょっと大事な部分が失われてしまっているので。後半のような鬼気迫る状況をやっぱり練習から出さないといけないと思います。4失点もすれば火事場の馬鹿力も出ると思うんですよ。だからその状況をいかに練習から出してやらなきゃやられるということをチーム全体で出すことが大事かなと思います。

――次節、関東学園大学戦に向けて

ここを落としたらもう本当に自動降格が見えてくると思うので、残留に向けてまずはしっかり、必ず勝ちたいと思います。

 

工藤真子(総3・日テレ・メニーナ)副将

――試合を振り返って

前半の3失点は自分たちのビルドアップのミスでの失点だったので、すごくもったいないなというのはあります。でも後半はみんなで4点取り返すぞと気持ちを切り替えて試合に入れて、実際4点取れたんですけどその後また入れられてしまって、本当に悔しいですね。

――ビルドアップのミスからの失点は今季毎試合のように見られるが、減らしていくためには

GKから繋ぐと相手が前からかけてくるようになるので、そうしたら1回大きく蹴るとか、そういう状況に応じた判断を自分たちでしっかりやらなければと思ってます。

――後半からセンターバックでプレーしたが、ハーフタイムでの監督からの指示は

ボランチのところでサイドチェンジができていなかったので、サイドチェンジをすることと、もう行くしかないので前から行こうということです。

――相手FWはスピードがあり対応が大変だったと思うが

そうですね。やっぱりうちらが攻撃に枚数を掛けている分ディフェンスの枚数が足りなくて、相手の9番、10番に対してセンターバック2枚で数的同数で守ってしまっていたので、そこで潰せれば一番なんですけど、相手も速くて強かったので…もう少し組織で守るということを意識しなきゃいけないと思ってます。

――今日は5得点、攻撃の形はどんどん良くなってきていると思うが

そうですね。サイドからのクロスだったり、攻撃のパターンは増えてきているので、このまま続けていきたいんですけど、さっきも言ったように攻撃に枚数を掛ける分奪われた後のカウンターへの弱さが今日の試合で顕著に表れてしまったので、攻撃は良いけどもっと守備も頑張らなきゃなという感じですね。

――次節は同じく未勝利の関東学園大と対戦する

絶対負けられない相手なので、今日出た課題をしっかりと見直して次につなげられたらと思います。

 

勝木日南子(総3・大和)

――試合を振り返って

前半あれだけ押されて点も取られたので、点取って勝ちたかったですけど、悔しいですね。

――途中出場となったが監督から指示などはあったか

指示というのは具体的には無かったんですけど、点を取りに行くしかないっていう状況の中で、自分がどういうプレイができるかっていうのをイメージして入りました。

――右サイドのクロスから2得点を挙げた

右サイドから結構クロスが上がってくるのは分かってて、前節もああいう形からシュートを決めきれなかったので、自分の中で得点っていうのにこだわりたくて、華乃(山本)が結構前で潰れてくれていたので、自分の前に来たボールをしっかり抑えて打てたと思います。

――次節に向けて

まあチームとして悪い状況が続いてるんですけど、気持ちを切らさずに得点力にもこだわりながら、チーム全体としても一個勝利を挙げれるように頑張っていきたいと思います。

 

山本華乃(理2・山手学院)

――試合を振り返って

今日は前半の立ち上がりからたくさん失点してしまって、それは前で決めれるところで決めなかったのも悪いと思って、後半はみんなで切り替えて頑張ろうと思って4-5までいったんですけど、最後相手にやられてしまって、この敗戦を来週の試合に絶対につなげなければいけないなと思っています。

――失点数は多いものの、攻撃では何度も良い形でチャンスを作れていた

もう負けが続いていたのでいくしかないっていうのはチーム全体で統一されてたので、私も絶対決めないといけないっていう気持ちで後半は臨んで、点数が入ったのでそこの部分では良かったです。

――1部リーグでスタメンとして出場を続けているが手応えは感じているか

もっと最初の方の試合から点数を取れればもっとチームも楽だったと思うんですけど、次の試合からはもっとFWとして点数に絡めるように、チームを勝利に導けるように頑張っていきたいと思います。

――自身の得点シーンを振り返って

CKは(鈴木)紗理のボールがすごく良かったので当てるだけでしたし、2点目も(足立)智佳のボールがとても良かったのでそれも本当にアシストの人のおかげだと思っています。

――次節に向けて

もう勝つしかないと思うので、チーム全体で一丸となって戦って絶対勝ち点を取れるように頑張っていきたいと思います。

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