アミノバイタルカップ２０２２（第１１回関東大学サッカートーナメント大会）が開幕。慶大は１回戦、リーグで同じ２部を戦う明学大と対戦した。試合は慶大が優位に進め、前半に２得点、後半に１得点と効果的に得点を重ね勝利。２回戦へと駒を進めた。
２０２２／７／９(土)１４：００キックオフ @会場非公開
【スコア】
慶應義塾大学◯３―１●明学大
【得点者】
１７分 斎藤滉（慶大）
３３分 茅野優希（慶大）
７５分 小澤星夜（商３・慶應）（慶大）
８９分 山内稔之（明学大）
◇慶大出場選手
GK
12 村上健(政２・國學院久我山)
DF
23 勝木耀(経２・慶應)
4 藤井壮(政２・慶應志木)
2 山口紘生(商２・國學院久我山)
17 荘司慈英(商２・慶應)
MF
6 森友紀(環４・FCトリプレッタユース)
20 内藤豪(法２・駒澤大高)
15 角田惠風(商１・横浜F.マリノスユース)
29 茅野優希(政２・慶應)
FW
10 齊藤滉（商４・FC町田ゼルビアユース）
27 熊澤維吹（文３・國學院久我山）
GK村上健
アミノバイタルカップ初戦は関東リーグ２部で１１位につける明学大との対戦となった。前回のリーグ戦での対戦では、３―０で勝利している相手だ。
攻め込む齊藤
試合開始直後から、慶大ペースで試合が進む。相手陣内でボールを回し、好機を伺う。最初のチャンスは5分、右サイドからのFKを得るとキッカー、荘司慈英(商２・慶應)が左足で強烈なシュート。しかしこれは相手GKの好守にはばまれる。その後も押し込み、CKなどから相手ゴールに迫るが得点にはつながらない。１５分、この日も右サイドで存在感を見せていた森友紀(環４・FCトリプレッタユース)にボールが渡る。ペナルティエリア内に入り右足を振りぬくが、これは惜しくもゴール左。得点とはならない。１７分、右サイドペナルティエリア近くへアバウトに蹴りこまれたボールを森がヘディングで折り返す。ふわりと上がったボールにFW齊藤滉（商４・FC町田ゼルビアユース）が頭で合わせた。大きな弧を描いたヘディングシュートがゆっくりとゴールに吸い込まれ、先制に成功した。
セットプレーで存在感を見せた荘司
追加点が欲しい慶大。その後も相手陣内でボールを回し、優位に展開する。待望の追加点が生まれたのは３３分、右サイドを駆け上がったFW齊藤がペナルティエリア内へグラウンダーのパス。そのボールをフリーで受けた茅野優希(政２・慶應)が右足を振りぬいた。力強いシュートが決まり、リードを広げる。前半はそのまま２―０で折り返した。
左サイドで持ち味を発揮した茅野
後半は、これまで攻め込まれるシーンが多かった明学大が立て直し、膠着した展開から始まる。前半とは打って変わって、ペナルティエリア内へ侵入できないもどかしいシーンが続く。５７分、１年生ながらスタメン出場を続ける角田惠風(商１・横浜F.マリノスユース)がボールを粘り強く保持すると、齊藤、荘司、茅野が見事なパス回しでボールをつなぎ前線へ。茅野が左サイドからクロスを上げるが、シュートにはつながらない。もどかしい展開が続く中、試合が動いたのは７５分、右サイドからのグラウンダーのクロスに７１分に入ったばかりの小澤星夜（商３・慶應）がフリーで合わせ３点目。試合を決定づける。
得点を喜ぶ小澤（中央）
８９分にヘディングでのゴールを決められたが、３―１でそのまま試合終了。２回戦へ駒を進めた。次戦は水曜日、立教大に１―０で勝利した強豪法政大だ。難敵相手に勝利をおさめられるか、注目だ。（取材：愛宕 百華、松田 英人）
１年生ながら存在感を見せる角田
※次戦は都合により取材を行いません。ご了承ください。
以下、選手インタビュー
茅野優希（政２・慶應）
––– 今日の試合に向けてどのような準備をして来ましたか
アミノバイタルカップはトーナメントなので、上を目指してとにかく１試合１試合全力で戦おうという気持ちでいました。まずは初戦ですが、難しいところもあると思ったのでしっかりリサーチ・分析をして、チーム全員で１００%の準備をして臨みました。
––– 今日の試合を振り返って
試合の入りが良くて前半のうちに点が取れたので、精神的には少しリラックスできた部分もありました。ただ、甘い部分もあったのでそこは修正してから次の試合を迎えたいと思います。
––– ゴールシーンを振り返って
あのシーンはボールが来た時点でカットインして決めようと思っていたので、イメージ通りだったなと思います。
––– 次戦への意気込み
どこも強いチームが揃っているので、とにかくまずは次の試合に向けてリカバリーをしたいです。中3日ほどですぐ試合があるので、チームとしても個人としても１００%で臨めるようにまた一から全力で準備をしていきたいと思います。
