4月に開幕した関東大学女子サッカーリーグ戦は、早くもシーズン終盤に差し掛かっている。5季ぶりの1部を戦う慶大は「1部残留」を目指し、ラストスパートをかける。今回、ケイスポでは対談インタビューでシーズン最終盤に向けた意気込みを聞いた。今回は第2弾、廣本瑞季(文3・学習院女子高等科)と田中紗莉(総3・市ヶ尾/日体大SMG横浜U18)の3年生コンビ!(インタビューは9月19日に実施)

廣本瑞季(ひろもと・みずき)

田中紗莉(たなか・すずり)
――開幕前にInstagramに投稿された部員の紹介とニックネームについて、どんな順番なのか髙松選手(髙松芽衣(環3・植草学園大学附/ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18))と宮嶋選手(宮嶋ひかり(環3・芝浦工業大学柏/ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18))に尋ねると、「紗莉が決めたんですけど、くじ引きとかだと思います」と髙松選手は話していたが、実際は
田中:誕生日です。誕生日が早い人から順に並べました。
――廣本選手のニックネームは田中選手作で、文豪とあったが
廣本:それでテソンさん(黄大城監督)から文豪って言われるようになった(両者笑い)。
田中:あのニックネームはテソンさんよく見ていて
廣本:文学部のAOを受けたい子が練習会に来た時に、「うちの文豪」と紹介されました(笑)。
――廣本選手のニックネーム、「我らの文豪。静かに仕留めるシルクタッチストライカー」(田中選手作)の解説
田中:まずはプライベート面だと、考えていることは多いけど文字にして発信することがないからあまり外には知られていないですが、文豪と言われるだけの語彙力と感情の理論化がすごいのと、シルクタッチストライカーは、瑞季のボールタッチの独特な感じを表現する言葉としてつけました。あとは、うちのチームはフォワードが少ないので、それが伝わるようにストライカーというのもつけました。
廣本:ちゃんと考えてくれてるんだ…
田中:はい(笑)、作者なので(両者笑い)。
――廣本選手から田中選手の紹介
廣本:紗莉は優しくて、私もよく頼っちゃうんですけど誰に対しても相談に乗って寄り添える人です。紗莉も考えていることが多い人で、車に乗っているときに話したりしています(笑)。いっしょに高め合える人だし、心の内をさらけ出している相手かなと思います。
田中:ありがとうございます(笑)。
――髙松選手のニックネームの「女子部のチャッカマン エレガントファイター」(廣本選手作)は特徴的だが
廣本:芽衣が女子部の火付け役というか、芽衣が出たときにチームが良い意味で緊張感を持って前に進んでいけるので、流れを変えることと皆の闘志に火をつける存在だと思って、チャッカマンというのを本人に承諾してもらって書きました(笑)。
――ニックネームは許可制なのか
田中:一応、載せるものなので軽く(笑)。
廣本:「チャッカマンどう?」って(笑)。
――田中選手、中学からサッカーを始めたというのは比較的遅めだが
田中:男兄弟の真ん中なんですけど、家族がサッカー一家というのもあって、お父さんもお兄ちゃんも弟もサッカーをやっている家庭だったので、小学校の頃はサッカーはやってはいなかったけど、週末はお兄ちゃんの試合に着いて行ったり放課後は弟といっしょにボールを蹴ったりしていました。小学校の6年間で始めるきっかけはなかったけど、中学校で皆新しい部活に入ったりする子が多かったので、サッカーやってみようと思って、セレクションがない初心者でも入れるチームに入りました。
――日体大SMG横浜U18の出身だが、日体大に進む選手はいるか
田中:例年同期が7〜8人いて、そのうち1〜3人くらいはそのまま日体大に進学してサッカーをしています。
――田中選手が慶大を選んだ理由は
田中:そもそもサッカーをするかも悩んでいて、勉強もある程度やっていたので、サッカーだけで大学を決めていいのかというのは考えていました。日体大に進むこともできたけど、チャレンジしようと思って、慶應にチャレンジしました。
――左右両足でボールを扱うのがプレーの特徴
田中:サッカーを始めたのが皆より遅かったのもあって、皆がある程度の技術を持っている時にまだ初心者だったので、右も左も同じように練習してきたというか、「遜色ないように」というのは言われてきたことでもあったので、どっちも使えるように練習してきました。
――田中選手は編み物が得意というエピソードがある
廣本:お守りを編んでくれて、チームメイト全員に色違いのお花のお守りで、すごく上手なんですよ。他にも帽子とかシュシュをもらいました。
田中:あげたね(笑)。
廣本:遠征に編み棒と毛糸を持ってきて、飛行機を待っている間にずっと編んでいて(両者笑い)。
田中:(笑)、あれは沖縄の時?編んでいました。やってみたくてやってみたらハマっちゃって、最近忙しくてあまりできていないですけど。
――チームに新しく何かつくりたいもの
田中:あります!でも一回やっちゃったので、どうしようかなと思って、考えています。
――田中選手、ご飯をたくさん食べるエピソードを部員ブログに書かれていたが
廣本:(笑)
田中:もうやだ皆がそういうことばっかり言うから…それはでもそうですね(笑)。
廣本:遠征中にほかの人が食べられないのを全部回収しています(笑)。
田中:私だけじゃないですよ(笑)。
廣本:米だけで食べられる人です。
――部室のコメ部部長の異名を取る
田中:それは言ってきているだけなので、私は白米だけで食べられるのが珍しいことだと思っていなくて、それでびっくりされて白米が好きという印象がついているだけで、白米がめっちゃ好きというわけではないんですよ(笑)。好きだけど(笑)。
廣本:食べられるだけでね。
田中:でも「お米美味しいー」という瞬間はあります(両者笑い)。米も好きだけどパンも好きです。
――廣本選手は開幕前のInstagramの部員紹介に油そばが好きと書いていた
廣本:当時大学の友達と油そばを食べに行くのにハマっていて、恒常的に油そばが大好きというよりは
田中:(笑)
廣本:その時に好きでした。
――廣本選手は料理が趣味とも書いていたが、田中選手に振る舞うことは
田中:ないですね。
廣本:寮から持っていけるよ。
田中:全然招いてくれていいんですけどね(笑)。
――3年生は岩田選手(岩田理子(総3・十文字))のご実家でご飯を食べることがある
廣本:遠征の時にチュモッパを分けてもらったり(両者笑い)、おにぎりとか
田中:美味しいです。
――3年生でよく食べる人と少食の人
田中:少食キャラはあんまりいないよね。
廣本:のん(米口和花(総3・十文字))は最初気合い入れて食べられる風にやるんですけど、いきなり限界が来て、「もう無理」って(両者笑い)。
田中:少食イメージは誰もいないけど、のんちゃん(米口)は食べたいというモチベが高い割には
廣本:限界値があるから
田中:結構はっきりしています(両者笑い)。
――廣本選手は部員紹介に水をたくさん飲むのがマイブームと書いていたが
廣本:その時のブームだったんですけど、トレーナーの方に体が硬すぎると言われて、それはもう生まれつきらしく、筋肉の硬さは遺伝で仕方ないこともあるけど水を飲みなさいと言われて、多少潤った方がいいのか分からないけどたくさん飲んでいました。
田中:でもそれがなかったら本当に水飲まない人だったよね。
廣本:うん、全然飲まない(笑)。
――廣本選手、異色のスポーツ歴を持つが、それぞれの経緯は
廣本:まずお兄ちゃんが小学校の時にサッカーを始めて、自分もお兄ちゃんを真似て小学校に上がった時にほとんど男子しかいない少年団に入って、女子は私だけだったんですけど、サッカーでの成功体験もそれなりにあって、サッカーが大好きだったし、毎週のようにお兄ちゃんとずっと公園で練習することを繰り返していました。中学に上がる時もそのままサッカーを続けるものだと思っていて、中学受験したんですけど女子サッカー部がある中学には落ちてしまって、学習院に進みました。クラブチームの練習にも参加したけど、「学業に支障が出るレベルの課外活動はできない」という親の反対もあって入らず、学校の友達に誘われてテニス部に入りました。本当に軽い気持ちでテニス部に入ったんですけど、その時の気持ちが乗っていなかったし、サッカーほどの楽しさを見いだせなくて、結構サボりがちでした。中1の秋にサッカースクールを母が見つけてくれて、週1だけ通っていたんですけど、そこに実は葵さん(守部葵(令8環卒)がいて、慶應の体験会に来た時に「なんか顔見たことあるんだよなぁ…」「葵っていう名前も聞いたことあるんだよなぁ…」と思っていたらそのスクールに通っていたことが分かりました(両者笑い)。毎週木曜日のその時間だけを楽しみにしていたんですけど、中3の時にコロナ禍になってしまって、オリンピックのパブリックビューイングでそのコートを使う関係でスクールが移転して通えなくなって、結局スクールに通えたのは1年半くらいでした。スクールも通えなくて、テニスにも身が入らず、コロナ禍で学校もなくて、やりたいこともできないしちょっと腐っちゃって、高校で帰宅部になったけどすごくつまらなくて、こういう生活を高校3年間続けたら後悔すると思って、サッカーができないならここにある自分が選べるもので頑張ろうと思うようになりました。隣の席の子がバスケ部の子で、その子が「一回見学来なよ!」と言ってくれるフレンドリーな子で、体験に行ってみたら結構楽しくて、自分はサッカーしか好きじゃないと思っていたけどバスケも楽しくて、バスケ部に入りました。バスケは続けていたけど、やっぱりサッカーをやりたいと思って、学習院大学に進むこともできたけど学習院大学には女子サッカー部がないので、外部受験をしようと思って勉強していました。慶應の体験会には受験前に2回くらいと受かった後に1回行っていて、そのうちの1回で紗莉と会いました。
田中:会ったね(笑)。
廣本:筑波も練習参加していて迷っていたけど、バスケもやり切りたい思いがあって、国立だと教科も多くなることと、慶應の雰囲気に惹かれて、「この中でやってみたい」と思って慶應を選びました。
――一般入試の選手が入学前に練習参加するのは珍しいのでは
廣本:そうですね、あまりそういう人はいなくて、初心者に近いポジションの人が練習参加することはあまり多くないと思います。
――先日、髙松選手と宮嶋選手にインタビューした際、学年のツッコミ担当は髙松選手と宮嶋選手で、ボケは岩田選手、天然は堀田選手(堀田朱花(商3・山手学院))、田中選手と廣本選手と米口選手も天然なことがあると話していたが
両者:(笑)
田中:一応、いっしょじゃないよね?
廣本:いっしょじゃない。
田中:(天然の中でも)一人ひとり違うので、でもそう見えているっていうことかぁ…(笑)。
廣本:うち天然キャラから脱却したっていうこと?よし!
田中:最初は(廣本は)不思議ちゃんポジで、でもそれは瑞季が自分を出せていなかっただけで、出せるようになってからは変わったよね。
廣本:本当?
田中:不思議ちゃんというか、瑞季に似ている人はいないよなという感覚はまだあって、それは誰でもそうだけど(笑)、特有の瑞季というものへの理解は年々同期皆深まってきていますね。朱花(堀田)はまあ(両者笑い)、天然という言葉が一番似合うのが朱花ですね。ド天然ではないけど。一時期「皆天然じゃん」みたいな時期があって、のんちゃん(米口)と私と朱花と瑞季が皆天然みたいな時期もあったんですけど、そうじゃないということは皆分かってきてくれていると思います(両者笑い)。
――インタビューの際は堀田選手が一番天然という扱いだった
廣本:最初はうちが一番言われていたけど、段々譲ったというか(両者笑い)
田中:朱花はすっごく真面目なので、一生懸命さがゆえに天然なところがあります(笑)。
――ここからは今シーズンのことについて、お互いのプレーをどう見ているか
田中:しょっちゅういろいろな話をしているというのもあるので、どんな時に何を考えているのかが分かる瞬間が多くて、開幕する前にどんな一年にするか何を目指すのか喋った中で、瑞季にとっては濃い一年というか、大学でサッカーをする意味になる一年になっているように思います。瑞季が試合に絡むようになった時期が私が離脱していた時期で、外から見ていて感じることもあったし喋ったりもしましたし、頑張っているなと、少しずつ結果になっている一年だと思います。できることが増えたからこそ求められるレベルが上がって、またへこみそうになってところも見ていて
廣本:(笑)、へこんでないよ(両者笑い)。
田中:できるようになったから、成長したからこその壁だよというのは常日頃思っていることではあります。自分が中学でサッカーを始めた時に、周りが経験者で自分が初心者だったので結構重なる部分があって、「こういうときこう思っちゃうよな」と共感することがあって、瑞季と必ずしも一致するわけではないけど瑞季がどう思っているのか日々気になっています。
廣本:紗莉は途中から出る難しさを一番分かっている人だし、自分がこれから経験するであろう辛さを先に経験しているからこそ、自分が壁にぶつかったときに紗莉から聞くアドバイスがストンと腑に落ちることが多くて、追いかけている存在でもあります。紗莉のプレーを見ていると、去年は引きずりがちで、「紗莉ミス続いてダメになっちゃっているな」と思うこともありましたが、
田中:(笑)
廣本:今年は途中で入っても堂々とプレーしているというか、一個吹っ切れた部分があるのは喋っていてもプレーを見ていても感じています。あと紗莉は今年1カ月くらいけがしていて、本人が一番辛いはずなのにサポートをして人のために頑張れるところがすごいと感じています。
田中:ありがとうございます。
――田中選手、開幕から3試合は途中出場だったものの調子が良いように映っていたが、4試合目の前に長期離脱となったことと、昨季のユーティリティ起用から今季は公式戦では右サイドでの出場が続いているということについて
田中:調子が良かったと言ってもらえるのはすごく嬉しくて、私自身も立場として一つのポジションにこだわるよりもいろいろなポジションをこなすことを受け入れられるようになって、途中出場でもやるべきことが分かるようになってきたというか、確立されてきたというか、どこで出るか分からない中でも迷いなくやってこられたと思っています。開幕3試合は満足いくかと言われるとそうではないけど、次につなげられるポジティブな面も多かった中で、そういう時にけがしたので、「今かぁ…」という思いでした。チームとしてもこれ以上けが人を出せない状況だったので、チャンスを逃しちゃった感覚が大きかったです。どこかのポジションを持っているわけではないので、復帰するまではチームのために自分にできることを少しずつやっていました。復帰してからはけが人もだいぶ戻ってきていて、チームの状況が違う中で、最近はディフェンスラインを中心にどんなポジションでも自分にできることを準備しています。
――両足を使えることや、ユーティリティ、編み物など器用エピソードが多い
廣本:器用キャラです。絵もうまいです。
田中:そうだっけ?
廣本:歌もうまいんですよ。
田中:いやいや言い過ぎてるかも(笑)。
廣本:全部すごいんです。センスがいいと思います。
田中:ありがとう(両者笑い)。
――堀田選手の歌がすごいというエピソードはよく書かれているが
田中:そうですね。
廣本:朱花はねぇ、もう本当に
田中:最高です。
廣本:最高です(両者笑い)。
――廣本選手、(前期第6節・)東京国際大学戦は2点ビハインドで投入され、野村選手との2トップにフォーメーションを変更したが、それまでの起用を考えると廣本選手としてもチームとしても大きなポイントだった
廣本:ずっと試合に出たくて、でも1・2年生の頃は出てないことを悔しいと思えるレベルになかったので、出られなくて当然だと納得している自分と出たい自分との葛藤があって、「こんなんじゃ出られるわけない」というのは分かっていましたし、だからこそうまくなるために1・2年生の頃は練習してきました。頑張ろうにも頑張れない時期もあって、いろいろなスポーツをやってきて全部3年くらいで、うまくなってもまたゼロからだったので、「頑張らなきゃ」と「頑張っても意味がない」というのが二項対立していて、でもサッカーが好きだからボールを蹴り続けていました。そうしたら今年の3月か4月あたりにボールを蹴る感覚が今までと違うというか、軽いというか、初心者のぎこちない感じが今でもあるんですけどちょっと抜けたように感じて、今までいろいろなスポーツをやってきた分自分の変化には敏感ですし、「これきたな」と思って練習中にいかに自分の良さを出してアピールできるか、自分が変化したからこそ意識のレベルを一つ上げていました。そうしたら紅白戦で初めて自分の名前がスタメンにあった時があって、その週に東国戦だったので、自分の変化が評価にもつながって、全部がポジティブな感情でした。(東国大戦は)緊張はしたんですけど、「いける」という感情でいたので、変な怖さはなくて、でも風(廣本が出場した後半は強い向かい風だった)もあったし、チーム状況も押されていたので全然思うようにできなくて、外から見ていたら簡単そうに見えるけど中に入ると難しさを感じて、全部が新鮮で、それすらもワクワクするような感情でした。
――チームとしてシーズン中盤から2トップがメインとなったが、田中選手は最近ディフェンスラインに入ることが多い中で、パスの選択肢やコースが大きく変わってくるが、どう感じているか
田中:(従来の)5−4−1と(ここのところの)5−3−2の使い分けというのはテソンさんも提示してくれている部分です。5−4−1で2部優勝を勝ち取った中で5−3−2にチャレンジしたのは、中盤の選手が前を向いたときの選択肢が(1トップの)亜未さん(野村亜未(総4・十文字))しかないというのは1部で戦っていくのは難しいということからです。ただまだ慣れていない部分もあって、立ち位置が違う分空いてくる場所や相手がどうしてくるかというのは経験則ではどうにもならないですし、まだそこまで確立できていないですが、頑張っていきたいと思っています。
――廣本選手は出場する際は野村選手との2トップが想定されるが、2トップとして意識していることは
廣本:自分はラスト5分で出ることが多くて、テソンさんからは「瑞季が全部追え」という指示が出て、亜未さん(野村)をストライカーとして残すように伝えられることが多いので、ハードワークは一つ意識していることです。あと自分は身長があるので、収められるようになってほしいというのはずっと言われていることで、自分がロングボールを収めてそこに初奈さん(野口初奈(環4・十文字))とかが被せて、亜未さんが背後に抜け出せれば効果的な攻撃の形になると思うので、自分の役割は収めてキープして時間をつくることと、後先考えず走ること、強い気持ちを持って入ることだと思います。
――お2人ともここまでは途中出場が多い中で、試合の流れ、チームの流れも変える役割が必要になってくるが、残りの試合でどんなことを心がけたいか
田中:私は試合ごとの状況によってどのポジションで出るか分からないところもありますが、準備のところだと雰囲気を変える存在としてベンチにいなきゃいけないですし、ベンチが感じたことを伝えるのも大事な役割だと思っています。試合に出る人が勝敗を分けるけど、練習から空気をつくることが大事だとここ何試合か感じていることで、ベンチの雰囲気が高まっていれば緊張して押し負けることはないので、自分がおしゃべりなタイプというのもあるんですけど、
廣本:(笑)
田中:やっていくべきだなと、どのポジションで出るときもやっていけると思っています。
廣本:点が入ればチームの流れは絶対に変わるし、そこを求められて送り出されているので、得点にはこだわっていきたいです。ポストプレーもパスの質も波があるので、もっと練習して、瑞季の方にボールを蹴ればなんとかなると思ってもらえる選手になりたいと思います。紗莉はキャラクター的にも盛り上げるのがすごく上手で、自分は乗っかっていくことはやっているけどもっと積極的に声をかけなきゃいけないと思っていて、自分は立場的にもチームの底上げという役割もあって、自分のレベルが上がると必然的にチーム全体のレベルが上がるので、小さな練習からもっと自分に厳しくやっていきたいと思っています。
――最後に、お互いに期待すること
田中:それはもう点を取ってもらえば
廣本:そっちは考えるの楽だよなぁ(両者笑い)。
田中:でも誰が点を取るかは大事だと思うんですよ。途中出場の瑞季が点を取ること以上に盛り上がることはないので、思っちゃいますね私は(笑)。
廣本:取りたいですね。
田中:それに尽きます。
廣本:紗莉は呼ばれるまでどこで出るか分からない難しさがあるので、何かを求めるのはおこがましいとも思うんですけど(両者笑い)、どこで出ても一定以上のパフォーマンスには期待したいですし、紗莉のアイデアや良さが出る瞬間を、もっと出してほしいと思います。
(取材:柄澤晃希)

