【ソッカー男子】第2節・宿敵早大に1対0の勝利。開幕2連勝を飾る!!

試合後

試合終了後のイレブンの表情

 4月とは思えぬ寒空の下、多くの観客が詰めかけた西が丘サッカー場で今季初の早慶戦が行われた。一進一退の展開が続いたが、試合終了間際、藤田がゴールを決め1対0の勝利をあげた。慶大は開幕から2連勝を飾り、好調な滑り出しを見せた。

第84回関東サッカーリーグ戦【前期】1部リーグ 第2節

2010/4/17(土)11:30 KO@西が丘サッカー場
慶應義塾大学1-0早稲田大学
{得点者}後半41分 藤田息吹(慶大)、

fujita

値千金の決勝点をたたき出した藤田(政2)

 昨年の直接対決では2勝1分と強さを見せた慶大。この日も試合開始早々チャンスを作る。山浦(商2)、河井(政3)と中盤でつないだボールはゴール前の深澤(理4)へ。シュートはキーパーにセーブされるも、得点を予感させるシーンであった。しかし、前半のチャンスはこの1本のみ。攻め手が見つからず、早大の攻撃に耐える時間が続いた。最大のピンチは前20分のセットプレーから。混戦から相手FWがシュートチャンスを得るが、大塚(総3)が渾身のスライディングを見せボールをはじき返す。DFそして中盤が身体を張ったプレーを随所に見せ、前半は無得点・無失点のまま0対0で終了した。

大塚

今季中盤の底を司る大塚(総3)

 迎えた後半。立ち上がりに2度の決定機を作るもゴールには結びつかない。後5分、山浦のセットプレーを受けての黄(総3)のヘディングシュートはクロスバーに、サイドで抜け出した藤田(政2)のクロスはゴール前の深澤とわずかに合わない。こうしてチャンスを逃し、波に乗れない慶大は、後14分川久保(理2)に変えて風間(商2)を。後30分深澤に変えて森田(経2)を投入。FW2枚の交代で状況を打開しようとした。するとこの采配が的中。前線からのプレスで流れを引き寄せる。後33分三上(政4)のボールカットを受けた風間がドリブルで仕掛けるとゴール正面でファールを受ける。山浦のFKは直接ポストに直撃する惜しいシュートとなり、慶大ゴールの予感が漂い始めた。そして、後半41分待望の先制点が生まれる。右サイド金房(商4)のあげたクロスを競った風間のこぼれ玉がペナルティーエリア内の森田の足元に収まる。森田は冷静に柔らかいクロスをあげると、そのボールに藤田が反応。右足を豪快に振り抜きボレーシュートをゴールに突き刺した。「いいところにボールが来た。フリーだったので決めるだけだった」(藤田)と言う、藤田の値千金のゴールを守り抜いた慶大がそのまま勝利を掴んだ。

深澤

ボールを受けた深澤(理4)

 互いに強いライバル意識を持つ両者の一戦は、「ちょっと重かった」(李監督)と言うように選手の意地が激しくぶつかり合った。ただ、それぞれが「勝ちという結果に関しては良かった」と振り返ったように、内容に関しては修正点が多々見つかった。ただ、苦しい展開を制しての勝ち点3には大きな意味がある。開幕から2連勝で波に乗る慶大。昨年以上の旋風を巻き起こす気概は十分だ。

By Yutaka Okumura

コメント

李監督

(劇的な勝利でしたが)サッカーですから、立ち上がりに点が入ることもあるし、最後に点が入ることもあるけど、90分の中でうちが1点取って勝ち点3をあげた。嬉しいですけど、内容はちょっとね…。(ロングボールが多かった)FWが相手の裏を取ろうという意識があった。でも相手のDFが引いて後ろにブロックを作ったんでできなかった。そのときどんなサッカーをやるかが課題。(早慶戦でしたが)僕も他のチームとは違うなとは感じていた。選手もプレッシャーみたいなのはあったと思う。2戦目で戦うにはちょっと重かったかな。(去年と比べて早大は)メンバーはほとんど変わってない。ただ、監督が変わって選手の気持ちもリフレッシュされたから結果を出しやすい状況だとは思う。(初スタメンの金房選手について)これまではずっとBかCチームだった。でも3年の途中から伸びてきて、ここ3ヵ月で一番伸びた選手。頑張っていたから試合に出した。4年生だからというのは全くないよ。(途中出場の風間選手、森田選手が流れを変えましたね)そうですね。FWは誰が出ていてもおかしくない。2枚交換して点を取りに行った。(開幕2連勝ですが目指すところは)残留ですね。10位以内。まずそこをクリアしないと何にもならない。それはどこも一緒ですよ。それが決まってからまた新しい目標ができてくる。ベスト4とかね。(次の順大は良いFWがいますが)岡本選手は経験もあるし、良い選手というイメージ。去年の中町みたいに。ただ下から上がってきたチームには負けたくないからね。しっかり戦いたいと思います。 

三上主将

(早大相手に劇的な勝利でしたが)内容は褒められたものではなかったんですけど、そういう試合でも勝ち点3を取れたというのは良かったんじゃないかと思います。(選手交代で流れが変わりましたね)そうですね。2人とも実力がある選手なので。しっかり仕事をしてくれて良かったです。(三上選手中心に2試合連続完封ですが)DFは去年から同じメンバーでやっている。今日も攻められている時間はあったが、点を取られる感じはしなかったし、安定していたと思います。(早大を相手にして)自分は意識していなかったです。ただ両高にある伝統などはしっかりと受けとめて準備はしていたし、プレーでも表せたと思います。(ロングボールを使った攻撃が通用しなかったが)思ったよりも早大がプレッシャーをかけてこなかった。後ろで引いてブロックを作っている感じだったので、今まで自分たちがやってきた戦い方には合わなかったのかなと思います。相手が下がったときにどう攻めるかが課題になってくると思います。(次の順大戦に向けて)3連勝を目指してやるだけですね。ただ決して自分たちが強いわけではないし。今日もギリギリの戦いだった。次も全員が一緒懸命頑張って、一丸となって勝ちに行きたいと思ってます。

笠松副将

(試合を振り返って)内容としては納得いくものではなくて、相手が引いてきた中で自分たちの流動性がなくてパスがうまくつながらずに自分たちのミスからカウンターという場面も多く、ファウルも多くてセットプレーで何時かピンチがあったのでそういった部分が課題として出たので、内容としては納得できるものではなかったです。(2試合連続無失点と結果は出ているが)0で守れたというのはディフェンスラインとしては良いことだと思います。後ろが0で守れれば負けることはないのでこれからも集中切らさないでやっていきたいです。(ディフェンスラインのメンバーが変わっている中、結果を出したことはチームにとってどうか)大きな影響があると思います。金房さんも一生懸命やっていて、守備能力も高いので自分も信頼してやっているのでそこに関しては問題なくて、変わった選手がしっかりやることによってチーム力がどんどん上がると思うのでこれからもどんな選手が出たとしても慶應のサッカーが出来るようにやっていきたいです。(早大の印象は)去年フォワードの9番の選手を起点に攻撃してくる中で、自分の印象としてはあまり恐さがないなというのはあって、去年は7番の足が速い選手がいたんですけど、そういった面では恐さはなかったと思います。(ロングボールを蹴るシーンが多かったが指示などは)長いボールで相手の裏をとるということを意識しろと言われているので、相手が引いてきた時に蹴っても意味がないのでそこはもっと工夫しなきゃいけないなと思いました。(順大戦に向けて)ここまで内容は良くなくても2連勝ときているのでその流れを大事にして、1週間良い準備をして目の前の相手を倒していきたいです。

金房

(今日の試合を振り返って)内容はともかくとにかく勝ててよかった。(初スタメンが早慶戦ということで緊張はあったか)早慶戦に対して特別緊張することはなかったが、チームの足を引っ張らないように全力でプレーした。(早稲田FWの印象)キープ力がある選手が多く、前を向いてからも力強いプレーをしていたので、止めるのには苦労した。(次節に向けて)全力を出して勝ちたい。

河井

(試合を振り返って)早慶戦ということでお互い力が入っていた。そんなに良い試合ではなかったが、その中で後ろが得点を許さなかったから、得点したかった。(攻めきれない時間が続いたが)もうちょっと前線でキープして後ろを楽にしたかった。(守備での活躍が目立っていたが)とりあえず自分はできなくても、相手にやらせないと言う気持ちがあった。そこは出来て良かった。相手のボランチ二人に今日はやられてしまったが、次節はマンマークが厳しい中でも自分の仕事をしたい。(次節に向けて)次節で3連勝して、気持ちよく5月を迎えたい。

 藤田

(今日の試合を振り返って)次につながる試合かと言うと全然内容もよくなかったが、それでも勝ち点3は取れたのでその点はよかったと思う。(すばらしいゴールだったが)いいところにボールが来たしフリーだったので決めるだけだった。(今日は守備面も光っていたが)自分は攻撃だけの選手ではないので、攻守両方に走って絡めればいいと思っていたので両方できてよかった。(3ボランチの手応えは)まだまだ2試合しかやってないので何とも言えないが、ここからもっと精度を高めていきたい。(次節にむけて)次勝てば3連勝なので、去年5位で悔しい思いをしたので今年は少しでも勝ち点を伸ばせるように次も頑張りたい。

森田

(試合を振り返って)流れを変えようということはベンチの中でも加美さんや風間君とも話していて、結果を残すことが出来て良かった。(監督から指示は)試合前というか、練習の時から話はされていた。(早慶戦だが)早慶戦は内部からなので、ライバル意識はあった。(次節に向けて)2連勝だが、今日の勝利は今日の試合で気持ちを切り替えて望みたい。

慶大メンバー

GK 中川翔太(総3)

DF 黄大城(総3)

DF 笠松亮太(総3)

DF 三上佳貴(政4)

DF 金房拓海(商4)

MF 藤田息吹(政2)

MF 大塚尚毅(総3)

MF 山浦公裕(商2)

MF 河井陽介(政3)

FW 川久保理(理2) 59分→風間荘志(商3)

FW 深澤良(理4) 75分→森田達見(経2)

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