―昨年を振り返っていかがですか
昨年の春は優勝しましたが、秋は４位という結果でした。春に優勝できたのは、チームが一丸となって優勝したいという気持ちを持っていたからだと思います。しかし秋は、春に優勝した満足感があって気のゆるみが出ました。そのゆるみがあったから最後の優勝が懸かった早慶戦で勝ちきれなかったのかなと思います。チャレンジャーだという気持ちでやっていたら勝てたと思います。
―昨年の良かった点や課題点などはありますか
個人としては２番打者として出ていたのですが、もっと３、４、５番のクリーンナップにつなげられたのかなと思う部分はあります。僕の役割としては出塁率がカギなので、その面に関してもっと出塁できたのかなと。打撃の面でも足りない部分があるので今シーズンの課題として頑張りたいと思います。
―新体制で副将になった経緯をお聞かせください
前の監督とキャプテン、副キャプテン、スタッフが中心となって主将や副将は決めたのだと思います。理由は去年から（試合に）出ていますし、ショートという守備の要でもありいろいろな野手と連携するのに必要なポジションだからだと思います。
―告げられた時の心境はいかがでしたか
やる覚悟はできていました。主将でも副将でも覚悟は昨年から持っていました。
―今まで主将、副将の経験はありますか
中学の時ですね。主将をしていました。
―その経験を生かせる点や、中学の時とは違う点はありますか
中学とは全然違いますね。これだけの大人数を、主将中心とはいえ副将もしっかりまとめなきゃいけないですし、責任感もあります。
―どんな副将になりたいですか
チームの方針は主将、副将を含めスタッフ、監督などの幹部がチームの方針を決めるのですが、そのチームの方針に対して妥協したくないです。やはり主将、副将が中心にその方針に向かわなくてはいけないので。責任感を大事にしたいと思います。
―春の石垣島キャンプはどうでしたか
天気が悪くてなかなか外で練習できなかったのですが、バッティングを中心に振り込みをしっかりできました。練習としてはあまり不満はなかったし、しっかり一人一人が考えながらできたのかなと思います。
―春のキャンプでチームとして重点を置いたことは何ですか
まずはチームプレーの完成。午前はチームでやる守備練習などをまず第一に考えて、午後は切り替えて打撃中心の練習をしました。
―春のキャンプでご自身が意識したことは何ですか
バッティング含め下半身が大事だと思うので、下半身強化を中心に守備での一歩目を早くしようと取り組みました。打撃の力強さだったりっていうのは下半身の力が大事なので。
―キャンプの成果はオープン戦などの実戦ではどのように結果として表れていますか
１番打者なので出塁率を目標にやっています。今は出塁率も５割近く取れていますし、打撃も一試合に１，２本と結果が出ているのでキャンプでやってきた練習はよかったのかなという実感があります。
―今年は１番打者ということですが役割や意識の変化はどうですか
１番打者はどんどん積極的に打つ、２番打者は積極的に打つ場面もありますが、つながなきゃいけない役割があるので１番打者に比べると（２番打者は）少し仕事が細かいです。今年は１番打者なので昨年より自由です。一打席一打席強く打てるという感じです。
―守備はショートを守っていらっしゃいますが、そちらの役割はいかがですか。
ショートはサードやファーストと比べて守備範囲が広いです。ピッチャーがヒットかもしれないと思っても守備範囲の広さを生かして処理できればいいと思います。ショートからファーストまで距離があるのですが、強肩をいかしてアウトを取る送球を見せられたらいいなと思います。
―副将として全体を見てキャンプやオープン戦で伸びてきたと思う選手はいますか
今サードを守っている沓掛祥和選手（商３）だったり、齋藤大輝選手（商３）はオープン戦でもいい活躍をしているのでリーグ戦でもいい活躍ができるのではないかと思います。
―チームとして楽しみなことはありますか
打撃のチームとして打線はすごくいい状態なので、積極的な打撃をリーグ戦でもできると思います。それはすごく楽しみです。
―今シーズンご自身の目標は何ですか
優勝するために自分が活躍することはもちろんなのですが、ベストナインだったりそういうタイトルはまだ獲れていないので、優勝する中で結果としてついてくるといいなと思います。
―最後にファンの皆さんに一言お願いします
応援が常に聞こえるのですが、その応援が自分の力になっています。一試合一試合全力で頑張るので応援よろしくお願いします。
―お忙しい中、ありがとうございました！
取材：木下 恵
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