【ラグビー】春シーズン最終戦は課題が残る内容に/筑波大戦

筑波大の組織的な守備に苦戦した

春シーズンの最終戦となる筑波大戦がホーム・下田グラウンドで行われた。4連勝中の勢いそのままに、良い形で終わりたかった慶大だったが、17-39で完敗。要所でのノックオンやタックルミスなど、攻守に課題を残す結果となった。


 オープン戦
2011/7/2 12:00 K・O@下田グラウンド
得点
慶大 チーム 筑波大
前半 後半 VS 前半 後半
2 1 T 3 4
1 0 G 1 1
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
12 5 小計 17 22
17 合計 39
【得点者】(慶大のみ)
T=前5分宮川、前24分瀧口、後29分瀧口
G=中村
出場選手
ポジション 名前(学部学年) 交代選手
1.PR 古田 哲也(環4) →後0分16.三谷 俊介(総2)
2.HO 高橋 浩平(経4) →後15分17.渡辺 祐吉(経3)
3.PR 平野 裕馬(環3)  
4.LO 栗原 大介(総4)  
5.LO 伊藤 悠(商4) →後24分18.遠藤 洋介(環3)
6.FL 明本 大樹(総4) →後0分19. 藤本 慎二郎(環4)
7.FL 三輪谷 悟士(総4)  
8.NO8 鹿児島 昌平(経3)  
9.SH 宮澤 尚人(法1) →後0分20.渡辺 諒介(経2)
10.SO 宮川 尚之(環2)  
11.WTB 瀧口 晃太郎(文3)  
12.CTB 仲宗根 健太(総4)  
13.CTB 中村 圭介(総4) →後13分21.甲斐 鑑(理3)
14.WTB 位田 陸(法2) →後24分22.武藤 拓也(総2)
15.FB 新甫 拓(経3)  
 

スクラムなどのセットプレーは終始安定。ターンオーバーするシーンも多くみられた

前半、先制したのは慶大。5分にハーフウェーライン付近での筑波大スクラムで激しくプレッシャーをかけてボールを奪取。中央でビックゲインした後に右サイドへ展開していくと、最後はSO宮川(環2)がトライを決めた。直後に筑波大にトライを返されてすぐさま5-5の同点とされてしまうものの、慶大は安定したセットプレーを中心に敵陣でのプレーを続ける。順目に振るアタックを続けていきゴール前での攻防となると、24分に宮川が相手のディフェンスラインの間を突く絶妙なパスが瀧口に渡ってトライ。再びリードを奪った。しかし、ここから慶大は徐々に劣勢に立たされていく。ノックオンなどの細かいミスが続いてトライを奪えずにいると、ディフェンスでもタックルで正面に入れずに相手のオフェンスを止められない。36、40分はタックルで相手のBksを倒せずにトライを決められ、12‐17とビハインドで折り返した。

今春BK3の要として活躍した新甫拓

後半になっても前半の悪い流れを止めることができない。2分にキックパスで裏を取られてトライを決められると、13分にもトライを決められ12-29とされた。しかし慶大もこのままでは終われない。宮川のビックゲインで自陣から敵陣へと一気に進むと、フェーズを重ねてゴール前へ。一度はキックで戻されるが、キックをキャッチしたFB新甫拓(経3)が自ら持って仕掛けて、再びゴール前へと進む。そしてフェーズ重ねながら左へ振っていくと、人数を余らせて、瀧口がこの日2本目となるトライを左隅に決めて17-29とした。

だが、後半に慶大が挙げたトライはこの1本のみ。その後はミスによる精神的なものか、悪い流れを断ち切るようなプレーは出ずに、さらに2トライを決められて17-39でノーサイド。試合の入りは良かったもののタックルやハンドリングといった細かい部分でのミスで流れを崩し、終わってみれば春シーズン最多の被トライ7という結果だった。
この試合はある意味春シーズンを象徴するような試合となった。チーム始動時から取り組んできたスクラムやラインアウトといったセットプレーに関しては安定感を見せる以上に筑波大を圧倒。「Fwdからいけるチーム」(HO高橋浩・経4)と確かな手ごたえを掴んでいる。だが、「ミスも実力のうち」(田中監督)と随所に詰めの甘さも露呈された。特にタックル面では本来なら慶大の強みとなるものだけに、ひと夏で一層の整備・強化が求められる。
とはいえ、徹底的に個人を強くすることに主眼を置いた今春。最終戦に敗れはしたものの成績・内容は右肩上がりで強化が間違っていないことを示しているだろう。夏にはまだ行っていないチーム、組織面でのアタックやディフェンスを整備していく。伝統的に「慶應は夏で一気に強くなるチーム」(田中監督)なだけに、春に作った土台からどこまで積み上げ、完成度を高めていけるかが秋への鍵だ。勝負の秋へ向けて、進化は止められない。
 

キックを武器に活躍する瀧口。タッチキックを任せられている

【ケイスポ的MOM】頭角を現すキックのスペシャリスト瀧口

苦戦を強いられた春の最終試合・筑波大戦。そんな中WTB瀧口晃太郎(文3)の活躍が光った。今年に入ってCTBからWTBに転向。シニアチーム入りを果たすと、安定したキック処理やロングキックを武器にいまやチームに欠かせない存在となっている。
ここまでWTBながら中々トライを決めきれずにいた。しかし、この試合では「絶対にトライをとる」気持ちで入って見事に2トライ。記録に残る形で結果を残した。さらには持ち味であるキックの当たりも好調。蹴り合いとなるシーンも多く見られた試合で重要な役割を果たした。
試合後、秋に向けて「1対1で絶対に勝ちます。あとはキックの精度をさらにあげ、チームの勝利に貢献していきたい」と語った瀧口。対抗戦デビューへ向けて、気合いは十分だ。

By Tomoki Kakizaki 


コメント
田中監督
(試合を振り返って)春先から取組んできたトレーニングが出て来た場面とミスによって自滅してしまった場面があったと思います。やっぱり春から取組んできたセットプレーの安定という点ではスクラムでもラインアウトでも相手を圧倒出来たと思いますが、そこから出たボールをどうスコアに繋げて行くかということへのストーリーを含めまだチームでやっていないこともあるので、やって行こうと思います。あと今日はタックルミスが多すぎでした。暑いコンディションの中でしたが相手も同じ条件の中でタックルで飛び込み過ぎていました。足を付けてタックル出来ていない、タックルのシチュエーションで手をしっかり引き込んでないから相手を倒しきれていないということが不用意に相手にスコアされました。全てタックルミスから相手に加速されてトライを取られるケースが多かったので、やはりタックルの精度をもう1段2段あげないと秋は勝てないかなと思います。慶應が大事にしているタックルの精度が低かったということが今日の敗因だと思います。(ミスが多く出てしまった試合になってしまいましたが)ミスが多いのも実力です。やはり同じコンディションでやっていて相手はミスをしないでこちらはミスをするというのはそれも実力だと思いますし、それだけ相手のプレッシャーが強かった。今日は相手はシャローディフェンスというものすごく速いディフェンスを仕掛けてきて、時間的余裕が全くない状況の中だったのですが、その対処にとして裏にキックを蹴るなど速いプレッシャーがあってミスが生じて来た時に何をどう修正するかという修正能力が今日のAチームには凄くなかったと思います。速いディフェンスは想定外だったと思うし、想定外のことをに対応する対応能力をこれからしっかり付けないといけないと思います。そういう意味では今日は一つのケースとして速いディフェンスで来たとき機能しなかった場合にどうすれば良いかということについて今日の経験を通じて選手達がデータベースを膨らまして次に繋げて欲しいと思います。コーチが与えるのではなく選手達自身が体験を通じてどう局面の打開を考えていくかということを今後も貫いて行こうと思います。(春シーズンの手応えは)非常に手応えはあります。シーズンがスタートした時はスタッフと学生がお互い分からない状況でスタートしましたが、約4ヶ月共に過ごしていく中で信頼関係も含めて構築出来るようになりました。取組んできた成果としてはフィジカルの強化、ストレングス、フィットネスそしてベーシックスキルであるタックル、ハンドリング、ブレイクダウン、判断力については取組んできたことが形になって来たなと思うと、これは春だけではなくて夏以降も含めて継続して行きたいと思います。(夏の強化ポイントは)春先は徹底的に個の強化ということで個人個人の強化にフォーカスを置いてやり個人の力を蓄えていきましたが、これから夏については菅平で練習試合を多くやることもありますがチーム、組織としてどう機能するかということにシフトしていきたいと思います。まだまだチームとしての決まりごとが整理しきれていない、コミュニケーションが取りきれていないことがあるので選手一人一人が組織として機能しきれていないことがあると思うのでそこは整備していきたいと思います。(秋の目標は)はっきり言って今の時点で筑波大とは力の差があります。彼等と対戦するのは10月2日ということでそれまでに与えられた時間はお互い平等という中であとはその時間をどう過ごすかということだと思います。慶應は夏で一気に強くなるチームだと思うので夏にどれだけ強くなれるかが秋の結果に繋がってくるので、筑波大、帝京大、明大、早大に勝って対抗戦全勝優勝目指して行くわけですがそれは全て夏の強化次第だと思います。
CTB仲宗根主将
(試合を振り返って)結果は負けてしまったんですけど、春なのでここからどう変わっていくかが重要になってくると思います。(内容は)トライを取られてしまったのが反省点ですね。(トライの決められ方については)近場でのトライが多くて、タックルシチュエーションで入れているのにミスで取られてしまっている。そこは修正できると思うので、反省してやっていきたいです。(ミスが多かったことについて)タイトなゲームになってくるとミスが試合を決めると思います。Fwdがせっかく取ってくれたボールなので、無理してつなぐチャレンジはいらないと思いました。(シーズン序盤に課題となっていた入りは良かったが)ラッキーなトライだったので何とも言えないんですけど、その後に簡単に1トライ取られてしまったのは反省ですね。最初の10分は何としても慶應が圧倒すると心に持ちつつやっていきたいです。(春のチームとしての総括は)最初はムラがあったんですけど、1人1人チャレンジすれば勝てるのも分かってきたので、自信を持ってやっていくことが重要だと感じました。(個人としてはどんな春だったか)そこまで悪くなかったと思います。チームのことも重要なんですけど、もっと自分のプレーをすることでチームを引っ張るのをこだわってやっていきたいですね。(もっと前に出ていくプレーをしたい)そうですね。体を張るプレーであったり、前に出ていく嫌なプレーを実践していきたいです。(夏に向けての成長ポイント)チームとしては、慶應はフィジカルが絶対に強いチームではないので、慶應らしさを考えていきたいと思います。ただウエイトトレーニングをやって1対1で強くなるだけなら帝京のようなスタイルが一番良いスタイルになると思うので、慶應らしさを煮詰めていきたいです。個人としては夏まで練習がない1ヶ月間になるんですけど、走りだったりスキルを怠らずにやって、チームに合流する時に一回りも二回りも大きくなっていたいです。
LO栗原副将
(試合を振り返って)今シーズンを締めくくる区切りの試合ということで、今シーズン取り組んできたことを全部出そうとしたんですけど、相手の上手いつなぎとかにやられてしまいました。ディフェンス面で1人目の低いタックルとかの強さが足りなかったことでの結果だと思います。(ブレイクダウンについて)ディフェンスの時に厚みがなかったので、そこをうまくピックされて持って行かれてしまいましたね。(アタック面は)セットプレーを良い形で出せているんですけど、そこから良い形で一次攻撃ができずに、Fwdの気持ちが萎えてしまったというのはあると思います。ですが、そういう状況はこれからあると思うので前向きに捉えて、こういう試合もあるのを経験できたことは良かったと思います。(暑さに関しては)そこはイコールコンディションなので、そこは何を言ってもしょうがないですね。(春を総括すると)フォーカスしていたのはチームとして戦うのより個々がどれだけ勝負していけるかなので、各々の感覚しだいだと思います。これから個々の点をどれだけ線につなげていって形にできるかですね。(個人的にはどうでしたか)ケガから始まってしまったので正直良くは無かったです。ディフェンスは今まで通りやっていけたんですけど、アタックで今のままのアタック力では戦力にならないので、しっかり研究してやっていきたいと思います。個人的に夏に伸ばしたい点ですね。(チームとして伸ばすポイントは)フィットネスだったり、チーム力の向上といった土台作りから入って、そこは夏場どれだけできるかです。(チームの成長曲線はどうか)野澤HCの言っていることが段々と浸透してきていると思います。体制の変換期のようなところで浸透するのは大変だったんですけど、これから上げていきたいと思います。
PR古田
(試合を振り返って)FwdもBksも全体的にミスが多かったのでそこが敗因かな、と思っています。(ゲインを切るシーンもみられたが、今日の自身のプレーは)個人的には序盤、フィールドプレーの調子がよかったです。前半の頭から力を出し切ると言う点では良かったのですが、全体を通してもっと走れなければいけないな、と思いました。もっと体力がもてば、もっといけます。課題がみつかりました。(スクラムは)そんなに悪くなかったです。結構コントロール出来たと思います。(筑波大の印象としては)精度が高いという感じです。(春シーズンが今日で終了するが)春は最初のほうは負けが多くてどうなるか心配でした。だんだんチームとしてもまとまってきて、フィジカルの強化をして、強くなっていった感じがしました。接点の部分で相手に負けている、と感じることが少なくなりました。これは収穫だったと思います。(夏に強化していきたいのは)引き続きセットプレーの安定ですね。あとはもっともっとフィールドプレーでチームを引っ張っていける選手になりたいです。(いよいよ秋は自身のラストシーズンとなるが)まず個人としてはAチームで出続けて、柱みたいな存在になれるように頑張りたいです。(チームとしては)絶対日本一になりたい、という気持ちをもってやっていきます。
HO高橋浩
(試合を振り返って)Fwdはセットプレーとか負けていなかったと思うんですけど、Bksの小さいミスを助けてあげきれなかったのが課題ですね。(ブレイクダウンについて)僕が出ていた時は良かったと思うんですけど、後半に小さいミスでターンオーバーされていたので、ミスの少ないチームに夏を通してなっていかなければいけないと思いますね。(試合の入りが良かったが)入りはいつも甘かったので、前回の関東学院戦から良くなってきているので、そこは継続してやっていきたいですね。(春シーズンを通して成長した点は)Fwdが戦えるのが分かったので、みんなFwdに自信を持ってやっていきたいですね。Fwdからいけるチームだと思います。これを武器にしてBksをより楽にさせてあげたいですね。(スクラムは大きく成長しましたね)そうですね。負ける感じもしないので、スクラムトライを狙えるところだったら狙っていきたいと思います。(先日の東芝への出げいこについて)東芝の選手はブレイクダウンだったり、個々の強さだったりがすごくて、良い刺激をもらいました。どんどん真似していって流れを断ち切れないようなアタックをできるチームにしていきたいと思います。(夏に伸ばす点は)今日は小さなミスが目立っていて、春の最後の試合にこうなってしまうのはミスに甘かった部分があると思うので、普段の練習からミスに厳しくいきたいと思います。あとはFwdとしてはモールディフェンスが春を通してあまり良くなかったので、意識してやっていきたいですね。
PR平野
 (試合を振り返って)ミスが多いのと何がしたいのか分からない、という感じでした。タックルも甘くてやるせない感じの試合になってしまいました。(厳しい暑さの影響は)相手も同じ条件だったので、言い訳できないですし、やはり一番の敗因はミスの多さだったと思うので、直していかないといけないと思います。(自身のプレーは)セットプレーを期待されて使っていただいてもらっているので、頑張らなくてはいけないところでした。でも相手を制圧することができなくて、全然だめでした。努力しないといけないと思いました。(筑波大の印象は)そんなに強いという感じもしなかったんですが、ターンオーバーとかを出来なかったです。自分たちが良くなかったです。(今日で春シーズンを終えたが)最初はBチームが多かったんですが、セットプレーを期待されてAチームで出してもらえていて、今日は勝ってしめくくりたかったので悔しいです。(スクラムの出稽古に行ったその成果については)慶大のスクラムに関しては去年より安定してきていると思います。個々の体重も上がっていますし。出稽古の成果は結構出ていると感じています。(夏を迎えるにあたって、強化していきたい点などは)帝大などを相手に今日みたいなスクラムを組んでいても、ターンオーバーされてしまうと思うので、自分自身としてはスクラムに重点をおいて合宿に臨みたいですね。(秋シーズンへの抱負は)スクラムをもっと強くして、Aチーム定着を狙いたいです。チームとしてももっとパワーアップして、秋には(筑波大に)借りを返したいと思います。
LO伊藤
 (今日の試合を振り返って)崩されて取られたというより自分達のミスからトライを取られてしまったので凄くもったいない敗戦だったと思います。(筑波大の印象は)個々は強かったんですけど、自分達のタックルミスからゲインされてトライを取られてしまったので悔しいです。(フォーカスしていた点は)ブレイクダウンを低くプレーすることを意識して、レッグドライブをして足を取ろうとしたんですけどあんまり出来ていなかったかなと思います。(ブレイクダウンについて)そんなに負けた感じはしないんですけど、接点で当たった時に自分達がノックオンしてボールを相手に渡してしまったので、自分達のミスからやられてしまいました。(今日の収穫は)スクラムも勝っていたし、ブレイクダウンも制圧していたのでFW戦は良かったと思います。フィールドプレーの部分をミスをしないでボールを大事にすることを意識してやりたいです。(春のシーズンを総括すると)個人的にはケガなく全試合出ることが出来たので課題も多いですがその点は良かったと思います。チームとして勝って春を終わりたかったんですけど、春出た課題を夏合宿通して修正して秋のシーズンに入りたいです。(夏の強化ポイントは)個人的にフィットネスが試合で落ちてしまったのでフィットネスともっと自分の持ち味である運動量を伸ばして、アタックもディフェンスも活躍出来るように練習していきたいです。(秋の目標は)まずはレギュラーとして出場することです。チームとしては対抗戦優勝したいのでそれに向けて夏合宿しっかり練習して秋に入りたいです。
FL明本
(試合を振り返って)パスがうまく行かないところがありました。全体として流れが持って行かれ気味でした。(アタック面について)良いところも悪いところもでて、今後の課題が残る試合でした。暑かったので、汗で手が滑ったりする状態でノックオンなどの細かいミスが目立ちました。(春を総じて評価)チームとしてはだんだんと成長が感じられて良かったと思います。個人としては、タックルがうまくいかなかったです。(これからの夏に向けて)自分は本当にタックルが苦手なので、この夏で徹底的に練習していきたいです。
SO宮川
(試合を振り返って)あれだけFwdが勝っていたのにBksでミスを連発してしまいました。僕とSH(宮澤選手)にミスが目立ってしまいました。そこを修正すれば、秋はいけるんじゃないかと思います。(今日のゲームメイクとしては)いつもと変わらないで陣地をとっていこう、と思っていました。でも僕のキックミスが目立ってしまいましたね。(筑波大の印象は)春シーズン対戦したなかで、いちばんBksが良いチームだったとは思います。でもしっかり慶大がタックルしていけば、全然怖い相手ではないと思います。(後半キックを多く使うプレーがみられたが)野澤さん(HC)からのアドバイスでした。前半はあまり蹴らなかったので、後半は裏があくのではないか、と思ったのですが、僕のキックが上手くいきませんでした。(春シーズンを振り返って)今日も含めていいところと悪いところがはっきり見つかりました。それを夏に修正していけば、秋は自分もチームもすごく良くなっていけると感じています。(夏に特に強化していきたいのは)個人的にはもう一度、ディフェンスで低く入れるようにしたいです。あとはチーム全体でもっと走って走って、縦目に走れるチームになっていきたいです。(秋のシーズンの抱負)前に出るところではしっかり出て、視野を広くもっていきたいです。 外側が余っているなら外へ振る、後ろが余っているなら蹴る、など全部ができる選手になりたいですね。
WTB瀧口
(試合を振り返って)ディフェンス面でゴール前につめるときにミスがあったので、個人的にはそれを修正していきたいです。また敵陣でつめるかステイか、というところで内側(の選手)とのコミュニケーションがまだまだ足りなかったな、と印象を受けました。今日はトライを何本もとられてしまったので、ディフェンスに問題があったと感じています。(自身のトライを振り返って)今までWTBなのにトライを取れていなくて、でもトライを取るのがWTBの仕事だと思っているんで、「絶対トライを取る」と思い、フォーカスして今日はやっていきました。そういう意味では非常に良かったな、と感じています。(春の戦いを終えて)最後も勝って終わりたかったです。何が足りなかったのかというのをしっかり考えながら、オフシーズンはそれを補えるようにしていきたいです。(自身がこの春Aチームで活躍してきたことについては)去年は全然シニア(チーム)で使っていただくことが出来なかったので、この春は良い経験をさせていただきました。ある程度自分が通用するプレーも見えてきたかとは思います。キックは自分の売りとして今後もアピールしていきたいです。でもあまりおごらずにしっかり足りないところを補っていきたいと思います。(今日のキックの出来は)割とあたっていました。アベレージを上げていつでもあれぐらい出来るようにしていきたいです。(夏に向けて特に強化していきたいのは)まだまだ決定力が足りないと思います。1対1でしっかり抜ききるとか、そういうところをしっかりやっていきたいです。(秋シーズンへの抱負は)秋は1対1で絶対に勝ちます。あとはキックの精度をさらにあげ、チームの勝利に貢献していきたいです。
CTB中村圭
(今日の試合を振り返って)春シーズン最後だったのでチームとして絶対勝つことを目標にしてたんですけど、自分達のミスからやられて負けてしまいました。(筑波大の印象は)一人一人が強くて特にバック3が強い印象があったんですけど、やってみて勝てない相手ではないという印象を持ちました。(フォーカスしていた点は)自分の課題はずっとディフェンスだったのでそこをフォーカスしました。(今日の試合で良かった点は)先週までは抜けた後のサポートが出来ていなかったのですが、今日は出来ていたので良かったと思います。(良くなかった点は)7トライを取られたので、やはり個々のタックルでまだ1対1で止められない部分があるのでそこをやって行かないといけないと思います。(春のシーズンを総括すると)最初調子が良くなくて3連敗したところから少しづつ練習の成果が出てきて良かったと思いますが、今日負けてしまって自分達はまだまだなので秋に向けて夏にしっかり練習して春に筑波大に負けて良かったと言えるようにしたいです。(春で向上したプレーは)やはりアタックは1番の上のチームでもある程度通用するということが分かったので、1対1でずらす部分やパスに自信を持つことが出来ました。(夏の強化ポイントは)やはりディフェンスで負けているのでチームとしてはその部分です。個人としてはゴールキックを任されているのでどの位置からでも100%決められるように夏に練習したいです。(秋への抱負は)秋は4年生として絶対負けられない戦いになるので夏にしっかり準備して1戦1戦気持ちを込めて戦いたいです。
WTB位田
(試合を振り返って)前半は結構良かったと思うんですけど、後半こちらがバテてしまって、FWが走れなかったというのもありますがバック3のコミュニケーションが取れてなくてディフェンスでもミスが多くそこが敗因になりました。(筑波大の印象は)筑波大は体がみんな大きくて、一人一人が強いイメージです。WTBの2人のプレイヤーがキープレイヤーなので試合前から頭に入れてマークはしてたんですけど、その2人にゲインされた部分があったのでそこは止めないといけないと思います。(具体的にはどのような対策をしたか)WTBが強いというのはチーム全員が知っていたので、一人目が入って二人目がサポートで入ってつぶすっていうことがチームの約束としてありました。それがこの試合ではあまり出来てなかったのでそこが反省点になりました。(アタックの出来は)慶應の重視している1対1の場面で相手のWTBにやられた部分が自分としてはあったので、秋までには修正して1対1で勝てるWTBになりたいと思います。(今日の試合で出た課題は)バック3のコミュニケーションが多く出た試合だったのでそこを秋までに修正したいと思います。(春のシーズンを総括すると)前半は負けが多くてそれから4連勝したんですけどまた負けてしまったので、これを機に山中湖合宿で反省点などを修正して秋に繋げたいです。(夏の強化ポイントは)個人としてはコミュニケーションの部分とか体幹とかあるのでそこを強化して、チームとしてはチーム全体の動きを再確認して頑張っていきたいと思います。(秋の目標は)秋はやっぱり対抗戦で優勝して大学選手権でも優勝したいです。そのために自分も精一杯努力してチームに貢献したいと思います。
FB新甫拓
(試合を振り返って)前半は良い形だったんですけど、つまらないタックルミスからもってかれてしまいましたね。僕個人の大外でのタックルもそうなんですけど、内側からしっかり入っていかないといけない、というのはあります。こういう天候の中でできてこそ、だと思うのでしっかりやっていきたいと思います。(アタック面について)天候で汗が出るというのもあると思うんですけど、つまらないイージーなミスがあったというのは僕の中であります。そういうミスが続くならキックをしたりだとか違う選択肢があったと思います。後半は比較的にディフェンスの時間が長かったんですが、イージーでしたね。前回もそういった場面は多かったんですが、直っていなかったです。(入りが良くなってきているのは)そこは意識の問題だと思います。入りが悪いのは毎回毎回チームで言っていて、普段の練習からみんなで意識してやってきたのが最近のにつながっているんだと思います。(春に成長した点は)最初はAチームで出ていた時はいっぱいいっぱいだったんですけど、最近は余裕も出てきました。プレーに余裕はでてきた面はあるんですけど、まだまだ至らない点が多すぎるので合宿やこれからの練習で積み上げていきたいですね。(具体的にはどこを伸ばしたいか)Bk3の声の質や量ですね。一番後ろからBksを声で動かしていくのが僕には足りないと思います。あとはボールを持ったときの積極的なアタックをこれから磨いていきたいです。
PR三谷
(試合を振り返って)スクラムは勝ってたんですけど、自分がもっと成長しなければいけないと感じましたね。スクラムがもっと楽に組めたら、Fwdのフィールドプレーとかがもっと楽になると思うので、課題はスクラムですね。筑波は要所要所で抜いて、スタミナを余らせて縦につないできた。僕らはベタベタ潰れて、フェーズを重ねてしまうのでもっとスタンディングで逃がしていければと。そのためにはセットプレーの安定が重要だと思うので、スクラムを強くなっていきたいですね。(慶大は後半に疲れが出た)後半に押されてきて、立て直せなくて。流れを変えるプレーがありませんでした。流れをつかみかけたところでも自分たちで自滅してしまったところもあったので、負けてる時にフィフティーフィフティーのパスで悪い方に流れてしまうんじゃなくて、しっかり固めてやっていかなければ勝てないと思います。(筑波大の印象は)竹中と彦坂はネームバリュー通り強かったです。Fwdは強い感じはあったんですけど、一人一人がタイトにプレーしてきて、つなぐ意識とか共通の意識があったように感じました。個々が強いというより、ずらして1人1人がつないでくるイメージですね。(チームとして出来上がっている)そうですね。チームの動きをやっているなという感じはしました。どこでどうきたらこう攻めるとかの意識があったと思います。(慶大はまだやっていないところ)そうですね。今は1人1人が当たって勝つとか、タックルで負けないとかの個人のスキルの部分をやっているので、慶應は試合前に合わせるだけなので、そこは仕方ないと思います。でも、1人1人で勝ちたかったですね。(春にAチームでやる機会も増えたが成長したと感じる点は)僕は9月入試だったので、1年生の時は全く試合に出させてもらえなくて、ブランクもあったのでスクラムが全然ダメでした。組んでは潰されてという感じで。冬と春に練習してきて、スクラムはチーム内では強い方まできたので、そこは成長できたと思います。まだまだ対外試合のなるとしっかり組めていない。帝京のスクラムじゃないですけど圧倒的な存在になりたいので練習していきます。(夏に向けての強化ポイントは)重さですね。101㌔くらいしかないんですけど、110㌔くらいにはしたいです。チームの一番重い奴がパワー負けしちゃうと、そこで士気が下がってしまうと思うので、チームで一番強いプレイヤーになりたいと思っていますし、体重を増やしたいです。なおかつ今のランニングを減らさないようにしたいと思います。

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