【ソッカー男子】今年も天皇杯出場は叶わず 明大戦

敗戦に肩を落とす香川

慶大ソッカー部は天皇杯の出場権をかけて、東京都サッカートーナメント、学生系の部に臨んだ。5日に行われた準決勝では大塚(総4)の2ゴールなどで東京農大を4-0で下し、順調な滑り出しを見せた。続く決勝の相手はリーグ戦でもしのぎを削る明治大。雷が鳴り響く中行われた試合は、先制するも、その後3失点を喫し、逆転負け。今年も天皇杯出場には手が届かなかった。

2011/08/07(日) 15:30KO @日本体育大学グラウンド

慶應義塾大学1-3明治大学

{得点者}2分藤田息吹(慶大)、5分阪野豊史(明大)、15分岩渕良太(明大)、88分阪野豊史(明大)

右サイドハーフでチャンスを演出した田中

試合は立ち上がりから大きく動く。前半2分、日髙(総4)のコーナーキックから黄(総4)が折り返したボールを、藤田(政3)がキープして豪快にけりこみ慶大が先制に成功した。しかし、喜びもつかの間、前半5分、スルーパスに抜け出されると、冷静にシュートを決められ、明大が試合を振り出しに戻した。さらにその10分後、中盤でボールを失うと、明大の素早い攻撃に対応できず失点。あっという間の逆転劇で慶大は追う立場となってしまった。さらに追い打ちをかけるように、前半40分、増田(環1)が二枚目のイエローカードにより退場。10人となった慶大はその後も苦しい戦いを強いられる。しかし中川(環4)のファインセーブなどでこれ以上の失点は許さず、逆転の望みを残し前半を終えた。

迎えた後半、中盤の真ん中の人数が減ってしまった慶大は、田中(環4)と途中出場の森田(経3)の両サイドを中心に攻め立てる。これにより、慶大は一人少ないにもかかわらず、数多くのチャンスを作り出していく。しかし、決め手を欠き、後半40分の黄のフリーキックもゴールにはいたらず。逆に終了間際にカウンターから追加点を許し、そのまま1-3で試合を終えた。

期待の新人CB保田にとっては良い経験となった

 全日本大学選抜の影響で河井(政4)を、怪我の影響で笠松主将(総4)、そしてここまでチーム得点王の武藤(経1)を欠いて臨んだこの一戦。後半は10人でも明大と互角以上の戦いを見せていたが、早い時間帯で2失点を喫したことが大きな課題といえるだろう。この敗戦により、今年も天皇杯への出場はならなかったが、立ち止まることはない。9月に再び始まるリーグ戦では、万全の状態でピッチを駆ける荒鷲イレブンがみられることを期待したい。

 By Hiroyuki Tanaka

 

雷雨の影響で試合後の取材は断念したため選手・監督のコメントはありません。

慶大出場選手

GK 中川翔太(環4)

DF 黄大城(総4)
DF 松岡淳(商3)
DF 保田隆介(法1)
DF 香川佑介(商3) →90+2分 長尾賢太郎(総1)
MF 藤田息吹(政3)
MF 増田湧介(環1)
MF 山浦新(総1) →37分 森田達見(経3)
MF 日高慶太(総4)
MF 田中奏一(環4)
FW 大塚尚毅(総4) →76分 風間荘志(商4)

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