【バスケ(女子)】今シーズン最後の一戦を最高の笑顔で締めくくる/第40回東京六大学女子バスケットボール対抗戦vs東大

バスケ女子

3部5位で幕を閉じたリーグ戦。惜しくも入れ替え戦出場とはならなかったものの、慶大女子バスケットボール部が着実に力をつけていることを証明した。そして休む間もなく始まった東京六大学女子バスケットボール対抗戦。チーム2022で戦う最後の一戦の相手は東大。試合に勝利し笑顔でシーズンを締めくくることはできたのだろうか。

2022/11/20(日)@立教大学 新座キャンパス

第40回東京六大学女子バスケットボール対抗戦vs東大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

33

32

32

22

119

東大

10

26

◆慶大スターティングメンバー◆

#4 林えみり(理4・慶應女子)

#6 井手友美(理4・慶應NY)

#10 阿部七奈子(商3・三田)

#11 野本美佳子(総3・東京成徳)

#14 石倉史菜(文2・国立)

試合開始直後から林のゴール下や野本の3ポイントで得点を重ね、一気に相手を突き放す。さらには阿部がパスカットから速攻を見せるなど攻守共に慶大の勢いは止まらない。すぐさま東大はタイムアウトを取るも、慶大の勢いはとどまることを知らない。河村さくら(文1・松陽)の3ポイント、井手のドライブ、網野梨加(環1・Irvine High)のゴール下と多様なオフェンスを展開し、27点の大量リードで第2Qへ。

リードを保ちたい第2Q、松下花会子(文4・小山台)の3ポイントがリングを捉える。さらに、伊熊そら(文2・慶應女子)や川俣乃英(商4・国立)、中山璃音(文1・湘南)が速攻からレイアップを確実に決めきり、試合の主導権を完全に握る。その後もリバウンドからのセカンドチャンスや速攻で着実に得点を積み重ねていった慶大。点差をさらに広げ65−16で試合を折り返す。

第3Q、町村真子(法3・田園調布雙葉)や星野祐仁佳(商4・慶應女子)などこのQからコートに立った選手も立て続けにシュートを決めていく。さらに1年生の吉田千里(理1・田園調布雙葉)や野見山洋実(法1・聖心女子)、今井楓子(商1・吉祥女子)も得点。するとベンチも盛り上がりを見せる。24秒オーバータイムを奪うなどディフェンスの強度をさらに上げた慶大は、失点を僅か4点に抑え97−20で最終Qへ。

慶大は4年生5人がコートに立ち最終第4Qが始まった。大量リードの慶大だが、アシストからの得点やダブルチームなど攻守にわたって4年生同士息のあったプレーを見せ、最後まで手を緩めることはない。残り時間2分を切ると、森谷日向子(法4・学習院女子)もコートに。ラスト10分間は4年生がコートを駆け抜け、119―26の大勝で今シーズン最終戦を締めくくった。

勝利という最高の形でフィナーレを迎えた2022年の慶大女子バスケットボール部。試合後、選手はもちろんのこと、マネージャー、コーチ、監督、慶大の応援席に集まった観客、全員が満面の笑顔を浮かべていた。この試合で4年生は引退となるが慶大バスケットボール部の歴史はこれからも続いてく。4年生が見せたひたむきにバスケに向き合う姿勢を受け継ぎ、新たに始動するチームで2部昇格という目標を果たしてくれることだろう。

(取材:船田萌恵)

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