【受験生応援企画】経済学部・一宮知樹(野球部 )〜逆境の大学受験を乗り越え、憧れの舞台で一発を放った新星〜

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受験を乗り越え、慶應義塾体育会で活躍する塾生にインタビューを行う受験生応援企画。第4弾となる今回は野球部の一宮知樹(経1・八千代松陰)にインタビュー。昨秋、中学生の頃から憧れていた六大学野球の舞台で、一年生ながら本塁打を放った一宮。思い通りにいかなかった慶應義塾高校の受験を経て、慶大の一般受験で見事にリベンジを果たした。来年の活躍も期待されるルーキーの受験期に迫る。

 中学時代、プロ野球選手を何人も輩出している佐倉シニアに所属していた一宮。そこでの2歳年上の先輩である吉開鉄朗(商3・慶應)と吉野太陽(法3・慶應)が慶應義塾高校に進学したことをきっかけに、慶大で野球をしたいという気持ちが芽生えた。そして、二人の後を追うように慶應義塾高校の受験に挑戦したが、結果は不合格に終わってしまった。八千代松陰高校に進学後も野球を続けながら、慶大で野球をするという目標を諦めずに勉強に取り組んだ。しかし、現実は甘くなく模試では最後の最後までE判定。それでも、模試と大学の試験問題は全然違うと見切りをつけ、結果に一喜一憂せず、合格する可能性を信じ、過去問をしっかりと研究した。学校の先生に添削をしてもらうなど、経済学部の問題に合わせ、英作文や小論文を徹底的に対策した結果、慶大経済学部合格を掴み取った。

 そんな一宮は受験期でモチベーションを保つために、あえて「何もしない日」を作っていた。何もしない日を作ることによって、次の日からより気を引き締めて勉強に取り組むことができるようになるという。また、友だちと図書館やカフェで勉強したり、10分間仮眠をとったりしてモチベーションが高い状態を維持していた。

 そんな一宮の受験期の生活サイクルはまさに予備校漬けであった。10時から21時まで予備校が開いている間ずっと勉強していた。一宮は「予備校に行くことで周りのみんなは勉強していると認識できる。勉強せざるを得ない環境に自ら行くことによって、自分ももっと勉強しないといけないと思えるようになる」と語った。

   八千代松陰野球部引退以降、慶大で野球をやりたいという一心で、見事に慶大に合格した一宮。野球を離れてから時間が経っていたが、意識を上げて練習に取り組めば追いつくのはそれほど難しくないという。特に、ランメニューで他の選手よりも意識的にスピードを上げることによって、体の機能を取り戻したようだ。その練習の成果もあり、一宮は春のフレッシュトーナメントではサヨナラ打を放った。さらには秋のリーグ戦で神宮初本塁打を放ち、大きな存在感を見せつけた。高校受験や模試の結果が振るわなくても決して諦めることなく、自分の夢を追い続けた一宮は受験生に希望を与える存在だと言えるだろう。これからも憧れの舞台で更なる成長を見せてくれることに期待したい。

 

(記事:奈須龍成、取材:塩田隆貴、神谷直樹、小野寺叶翔)

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