【ソッカー(男子)】常にピッチ内外で奔走 チームを支える大黒柱 沖本夏斐×清水優羽/早慶クラシコ2026直前企画第8弾

ソッカー男子

 

今年で77回目を迎える早慶サッカー定期戦が8月11日(火・祝)にMUFGスタジアム(国立競技場)にて行われる。ソッカー部(男子)は昨年に続く早慶戦連覇目指し、2年ぶりに国立競技場のピッチに立つ。今回ケイスポでは選手だけではなく、グラウンドマネージャーやアナリスト、監督などさまざまな役職の方にインタビューを行い、それぞれが抱える想い、そして早慶戦への意気込みを伺った。第8弾となる今回は、沖本夏斐(法4・慶應)、清水優羽(政4・慶應NY)にインタビューを行った。

ーー他己紹介

清水:
彼は沖本夏斐君で、彼はBのグラマネを担当してくれています。僕が彼に持っている印象としては、僕に比べてすごく視野が広いかなっていう風に思っていて。僕はこれと決めたら視野が狭くなってしまうタイプなんですけど、沖本はそこのバランスを取ってくれてるっていう部分があるのかなと思っていて。自分としては良いバランスかなという風に思っています。ただ日常生活は結構怠惰なやつで。最近はポケモンカードのバイトに行って全然合宿所にいないみたいな感じもあったりして。まあそんな感じのやつです。

 

沖本:
彼の名前は清水優羽で、僕と同じグラウンドマネージャーとして、彼はトップチームを見て、日々活動しています。基本的にはトップチームの公式戦に向けた準備だったり遠征だったり、チームの全体の方針に関わるようなことを一番にやってくれている仕事かなと思ってます。僕に比べて圧倒的にパッションというか、すごい熱いものを持っていると思っていて、そこは僕は羨ましいなと思いますし、尊敬できる点かなっていう風に思っています。練習中、ピッチ内外に関わらず、思ったことを厳しかろうと優しかろうと、正直にそのまま本人に伝えられるってところは、彼の大きな武器なんじゃないかなと思ってます。
最近プライベートも色々うまくいってるみたいで。帰ってくる時間が特に最近遅いかなとは思います。


 

ーーグラウンドマネージャーの普段の仕事内容について教えてください

沖本:僕はBのグラウンドマネージャーをしていて、基本的にはBチームの公式戦の日程調整が主な役割ですね。
あとはトップチームの練習の補助だったり。Bチームに関わることは大体自分が決めているという形になります。

 

清水:ピッチ内の話からいくと、トップチームのグラマネとしては基本的に沖本と一緒なんですけど、練習メニューを聞いて、設営だったり、練習を上手くスムーズに回すというような基本的にはサポートっていう立場で。ピッチ外は結構多岐にわたるんですけど、遠征があれば監督からの要望があればそれに対して、適切に反映させるです。あとは、後輩指導というところも今年 1年間よくやってるという風に思っていて。それはピッチ内でもそうですし、ピッチ外の振る舞いとかも含めて、色々な面から指導しているという感じです。

 

ーーお2人がグラウンドマネージャーになった経緯を教えてください

 

清水:基本的に毎年 2人出しているのですが、僕は沖本よりも早い段階で第一候補として上がっていたので、決断するのも早くて。正直僕がなったタイミングはもちろん覚悟もあったけれど、どちらかというともうきつくて逃げたかったなっていう方が正直に言うと割合は大きくて。あまり学年には言っていないですけど。学年の状況もありましたし、時期的な問題もあって自分がなるしかないなと思い、グラマネになったという感じです。

 

沖本:僕がグラマネになった時期っていうのが、自分の中で選手として一番評価が高かった時だったので。選手を辞めて、グラウンドマネージャーになるっていうのはそう簡単に決断できない部分が大きかったです。でも、清水が先に決めてくれたり、学年で話した中で、グラウンドマネージャーという伝統ある役職に自分が向いていると同期や色々な人が言ってくれて。そこが最後の決め手となって。自分はもしかしたらトップチームで試合に出れるかもってところまでは行けてたんですけど、ここは1つグラウンドマネージャーとしてチームに貢献したいなと思ってグラウンドマネージャーになりました。


 

ーーグラウンドマネージャーをやる中での葛藤や仕事面で大変だったことは?

 

沖本:今は選手に戻りたいとかは全くないですけど、なったばかりの時は言っちゃえば、自分より評価が低かったような選手がまだサッカーしてるってところは、ちょっと羨ましいなと思う点は大きくあったかなとは思います。仕事で大変なのは、
今は4年のグラマネが 2人いて、 3年のグラマネが 2人いて4人体制でやっているんですけど、 4年が引退したら2人しかいなくなっちゃうので。その時期は練習の設営だったり、ピッチ以外のチームの運営という面でも人が足りなかったり、どうしても仕事が多くなって。自分の中でいっぱいいっぱいになったり、プライベートをどうしても潰さないといけなかったりとかは大変でした。

 

清水:僕も沖本と一緒で、グラマネになった時は選手やりたかったなとか、正直思うことは結構あって。関東リーグを見たりすると、ある種の羨ましさみたいなのはかなりありました。ただ今は自分がグラマネとして何ができるかという想いの方が自分としては強くて。選手に戻りたいという気持ちは良い意味で一切ないかなっていう風に思ってます。きつかったこととしては、 2つあって。1個目はさっき沖本も言っていたグラマネが自分と沖本しかいない時の宮崎遠征で。自分一人でトップチームを回すのはすごくきつくて。基本的に今のトップチームって自分はあんまり設営に回ることはなかったけれど、設営しながら練習のコントロールもして、かつ声も出してみたいなところを宮崎遠征では自分がやらなきゃいけなくて。そういったところはすごくきつかったです。でも、社会人の方々が色々サポートしてくださってなんとか回ったという感じです。もう 1個きつかったのは、新人戦の全国大会で、ものすごくきつかったなっていう思い出があって。11月の末ぐらいの新人戦で、後輩しかいなくて。同期が誰もいなかったっていうのと、関東リーグと同じ仕様で試合をしていたので、2人で回すものを 1人で回したりしないといけなくて。 3人分の役目を全部自分でやるみたいなところがあって。ストレスが溜まっても後輩しかいないから誰にもぶつけられなかったのはしんどかったですね。


 

ーー去年のグラウンドマネージャーから受け継いだことはありますか?

 

清水:
僕は 2つあって。1個目は気配りですかね。 3年生の頃は、自分はあまり気を使えないタイプだったので。 4年生に会ったタイミングとかで、お前気を使えるようになったなみたいなことをおっしゃっていただく機会が何回かあって。社会人の要望だったりとかに対して、1個上を行くような回答するとか、準備をするっていうところは自分自身できてるのかなという風に思ってて。もう 1個は視野の広さかなと。普段、他の人が気づかないようなところに目が行ったりだとかっていうのは、 3年生の 1年間を見ていてすごく伸びたかなっていう風に思っています。


 

沖本:僕が学んだところというか、こうなりたいなって思ったところは、大胆さってところで。どっちか迷った時に一瞬で物事を判断して、何か練習をやるにしても何か少し面白いことするじゃないですけど。人と少し変わったようなことをするっていう大胆さってところは、去年 1年見てて、自分もこうなりたいなと思いました。今、自分ができているかはわからないですけど、後輩にも受け継いでいきたいなと思うところではあるかなと思います。

 

ーー今の4年生の雰囲気は?

 

沖本: 1年生の頃から、実力のない代っていう風によく周りから言われることが多くて。良い意味で、自分たちに自信がないというか。
ひたむきに努力できる学年かなと思っていて。素直に人からのアドバイスをしっかり受け入れて、実践するっていうところが僕たちが学年の1番の武器になるところかなっていう風には思ってます。あとは仲がいいですね。ピッチ内外問わず。
毎年ちょっとグループみたいなのができる印象があるんですけど。僕たちの代は特にそういうのもなくとてもいいなと思ってます。

 

清水: 僕も似たようなことになっちゃいますけど、2つあって。1個目が100期生として、伝統を後輩に引き継ごうっていう意識が、他の代よりも強いんじゃないかなという風に思っています。先代の先輩からご指摘いただいたりとかも僕たちの代はかなり多かったということもあって。この部が今まで大切にしてきたことだったり、自分たちが考えてやらなきゃいけないことっていうのは結構抜かりなくやってきた自信はあるかな。2個目も沖本と似ているんですけど、仲の良さってところで。
サウナ行ったりとか日吉でちょっと飲み行ったりみたいなのは結構あったので。そういう接する時間っていうのは他の代よりも多分数倍多いんじゃないかなって考えてます。

 

ーー印象に残っている試合は?

 

清水:僕は関東リーグの立正大学戦かなと思っています。
割とチームがそんなに良い状況じゃなかったっていうのもありましたし、かつアウェーってところで。立正は自分たちよりもかなり成績が良くて。勝てるかわからない試合でしたけど、先制されて最初10分以内ぐらいでまたこんな感じかと思ったんですけど。僕が今まで見てきた試合で一番慶應のサッカーを体現できてたのが立正戦かなっていう風に個人的には考えてました。攻撃的かつコンパクトな守備を保って、自分の同期がヘディングで決めてくれたりとかして。すごく個人としては熱かった試合かなって思ってます。

 

沖本:アウェーで明治に4ー1で勝った試合がすごい印象に残っていて。今までBチームで明治の Bチームに勝てたことってほとんどなくて。その中でアウェーってところで。ものすごい準備をして行って。清水も一緒に行ってくれたんですけど。アップの雰囲気からすごく良くて。もうノリに乗って前半で4ー0くらいまで突き放せて。そのままの流れで、最後失点はしてしまったものの、4ー1で快勝できたってところはチーム状況があまり良くなかった中で、試合を糧にそこから勝利を重ねることができましたし。Bチームとして一つ変わった試合かなっていう風に自分は思っています。

 

ーー今年の早慶戦に向けての仕事内容を教えてください。

 

沖本:基本的に公式戦とほとんど同じで、ベンチに入って試合前の準備だったり、選手のサポートっていうのがメインになりますね。グラウンドマネージャーはあまり早慶戦の他の仕事を持たないので。

 

清水:僕も一緒で。僕たち慶應にいた時間が長いので。僕も 8年目で多分彼も 7年目なので。想いの強さは準備してるって感じですかね。
高校生の時から。

 

ーー今までの早慶戦で一番印象に残っている早慶戦の試合は?

 

清水:でも去年じゃないですかね。
やっぱり。自分はセンターバックだったんですよ。選手の時に。純太君(=西野純太、令8総卒)ことをすごく見てて、ロールモデルにしている部分があって。ただ彼の色々なバックグラウンドだったり、脳震盪のこともあって、最後の試合っていうところで。すごく心配しながら見ていたんですけど、でも彼がああいったゴールを決めたりだとか、闘志溢れるプレーを見て、純粋に涙が出そうになったというか。すごく感動したというか。一選手として、一人の人間として、彼の生き様を見た気がして。一生忘れることはないのかなって思ってます。


 

沖本:僕は 2年前の早慶戦で0ー4で負けた試合が結構印象に残っていて。その時同じ2部で。 5月ぐらいに試合をやった時は大勝して。チームの状況もすごく良かったですし。塩貝健人もラストの試合というところで。運良く仕事の都合上、試合をフルで見れる立場だったんですけど。
今までのどんな試合よりも応援して、声枯れるぐらい。本当に死ぬ気で応援してたんですけど、蓋開けてみたらもうボコボコにされて。絶望感というか。ただその中でやっぱり自分がピッチに立っていないってところ、まだ選手の時だったので。そこに対しての自分の無力感というか。ここから来年、再来年の早慶戦に出てやるんだっていう想いがより一番強くなった 1試合だったかなと思います。

 

ーー早慶戦で注目の選手はいますか?

 

清水:1人目は小谷行晟選手(環4・慶應湘南藤沢)で。理由としては今トップチームにいる 4年生の中でもかなりの長い時間一緒にプレーしたのかなと思ってて。1年生の頃から一緒のカテゴリーで自主練もしたし、プライベートでも一緒に遊びに行った時間も長いし。別に同期の中で思い入れの差があるわけじゃないけれど、小谷の努力はめちゃくちゃそばで見てきたっていう感覚あるから、努力も知っているし、辛さも知ってるからこそ早慶戦に出て活躍してほしいなっていうのは思いますね。
もう1人は川名駿佑(総4・興國)で。僕がいつもいじめてるやつなんですけど(笑)。プライベートはマジでろくなやつじゃないんですけど、純粋に川名のプレーって見てて楽しいというか。一緒に試合にも出たこともありますし。本当に上手な選手というか。ピッチの中と外の差が最も激しい選手として、ちょっと僕は期待してるっていう感じですかね。

 

沖本:僕も 2人。松下伊吹(経4・渋谷教育幕張)選手と渡辺快(政4・慶應)選手の 2人をあげたいなと思って。理由としては、今は僕含めて、その 3人が日吉に住んでいるんですけど、それまでは横浜方面、日吉から見て、渋谷方面か横浜方面で唯一僕たちの代で横浜方面なのがその 3人で。一緒に帰ることも多かったですし、部活も学校終わった後とかも人より長い時間一緒にいて。一緒にご飯食べたり、遊んだりっていうのも多くて。今でもゲームを急にやったりしてるんですけど。松下伊吹選手に関しては、運動量のところ。守備で誰よりも走るところと攻撃の面においても、鋭いパスをつけてチームの心臓となってくれる選手かなと思っていて。渡辺快選手に関しては、キーパーになるんですけど。彼のキックは正確無比で。本当に届かないところにしっかり届くという印象を持ってて。とてもお茶目な一面があるんですけど。僕は渡辺選手と松下選手がピッチに立ってくれたら一番嬉しいかなと思います。


 

ーーお二人からみて三浦成貴(商4・浜松開誠館)主将はどんなキャプテンですか?

 

沖本:一言で言うと、やっぱり変わったやつだなとは思います。
現代の若者 Z世代みたいな感じのとは全く逆張りで。本読んで、なんか哲学がどうこうのって。僕はああはなれないなって思います。別になりたいとも思ってない(笑)。けど、とっても良いやつですし、同期として面白いやつですし。僕とか 1年の頃怪我で結構長い間一緒にいて、色々語り合ったところもあって。純粋に応援してるってところと。主将として尊敬しています。

 

清水:多分僕が一番成貴と真逆なタイプかなって思って。個人的には。僕の判断軸は、割と心が踊ったりとか、これ面白そうだなっていうのに対して決断するタイプなんですけど。成貴は限りなく確率の高いというか、しっかりロジカルに考えてくれるというか。そういった面があるのかなと思ってて。そこは真似したいけど、真似できない部分なのですごく尊敬してます。けど、たまに何言ってんだこいつみたいな時は僕だけじゃなくてみんな思っているので、聞き流してみたりしてみなかったりしてるんですけど(笑)。純粋に主将として就任したタイミングから、すごく上からの言い方ですけど、とても成長したんだろうなっていう感じはしていて。もともと自分の考えにすごく固執してたタイプだったんですけど。しっかり周りの意見を聞けるようになったし、その上でちゃんと自分の考えというのを変えられるようになったし。色々な人がいる中で、しっかりチームの正解ってことを現状を見出そうとしている。
かつリーダーシップっていうのも徐々に強くなっているんじゃないかなって思ってます。

 

ーーお二人の趣味は

 

沖本:最近新しくバイト始めて。ポケモンカードとワンピースカードの販売。海外層向けのコレクション向けでバイトをしているんですけど。そこでバットホップがよく流れることが多くて。それで1日中バットホップを聞いてます。あとは自分 F1好きで。ずっと趣味として自分が持っているものです。

 

清水:宣伝みたいな感じになっちゃうんですけど、いいですか。僕ランニングが趣味でして。選手を辞めてから体動かすのはやっぱり好きだなって思って。ランニングをすることが増えたんですけど。ランニングって一人でするよりも人とした方が充実するなっていうことに気づいて、ランクラブを立ち上げたんですね。
去年の 9月に。今だいたい 9ヶ月ぐらい経ちますけど。今インスタのフォロワーが1350人ぐらいいまして。結構色々な人も来てくれるみたいな。名前はランパルズって言うんですけど。趣味が新たな挑戦を作ってくれたのでランニングはそういう感じですね。

 

ーー次の代に残したいこと

 

清水:自分たちが大切にしてきたことだったりとか、今まで100年の歴史の中でソッカー部が大事にしてきたことっていうのを後世に僕としては引き継ぎたいし、引き継ぐべきかなって思ってます。
やっぱりピッチの外で何をしているかとか、ピッチの中を見てみた時にすごく細部にこだわる部分だったりとか。色々な部分にソッカーの真髄みたいのが詰まってるのかなって個人的には思ってるので。そういった部分は後輩に引き継ぐべきだし、後輩はそこをしっかり感じ取って、後輩が後世に引き継げるような環境を作りたいなって思ってます。

 

沖本:

僕はあえて1個下の2人のグラマネに残したいものとして、もうちょっとたくましくなってほしいかなっていう風に思ってて。十分努力してるのはわかるし、 2人とも吸収も早くて毎日一歩ずつ階段登っていってるっていうのはわかるけど、4年生になるとさっき言った大胆さだったり、決断力みたいなところが大きく求められてくる。社会人から言われたことをすぐ決めなきゃいけないこともあるし、選手から聞かれたことに対してすぐ答えなきゃいけないとか。3年の時のグラマネと4年の時のグラマネだとまた大きく変わるかなと思ってるので、そういう部分。判断のところだったり、あとはちょっと体が細いんで、もうちょっと大きくしてもらいたいかなって思ってます。

 

ーー最後に、グラウンドマネージャーという仕事の魅力を教えてください

 

沖本:僕がグラウンドマネージャーになって一番嬉しかった瞬間というか、やりがいっていうところで。僕はBチームを見てるので、Bチームの選手が努力して、トップチームに上がる瞬間だったり、自分のカテゴリーで活躍する瞬間だったり。
ましてやトップチームでそのまま試合に出て、関東勝たせるって瞬間は何にも変えたい喜びというか、やりがいというのがあって。今までは自分が頑張って、自分の結果を出す。それはそれで難しいことなんですけど、自分一人で完結するんで。言っちゃえば簡単な部分だったんですけど。グラウンドマネージャーになって、人を動かして、そいつの想いだったり、モチベーションみたいなのをあげて、努力させて、頑張りを評価して。自分1人ではどうしても上手くいかない、自分1人が頑張ったとて上手くいかないってところは、とても難しい部分ですけど、そこが上手く噛み合った時に、自分が教えた選手だったりアドバイスした選手が活躍する瞬間っていうのは何にも変えがたい、自分がサッカーで点を取ること以上に大きなやりがいを感じる瞬間かなと思います。

 

清水:僕は2つあって。1つ目は、大きな組織の先頭に立つっていうところはすごく魅力かなという風に思っていて。大学4年間を通して、この規模の集団の先頭に立つ人って、慶應の中でも数人しかいないと思うので。そういった経験って社会に出てもなかなかできないことだと思うし、学生だからこそ、自分が正解だと思うことを先頭に立って決断して、動かしていく経験というのはものすごく人生の糧になるんじゃないかなと思っています。もう1つは、人生の大部分をこのグラウンドマネージャーに捧げる時間というのがもう1つの魅力かなという風に考えていて。社会に出て、仕事をするってなってもやりたいことばっかりじゃないと思うし、ほとんどの人がやりたくない仕事もやると思うんですけれども。でも、これが自分の選んだ道だし、やりたいと思って選んだ道なので。その道に対して、人生の8、9割の時間を注いで、色々な人の想いを背負って、この部を勝利に導くという経験は、もうこれから先もないんじゃないかなって思っているので。この4年間、かつグラウンドマネージャーの2年間という時間は本当に僕としてはかけがえのない時間だと思うし、残り4ヶ月、120日弱くらいしかないですけど、まっとうしたいなと思っています。

ーーありがとうございました

(取材:塩田隆貴、記事:根本佳奈)