【ホッケー(男子)】逃げ切りで鬼門突破 秋季リーグは1部5位 / 東農大戦

今季は1部5位で終えた

今季は1部5位で終えた

開始2分で福谷亮太(政2)の得点で先制すると、すかさず大久保遼(政1)も追加点となるゴールを挙げ、前半は慶大ペースで試合を進める。2点リードで迎えた後半は受け身の展開となり、1点差とされた後も攻め込まれた。過去2度で大逆転負けを味わった5・6位決定戦の呪いを予感させたが、なんとか勝利を収め、今季は1部5位という成績でシーズンを終えた。

 

関東学生ホッケーリーグ秋季 順位決定戦予選 

2015.10/25(日) 10:45~ @法政多摩ホッケー場 

慶應義塾大学 2-1 東京農業大学

(前半2-0、後半0-1)

 

【得点者】  

2分 福谷(PC)

11分 大久保(FG)

 

<スタメン>

GK本名智一(経4)、FB三木雅史(経4)、遠藤錬(経4)、渡邉陸(政2)、金田翼(政1)、MF細井佑(経3)、福谷亮太(政2)、河本倫太郎(政1)、FW谷直剛(政4)、下山雄大(経3)、大久保遼(政1)

 

前日に学習院大に6得点を挙げた慶大は、リーグ戦でも対戦し勝利を収めた東農大との一戦に臨んだ。勝利すれば5位となる一戦だ。

 

リーグ戦チーム得点王の大久保

リーグ戦チーム得点王の大久保

開始のホーンが鳴った余韻が残る中、果敢な攻めで2分いきなりペナルティーコーナー(PC)を獲得する。これを混戦の中から福谷亮太(政2)が決め、幸先よく先制に成功する。この得点で勢いに乗った慶大は高いボールポジションから相手ゴールに迫る。11分、遠藤錬(経4)が左サイドを駆け上がり、サークル内にボールを流し込むと、大久保遼(政1)がシュートを決め追加点を獲得する。その後も攻撃の手を緩めない慶大。右サイドから広い視野で細井佑(経3)が遠藤へロングパスが通り好機を演出。これは得点につながらないが、終始慶大ペースで試合を進めた。渡邉陸(政2)の打ち込みも冴え、得点を予感させるが、追加点は奪えない。試合のペースが徐々に傾き始めると、終盤に3本連続でPCを奪われるが、防ぎ切り2-0で前半を折り返す。

 

本名のセーブで守り切った

本名のセーブで守り切った

前半終盤の悪い流れを断ち切りたい慶大だったが、後半も後手に回ってしまう。36分のPCは打たせず防いだが、その後もなかなかボールを保持できない苦しい時間が続く。52分、細井、下山雄大(経3)の連携からチャンスを作るもゴールとはならない。これが後半唯一のチャンスとなってしまった。58分、PCを奪われるも本名智一(経4)が身体を張ってファインセーブを見せる。しかし61分、左サイドから崩されPCを奪われると、これは決められてしまい2-1となる。農大ペースのまま終了まで残り5分となったが、過去5・6位決定戦では終了間際で立て続けに失点し、勝利を逃してきた慶大。その悪夢が繰り返されるかもしれないと脳裏にちらついたが、決死のディフェンスで得点を許さず。2-1で逃げ切った慶大は1部5位という結果で今シーズンを終えた。

 

 前半のいいペースを保持したかった慶大だが、後半は受け身になってしまった。10月末に行われたインカレでも聖泉大学に0-1で敗れ1回戦負けを喫してしまった。谷直剛(政4)主将が率いる今季のチームも残すはあと1試合。11月29日に行われる早慶定期戦のみとなった。持てる力のすべてを発揮し、宿敵・早大を打ち砕き歓喜の若き血を下田に轟かせる。

 

(記事・写真:荒川智史)

 

次戦 11月29日(日)13:30~ 第89回ホッケー早慶定期戦 @慶應日吉ホッケー場

 

2015年秋季順位

1位 山梨学院大学

2位 早稲田大学

3位 明治大学

4位 法政大学

5位 慶應義塾大学

6位 東京農業大学

7位 駿河台大学

8位 学習院大学

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました