慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】3年連続正月越えへ! 大学選手権見どころ紹介! ①セカンドステージ編

円陣

 

慶大蹴球部は対抗戦を5位で終え、大学選手権出場を決めました。目標は日本一の頂へ。まずはセカンドステージを突破しなくてはいけません。慶大の入るプールCは、「死の組」とも言える最激戦区。強敵を立て続けに下し、3年連続の準決勝進出はなるのでしょうか…。今週末から始まるセカンドステージ、各試合の見どころをまとめました。対戦相手を十分に研究し、ぜひ試合会場で慶大フィフティーンに声援を送って下さい! 

 

 

第52回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

セカンドステージ プールC

 

第1戦

12月13日(日) 対同志社大

14:00 kick off  @秩父宮ラグビー場

第2戦

12月20日(日) 対大東文化大

12:00 kick off  @熊谷ラグビー場

第3戦

12月27日(日) 対筑波大

11:40 kick off  @秩父宮ラグビー場

 

※4チーム総当たりで対戦。最も勝ち点の多いチームが準決勝進出。

<勝ち…5点 引き分け…2点 敗戦…0点>

ボーナスポイント:7点差以内の敗戦…1点、勝敗に関係なく4トライ以上を獲得したチーム=1点

さらに、関西1位の同志社大には3点、対抗戦3位の筑波大には1点、予め加算されている。

 

 

 

第1戦  関西覇者・同志社大と伝統校対決!

 

 強豪ひしめくプールC、慶大にはいきなり山場がやってくる。相手は今年関西リーグを8年ぶりに制した同志社大だ。かつては大学選手権3連覇と黄金期を築いた関西随一の伝統校であり、奇しくも3連覇を果たした際の決勝の相手は慶大である。互いにしのぎを削り合ってきた大学同士による、プライドを懸けた好カードだ。

 今年の同志社大の強さのベースは、PR才田主将に代表される強力なFWだろう。セットプレーが安定し、守備でも鋭い出足で敵の攻撃を封じている。優勝を懸けた天理大との最終戦は、敵の波状攻撃を組織的な守備で粘り強く耐えていたのが印象的だった。そしてワンチャンスを仕留める、決定力の高いBKも備えている。その筆頭株は、セブンス日本代表でもあるWTB松井だ。類まれな快足を武器に、既に世界で戦う松井。トリッキーな動きで縦横無尽にフィールドを駆けるため、彼にスペースを与えない積極的な守備が重要になる。また天理大戦で決勝トライを上げたルーキー・CTB永富も危険な存在だ。SO渡邉は多彩なキックでBKを動かしてくる。

 アタックの決定力が高いため、慶大はまずはしっかりとしたラインディフェンス、レッグタックルを継続し、攻撃のテンポを遅らせたい。そして個々が相手より少しでも多く走り、運動量で敵を圧倒したい。実力はほぼ拮抗していると言ってよい。ただ同志社大は、各選手のスキルが高く、何より関東勢を倒すべく気持ちも高ぶっている。慶大はチームとしての一体感や規律の高さで上回り、初戦で貴重な勝利をつかみたい。

 

 

第2戦  屈強な外国人を擁する大東文化大との闘い!

 

 関東リーグ戦を4位で終えた大東文化大との第2戦。慶大にとっては確実に勝利をつかみたい相手だ。春季大会では8トライを奪って快勝したが、一方でスタメンに3人いる外国人選手への対応に苦しみ、40点も取られたことが思い返される。いかに敵のキーマンを潰せるかが鍵になるだろう。

 中でもWTBクルーガーは、185/95とFW並みの体格を誇り、ボールキャリーの能力が非常に高い。強烈なタックルも持ち合わせ、慶大のBKにとっては、自慢の走力を阻まれる厄介な存在になるだろう。ただし個人技を封じることさえできれば、チーム力全体としては慶大の方が上と言える。勝利のためには、無駄なペナルティなどで相手にチャンスを与えないことなど、常に慶大ペースで試合を進めることが重要だろう。慶大の見せ場である粘りの守備で敵の切り札を鈍らせ、一気に走力を見せつけ得点を重ねていきたい。

 

第3戦  歴史を変えた筑波大に挑む大一番!

 

 第3戦の相手は、先日帝京大の学生相手の連勝を50で止めた、対抗戦3位・筑波大だ。昨年は大学選手権決勝に進み、例年シーズン後半にチーム力を上げてくることに定評がある。帝京大を破った今、やはり今年も強い筑波大が現れてきた。9月の33-23で勝利した対抗戦の再現とは、一筋縄にいかないだろう。

 筑波大の中心選手は、なんと言っても日本代表・WTB福岡だ。W杯スコットランド戦に先発出場し、日本ラグビーの将来を背負う存在である福岡。桁違いのスピードはすでにワールドクラスである。だが彼の魅力はスピードだけではない。帝京大戦では何度も強烈なジャッカルでボールに絡み、ターンオーバーする場面が目立った。密集でのボールキープ能力も高く、攻守に高い存在感を発揮している。調子に乗せると手が付けられなくなるため、相対するWTB金澤徹(商2)を筆頭に複数人で止めにいく姿勢を見せてほしい。福岡の仕事量を少しでも減らすことが必要だ。

 また筑波大の持ち味は、対抗戦随一の規律の高さである。突出した経歴・能力のある選手は少ないが、80分通したリロードやサポートの速さなど、全員がチームのために献身的にプレーする。そうした特徴が、帝京大からの金星を呼び込んだ。慶大は対抗戦で見せた組織的なディフェンスを徹底し、規律で負けないことが求められる。またCTB鈴木を絡めたサインプレーなど、クレバーなプレーも目立つ筑波大。慶大ディフェンスがどのように封じ込めるかにも注目だ。SO亀山のキックパスの精度も非常に高い。

 筑波大FWの体格は慶大と互角であり、持ち味の走力を発揮すれば十分に慶大のアタックは通用するだろう。この一戦は準決勝進出を懸けた緊張感あふれる試合になる。最後まで高い集中力を保ち、実力を十二分に出すことが必要だ。ミスを恐れず、敵のしつこいディフェンスに粘り勝ち、歓喜のノーサイドを迎えたい。

 

 

 以上がセカンドステージの見どころです。プールCはどの大学も実力十分、最後まで結果は分からないでしょう。慶大も最後まで諦めず、勝利を信じで戦ってほしいです。来年のお正月も、慶大ラグビーで盛り上がりたいですね。「大学選手権見どころ ②ファイナルステージ編」を書けることを期待して、今週末からの熱戦を見届けたいと思います。

 

(記事 砂川昌輝)

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