【ラグビー】対抗戦選抜に慶大から2名が出場!/関東大学オールスターゲーム

試合後対抗戦選抜のメンバーとハイタッチを交わした辻と丹治

試合後対抗戦選抜のメンバーとハイタッチを交わした辻と丹治

第四回目を迎えた関東大学オールスターが秩父宮ラグビー場で行われた。対抗戦とリーグ戦の選抜メンバーが戦う今試合。強豪校から選手が集う中、慶大からはLO辻(文2)、FB丹治(政2)が出場した。春季には2年生ながら慶大スタメンの常連として活躍した二人である。試合は終始リーグ戦選抜にリードを許すも対抗戦選抜も食らいつく。ディフェンスやセットプレーで体格を生かした動きを見せたLO辻、FB丹治の独走トライなどの慶大選手の動きも光り、試合後には、温かい拍手が送られた。

 

2016/06/26(日)14:10K.O.@秩父宮ラグビー場

 

 

得点

対抗戦選抜チーム

 

リーグ戦選抜チーム

前半

後半

 

前半

後半

2

3

T

4

4

1

2

G

3

3

0

0

PG

0

0

0

0

DG

0

0

12

19

小計

26

26

31

合計

52

 

 

得点者(対抗戦選抜チームのみ)

 

T=ブロディ、津岡、小﨑、金、丹治

G=石田、小畑2

 

ポジション

 先発メンバー(大学・学部学年)

 交代選手

1.PR

西和磨(帝京・3)

→小原洋(青山・4)

2.HO

大西将史(帝京・4)

→佐藤公彦(明治・4)

3.PR

千葉太一(早稲田・4)

→呉味和昌(帝京・4)

4.LO

飯野晃司(帝京・4)

 

 

5.LO

辻雄康(慶應・文2)

→金嶺志(帝京・4)

6.FL

近藤雅喜(明治・4)

 →吉田杏(帝京・3)

7.FL

亀井亮依(帝京・4)

 

8.No.8

ブロディ・マクカラン(帝京・2)

 

9.SH

米村龍二(筑波・3)

 →小畑健太郎(帝京・2)

10.SO

石田一貴(日体・3)

 →亀山雄大(筑波・4)

11.WTB

尾﨑晟也(帝京・3)

 

12.CTB

金村良祐(帝京・4)

 

13.CTB

尾又寛汰(明治・4)

 

14.WTB

津岡翔太郎(帝京・3)

 →丹治辰碩(慶應・政2)

15.FB

丹治辰碩(慶應・政2)

→重一生(帝京・4)

 

 

LOとして仕事を全うした

LOとして仕事を全うした

前半2分、リーグ戦選抜SH小山にトライを奪われると、リーグ戦選抜の猛攻が始まる。前半7分には、LOタウムアが再びトライ。NO8アマトらを主軸とし、素早いパス回しで攻めあげる。スピード感のあるプレーを展開し、対抗戦選抜を圧倒する。一方の対抗戦選抜も前に出るディフェンスでリーグ戦選抜に立ち向かう。LO辻も積極的にタックルを放ち、その存在感を見せた。対抗戦選抜に流れが変わったのは前半17分。No.8マクカランのサポートに走っていたFB丹治がボールを受けゲイン。そして再びオフロードパスを受けたNo8.マクカランがトライを挙げる。さらに27分にも左隅を抜けたWTB津岡がトライを決めると、2点差まで追い詰めた。しかしその後は、リーグ戦選抜の強いFW陣に圧倒される時間帯が続く。再び2トライを献上し、前半はリーグ戦26-12対抗戦で折り返した。

  

持ち味のランでトライを決めた

持ち味のランでトライを決めた

後半に入っても流れは変わらず。開始早々2トライを奪われてしまう。対抗戦選抜も積極的に選手を入れ替え、試合の立て直しを図る。後半37分、ついに慶大の異端児がその実力を発揮させる。後半23分にWTBとして再びグラウンドに立った丹治は、相手のボールをインターセプトすると一気に独走。ゴールポストど真ん中に飛び込みトライを決めた。貴重な追加点をもたらし、応援に駆け付けた部員からも大きな歓声が上がった。結果は、31対52とリーグ戦選抜に敗れたものの、慶大の若き二人の奮闘が光った試合となった。

 

慶大の看板を背負い、持ち味を発揮した慶大の選手たち。“オールスター”の名の通り、チームメイトにはLO金やNo.8マクカランなど昨年度の大学日本一に貢献した選手が多く集った。彼らとともにプレーできたことは、慶大の選手に大きな収穫をもたらしたにちがいない。「見習うべきところが沢山あった」(辻)「もっと回りのプレイヤーを活かせるようになれたら」(丹治)。2年生の二人にはまだまだ伸びしろがある。秋には再びライバルとして対戦することになる強豪選手たち。夏合宿で成長し、秋には一回り大きくなった姿を彼らに見せつけてほしい。

試合後ケイスポのカメラに笑顔を向けてくださいました

試合後ケイスポのカメラに笑顔を向けてくださいました

 

(記事:飛高将輝・室塚あす香)

コメント

辻(文2) (今日の試合を振り返って)今日はこうやって強い選手とやれる機会だったので自分にとって成長につながればと思って必死にプレーしました。何個かは良いプレーがありましたが、もっとボールを積極的にもらえたらというシーンが何回かあり、反省している部分もあります。(出場した感想は)強い選手ばかりだったので通用する部分と通用しない部分が両方あって、もっと体を大きくしないといけないと感じました。(選ばれた時のお気持ちは)丹治と一緒に選ばれた時はとてもうれしかったです。2年生2人でもっともっとこれから引っ張っていけたらなと思います。(他大の選手と出て学んだことは)吉田選手や飯野選手、金嶺志選手のように自分と同じポジションの選手が体をたくさん張れていて、見習うべき所がたくさんあり、すごく良い経験になったと思います。(夏合宿に向けて)7月のオフでどれだけ自分の体を大きくできるかが自分の課題なので体をまず大きくして8月の長い合宿を乗り越えていけたら良いなと思います。

 

丹治(政2)

(対抗戦選抜に選ばれて)周りが強い人ばかりなので緊張するかと思いましたが、楽しむことができました。(試合に出場した感想を教えてください)前半はミスが重なってしまいましたが後半はリラックスして臨めました。(試合の中で得られたことはありますか)もっと周りのプレーヤーを活かせるようになれたらいいと思いました。(パスカットからビッグトライを決められていましたね)リーグ戦選抜のプレーヤーが強かったのでディフェンスでは前に詰めるしかないと思っていました。その結果が出たと思います。トライは決めたかったので嬉しいです。(最後に夏合宿に向けた意気込みを教えてください)チームが成長できる良い機会なので秋に向けて頑張ります。

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