【ラクロス(女子)】王者・明大の前に開幕黒星スタート/関東学生リーグ 明大戦

DSC_7080

慶大女子ラクロス部の戦いが始まった

日本一へ。慶大女子ラクロス部の真価が問われる戦いが始まった。開幕戦の相手は2連覇中の明大。序盤から激しいプレスでプレッシャーを掛けていったが、6分に先制されるとそこから4失点。MD白子未祐(文3)のゴールで1点を返すも1-5で前半を折り返す。後半こそ攻撃に流れが出てきたが、守備陣の崩壊が止まらずリードを詰められず。6−11で敗れ、日本一奪回へ黒星スタートとなった。

第29回関東学生リーグ女子 ブロックA

8/12() 14:20ドロー @富士通スタジアム川崎

 

前半

後半

合計

慶大

明大

11

 スタメン

ポジション

背番号

名前

学部・学年

出身高

得点

49

横田真央

経3

渋谷幕張

DF

20

岩波友香

法4

慶應女子

DF

大木茉莉

総3

慶應NY

MD

73

伊藤香奈

経2

慶應女子

MD

54

浅野玲子

環4

国際基督教大付

MD

96

白子未祐

文3

慶應女子

MD

44(C)

渡邉ひかり

法4

慶應女子

MD

11

竹村薫

環3

桐蔭学園

MD

42

力丸絢

法3

慶應湘南藤沢

AT

早乙女華子

経4

慶應女子

AT

33

西村沙和子

商2

慶應女子

AT

99

出原佳代子

経3

慶應女子

ベンチ入り選手

ポジション

背番号

名前

学部・学年

出身高

得点

28

大沢かおり

経2

学芸大付属国際

DF

30

松本彩花

経4

慶應女子

DF

70

飯豊広奈

政3

慶應女子

DF

94

吉原茉莉那

法3

学習院女子

MD

97

小久保磨里奈

政2

慶應NY

MD

98

大橋知佳

経3

慶應女子

AT

43

藤川悠希

商4

慶應湘南藤沢

AT

72

吉岡美波

理2

大妻多摩

 

2013年度以来の日本一へ。対戦相手は2年連続王者の明大。リーグ開幕戦で満員となった富士通スタジアム川崎で慶大女子ラクロス部の2016年シーズンの戦いは始まった。

DSC_7264

早慶戦に続きこの日もインターセプトを見せた伊藤

 

前半、ドローを取られたものの、明大のミスからボールを奪い、攻めていく慶大。3分にはMD白子(文3)がフリーシュートを獲得するも決まらず。すると6分、明大に先制を許す。慶大は高い位置でプレッシャーを効果的に掛け、明大の攻めのリズムを奪う。さらにはMD伊藤(経2)のインターセプトから攻撃につなげたが攻めきれず。すると10分、伊藤の退場から得たフリーシュートを明大がしっかり決め2点目を奪う。そこから明大に流れが転じ2点を奪われ4点差。22分に白子がフリーシュートを決め1点を返すも、終了間際にに1点を決められ1−5で折り返す。

DSC_7124

シュートを放つ白子

 

後半は前半と打って変わって点の取り合いとなった。1分にファールから得たチャンスで MD竹村(環3)が決め3点差に。竹村は2年連続初戦でのゴールとなった。2点を取られるも7分には自ら突破していったMD渡邉(法4)が主将として意地を見せるゴール。その後はポイントゲッターとして期待のかかるAT出原(経3)の2得点や竹村のこの日2点目で反撃。慶大攻撃陣の改善が後半は見えてきたが、対照的にDF陣が明大攻撃陣を止められずリードを縮められなかった。6-11で完敗を喫し日本一へ開幕戦は黒星スタートとなった。

DSC_7791

突破から1点を決めた渡邉

 

FINAL4進出へ向け、残り試合4戦全勝が求められることは間違いない。「自分が勝利に導くんだ」(浅野)という強い気持ちを全員が持ち、ここからの日本一に期待がかかる。次の対戦相手は2部から昇格してきた東京女子体育大。同じく初戦を落としているチームとの戦いだが、自分たちの力を出しきり、初戦の敗戦を払拭できる試合運びを見せて欲しい。

(記事:森田悠資 写真:江島健生、久万由華子)

 

次戦 8月24日(水)vs東京女子体育大

15:00〜ドロー @国際基督教大フィールド

 

 

以下、選手コメント

 

渡邊ひかり(法4=慶應女子)

 

(今日の試合を振り返って)悔しいです。(対戦相手の明大はリーグ戦2連覇中の強豪でしたが)相手は2連覇していましたが、そういうところは深くは考えてはいなくて、もちろん練習中から明大は強いよという声はかけて準備はしていたんですけど、それに対して慶大も向こうは開幕を2回経験しているチームで経験値的に負けているのは事実だから、しっかり泥臭く走り切ってやろうという風にやってきました。(主将としてチームにどんな声を)早慶戦も負けて、開幕戦も負けて後がないという状況っていうのを選手一人一人に自覚してもらいたいと思っているのでそういう声をかけたいです。(今後に向けて)本当に後がないので、現状は3冠という目標からすごく遠い位置にいると思うんですけど、目標を変えることはしたくないのでしっかり3冠に向けて残りリーグ戦4勝して、FINAL4,FINAL,全日本まで行きたいです。

 

浅野玲子(環4=国際基督教大付)

 

(今日の試合を振り返って)開幕戦というのは私たちにとっては初戦であり、関東学生リーグというものの大きな幕開けでもあって、色々な条件が整っている試合です。緊張もあったと思うんですが、最終的にその緊張を吹っ切るだけの強さや自信というものが、チームにも個人にも足りなかったと思っています。(相手は二連覇中の強敵・明大でしたが)シーズンインしてからも合宿中も「明大は強いぞ」ということをヘッドコーチや自分たちの中で言っていたので、絶対に勝てる相手ではなく、自分たちが強く臨んでいかなくては勝てないことは分かっていました。勝ち気ではあったんですけど、チャレンジャーとしての意気込みもあったと思います。(次戦に向けて)自分自身を含めフィールドに立っている12人、ベンチにいる20人、大きく言えばチーム96人全員が誰かの背中にもたれるのではなく「自分が勝利に導くんだ」というように、一人一人の思いを全うできるのが一番強いチームなんだと思います。個々のプレーの強さが勝利につながると今日の試合で大きく分かったので、それを次の試合に生かせれば良いです。

タイトルとURLをコピーしました