慶應スポーツ新聞会

【アイスホッケー】体を張った守備で相手シュートを抑え、引き分けに 関東大学リーグ戦vs東洋大

秋リーグ4戦目。慶大は先日早大を相手に接戦を繰り広げ、引き分けで勝ち点を獲得した。今回の相手である東洋大も決して容易に勝てる相手ではないものの、早大戦でのプレーがこの試合でも期待されていた。第1ピリオドから激しい戦いが行われる中、少ないチャンスをものにした慶大が1点リード。第2ピリオドでは相手に押される場面が続くものの、慶大は体を張った守備でリードを死守した。そして緊張感漂う第3ピリオド、白熱した争いの中慶大は惜しくも1失点、1-1の引き分けで試合を終えた。

平成28年度 関東大学アイスホッケーリーグ戦 Division Ⅰ GroupA 第4節

 

2016年9月19日(月) 17:30F.O. @DyDoドリンコアイスアリーナ

 

慶應義塾大学 1-1 東洋大学

 

Period    1P       2P        3P  Score

 

慶大        1(12)   0(6)   0(9)      1(27)

 

東洋大    0(15) 0(25)  1(23)     1(62)

 

※()内はシュート数

ディフェンス陣を率いた小池主将(環4)

ディフェンス陣を率いた小池主将(環4)

前節では第1ピリオドで早大からリードを奪うも、第3ピリオド終了間際の失点で勝利を逃した。試合は引き分けに終わり勝ち点は取ったものの、今回こそ慶大は相手より1回でも多くゴールネットを揺らして、初勝利に繋げたいところであった。開始20秒で在家秀虎(総2)から滝智弥(政2)にパスがまわりチャンスを作り、慶大は良いスタートで第1ピリオドを迎える。序盤は選手同士コンタクトプレーが多く、パスもうまく回らず両チーム落ち着かない展開となった。5分には長谷川真之介(政1)のナイスパスなども見られ、その後滝を中心に何度もシュートを試みるが相手キーパーにはじかれた。それでも、小池玲央(環4)を中心とした体を張ったディフェンスが相手チームのパスを乱し失点を抑える。両チームなかなか思うようにプレイができない中17分、前回の早大戦でも得点をあげた史習成リック(総2)がキーパーの肩口を抜くロングシュートを決めた。慶大は少ないチャンスをものにして1点をリードした。その後白熱した両チームによるパックの奪い合いが続くも、慶大はキーパー河合智哉(環1)の堅い守備でリードを守り抜き第2ピリオドへ。

鮮やかなシュートを決めた史(総2)

鮮やかなシュートを決めた史(総2)

リードを守りつつも点差を広げたい慶大。早大戦では得点後の失点により勝利を逃したため、今回こそリードを守りきることが重要となる。第2ピリオド開始直後、滝と長谷川の連携プレーなどで攻めの姿勢を見せるも、相手の猛攻撃を受ける慶大。4分から、相手にパックを支配される時間が続く。相手の反則で2分間のパワープレーになり十文字開紀(商1)や小池などを中心に攻撃に向かう。しかしパス回しがうまくいかず惜しい展開になり10分まで相手に押される場面が続いてしまう。そんな中でキーパー河合を中心とした的確な守備は、ピンチを何度も乗り越えた。残り2分、慶大の反則でキルプレーとなり、相手チームにギリギリまで攻め込まれる。しかし慶大の堅い守備は相手のシュートを抑え1点差のリードを死守し第2ピリオドを終える。

体を張った守備でゴールを守る慶大

体を張った守備でゴールを守る慶大

残り20分何としてもリードを守り勝利に繋げたい慶大はパワープレーから気合の入るスタート。しかし慶大は6分から完全に東洋大に流れを掴まれ、キーパー河合が何度もピンチを凌ぐ我慢の時間が続いた。その後も慶大は田中陸(政1)や滝を中心に攻めを展開し、その後相手の攻撃の場面でも田中陸や高安望(経4)のナイスカットなどにより失点を逃れた。しかし17分慶大の反則でキルプレーになり、相手の猛攻撃を一瞬の隙にゴールに押し込まれ惜しくも1失点。同点になると同時に決勝点を奪うための熱い3分間が始まった。しかし最後まで得点とはならず、試合は1-1の引き分けで終わった。

パックをめがけ走り抜ける田中陸(政1)

パックをめがけ走り抜ける田中陸(政1)

「みんなが一つになって自分の役割を徹底したことと、ゲームプランをしっかり遂行できたということ、この2つが今の結果に繋がっている」と主将小池が分析するように、相手の攻撃に押されることなくそれぞれの役割をしっかりこなしたことでまたしても強豪校相手にリードする場面を作ることができた。慶大は東洋大から62本のシュートを浴びながらも1失点に抑え、引き分けに持ち込んだ。この試合でのキーパー河合のセーブ率は98.4%をマークし、河合は大車輪の活躍であった。慶大のシュート数は27本で、決定的なチャンスは東洋大に比べ少ないものの、細かいプレーが失点を抑えることに繋がったと言えるだろう。しかしまだ今大会での勝利は掴めていない。「本当の山場はここからです」と主将が意気込むように、次回の法政戦では確実に勝ち点を獲得し今大会初勝利を期待したい。

(記事:國分 萌々子 写真:高橋 春乃、前田 さつき)

 

以下コメント

 

主将 小池玲央(環4)

 

(今日の試合を振り返って)今日の試合はいつも通りゲームプランが3つありました。2ピリはちょっと危ないところがありましたが、終始ゲームプランを遂行できました。これが引き分けとはいえいい引き分けで終われたことの理由かと思います。(東洋大の攻撃の印象は)東洋大は他のチームに比べてハードで、フィジカル的に強いので、いままでの慶大なら恐れてしまう傾向にありました。これまでの夏で鍛えてきたフィジカル面で負けなかったのは今後の自信に繋がると思います。(1ピリ2ピリと無失点に抑えたことについては)河合を筆頭に、ゲームプランの1つであるハウス内から打たせないということが河合を筆頭に徹底できたため、全部外からのシュートに追い込むことができたので、それが1ピリ2ピリの無失点に繋がったのだと思います。(3ピリにむけてどういう声掛けをしたか)早大戦も最後の5分で追いつかれているので、何としてでも勝って帰る、追いつかれたとしても慌てることなく自分たちのホッケーをやりきろうということで3ピリを迎えました。(上位校である早大戦、東洋大戦を共に引き分けで終えたことの収穫は)みんなが一つになって自分の役割を徹底したことと、ゲームプランをしっかり遂行できたということ、この2つが今の結果に繋がっていると思います。本当に選手にお疲れ様と言いたいです。(法政戦に向けて)本当の山場はここからです。僕たちがベスト5を目指しているなかで、法大戦日体大戦日大戦というのは勝たなければいけない3戦であり、ここからが本番なので、勝ち点3を目指し頑張ります。

 

在家秀虎(総2)

 

 (今日の試合を振り返って)コーチ陣から割と褒められましたが、やはり最後に1点入れられてしまい勝ち切れるところまで勝ち切れなかったところはあるので、次の法大戦ではしっかり勝ち切れるように1回ある練習でしっかり修正して頑張りたいと思います。(ディフェンスで今日に意識していたことは)今日ゲームプランとしてチームで決めてやることが3つあったんですけど、その1つがパックマネジメントで、ディフェンスからのパスの組み立てであったりというのが重要で、そのパスを運んで失点に繋がったりするので、そこでしっかりディフェンスからのパスをしっかりフォワードに繋げるということを意識していました。(東洋大の攻撃の印象は)前も試合したことがあって結構ガツガツとボディコンタクトして当たってくるチームで、それは自分たちは把握済みだったので、しっかり最初から当たられる前にこっちから当たって相手に嫌なイメージを与えることができたのが勝てなかったが引き分けることができた要因のひとつかなと思います。(2試合連続引き分けの試合で収穫は)春夏となかなか勝てない時期があって、引き分けで少しずつチームの結果が出てきていると思うので、夏の厳しいトレーニングの成果とかもここにきてだいぶ出てきているのかなと思います。ですから引き続き安心せずにチャレンジャー精神でしっかり次の試合も勝っていきたいと思います。(次節の法政戦への意気込みを)次の試合こそ絶対勝てるように、そして勝ち点3を取れるようにチーム全員で一丸となって頑張りますので応援よろしくお願いします。

 

河合智哉(環1)

 

(今日の試合を振り返って)今日の試合は1ピリからプレイヤーも動きがよかったのでほぼ互角の展開だったのですが、2ピリから押され気味になってきてそこをしっかり乗り越えられ、3ピリは気持ちで戦ったという感じでした。(早稲田戦の結果を受けて)早稲田戦引き分けで勝ち点を取ることができてよかったが、過去にも良い試合のあとは悪い試合という流れが続いていたらしいので良い試合の後も良い試合にしようということは試合の中で皆で心がけていました。(特に2ピリオド目などは相手のシュート数も多かったが)確かにシュート数は多かったのですが、うたせていい場所からちゃんとうたせていて逆にうたせてはならないところはちゃんと守っていたので、守りのシステムは機能していたと思います。(東洋大の攻撃の印象は)皆ゴールに向かってくる姿勢がすごかったが、点数が入らなくて焦ったりしていて結構外したりしてくれたかなと思います。(次の法政戦に向けて)早稲田戦も東洋戦も残り数分まで勝っていたのですがそこで追いつかれてしまっているので法政戦こそはしっかり慶應のホッケーをして勝ち切りたいと思います。

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