慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】激しいゲームで奮闘するもわずかに及ばず…準決勝敗退/関東大学ジュニア選手権準決勝vs帝京大

何度もボールキャリーに貢献したHO中本

何度もボールキャリーに貢献したHO中本

 

関東大学ジュニア選手権、決勝トーナメントが帝京大グラウンドで行われた。カテゴリー1で一位の帝京大に対し、慶大は四位。強豪相手に準決勝を賭けて戦うこととなった。試合は序盤から互いに譲らず激しい攻防が続く。帝京大に先制トライを許し、慶大が追う形となった前半。2点ビハインドで迎えた後半だったが、さらに1トライを決められ、慶大の逆襲するも及ばず。決勝進出はかなわなかった。何度もディフェンスからチャンスを作っていただけに、悔しい結果となった。

関東大学ジュニア選手権 vs 帝京大

2016/11/13(日)12:30K.O.@帝京百草園グラウンド

 

得点
慶大   帝京大
前半 後半   前半 後半
1 0 T 1 1
0 0 G 1 1
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
1 0 小計 7 7
5 合計 14
 

 得点者(慶大のみ)

T=辻

 

ポジション  先発メンバー  交代選手
1.PR 渡邊悠貴(経2・慶應)  
2.HO 中本慶太郎(経2・慶應)  
3.PR 吉田雄大(総3・秋田)  
4.LO 辻雄康(文2・慶應)  
5.LO 永末千加良(法3・慶應)  
6.FL 中村京介(文3・明和)  
7.FL 川合秀和(総1・國學院久我山)  
8.No.8 山中侃(商2・慶應)  
9.SH 江嵜真悟(商2・小倉)  
10.SO 斉藤大介(商4・慶應)  →後半27分青井郁也(商3・慶應)→後半35分佐藤航大(理2・國學院久我山)
11.WTB 瀬川慶太(環3・otago boy’s)  
12.CTB 柏木明(経3・慶應)  
13.CTB 豊田康平(総2・國學院久我山)  
14.WTB 吉迫雅俊(商4・慶應志木)  
15.FB 楠本遼(経4・慶應)  
 

四年生の連携(左WTB吉迫、右FB楠本)

四年生の連携(左WTB吉迫、右FB楠本)

慶大のキックオフで試合がスタート。試合は序盤から激しい展開となった。前半1分には早速ファーストスクラムが組まれる。慶大は今試合でも強固なスクラムを披露。ラインアウトでもターンオーバーされることなく、整備されたセットプレーで慶大はプレッシャーをかける。その後はキックの蹴り合いが続く。互いに譲らず激しい攻防が繰り広げられる中、前半7分には帝京大にチャンスを与えてしまう。自陣深くで相手ボールラインアウトを許すとゴール前でフェーズを重ねられる。しかし慶大は落ち着いてディフェンスし相手のペナルティを誘うと、ピンチを逃れる。ここから流れをつかみたい慶大は、自陣からCTB柏木のゲインを起点にFB楠本、WTB吉迫が快速を飛ばし相手陣内に一気に侵入。観客席を盛り上げるものの、パスがつながらず得点には至らない。前半13分には、帝京大がクイックリスタートを見せ、WTBが慶大の防御網を一気にくぐり抜けトライ。ゴールも決まり、7点の先制を許してしまう。その後は幾度とターンオーバーを繰り返し、互いに攻めあぐねる時間帯が続く。慶大のカウンターがものになったのは前半32分。ゴール前でのマイボールラインアウトから組まれたモールを起点に最後はLO辻がトライ。ゴールは決まらなかったが5点を返した。

 

復帰を果たしたLO辻

復帰を果たしたLO辻

後半開始、流れをつかんだのは慶大。BKで展開し攻撃をしかけ、FWでスクラムに押し勝ちボールを持ち出すなど果敢に攻める場面が続く。だが帝京大も素早い対応をみせ確実にトライに繋げることができない。後半7分には帝京大に自陣ゴール前でのラインアウトを許してしまう。そのまま守り切ることが出来ず、帝京大に7点が追加される。その後慶大も、セットプレーを起点とし何度もアタックのチャンスを得るものの、勢いにのれず、後半30分には我慢の時間帯が続くように。しかし慶大の厚い粘り強いディフェンスは最後まで続き、帝京大に隙を与えることはなかった。試合終了のホイッスルとともに慶大の準決勝敗退が決まったが、5-14という互いにロースコアな試合結果となった。

 

1年生らしからぬ貫禄で存在感をみせたFL川合

1年生らしからぬ貫禄で存在感をみせたFL川合

ジュニア選手権では2度目の帝京大との対決。後半に失点を重ねた2週間前の試合とは変わり、今試合では試合を通してわずかに失2トライに抑えた。慶大のディフェンスは、ますます強固なものへと進化を遂げている。セットプレーでも試合中一貫して安定し、慶大らしいスクラム、ラインアウトで戦うことに成功。終始慶大の強みを最大限に押し出した試合となった。「チームとしての方向性は間違っていない」(鈴木主将)。対明大(関東大学対抗戦)の試合後の言葉通り、ジュニア選手権でも慶大が目指すラグビーで戦うことができた。惜しくも決勝進出はならず、ジュニア選手権はここで敗退。しかし、慶大蹴球部の戦いはまだ続く。対早大、対青学大と対抗戦を経て、勝ち進んだ先には大学選手権が待ち構えている。ジュニア選手権で活躍する選手の多くは対抗戦のリザーブに名を連ねている。チームとしてこれからも勝利を目指して、一丸となって戦い続ける姿を楽しみに待ちたい。

 

 

【ケイスポ的MOM】LOからPRへ…スクラムを最前線で支える PR吉田雄大

 mom今シーズン、LOからPRへ転向。高身長を生かした迫力あるプレーで相手を圧倒。ダブルタックルで何度も帝京大の勢いを抑え込み、慶大のディフェンスに大きく貢献した。スクラムでは最前線で「慶大らしいスクラム」を体現。低くまとまり慶大のペースでスクラムを組むことに成功した。一方で、自身の今後の課題に挙げたのもまた、スクラム。「Aチームには劣る」と、個人としてはまだ満足していない。フロントローとしてスクラムを組み始めて半年。これから自身の強みを生かしながら、理想のPRを追求していってほしい。

 

(記事・室塚あす香)

 

選手コメント

FB楠本(経4)

(試合を振り返って)Jr.選手権の準決勝ということで、今週ずっと帝京を倒せると思ってやってきたので、今まで一番悔しいです。(キックを多用していたが)帝京大とはロースコアなゲームになると思っていたので、キックの蹴り合いであったら負けないという自信があり、そこでうまくエリアをとってなんとか敵陣でという意図でやっていました。(相手の印象は)要所要所のここぞというときのプレーが強くて、良いチームだなと感じました。そこで自分たちが上回れなかったのが9点差という結果に表れて負けてしまったと思います。(得点のチャンスは多くあったが攻めきれなかった原因は)疲れもありましたし、自分たちのこだわりきれなかったところであったり、攻めを早急いだところが点数にならなかったのだと思います。

 

LO辻(文2)

(試合を振り返って)個人的には規律を守ったディフェンスをしようと思っていました。80分間通して声を出し続けてコミュニケーションをとって、ディフェンスすることができたのが自分の問題の改善につながった試合だと思います。(ラインアウトの出来は)いつもよりも相手のプレッシャーがかかった中で、サインを的確に出してしっかりボールをキャッチすることができ、しっかり慶應の流れにすることができたので、セットプレーに関しての出来は良かったと思います。(久々の試合だったが)まだ少し違和感はあるのですが、その中では自分の力を出し切ることができました。自分の気持ちの面ではやり切れました。80分間最後までプレーをできたことがよかったと思います。もう少ししっかり足をなおして、得意のアタックやボールキャリーの数を増やして慶應の力になれたらと思います。(早慶戦に向けてどのように高めていくか)チームの勝利のことをまず考えて、自分勝手にプレーしないこと、その中で自分の良さを発揮して練習中からチームを盛り上げていきたいと思います。

 

PR吉田(総3)

(試合を振り返って)セットプレーでプレッシャーをかけることができて、ディフェンスもタックルで当たったときにラインが前に出ていて、すごくタフなゲームだったので勝ち切りたかったです。(前回帝京と当たった時と同様にスクラムが強かった)Aチームと常に一緒に練習しています。まとまって低く一つに固まってスクラムを組むということを重視してきました。相手がやはり大きい相手だったので、低く組むことでペナルティをもらったりして自分たちのやりたいスクラムができたと感じます。(ご自身のプレーを振り返って)ブレイクダウンでプレッシャーをかけることができたのですが、やはり後半タフなところでもっと頑張らないといけないと思います。(Aチームでスタメンに入るために目標としていることは)Aチームはスクラムがかなり強く、スクラムでは劣るのでスクラムをもっと強化していかないといけないと思っています。また僕の持ち味のブレイクダウンをもっと出してチームに流れを与えるようなプレーができればと思います。

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