慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】関東リーグ前期第7節 3ゴールで完勝! 4試合ぶりの白星を挙げる 武蔵丘短大戦

関東リーグ前期第7節、勝ち点9で4位の慶大が勝ち点13で2位の武蔵丘短大をホームに迎えた一戦は、序盤から慶大がペースを握る。すると迎えた27分、小川愛(総1・神村学園高)のリーグ戦3試合連続ゴールで先制に成功。続く35分には左サイドバックの足立智佳(環1・大坂桐蔭高)が今季初ゴールを決め、2-0で試合を折り返す。50分にも右からのクロスを志鎌奈津美(環3・常盤木学園高)が頭で合わせて追加点を挙げると、その後も危なげないゲーム運びで試合終了。ホーム・下田グラウンドで4試合ぶりの白星をあげた。

 

第23回関東女子サッカー2部リーグ 前期第7節

 

2017/06/04(日)15:30KO@慶應義塾下田グラウンド

 

慶應義塾大学3-0武蔵丘短期大学

 

【得点者(アシスト者)】

〔慶〕27分 小川愛(松木里緒)、35分 足立智佳(松木里緒)、50分 志鎌奈津美(中島菜々子)

 

◇慶大出場選手

GK野村智美(4・作陽高)

DF足立智佳(1・大阪桐蔭高)

DF奥本くるみ(2・浦和レッズレディースユース)

DF熊谷明奈(1・十文字高)

DF鈴村萌花(3・村田女子高)83 齋藤宇乃(4・慶應義塾湘南藤沢高)

MF松木里緒(2・常盤木学園高)90 清水菜緒(1・文京学院大学女子高)

MF中島菜々子(3・十文字高)

MF工藤真子(2・日テレ・メニーナ)

MF小川愛(1・神村学園高)88 山本華乃(1・山手学園高)

FW鈴木紗理(1・十文字高)88 小茂鳥萌(4・慶應義塾女子高)

FW志鎌奈津美(3・常盤木学園高)62 勝木日南子(2・大和高)

 

前節、課題だった得点力不足を見事に解消したものの、逆に失点の多さという新たな課題に直面した慶大。前期最終節となった今節は上位チームを相手に、その練習の成果が問われる一戦となった。スタメンにはU-19日本女子代表のアメリカ遠征から戻ってきた鈴木紗理(総1・十文字高)が復帰。FWの位置で志鎌奈津美(環3・常盤木学園高)とコンビを組む形となった。その他では、前節から佐藤幸恵(総1・十文字高)に代わって鈴村萌花(総3・村田女子高)が入り、2試合連続で先発となった足立智佳(環1・大阪桐蔭高)は前節の右サイドバックから左サイドバックに移った。

 

試合は立ち上がりから慶大がペースをつかむ。後方からつないでくる相手に対して慶大はタイミングを見ながら前から積極的なアプローチをかけ、相手に自由にボールを回させない。攻撃では11分、ピッチ中央右で鈴木からのボールを受けた鈴村が前線で走り出していた志鎌にスルーパス。抜け出した志鎌のシュートは惜しくも枠の外だったが、少しずつ慶大に得点の匂いがし始める。その後も志鎌を中心に分厚い攻撃を見せる慶大は27分、敵陣の右サイドでスローインを受けた鈴木が中央の松木里緒(環2・常盤木学園高)にパス。受けた松木がPAに侵入し、中にいた小川愛(総1・神村学園高)がそのボールを受けると、左にドリブルしてそのままシュートを放つ。これが決まり小川のリーグ戦3試合連続ゴールで慶大が先制に成功した。波に乗る慶大は35分、中盤の工藤真子(総2・日テレ・メニーナ)からゴール前中央の松木にボールが渡ると、左サイドを駆け上がっていた足立にスルーパス。抜け出した足立が相手GKとの一対一を冷静に決めて追加点を挙げる。「結果を残さないといけないという気持ちがあったので、少しほっとした」という足立の初ゴールで、慶大がスコアを2-0とした。その後も慶大は連携の取れた守備で相手に自由を与えず、そのまま前半を折り返す。

 

勝利を決定づけるためにさらなる追加点が欲しい慶大は後半開始から間もない50分、右サイドでボールを持った中島菜々子(総3・十文字高)がゴール前にクロスをあげる。これに待っていた志鎌が頭でうまく合わせてゴール。志鎌の2戦連続弾で3点差とする。その後は何とか1点を取ろうとしてくる相手に対して何度か攻め込まれる場面こそあったものの、集中した守備でゴールを許さない。62、88、90分で計5人の選手交代をするなど、上手く戦いを終わらせにかかる。80分には相手の鋭いミドルシュートがあったが、これは守護神・野村智美(総4・作陽高)がスーパーセーブ。慶大ゴールを割らせない。結局、その後も相手に得点を許さず。3-0の快勝で、リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げた。

 

慶大は前節、それまでの課題だった得点力不足を解消し、前期最終節となった今節は守備の部分での課題を無失点という形で見事に修正した。「ほぼ完璧な試合運びだった」と伊藤洋平監督が語った通り、間違いなくこの試合は今季の中でもベストに近い内容だろう。しかし、あくまでも目標は1部昇格。また、約1カ月後には早慶戦も控えている。目指す場所で今以上に輝くために。歩みを止めない慶大から、これからも目が離せない。

 

(記事 岩見拓哉)

 

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試合後コメント

 

伊藤洋平監督

(試合を振り返って)本当に選手が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて、前期最終節だったんですけど、本当にほぼ完璧な試合運びだったんじゃないかと思います。(前節から改善したところは)やっぱり3得点は取れたんですけど、失点が増えてしまって、そこの原因であるカウンターへの守備の対応というのを2日間トレーニングして、今日の試合に臨みました。(逆に前節から変えなかったところは)残した部分は、攻撃の優先順位だったり、クロスへの入り方だったりとか、そこは継続してトレーニングしました。(今節の相手は前節と違いつないでくるチームだったが)そうですね。前節はロングボール主体のチームで、今回はショートパス主体ということで、中を締めて外に追いやろうという意識をトレーニングしたんですけど、カウンターの守備もやっぱり中を締めて外に追いやってということなので、そういう意味では共通している部分が多かったので、試合の中で混乱する部分は少なかったのかなと思います。(積極的な守備が見られた)フリーで入ってきたところで中でやらせないようにしていたんですけど、あまり相手も背後を狙ってこなかったので、後半はちょっと相手も改善してきて少し苦しんだ部分もあったんですけど、そこにちょっと助けられた部分はあったと思います。(志鎌選手が好調だが)好調ですね。本当に彼女自身が自分の課題に向き合っていて、やっぱりゴール前の部分で、自分からアクションを起こさない限り点は入らないという話をしていて、前節の得点もそうなんですけど、しっかりクロスに対して予備動作して動き出ししてアクションをしているというところで、得点に結びついているんじゃないかなと思います。(関東リーグ後期に向けて)やっぱり順位表を見ると失点の少ないチームが1位にいて、長いリーグ戦を勝ち抜くには失点をいかに減らして得点を増やしていくか、しっかり勝ちきれるかというところがポイントだと思うので、一回間は空きますけど、ここまで来た経緯とかをしっかり忘れず、積み上げていきたいと思います。

 

野村智美(総4・作陽高)主将

(試合を振り返って)やっと理想としていた大量得点・無失点という形であったりだとか自分たちで合う場面が増えてきた、それがしっかり結果につながったことが良かったなという試合でした。(攻守一体となった良い試合だったと思うが手応えは)本当に被シュート数もかなり少ないですし、すごくディフェンスが体を張って相手に打たせない場面ができていたので、かつ得点も自分たちが意図していたパターンであったりだとかゴール前まで深く侵入していってという最近出ていなかったパターンが出ていたので、それはすごく良かったなと思います。(30になってから試合を終わらせることができたというのも過去の教訓が生かされたのでは)そういう戦い方とかも最近は結果にはつながっていなかったですけどずっとこだわってやっていた部分だったので、それが結果に出て良かったなっていう感じですね。でも最後は本当は得失点差も大きく響くので、もっともっと点を取りに行く姿勢とか、自分たちのペースで試合を運ぶ場面をもっと増やしたいなと思いました。(関東リーグ前期の総括と後期に向けての意気込みを)始めこそ勢いというか自分たちがやりたいことを持って入ったものの、中盤で1回沈んでしまった場面はすごく反省していて、でもそこからこの前期最終節で持ち直して結果につなげられたのはすごく大きかったと思うので、この勢いのまま後期もしっかり一つ一つ積み重ねていきたいです。

 

鈴木紗理(総1・十文字高)

(試合を振り返って)相手が細かいパスでつないでくるのに対して、前線から全てを追うのではなくて限定していこうと決めていたので、そこが上手くハマって3得点というのにつながったかなと思います。(先制点や追加点の時間帯を含めて理想的な試合運びができたのでは)今まで得点を取れないというのが課題だったので、その点に関しては前半を2-0で折り返せたので理想的な前半を送れたかなと思います。(今季の中でもベストに近いゲームだったように思うが)そうですね、こっちも良いプレーができたんですけど、相手が思うようにいっていなかったのかなというのはありますし、これに満足せず後期に臨めればいいなと思います。(U19日本女子代表の遠征に参加して得られたものは)まず自分の実力の低さと技術的な他の選手との差が身に染みて分かったので、その点をこの慶應で必ず改善しようと思って今練習に臨んでいます。 (刺激を受けて帰ってきた)そうですね、自分がまだまだだなと思い知らされたので、同世代からとても刺激を受けたし、この4年間本気で取り組んでいこうという良い機会になりました。(関東リーグ後期に向けて意気込みを)前期は今日の試合が始まる前は4位だったんですけど、後期は全勝して必ず1位まで、1回も負けることなく臨みたいなと思います。

 

足立智佳(1・大阪桐蔭高)

(試合を振り返って)最近の試合はずっと勝ち切れず失点も続いていたので、無失点で勝ち点3を挙げることができて良かったです。内容としては、もう少し自分たちのペースで試合を運べたのではないかと思います。(今日の試合の狙いは) 試合前のミーティングで、得失点も含め現時点でのこのリーグでの私たちの立ち位置を全員で再確認しました。今の立ち位置的に、必ず勝ち点3を取りにいくこと、そして失点しないことを目標に試合に臨みました。(この1週間練習で取り組んできたこと) 先週の尚美戦ではカウンターからの失点が多かったので、今週はボールを失った後の守備やカウンター対策を中心に取り組んできました。先週に引き続き、得点を奪うということにも重点を置いて練習しました。(自身の得点シーンを振り返って) 味方からとても良いパスが来たので、あとは決め切るだけでした。冷静にGKの位置を見て流し込めたので良かったです。(初得点となったが決めたときの気持ちは) 率直にすごく嬉しかったです。前節からスタメンで起用してもらっていて、結果を残さないといけないという気持ちがあったので、少しほっとしました。(ここまで1年生ながら多くの試合に絡んでいるが、関東リーグ前期を終えての感想は) 初めは高校と大学のレベルの違いに戸惑い、思うようにプレーできていなかったのですが、徐々に慣れていて最近は少しずつ自分の良さも出せるようになってきていると思います。でもまだまだ課題の方が多いですし、前期は自分の力不足をとても感じたので、もっともっとレベルアップしないといけないです。(関東リーグ後期への意気込みを) 前期は思うように勝ち点を重ねられなかった分、後期は1部昇格に向けて残りの試合全てに勝つつもりで戦いにいきます。個人としてはもっともっと成長してどんな時もチームのために走り、勝利に貢献していきたいです。

 

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