慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】慶應、7年ぶりの早慶戦勝利ならず。早稲田のハイテンポ攻撃の前に散る/関東大学対抗戦Aグループ⑥ vs早大

11/23(祝木)関東大学対抗戦Aグループ⑥ vs早大

@秩父宮ラグビー場

7年ぶりの悲願達成はならなかった

 

 

 

 

 

 

 

 またしても、あと一歩及ばなかった。関東大学対抗戦は23日(祝木)、4勝1敗の慶大は同じく1敗の早大と対戦した。7年ぶりの早慶戦勝利を目指す慶大は、後半11分にFL中村京介(文4・明和)、24分にLO辻雄康(文3・慶應)の連続トライで一時は12点差にリードを広げたが、早大のワイドな攻撃を凌ぎきれず、21-23で逆転負け。対抗戦通算成績を4勝2敗とし、3位に後退した。慶大は次戦、12月3日(日)に青学大との対抗戦最終戦を迎える。

慶大

 

早大

前半

後半

 

前半

後半

1

2

T

0

2

1

2

G

0

2

0

0

PG

2

1

0

0

DG

0

0

7

14

小計

6

17

21

合計

23

 

T=辻、中村、江嵜

G=古田3

 

ポジション

 先発メンバー

 交代選手

1.PR

細田隼都(商4・慶應)

 

2.HO

安田裕貴(政2・慶應)

 

3.PR

吉田雄大(総4・秋田)

 

4.LO

辻雄康(文3・慶應)

 

5.LO

佐藤大樹(総4・桐蔭学園)

 

6.FL

中村京介(文4・明和)

→後半37分 川合秀和(総2・國學院久我山)

7.FL

永松千加良(法4・慶應)

 

8.No.8

松村凜太郎(商4・慶應)

 

9.SH

江嵜真悟(商3・小倉)

 

10.SO

古田京(医3・慶應)

 

11.WTB

小原錫満(総3・東海大仰星)

 

12.CTB

堀越貴晴(総4・茗渓学園)

→後半7分 栗原由太(環2・桐蔭学園)

13.CTB

柏木明(経4・慶應)

 

14.WTB

宮本瑛介(経3・慶應)

→後半31分 豊田康平(総3・國學院久我山)

15.FB

丹治辰碩(政3・慶應)

 

 

対抗戦初の先発出場を果たした安田

 

 

 

 

 

 

 

 

 明け方からの激しい雨も試合前には上がり、朗らかな秋晴れとなった秩父宮ラグビー場。遂に運命の早慶戦を迎えた。伝統の一戦を目撃すべく、今年は20,498人もの大観衆が秩父宮に詰めかけた。2010年以来、6年間勝ち星から遠ざかっている慶大。近年はとりわけ僅差で涙を呑む試合が続いており、期する思いがあった(14年。今試合はPR吉田雄大(総4・秋田)、WTB小原錫満(総3・東海大仰星)、CTB柏木明(経4・慶應)がけがから復帰。ほぼフルメンバーの陣容で宿敵を迎え撃った。

 

 試合は慶大ボールでキックオフ。序盤はキックゲームの様相を呈した。両指揮官ともに「相手に付き合ってしまった」と不本意な展開だったと振り返る展開に。大舞台特有の緊張感が、両チームを慎重なプレーに仕向けていた。慶大が勝負をかけたいスクラムは、「秩父宮が芝を張り替えたばっかりで芝が剥がれてしまったので、レフェリーからスクラムを高めにしてほしいと」(LO佐藤大樹主将(総4・桐蔭学園))。本来の低い姿勢で組むことができず優位には立てたものの、圧倒するまでには至らない。それでも前半12分、辻のゲインからSH江嵜真悟(商3・小倉)が走り抜けてトライ。均衡を破った。その後も試合は慶大優勢で進んだが、追加点を挙げることはできず。逆に自陣でのペナルティーから16分、36分にPGを決められ、7-6と詰められて前半を終える。

後半最初のトライを挙げた中村

 

 

 

 

 

 

 

 後半序盤は慶大が試合の流れを掴んだ。7分、この試合3度目のPGを沈められ逆転を許したものの、11分に敵陣深くのラインアウトモールから中村がラックサイドを突きトライ。再逆転を果たす。さらに後半24分、相手ハイパントを右タッチライン際で掴んだWTB丹治辰碩(政3・慶應)が右サイドを駆け上がる。江嵜が自ら突っ込むと、再び丹治がゴールラインに迫る。フェーズを重ねて残り1メートルまで詰め寄ると、最後は辻がインゴールに押し込み、貴重な追加点を挙げた。SO古田京(医3・慶應)がここもゴールキックをきっちり成功。21-7と点差を広げ、あと16分。7年越しの悲願達成に向け、一筋の光明が差し込んだかに見えた。しかしここから早大の猛攻に遭う。SH齋藤の素早い球出しから生み出されるハイテンポの展開に対し、タックルで二の足を踏んだ慶大は接点で差し込まれ気味に。タックラーはディフェンスラインに戻りきることができず、オフサイドを連発。完全な悪循環となり自陣でひたすら耐え忍ぶ時間が続いた。防戦一方では苦しく27分、32分と立て続けにトライを奪われ、遂に逆転を許してしまう。最終盤、ようやく反撃に転じた慶大だったがワンチャンスを仕留めることはできず、無念のタイムアップ。21-23。今年も、勝利の女神は慶大に微笑まなかった。

 

モールで押し合う佐藤大主将

 

 

 

 

 

 

 

 ここ数年になく万全の状態で臨んだ今年の早慶戦。それでもなお、早大に及ばなかった。「何か一つのことが原因では無いと思うが、選手の判断の中で少し消極的になってしまったところもあるかと思う」(金沢HC)。「普段通り」を意識して挑んだ一番だったが、その思いが余りにも強く入り過ぎたか。前半序盤のキックゲームで積極的にキックカウンターを仕掛けられなかったこと、後半のリードした局面で受けに回ってしまったこと。もちろん全てを精神面の問題だけで片付けることはできないが、ほんのわずかな姿勢の違いが両校の明暗を分けたのかもしれない。

 試合前から警戒していた早大の横への展開力についても、前半は相手のミスに救われたが、完全にペースを掌握された後半ラスト15分間は相手の攻撃に全く太刀打ちできなかった。大学日本一を目指す上で、不利な局面をも跳ね返すだけの対応力や逞しさは、慶大がこれから限られた時間の中でも身につけなければならない部分になるだろう。

 これで慶大は対抗戦初の連敗。それでも、試合を終えた選手たちの口から、落ち込む言葉ではなく前向きな抱負が聞こえたことは頼もしい。この敗戦で集中力を切らすことなく、最終戦の青学大戦を勝ち切り、しっかりと態勢を立て直して大学選手権本番を迎えてほしい。

記事:江島健生 写真:森田悠資、重川航太朗、尾崎崚登、田中壱規

コメント

合同記者会見時の談話(一部抜粋)

金沢篤HC

 ディフェンスに関しては良いパフォーマンスをしていたと思います。ただ局面で見ると、パーフェクトな試合ができていたわけじゃないので、彼らには、決勝までの間によりもっと成長していってほしいと思いますし、慶應としてもっと良いパフォーマンスができると思います。

  このような大きな舞台で、しかも対抗戦の後半戦で自分たちの勝ち星という様々なものが懸かっていたというのは、(消極的になってしまった)要因の一つとしてあると思います。これだけ大勢のお客さんに見にきていただいて大変ありがたいんですけど、それはそれでいつもとは違うプレッシャーがかかると思うので。何か一つが原因ということは無いとは思いますけど、選手の判断の中で少し消極的になってしまったところもあるかと思います。自分としては明治や帝京との試合よりも選手が全体的にセーフティにゲームを運んでいたように感じられて、別にそれ自体が悪いとは思いませんが、少しそういう意識が出てしまったのかなと上から見ていて感じました。

 自分が常々言っているのは、「自分たちがコントロールできるペナルティーは減らさないといけない」と。ブレイクダウンはお互いが絡み合っているので多少そこでペナルティーがあってもしょうがないと思いますが、ラインオフサイドは自分たちだけでコントロールできることなので。今日も3つぐらい確かあって、選手は一生懸命戻ったと思うのですが、もう少しできていれば。せっかく良く我慢してディフェンスできていても、ペナルティーを取られるとキックによって30mぐらいゲインを許してしまうことになるので、ディシプリンのところはもう少し意識していかなければならないと思います。 

 

以下、個人インタビュー

LO佐藤大樹主将(総4・桐蔭学園)

——今のお気持ちは

勝てたのかなと思います。悔しいですが、あまりネガティブに捉えるというか負けにとらわれることなく切り替えたいと思っています。チーム内で、4年があまりそういう雰囲気を出してはいけないと思うので、そこはチーム全体に次を向くように僕が言っていきたいと思います。

——今日の試合を振り返って

今日はブレイクダウンでプレッシャーをかけてターンオーバーしていくことをフォーカスしていました。前半は僕らのプレッシャーで相手がミスするなど、ブレイクダウンでいいプレッシャーをかけられていましたが、後半はキックオフから簡単に点を許したのはともかく、僕らの2トライの後に、相手にアタックで差し込まれる場面が増えて、下がって下がってのプレーが増えてしまって。本当だったらブレイクダウンや、二人目の選手や二人のタックラーがファイトしていかなければいけないんですけど、少し淡白になってしまいました。そういうところであの時間、ずっと早稲田にボールを持たれて、アタックされてしまう場面ができてしまったのではないかと思います。そこは反省点ですし、次に繋げないといけません。

——そこが勝負を分けましたか

そうですね。あの時間、あれだけ早稲田にボールを持たれて、早稲田のリズムで走られたってことは、ディフェンスで受けてしまったと思っていて。あそこが全てで一番できなかったところです。

——前半はボールの蹴り合いでしたが、こういった展開は予想できていましたか

いや、正直前半はボールを蹴りすぎました。僕らは風下だったんですけど、相手に付き合いすぎて、キックを蹴りすぎたなと。キックの蹴り合いで正直あまり有利じゃない状態で付き合ってしまって、結果として僕らが22メートル内に押し込められてしまう感じだったので、そこは反省だと思います。

——得意のスクラムを生かすことができませんでしたが

秩父宮が芝を張り替えたばっかりで、芝が剥がれてしまったので、レフェリーからスクラムを高めにしてくれと言われて。

——普段通りにいかなかったと

そうですね。お互い同じ条件ではあるので、あまり言えないですけど、欲を言えば、もう少し低く組みたかったのと、スクラムでもう少しプレッシャーをかけられたと思います。

——守備の時間が長いとキツくなって来ると以前の取材でおっしゃっていましたが、後半の最後はそういう時間帯となってしまいました

明治戦や帝京戦でわかっていたことなんですけど、やはり難しいテーマなので、これからまた修正していかないとと思っています。

——早慶戦特有の緊張感はありましたか

あまり気負いすぎないようにというのは、僕らや金沢HCやスタッフ陣も意識して試合に臨んだんですけど、やはり観客もいっぱいいるし、ちょっと普段と違うところがあったと思います。

——今後に向けて

ここで終わりじゃないので、今日の負けを生かせるように。次の青学大戦の最終戦を勝って、大学選手権で勝って日本一になれるように、今日の負けを次に生かしたいです。

 

FL中村京介(文4・明和)

——早慶戦は初出場でしたが

いつもの試合とは観客の数も違うので、声が通らず、いつもとはなかなか違うなという印象がすごくありました。

——プレーしていてやり辛さは感じたか

そうですね。声が届かないのが一番しづらかったです。やはり緊張もすごくて入りから足が重かったりして、いつもの試合とは一味違った部分はありました。

——チームのタックルや運動量の面は

タックルは少し受けてしまうところがありました。運動量は様々なところで顔を出せたかなと思うんですけど、ボールを取れるようなタックルやボールを取るブレイクダウンなど、ボールを取るところまで持っていけると良かったかなと思います。

——タックルが理想のところまでできなかった理由は

フィジカルと広さですかね。相手のアタックがすごく広い上に、フィジカルが強くて的を絞りづらかったです。それに対して良いアプローチをして、入り込めなかったのが原因だと思います。

——早大からのプレッシャーは感じたか

自分たちの中で勝てない試合だと思っていなかったので、そんなに意識していなかったです。競る試合になるだろうとは思っていましたけど。体が大きいのでそういった意味での圧はあったのかもしれませんが。

——観客の多い試合で緊張はしたか

自分の中ではあまり緊張してないと思っていましたし、逆に観客がいる分のびのびやれると思ったんですけど、やっぱりいざ試合が始まると足がすごく重く、呼吸も早くなったので、意識していないところですごくプレッシャーを感じていたのかなと思います。

——トライした場面を振り返って

あれはごちそうさんトライ。みなさんのおかげで取れたトライなので本当に皆さんにありがとうっていう感じです。FWはスクラムやモールで勝っていたので皆さんに感謝です。僕がすごかったとかではないので。ラッキーなトライでした。

——大歓声を浴びて

気持ちいい感覚はありましたけど、やはり結果が全てで、あのトライを決めたからどうとかではないので。やはり勝ちまで持っていけなかったのが悔しかったです。

——後半途中から早稲田ペースになった要因は

ビデオを見ないとわからないんですけど、僕らが少し疲れてきたことと、僕らが前に上がることで、プレッシャーに感じて相手の広いアタックが前半うまくいかずにミスで終わっていました。(後半は)そこをすごく修正してきて、一つうまくはまりだすとどんどんうまくいっている感じでした。

僕らが1つタックルミスをするとそこからどんどん乗ってくるので、精度の高いディフェンスをし続けられなかったことが要因かなと思います。

——これからの抱負を

負けてしまったので応援してくださった人たちには申し訳ない気持ちでいっぱいです。ですが、僕らの目標は大学選手権で日本一なので、この結果をしっかり受け止め、自分たちのラグビーを反省、修正して、大学選手権で日本一っていう目標に手が届くようまた一からしっかりやっていきたいと思います。

 

PR細田隼都(商4・慶應)

——早慶戦では3年連続の敗戦となってしまったわけですが、今はどのような思いですか

チームでも話していますが、まだステップアップの段階なので、次もあります。来週末の青学大戦、大学選手権に向けてまた明日から準備していきたいと思います。

——それでも早慶戦ということで、今年こそと期する思いはあったと思いますが

試合の中で感じたところですけど、僕らFWの方が優位に立てている自信はありました。しかし、そのセットプレーやFWで勝っている部分をうまく使えず、少しずつフィールドプレーで後手を踏むところがあって、このような結果になったのだと思います。

——FWの優位を上手く使えなかったというのは

例えばスクラムです。僕らの武器としていたところですが、相手のアドバンテージを取れず、結果的にスクラムトライも無かったです。積極的に、攻撃的にいこうという話はしていたのですが、うまくレフェリーともコミットできませんでした。ゲームを有利に進める上で、あまりスクラムを使えなかったというのは反省点です。

——前の2試合は2番(HO)での出場でしたが、今回の試合から1番(左PR)に戻りましたが、その経緯について

HCの意向で、今回は1番でスクラムを組み、スローワーも僕が務める形になりました。

——ご自身のスローの出来は

一本相手に取られてしまったスローがあって、その一本が重たいことを痛感しました。一つのミスがこのような結果につながることを、この試合を通じて学べたので、そこは良かったと思います。

——今日の試合のテーマは

僕らがテーマにしていたのは『ワンメーターファイト』で、特にブレイクダウンでプレッシャーをかけて、ターンオーバーを狙えるところは狙っていくということでした。ですが、あまりうまくターンオーバーもできないところが多く、逆に相手にテンポを上げられ、それが結果的にトライに繋がってしまいました。やりたかったことがはっきりとは出せなかったと思います。

——後半2トライをとって有利になった場面がありましたが、そこから少し受けに回ってしまったということは無いですか

相手にボールをキープされ続けて、ずっとディフェンスの時間帯が続いてしまって。帝京大戦と同様に、自分たちがフォーカスしていたポゼッションで確実に負けていました。どんどん相手に食い込まれてゴールラインを割られてしまったので、ブレイクダウンでターンオーバーができなかったというのが悔やまれる部分だと思います。

——試合中の士気は

いつも通りできた部分もあったので、FWは一体感をもってプレーできていたと思いますし、それほど問題があったとは思っていないです。

——会見でHCが「ビッグゲームならではの緊張感もあったのではないか」と話していましたが、そこはあまり感じませんでしたか

どれだけ自分たちが日頃練習してきたことを出せるかという点で、出せなかった部分が多少なりともあったので、そこは大学選手権というビッグゲームが控えている中で、修正していかないといけないところだと思います。

——最後に、今後どういったところを重点的に立て直していきたいと考えていますか

やはり、ディフェンスからチームの流れを持っていけなかったことです。僕自身もディフェンスを得意としている中で、チームの流れを持っていけるようなディフェンスもできませんでした。(チームとしては)ずっと引くディフェンスをしてしまったので、攻撃的にディフェンスをして、自分たちの流れを持っていけるように、次の試合、今後の試合に向けて修正していきたいと思います。

 

LO辻雄康(文3・慶應)

——今日の試合を振り返って

最後の逆転されたトライが試合の流れを変えて、結果的に負けという結果になってしまいました。あそこの場面で、前半と同じようにディフェンスができていれば勝てていたと思います。早大が自陣で詰めてきて、そこで自分たちが自陣でしっかり詰めきれなかったところが、流れが変わったキッカケになってしまいました。自分たちの苦手なことを克服して、次の試合に繋げられればと思います。

——リードして終盤を迎え、早大の猛攻を受けましたが

リードして慢心はなかったのですが、そこで負けてしまったのが自分たちの弱さだと思います。そこは、しっかり素直に受け止めて次に繋げたいです。

——次の試合に向けて

もっともっと練習してレベルアップして、もっとディフェンスを磨いて、自分たちのラグビーのスタイルを貫けるよう頑張ります。

 

SH江嵜真悟(商3・小倉)

——今の心境を

悔しいという気持ちが一番です。12点差あったところから簡単にひっくり返されて、ここ数年と同じような負け方をしてしまったので悔しいです。

——敗因についてはどのようにお考えですか

後半の途中からディフェンスが崩されて早稲田のテンポが出てしまうなど、我慢しきれなかったことだと思っています。

——試合前から意識していたことはありますか

相手が広く攻めてくるので、FWが寄らないよう散らばらせることと、ディフェンスを広く立たせることを意識していました。

——今日のゲームプランは

アタックについては、自分たちが今までやってきたことを出そうという気持ちでした。ディフェンスについては、相手が広く攻めてくるので、しっかりと広く守るということと、ブレイクダウンをかけられるところがあればかける、という感じでした。

——ご自身がトライを決めた場面を振り返って

あれは結構継続できていたので、僕のトライというよりはチームとして良いトライだったと思います。

——ご自身でボールを持ってゲインしていく場面が多く見られましたが

空いている所を突いたら相手のディフェンスも崩れるかなと思っていたので、どんどん行こうと思っていました。

——試合中はSO古田(京=医3・慶應)選手とどのようなコミュニケーションを取っていらっしゃいましたか

常に「今こうなっているから、次はこうしよう」ということを話し合っていました。例えば前半だと、キックのし合いで負けていたので、もう少し攻めていこうなどと話していました。

——今後に向けて

青学大戦で勝って、大学選手権でも頑張りたいと思います。

 

SO古田京(医3・慶應)

——今の率直なお気持ちは

自分としては、ほとんど勝っただろうという感じの試合でした。21-9になった後に2つトライを取られたことが、直接負けにつながったと思います。それをチームで分析する必要はあると思いますが、そこで何が悪かったというのがわからなくて、悔しい試合でした。

——何が悪かったかわからないというのは

チームとして、ディフェンスの人数が足りなくなったのが原因だとは思うのですが、それまでは守れていたのができなくなったのはどうしてなのか分析しなければならないと感じます。

——ディフェンスというのは前後半の差のところで感じる部分が多いですか

そうですね。差があるようには思わなかったのですけど、あの時間帯だけ攻め込まれてしまったのはなんでだろうという印象です。

——古田選手自身はどういったテーマをもって試合に臨みましたか

しっかりとボールキープをして、有利に進めようとしていました。前半は早稲田のキックゲームにやられてしまって、あまりうまくはいかなかったのですが、基本的に自分たちの目指すことはできたと思います。

——前半キックゲームになったのは、相手に付き合わされたという印象ですか

そうだと思っていたんですけど、(アフターマッチファンクションで)早稲田の選手に聞くと、慶應のゲームに付き合ったと言われたので、自分たちのキックゲームの質も上げなければいけないと思いました。

——自身のキックについては

ゴールは全部決まって良かったです。プレー中も自分としては悪いキックはそんなになかったと思います。

——後半の相手の横の揺さぶりというのはどう感じましたか

揺さぶられて2本取られたので、そこが敗因だと思います。

——相手SH齋藤選手の動きというのはいかがでしたか

80分を通していい動きをしていて、後半にはいいテンポで出されてトライにつなげられたので、やられたなという印象です。

——今後に向けて

今日でシーズンが終わったわけではないので、ここからステップアップしていって、大学選手権につなげたいと思います。

 

FB丹治辰碩(政3・慶應)

——今日の試合を振り返って

ポゼッションを意識して試合に臨んでいたんですが、前半それがうまくいかなかったです。自分もキックカウンターが良くなくて、そこは反省しています。後半は追い風の影響もあってキックもランも有効に使えていいところもありましたが、ゴール前で食い込まれてディフェンスの人数の判断を誤るところもあったので、そこが課題です。

——今日の早稲田戦に向けてどのような対策を

相手より1メートル低く、『ワンメーターファイト』ということで意識していました。バックスに関してはコミュニケーションをとりつつしっかり止めよう、と話していました。

——ハンドリングが荒くなった場面がありましたが緊張は感じましたか

緊張というよりは、ウィングとのコミュニケーションが合わなかったです。途中から話して、後半からは合ってきました。

——ゲインに関しても突っ込むように見えた場面が何度かありましたが

早稲田のディフェンスの、ひとりひとりの間が大きかったので、そこをカウンターで狙っていました。ファーストキャッチャーから僕への距離が遠かったために、僕に届くまでの長い間に間合いを詰められたというのもありますが、そこは試合中に修正していきました。

——辻選手のトライの前にビッグゲインがありました

今日は自分でいいところがなくて、周りに味方のフォローもなかったので、自分でいってやろうという気持ちで行きました。

——開幕から課題に挙げられていたキックやパスの判断に関して

今日は判断を迫られる際どいシーンがあまりなくて、もう少し自分らしさを前半から出せて行けたらな、と思っています。

——前半の終盤に慶大がディフェンスで粘った場面がありましたがご自身の評価は

向こうがどんどんくるのがわかっていたので、そこが我慢してやるしかないと話していました。それを自分たちが形として出せたのが収穫だと思います。

——今日の自己評価は何点ほどですか

30点です。自分らしさが出せなかったので。

——残りの試合に向けて

まだ残りはあります。今日は負けてしまいましたが、しっかり修正して全国に行きたいです。

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